ポケットモンスターSpecial 蒼き少年と冒険記   作:KAZ1421

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サトシとキョウとのバトルです。

さてどちらが勝つんでしょうか?




VS キョウ

おつきみやまに来たレッド、サトシ、カスミの3人はおつきみやまの洞窟前に倒れているロケット団を見つける。3人はロケット団を倒したトレーナーが奥にいると考え、探すために奥に向かう。

その際、ロケット団のビリリダマのじばくによってレッドとカスミはサトシと別れてしまう。サトシは一度外に行こうとすると、四天王シバと出会い、バトルの約束をし、レッド達のところへ向かう。

一方レッド達はハナダシティ方面の出口に向かっていると、ロケット団の集団と遭遇する。カスミが倒れながらも、レッドとピカはリーダーらしき男のサイドンを倒す。

しかし、その男のベトベトンによってピンチに、その時、サトシが現れ、ベトベトンから救出される。そしてサトシはリーダーの男“キョウ“とバトルする。

 

ーーー 2ヶ月ほど前 ーーー

 

『何? それは本当か“アポロ“?』

 

キョウはジョウト地方にある基地を任せている幹部のアポロからの報告に驚いていた。

 

『ええ、ランスがいた基地をある少年が襲撃、その戦闘でランスが敗北。そしてこのジョウトで見つけた例の物(・・・)を破壊し、そのまま去って行きました。』

 

ランスとはアポロと同じく、幹部の1人であり、カントーの三幹部程ではないが相当の実力がある人物だ。そんな人物が部下も含め、たった1人の少年のトレーナーに敗れたとの報告にキョウは最初耳を疑った。

 

『信じられんが、事実ならば受け入れよう。で、その小僧、戦闘スタイルや持っているポケモンは?』

『ランスからの情報で格好は赤い帽子、青い服装、そして肩にピカチュウを乗せていました。現在判明しているポケモンは4体、ピカチュウ、カイリュー、ゲンガー、そして格闘タイプのような見たこともないポケモンを持っており、戦闘スタイルは素早いスピードとパワーのようです。』

 

アポロからの情報で相手の戦闘スタイルが分かったのはいいが、ロケット団として放置しておくつもりはない。

 

『そうか、その小僧の写真または似顔絵、戦闘スタイル、ポケモン等の情報を全てのロケット団員に通達し、見つけ次第報告、可能であれば始末しろ。』

『ええ。もちろんです。サカキ様のためにもこれ以上、失態は致しません。』

 

アポロはそう言い、資料を送付した後、通信を切る。

 

『どうした? キョウ。今のはアポロからだろう?』

『マチスか、実はジョウト地方の基地の一つが壊滅したとの事だ。』

『何!? 警察、ジムリーダーか?』

 

キョウからの情報でマチスは驚愕し、そう質問する。

 

『いや、たった1人の小僧のトレーナーに部下含めランスが敗れたとの事だ。』

『なんだと? 幹部ともあろう者が情けねえ。』

『これがその小僧の姿とポケモン、そして戦闘スタイルだ。』

 

キョウはアポロからの情報をマチスに見せる。

 

『…ピカチュウにゲンガー、カイリュー、そして謎の格闘タイプのポケモンか…。確かに厄介そうだ。』

『ああ、だがこのまま舐められる訳にはいかん。今、ジョウトの戦力総出で捜索中だ。』

『そうか、例の物質(・・・・)がジョウトに多くある事が分かり、回収を目的に元々あったアジトにロケット団の1/3の戦力を送ったんだ。直ぐに終わるか。』

『ああ、オレはこれからサカキ様にこれを報告しに行く。おまえもクチバシティで例の仕事をやっておけ。』

『ああ、じゃあな。』

 

そう言い、キョウはマチスと分かれ、ロケット団のボスのサカキに報告に向かう。

しかし、次々とジョウト地方からの連絡が止まることなく、2週間後にはジョウト地方のロケット団はその少年によって壊滅した。

 

 

ーーー 現在 おつきみやま洞窟 ーーー

 

「(ジョウトからの情報で強いことは分かっていた。だが、)」

「ピカチュウ! アイアンテール!! ゲンガー、シャドーボール!!」

「ピカ!」

「ゲンガ!」

「シャボ!?」

「ベト!?」

 

サトシのピカチュウの“アイアンテール“をアーボック、ゲンガーの“シャドーボール“をベトベトンは受けてしまう。

 

「クッ!? (ここまで強いとは!!)」

 

