ポケットモンスターSpecial 蒼き少年と冒険記 作:KAZ1421
よろしくお願いします。
ポケモントレーナーとして強くなる為、オーキド研究所に来たレッドだったが、オーキド博士に泥棒に間違われるだけで無く、誤って研究所のポケモンをすべて逃してしまう。その騒ぎに駆け付けたのは同じく研究所に居た、オーキド博士からサトシと呼ばれた少年だった。
「サトシくん! この泥棒がワシのポケモンを全て逃してしまったのだ!」
部屋の中で走り回るポケモン達の光景とオーキド博士から状況を聞いたサトシは目の前の同じ年頃と思われる少年を見る。
その瞬間、空中で飛んでいた『ポッポ』がオーキド博士の頭上を通り過ぎる際、ヒドイ臭いがする物を博士の顔に“べちょ”っと落としてしまう。
「「「…」」」
2人の少年とサトシの肩にいる相棒『ピカチュウ』は、わなわなとするオーキド博士を見て、ひと目で怒ってると理解する。
「とにかく捕まえろー!」
「「は、はい!」」「ピ、ピカ!」
レッドはオーキド研究所内を走り回るポケモンをオーキド博士から『サトシ』と呼ばれた同じ年頃の少年と一緒にいた黄色いポケモン『ピカチュウ』と共に順調に捕獲していく。
「あと何匹じゃ?」
「…ぜぇぜぇ…。 …えっと…、」
「…はぁはぁ…。 あと4匹です。オーキド博士。」
「…ピ…ピカ…。」
オーキド博士からの問いにレッドが捕獲したポケモンを確認しようとすると、サトシが残りのポケモンの数を答える。
しかし、研究所内にはポケモンはいない。何故なら、
「4匹とも外に逃げてしまったようじゃな。しかもその内の2匹は空を飛ぶことができる『バタフリー』と『スピアー』、最悪じゃ。」
そう4匹とも研究所の窓から飛び出してしまったのだ。
しかもよりによって空を飛ぶ事ができるポケモンが含まれている。
その言葉を聞いたレッドは責任を感じ、
「俺、探してきます。」
と言い、探しに向かおうとするがオーキド博士はレッドの服を掴む。
「おっと、逃げようとしても、そうはいかんぞコソ泥め!」
そう、オーキド博士からすればレッドは『自身のポケモンを奪おうとした犯罪者』なのだ。当然逃げる口実として言っていると考え、それを阻止する。
「ち、ちがう…! 勝手に部屋に入っちゃたこととポケモンを逃がしちまったことは謝る…ります。」
レッドはこの事態になってしまったことを謝罪する。
「でもその前に戻さないと…。」
自分のせいでポケモン達が危険な目に遭う可能性がある。
それを絶対に止めたいレッドはそうオーキド博士に弁解しつつ言っていると、
「……オーキド博士、その子はポケモン泥棒じゃないと思いますよ?」
それを見ていたサトシがオーキド博士に言葉をかける。
「何故そう思うんじゃ? サトシ。」
この少年が泥棒ではないと判断したサトシにオーキド博士は疑問を投げかける。
そんなオーキド博士にサトシは自身の考えをオーキド博士に伝える。
「さっきまで俺達は逃げたポケモンを捕獲するのに研究所中を走り回ったじゃないですか。 本当に泥棒ならボールに戻した際に、ポケモンを何匹か持って逃げていくと思います。」
それを聞いたオーキド博士は ムゥ っと考え、サトシは伝わった事が分かり、安心する。
サトシの言葉を聞き、レッドに質問する。
「きみ、本当に泥棒じゃないのじゃな?」
「うん。」
その言葉を聞いたオーキド博士はようやくレッドが泥棒ではないと納得し、「わかった」と理解したが、ポケモンを探しに行くことは危険と言う。外を見ると既に夕方になっており、今から探しに行くと夜まで掛かってしまい危険であると判断していたからだ。
「今から始めると、日が落ちてしまうじゃろ。ましてやひこうが可能なポケモンじゃ。何時見つかるか分からん。ここは明日改めて…「「ダメだよ!」ですよ!」…ッ!!」
しかしその意見に対し、レッドとサトシはすぐに否定する。
「オーキド博士、俺達を心配してくれてありがとうございます。」
っと礼を言うサトシ。
「でもその危険は研究所から出ていったポケモン達にも言えることです。直ぐにでも見つけないと。」
「オレのせいだけど、ポケモン達をこのまま放っておけないよ。」
サトシとレッドは自分の心配より、ポケモン達の心配をしている。
その姿を見てオーキド博士は”ほう“っと感心する。
「と、とにかくオレ、探してきます」
「俺も探しに行くぜ、行こうピカチュウ。」
「ピッカ!」
そう言い2人の少年と1匹のポケモンはオーキド研究所から出て行く。
すると後ろから チリン、チリン っと音が聞こえ、後ろを振り返ると。
「捕まえるっていったって、お前たち2人でどうするんじゃ。」
「外に出たらわしがおらんとわしのポケモンか判断つかんじゃろ。」
言葉を発しながら自転車で追いかけてくるオーキド博士。
「しかし、空を飛ばない『ニャース』と『フシギダネ』はともかく『バタフリー』と『スピアー』はどのように捕えるか…。」
そうオーキド博士は呟くと、サトシは
「オーキド博士、さっき説明した俺の『ルカリオ』の力を借りれば見つけられると思いますよ?」
と説明する。するとオーキド博士は「その手があったか‼︎」と言う。
「ルカリオ?」
しかし、レッドは聞いた事もない言葉に疑問を持つ。
話しの内容でポケモンの名前であることは認識できるが、
そう疑問に思っている。レッドだが、その間にサトシは自分の手持ちであるルカリオを繰り出す。
「出てこい、ルカリオ‼︎」
そう言いボールから出て来たポケモンはレッドが今まで見たことがないポケモンだった。
「ス、スゲー!! 博士このポケモンは!?」
「サトシくんの手持ちのポケモン 『ルカリオ』 じゃ、わしも初めて見た時は興奮したわい。」
っとオーキド博士はレッドに説明する。
「ルカリオ。おまえの波動で逃げたポケモン達が何処にいるか見つけられるか?」
「バウ。」
サトシからの問いかけにルカリオは“やってみる“と答え、目を瞑り逃げたポケモン達を探す。
「何やってるんだ?」
「ルカリオは“波動“という人間やポケモンの持つエネルギーを感じ取る事ができるのじゃ。 その力で今逃げたポケモンを探しているんじゃよ。」
レッドの疑問にオーキド博士は答える。すると「バウバウ」とある方向に指を指しながらサトシに何かを言っている。
「見つけたんだな、ルカリオ。」
サトシがいうとルカリオはその質問に対し、肯定する。
「あっちに逃げたみたいです。行きましょう、オーキド博士。それと、えっと…。」
そこでサトシとオーキドは目の前にいる少年の名前をまだ聞いていなかったことに気付く。
そのことに気付いたレッドは自己紹介をする。
「そういえば、まだ名前言ってなかったか、オレはマサラタウンのレッド。」
「俺はサトシ、こっちは相棒のピカチュウ。」
「ピカチュウ。」
「わしはオーキドじゃ。」
自己紹介をそれぞれし、3人はルカリオが指した方向へ向かう。
迷子なっているであろうポケモン達を助ける為に。
文書が長くなりそうなので複数に分けることにしました。
ではまたの機会に。