ポケットモンスターSpecial 蒼き少年と冒険記   作:KAZ1421

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お待たせしました。

最新話です。

さて、少し時間をスキップして始まりますよ。


旅立ち編(イエロー)
ハナダシティ 〜 ?????


ハナダシティでのジム戦に勝利したレッド。翌日サトシと共に再びポケモン図鑑の完成のため、旅を続けていたのだが………。

 

 

ーーー ハナダシティ ーーー

 

「最初は驚いたよ。 見たことない姿のコラッタが言葉を話すもん。」

「ああ、でも元に戻ってよかったな。なあ? ピカチュウ。」

「ピカピカ」

 

レッドとサトシはジム戦から翌日、24〜25番道路に向かい、ポケモン転送装置のトラブルでコラッタと混ざってしまったマサキという科学者と遭遇。その際、オニドリルとトラブルもあったが解決して、現在ハナダシティへ戻っていた。

ハナダシティに入り、ポケモンセンターに向かっていると、カスミが来たのだ。

 

「レッド、サトシ。 少し良い?」

「カスミ? どうしたの?」

「何かあったのか?」

 

レッドとサトシが来た理由を聞くと、封筒のようなものをサトシに渡す。

 

「サトシ宛に私の家に手紙が来たのよ。」

「俺?」

「ピカ?」

 

サトシはその手紙を受け取り、封を開けると驚くと同時に喜ぶ。

 

シバさんからの手紙だ!!

 

そう、サトシ宛に届いた手紙の中身は以前、バトルの約束をしたシバさんからの手紙だった。

 

「中にはなんて書いてあるんだ?」

「約束のバトルをしよう。1人で〝おつきみやま“のこの場所まで来いって。」

 

レッドがその内容をサトシに確認すると、サトシはその内容を伝える。

 

「よーし、さっそく行こうぜ。ピカチュウ!」

「ピカチュウ!」

 

サトシはワクワクしながらレッドに言う。

 

「レッド。シバさんとのバトルが終わったら戻るから、じゃあまた。ピカチュウ、シバさんとのバトル前に準備運動に走ろうぜ。」

「ピカ!!」

 

サトシはピカチュウと共に、“おつきみやま“まで走る。

 

「行っちゃった。レッドはどうするの?」

 

するとカスミはレッドにどうするか聞く

 

「オレは、サトシにバレないようについて行くよ。」

「え、良いの?行っても。」

「確かに怒られると思うけど、あのサトシがいいバトルになるなんて、見たいじゃないか。」

 

サトシの実力を見たレッドからすれば、いいバトルができると言った人物とのポケモンバトルだ。怒られてでも見に行きたい。

 

「そう、私はまだジムリーダーとしてやることがあるから、レッド。気をつけてね。」

「ああ。」

 

そう話すと、レッドはサトシに気付かれないように後をつける。

 

 

 

 

 

 

ーーー 4日後のマサラタウン ーーー

 

「ふー、やっとついた。ここだ、マサラタウン!」

 

ドードーに乗ってたどり着いた、イエロー(・・・・)は近くの町の人に尋ねる。

 

「おーい、君たち。 ちょっと教えて欲しいことがあるんだ。良いかな?」

「いいよ。」

 

了承をもらったイエローは目的地までの道を聞く。

 

「オーキド博士の研究所って、どこにあるの?」

 

イエローはポケモン図鑑を作ったというオーキド博士に会うため、マサラタウンに来たのだ。

 

 

ーーー オーキド研究所 ーーー

 

オーキド研究所は現在、招かれざる客がいた。

 

「よし、順調ね。このまま逃げるわよ。」

 

彼女はポケモン図鑑とゼニガメをある目的のため奪い、今まさに逃げようとしていた。その時、

 

「こんにちは。 オーキド博士はいますか?」

 

“ひょこ″とイエローが鍵が空いていたドアを開けて入ろうとしていた。

 

「やば、逃げなきゃ!」

「え?」

 

彼女はイエローを見るや否や窓から逃走する。すると奥から慌てたようにオーキド博士が現れる。

 

「君か!? ポケモン図鑑とゼニガメを盗んだ犯人は!!」

「ええええ!?」

 

オーキド博士はイエローを見てポケモン図鑑とゼニガメを盗んだ犯人と勘違いしたようだ。

 

「オニスズメ!みだれづき!!」

「く、ドドすけ、ふきとばし!!」

 

イエローはオニスズメの攻撃に対して叔父から受け取ったドードーこと“ドドすけ“のふきとばしを繰りだす。

 

「オウムがえし!」

 

そのふきとばしに対してオウムがえしで対抗する。

 

「さらにふきとばし!!」

 

ドドすけのふきとばしがまた繰り出され、またオウム返しと繰り返す。

 

「(ふきとばし対オウム返し。風が防御になってお互いダメージを受けていない。だが、それは技も届いていないということ。)」

 

オーキド博士はイエローの実力から捕えるのは容易と考え、おとなしく捕まえる事を伝える。

 