キョウはここまでの攻防を思い出す。

アーボックがどくばりをピカチュウ、ベトベトンがヘドロ攻撃をルカリオにするが、ピカチュウには回避され、まったく見えないスピードのでんこうせっかで反撃。ルカリオに関してはヘドロ攻撃がまったく効かないという謎の状況になり、避ける為に小さくなるを使っているにも関わらず、“はどうだん“という技が命中する。さらに自身の部下の影からポケモン“ゲンガー“が現れ、どんな技か、謎の光(“マジカルシャイン“という技らしい。)を出し、その光に当たった部下とそのポケモンたちはいつの間にか倒れていた。

そして現在、ピカチュウのアイアンテールという技とゲンガーのシャドーボールを受けてしまう。

 

「(部下は全員倒れ、アーボックとベトベトンも体力が少ない、逃げるにしても隙がない。まずは視界を遮らなければ。)」

 

キョウは逃げる隙を作るため、視界を遮る技を繰り出す。

 

「マタドガス、スモック!! ベトベトン、どくガス!!」

 

キョウは新たにマタドガスを繰り出し、スモック。ベトベトンにどくガスを指示して攻撃かつ、視界を遮り、逃走しようとするが、

 

「ルカリオ、ベトベトンに“はどうだん“!!」

 

ルカリオのはどうだんがまっすぐ(・・・・)小さくなったベトベトンに命中し倒れる。

 

「クッ、この技、さっきからすべて命中して…ッ!まさかそうなのか?あの“はどうだん“という技はどういう理屈かはわからんが必ず命中するのか(・・・・・・・・)!?この威力で!?」

 

そう、ルカリオの使用している技“はどうだん“は必ず命中する技なのだ。故にルカリオが波動で感じた敵に放てば必ず命中する。

しかしそのことを知らなかったキョウはその事実に恐怖する。

 

「(この技を避けるのは不可能なら防御もしくは逸らすしかない。だが、今のオレのポケモンたちではアーボ、ドガース、マタドガスそしてゴルバットだけが受けられる。このままバトルが長引けば、間違いなく負ける!!)」

 

そして、厄介なのはルカリオだけではない。

 

「ゲンガー、シャドーボール!!」

 

マタドガスの影(・・・・・・・)から出て来たゲンガーはマタドガスに攻撃をする。

 

「また影から!?」

 

そう先程から自分やポケモンたちの影に入り込み、隙あれば攻撃をするゲンガー、必ず命中する攻撃をするルカリオそして、

 

「ピカチュウ、10万ボルト!!」

「ピカ、チュウ!!」

「シャー!?」

 

まったく姿が見えない素早い動きでこちらを攻撃するピカチュウ。

しかもサトシはカイリュー、そして見たことがないポケモンが後2体、所持している。

 

「ハァ、ハァ(分が悪すぎる。今は防御に徹している状況、故にまだ無事だがこのままでは。)」

 

キョウは先程倒れたアーボックとベトベトンをボールに戻してゴルバット、アーボを繰り出す。

 

 

 

 

 

 

 

気絶しているカスミの近くにいるレッドはその光景に驚いていた。

先ほどあのキョウとバトルをしたからわかる。あの男は強い。間違いなく自分やカスミよりも、だが。

 

「(あいつが、一方的に押されてる。)」

 

キョウ程の実力者が攻撃出来ていない。つまりサトシはそれ程の実力者ということだ。

 

「(サトシが強いことは知ってたけど…ここまで強いなんて。)」

 

レッドは最強のポケモントレーナーになることが夢である。ポケモン図鑑の完成もその目的の通過点だ。だが、サトシのバトルを見て、それはまだ遥か高みにあると実感した。

 

「…ピカ、ニョロ、フッシー、見てるか?すごいよな。」

 

レッドは近くにいるピカ、ボールにいるニョロとフッシーに声をかけ、そして自身の決意を言う。

 

「オレ、もっと強くなりたい。サトシよりも。」

 

レッドはさらに強くなる決意を自身のポケモンたちに伝える。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゲンガー、マジカルシャイン!!」

「ゲンガー!!」

 

再び影から出て来たゲンガーがマジカルシャインでゴルバット、アーボ、マタドガスを攻撃する。そしてその攻撃でマタドガスは倒れる。

 

「ハァ、ハァ……。」

 

残り2体は既にボロボロになっている。

 

「(クソ、まったく隙がない。 何かないか。)」

 

キョウは考えながら周りを見る。するとあることに気付く。

 

「ッ! (これだ! だが、これは賭けだ。 気付かれればもう撃つ手はない。)」

 

キョウは逃げるため、賭けに出る。

 

「アーボ、ようかいえき!! ゴルバット、ちょうおんぱ!」

「ルカリオ、バレッドパンチ! ピカチュウ、アイアンテール!」

 

アーボのようかいえきをアイアンテールで飛ばし、ゴルバットがちょうおんぱを出す前にルカリオのバレッドパンチが命中して地面に落ちる。

 

「ゲンガー、もう一度マジカルシャイン!!」

 

そして、ゲンガーのマジカルシャインがアーボとゴルバットを倒す。

 

「そこだ!!」

 

その瞬間、キョウから手裏剣が飛ばされ、サトシの顔へ飛んでいく。

 

「ッ! あぶなかった!」

 

しかしサトシはそれを回避して手裏剣は天井に刺さる。

 

「ハァ、ハァ、クッ!」

 

それを見たキョウはガクッと膝を付く。

 

「キョウさん。もう終わりです。素直に捕まってください。」

「フフフ、このオレがこうも容易く。 強いな貴様。」

 

勝敗は決した。このバトルの勝者は、

 

 

 

 

 

 

 

「だが、賭けは勝ったぞ(・・・・)。」

 

 

 

 

 

“逃げること“が勝利条件のキョウの勝ちだ。

その瞬間、手裏剣からドガースが現れ、

 

「ドガース、“じばく“!!」

 

ドガースのじばくで天井の岩が落ちてくる。

 

「な、みんな下がれ!!」

 

サトシはピカチュウ、ルカリオ、ゲンガーを下がらせた瞬間、岩がキョウとサトシたちの間に落ちる。

 

「くそ、逃がしたか。」

 

岩によって塞がれ、もはや捕えることはできなくなった。

 

 

 

 

戦闘後、サトシはレッドとカスミの所へ行く。

 

「レッド! カスミは!?」

「カスミなら大丈夫、気絶してるだけだ。」

 

サトシは倒れていたカスミの容体をレッドに聞き、気絶してるだけだと知り、ホッとする。

 

「そうか、良かった。心配したぜ。」

「ピカチュウ。」

「……サトシ、改めてありがとうな。」

「うん?」

 

レッドが再度改まって感謝を言ったことに疑問を持つ。

 

「サトシのおかげでオレもカスミもピカも無事だった。それにオレ、グレーバッジを手に入れて調子乗ってたことに気づいた。本当にありがとう。」

「…いいよ、だって俺たち友達だろう?」

「ああ!」

 

そう話し合って2人は笑い合った。

 

 

 

ーーー おつきみやま洞窟 出口 ーーー

 

レッドはカスミ、サトシはヒトデマンことヒトちゃんを抱えて出口に辿り着いた。

 

「はあ、はあ。」

「大丈夫か?レッド。」

「ああ、このぐらい、大丈夫。」

 

そんなやり取りをしていると、

 

「…うーん。 ここは…どこ?」

 

気絶していたカスミが目を開けた。

 

「カスミ! 目が覚めたんだな!!」

「ピカチュピ!」

「よかった。」

 

サトシ、ピカチュウ、レッドはそれに安心していると、

 

「ちょっと! なんで泥だらけなわけ!!」

「「え?」」

「ピカ?」

 

どうやら自身が泥だらけであることに驚いているようだ。そしてカスミはレッドが抱えるために体を触っていることに気づく。

 

「イヤ! どこ触ってるのよ、スケベ!!」

 

カスミはそう言い、レッドを殴る。

 

「ギャ!!」

「ええー。」

 

サトシはそんなカスミの理不尽に呆れた。

 

「なんだよ、運んだんだから許してくれよ。」

「あ、そうか私、ロケット団と…。 レッド、サトシ、あなたたちが助けてくれたの?」

「ううん、オレは何も出来なかった。サトシのおかげだよ。」

「何言ってるんだよ。レッドが頑張ったから間に合ったんじゃないか。」

 

カスミの質問にレッドは何も出来なかったと答えるが、サトシはレッドが頑張ったから間に合ったと返す。

 

「そっか、ありがとう2人とも。また助けられちゃったわね。」

 

カスミは2人に感謝を伝える。

 

「あ、ロケット団と言えばサトシ、あなたがジョウト地方のロケット団を倒した人物だったのね? 驚いたわよ。」

 