「さあ少年(・・)、盗んだ物を返してもらおうか。 今なら軽い説教のみで許そう。」

「盗んだのは僕じゃありません!! その犯人は窓から逃げました!」

「何?」

 

しかし、オーキド博士は盗んだのが少年ではないと言われ、窓を見る。すると無理矢理開けられた形跡がある事がわかる。

 

「…確かに君ではないようじゃな。犯人はここから?」

「はい、すぐに追いかけます。 ドドすけ!!」

 

イエローはオーキド博士にそう言い、ドドすけの背中に乗り、先ほど逃げた人物を追いかける。

 

 

 

 

「まずいわね、見られちゃった。早く逃げるわよ。プリン。」

 

ブルー(・・・)がオーキド研究所から逃げていると後ろから声が聞こえた。

 

「ポケモン図鑑とポケモンを返してください!!」

「っ! こんなに早く!? そうか、ドードーね!」

 

ブルーは奪ったポケモン図鑑を使い、ドードーを見ると、追いついた理由が分かる。

ドードーは時速100キロで走ることが可能なポケモンなのだ。空を飛んでいるとはいえ、プリンのスピードより速いため追いついたのだ。

 

「ピーすけ、″いとをはく″!!」

 

イエローはトキワの森で捕まえた。キャタピーこと〝ピーすけ″を抱えて″いとをはく″で捕えようとする。

 

「きゃあ! やったわね。 トライアタック!」

 

ブルーはプリンのトライアタックでドドすけを攻撃する。

 

「ドドすけ! なら、行け!!」

 

イエローは釣竿の糸を投げ、糸の先にあるモンスターボールがプリンの前に向かう、するとピカチュウが目の前に現れる。

 

「な!?」

「チュチュ! でんきショック!!」

 

チュチュのでんきショックでプリンはダメージを喰らい、そのまま地面に落ちる。

 

「いやあああん。」

「ラッちゃん、受け止めて!」

 

イエローはラッタを繰り出し、ブルーとプリンを受け止める。

 

「盗んだポケモン図鑑とゼニガメを返してください。」

 

イエローはブルーに近づき、盗んだものを返すようにいう。

 

「そんな方法でポケモンを繰り出すなんて驚いたわ。でもごめんなさい。今、捕まる訳には行かないの。」

 

その瞬間、ブルーの腕が意思があるように動き(・・・・・・・・・・)イエローを縛る。

 

「な!」

 

それを見たチュチュたちは驚き、隙を見せた。

 

「チャンス! うたう!!」

 

ブルーの指示に従い、プリンは″うたう″を繰り出す。

 

「しまった! ねむ…く。」

 

イエローとポケモンたちは眠気に襲われて次々と眠って行く。イエローはその直前にトキワの力で自身を縛っているポケモンの記憶を見た。

この人がブルーという人物だと言うこと。そしてあるやり取りの一部を、

 

『それは本当なの!?四天王のワタルというトレーナーが巨大な鳥ポケモンを操ろうとしているって話!』

 

 

それを見てイエローは眠ってしまった。

 

 

 

ーーー オーキド研究所 ーーー

 

 

 

ふと目を覚ますとソファの上で、周りに自身のポケモンたちがいた。

 

「みんな? ッ! あの人は!?」

 

イエローはポケモン図鑑とゼニガメを盗んで逃げたブルーを思い出し、起き上がる。

 

「目覚めたか。大丈夫かい?」

 

オーキド博士は目覚めた女の子(・・・)に声をかける。

オーキド博士はイエローの後から向かっていると倒れていたイエローを見つけたのだ。

(その際、麦わら帽子が外れて女の子と分かり、少年と言った事を後悔したが。)

 

「君の言った犯人だが、既にいなかったよ。」

「そうですか、運んでもらってありがとうございます。」

「いや、わしも勘違いしてすまなかった。」

 

イエローとオーキド博士がそんなやり取りをしている時、パソコンに通信が入る。

 

『オーキド博士、いますか?』

 

オーキド博士がパソコンを起動するとモニターから女性の姿が映し出される。

 

「君は確か、カスミだったか。どうしたんじゃ?」

 

オーキド博士は以前、レッドとサトシと共にいたカスミからの連絡に理由を聞く。

 

『あの、レッドやサトシから連絡が来ましたか?』

「ん? 連絡は来ていないが、何かあったのか?」

 

その言葉にオーキドは答え、何故その質問をしたのかを聞く。ソファで聞いていたイエローもその理由を聞き逃さないと真剣に聞く。

 

『実は2人が4日前から行方がわからないのよ(・・・・・・・・・・)。』

「ッ! レッドさんとサトシさんがですか!?」

「ピカ!?」

『あら? あなたは?』

 

カスミは2人の行方がわからなくなっている事を聞き、イエローとチュチュはカスミが映っているモニターに近づく。カスミは知らない人物が迫って来たことに驚きながら、質問する。

 