ジョウト地方のロケット団の基地がすべて壊滅したことはカントー、ジョウトのジムリーダーの間には有名な話だ。しかし誰の仕業かまったく不明の状態だったのだが。

 

「あ、あはははは。 バレた? オーキド博士やウツギ博士(・・・・・・)にも散々怒られたよ。」

 

サトシは事情があったとはいえ(・・・・・・・・・)、ジョウト地方のロケット団を壊滅させてしまった。警察などの許可も無く行なったことを当初、オーキド博士とウツギ博士から厳重に注意されたことを思い出す。その時はオーキド博士たちの計らいで穏便に済んだのだ。

 

「…本来、ジムリーダーや警察以外にはそんな権利は無い。だからあなたにも何かしらの罰があるけど、既に話は済んでいたのね。私たちが知らなかったのは何故かは気になるけど、事情があるみたいだし。聞かないであげる。」

「……ありがとう、カスミ。」

 

サトシはそんなカスミの心遣いに感謝を伝える。

 

 

「それにしても、つきのいしを手に入れられなかったし、ロケット団を倒してた人物について何も分からなかったわね。」

 

それを聞いたサトシはシバとの約束を思い出す。

 

「ああ! シバさんのことすっかり忘れてた!!」

「シバ?」

 

サトシはロケット団へ怒りで忘れていた、シバさんとの約束を思い出し、サトシは四天王のシバさんについて話す。

 

「四天王…聞いたこと無いわね。」

「その人強いのか?」

「ああ、いいバトルになりそうだぜ。 こうしちゃいられない。早く約束の場所に行かないと。 カイリュー!!」

「リュー」

 

サトシはカイリューを繰り出し、その背中に乗る。

 

「レッド、カスミちょっと待っててくれないか?」

「おう。」

「ええ、気をつけて。」

 

レッドとカスミはここで待つといい。それを確認したサトシは約束の場所に行く。

 

「あ、そういえばカスミ。つきのいしなら出口までに見つけたぜ!!」

「ああ!! 本当。さすがね。」

 

そんな会話をしてると空からサトシが帰って来た。

 

「あれ? もう戻って来たのか?」

 

レッドはサトシをよく見るとサトシは相当落ち込んでいることがわかる。

 

「どうした?サトシ。」

「シバさんとは会えたの?」

「いや…グス、会えなかった。その代わりこの手紙があった。」

 

レッドとカスミはその手紙を見ると内容は“急用ができた。こちらからまたバトルを誘う“とのこと。

 

「ああ、せっかくのポケモンバトルが!!」

「ピカ!!」

 

サトシとピカチュウはシバさんとはバトルが出来なかったことに相当残念がっていた。

 

「まあ、そんな時もあるさ。そういえば、カスミは確かジムリーダーだろう? ジム戦したいんだけどいつ出来る?」

「うーん、警察におつきみやまの件、そして他のジムリーダーにサトシのことを話すから、明後日かしら?」

 

カスミはジム戦は明後日に可能だとレッドに告げる。

 

「そっか、サンキュー。 サトシ、明後日のジム戦に向けて特訓したいんだけどバトルに付き合ってくれるか?」

「ッ! バトルか! もちろん!!」

 

 

その後、警察が到着し、おつきみやまにいた総勢25名を確保したのを確認後、3人はハナダシティへ向かう。

 

 

 

ーーー ??? ーーー

 

「申し訳ありません。サカキ様。此度の失敗はすべてオレの責任です。」

 

サトシから逃げたキョウは離れて待機していた緊急用のケーシィを所持していた部下と数人の気絶した団員を連れ、テレポートで近くの基地に避難していた。

 

『…報告書は見た。サトシという小僧、相当の実力者のようだな。』

「は、オレのポケモンはすべてが戦闘不能になっていますが、あの小僧はほぼ無傷、奴に勝つにはロケット団、すべての幹部クラスまたはサカキ様直々に手を下す必要があるかと。」

 

キョウは今回の戦闘で得た情報をすべてサカキ様に報告していた。

 

 

『その小僧のこともそうだが、本当なのか? 第三勢力(・・・・)らしき者たちがいたというのは。』

「はい、小僧たちがくる前より、格闘タイプを使うトレーナーとこおりタイプを使うトレーナーがいたとのこと。」

 

レッドたちが来る前に襲われたロケット団から襲撃の連絡があり、その情報からレッドたちがくる以前に襲った奴らがいることが判明したのだ。

 

『わかった、キョウ、その人物たちについて調査をマチス、ナツメに連絡しろ。おまえは予定通り、シオンタウンに向かえ。』

「は。」

 

通信を終えたキョウはシオンタウンに向けて行動に移る。

 

「小僧ども、覚えてろよ。」

 

怒りを露わにしながら。

 

 

ーーー ??? ーーー

 

「ごめんなさい、2人共。遅れたわ。」

 

シバを連れて来たカンナは集合場所に既にいた。リーダーのワタルとキクコに遅れたことを謝罪する。

 

「構わん。既に計画は実行段階に入った。このぐらいの遅れは問題ない。」

「フェフェフェ、シバ。お主凄く不機嫌そうじゃのう?何かあったのかい?」

 

キクコはシバが不機嫌な表情をしている理由を聞く。

 

「ああ、せっかく久々の強敵(・・)とのバトルを邪魔されてはな。」

「ほう、おまえに“強敵“と言わせるとは。何者だ?」

 

ワタルはシバの実力を持ってしても『強敵』と言わせる人物に興味を抱き、質問する。

 

「サトシという少年だ。おつきみやまでロケット団と誤ってエビワラーで攻撃したのだが、攻撃はすべて捌かれ、逆にダメージを受けてしまった。」

「「ッ!」」

 

ワタルとキクコはその内容に驚く。 シバは格闘タイプのポケモンを得意とするトレーナーだ。そのシバのポケモンの攻撃をすべて防ぎ、逆に攻撃を喰らってしまったという事実に驚愕したのだ。

 

「なるほど、俺たちの脅威となりそうだな。他に情報はあるか?」

 

ワタルは自分たち“四天王“の脅威になり得る人物の情報を聞こうとする。

 

「…ひとつ気になることが、最初出会った時にすぐに(・・・)オレが“四天王のシバ“だと知っていたことだ。」

「何!?」

「「!」」

 

その情報にワタルたちは驚く。

 

「サトシは、旅の最中にオレたちのことを聞いたと言っていたが、キクコ、そこまでオレたちの事が情報が漏れていたのか?」

「確かに、アタシら四天王に関しての噂はあったが、すぐに分かったというのは気になるね。そこまで正確な噂はなかった筈だよ。」

「……一体何処から情報を?」

 

誰が予想出来るだろうか、平行世界から来たということを

 

「ロケット団とジムリーダーについての対応を話すはずが、課題が増えたか。キクコ、カンナ。 計画実行の前にそのサトシという人物について可能な限り調べろ。」

「ええ。」

「もちろんさ。」

 

カンナとキクコはワタルからの指示に同意する。

 

「シバ、お前のことだ。サトシとバトルしたいと考えているようだが、調べが終わるまでは決して手を出すな。」

「……わかった。」

 

ワタルからの指示にシバは嫌々ながら同意する。

 

レッドたちがハナダシティに向かっている間にも闇は蠢いていた。

 

 

 

ーーー ??? ーーー

 

「それは本当なの!?四天王のワタルというトレーナーが巨大な鳥ポケモンを操ろうとしているって話!」

 

彼女はプリンで浮きながら電話先の人物に問いかける。

 

『ああ、確かだよ。ワタルは相当に強いという話だし、まだ詳細は不明だけど不思議な力があるという話だ。』

「…私たちを誘拐した人物と関わっていた可能性があるってことね。対抗するには奴の能力とポケモンのことを知る必要があるわ。」

 

彼女は考えながらある場所に向かっていた。

 

「『ポケモン図鑑』それを手に入れさえすれば、ワタルたち四天王が持つポケモンに関しては知ることが出来るはず。ありがとうシルバー(・・・・)

 

彼女は電話相手の人物、“シルバー“に礼を言う。

 

『ああ、姉さんも無理しないで、2ヶ月前にあいつと出会ってしまった時もまったく歯が立たなかった。あのトレーナー(・・・・・)が助けてくれなければ死んでた。注意して。』

「ええ、じゃあね。」

 

彼女“ブルー“は電話を切り、目的地『オーキド博士研究所』に向かう。

 




さて、いかがでしたでしょうか?

キョウとのバトルは納得しましたか?
サトシのポケモンって少し冷静になって考えると結構ヤバいポケモンの集まりだな。影に入るゲンガー、絶対命中のルカリオ、ちなみにピカチュウのでんこうせっかの速さはマスターズトーナメント決戦のリザードンに放った速さをイメージして頂ければ幸いです。


ではまたの機会に
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