「あ、すみません。僕はイエローといいます。」

『! イエローって確か、ニビシティの時にレッドたちといた女の子!あなたが。』

「カスミ、それで2人が行方不明とはどういうことじゃ?」

 

オーキド博士はレッドとサトシが行方不明になっていることについて聞く。

 

『ええ、実は4日前にサトシ宛に手紙があって、その内容がバトルの申し込みだったのよ。サトシ1人で″おつきみやま″に来るよう指示されていたんだけど、レッドはサトシのバトルが見たいと言って2人共″おつきみやま″に向かったのだけど。』

「それ以降、行方がわからないと?」

 

オーキド博士の問いにカスミは頷く。

 

『私もおつきみやまに向かったけど、確かに戦闘の後があったわ。でもあったのはそれだけ(・・・・)。 レッドもサトシも対戦相手のシバ(・・)もいなかった。』

 

カスミがおつきみやまで捜索した際の結果を話す。オーキドとイエローは″シバ″という人物について尋ねる。

 

「シバ? 誰ですか?」

『私も詳しくは知らないけど、私たちジムリーダー以上の実力と噂されている四天王(・・・)の1人でとても強いトレーナーらしいわ。』

 

その言葉を聞いたイエローは驚愕する。 先ほどあった。ブルーのポケモンの過去から『四天王』という言葉を聞いたからだ。

 

「四天王って!? あの人のポケモンの記憶で見た!!」

『! 何か知っているの!?』

「ポケモンの記憶?」

 

しかし、イエローのトキワの力を知らない2人からすれば、寝耳に水だ。その事に気付いたイエローは″あっ″と自身の力のことを話してしまった事に気付く。だが、レッドとサトシに関する事なので2人に自身の力について話す。

 

「そんな力が…、もしそれが事実ならあの泥棒は四天王について何かを知っているということか。」

『他にはないの?』

 

カスミの質問に頷き、イエローは泥棒の名前を言う。

 

「あの人の名前は″ブルー″と言うそうです。」

「ブルー? っ! ブルーじゃと!?」

 

その名前を聞いたオーキド博士は驚く。

 

「知っているんですか?」

「ああ。6年前、マサラから5歳の少女が大きな鳥のポケモン(・・・・・・・・・)に連れ去られる事件があった。その少女の名前がブルーじゃ。」

「! 大きな鳥のポケモン!?」

 

イエローはその言葉に反応する。

 

「ブルーさんのポケモンの記憶では、四天王のワタルという人が大きな鳥のポケモンを操ろうとしているそうなんです!」

「! まさか、あの誘拐事件のポケモン!?」

 

その情報から6年前の事件に四天王が絡んでいる可能性を考え、同時にブルーが研究所からポケモン図鑑を盗んだ理由を推測する。

 

「ブルーは四天王の命令、もしくは戦う為にポケモン図鑑を奪ったのか!?」

『! そんな連中なら2人が行方不明になったのも!』

 

カスミとイエローはレッドたちが行方不明になった原因が四天王だと確信する。

 

「もしかしたら、四天王によって誘拐、最悪は。」

 

オーキドの言葉に2人は最悪の事態を想像する。

 

「…オーキド博士、僕は2人を助けに行きます!」

「何!?」

 

イエローの言葉にオーキド博士は驚きを示した。

 

「馬鹿な、君の実力では返り討ちに会うだけじゃぞ!? あのサトシが破れた可能性があるんじゃ。君では、」

「オーキド博士、僕の力ならおつきみやまで2人の居場所がわかるかも知れません。」

「!?」

 

イエローの力が本物ならば、確かに“おつきみやま“で何か手掛かりが得られる可能性があるだろう。それに、

 

「それに、ポケモンを悪い事に利用するなんて許せません!」

 

イエローはポケモンを悪事に使う四天王に怒りを覚えているのだ。

 

「……ひとつ聞こう、君にとってポケモンとは何かね?」

 

オーキド博士はイエローにとってのポケモンとは何かを聞く。

 

「僕にとってポケモンは『ともだち』です!!」

「……フ、良い答えだ。少し待っていなさい。」

 

オーキド博士はその答えを聞き、机にある物を手に取る。

 

「ポケモン図鑑!!」

「そう、これは元々サトシのために作っておいた物じゃ。」

 

サトシが元々持っていたポケモン図鑑はオーキド博士が預かっているのでサトシ用にもう一つ作ったのだ。だが、

 

「じゃが、これはイエロー君。君にあげよう。」

「え、良いんですか?」

「ああ、君に渡したくなった。受け取りなさい。」

 

イエローはポケモン図鑑をオーキド博士から受け取る。

 

「ありがとうございます。このボタンは何ですか?」

 

イエローはポケモン図鑑にあったボタンに疑問を持ち、質問する。

 

「ああ、これは進化キャンセルボタンじゃ。これを押せばポケモンの進化をさせなくすることができるぞ。」

「進化キャンセルボタンですか!? ありがとうございます。」

 

イエローはこのボタンがあれば進化しない事を知り、感謝する。

 

「カスミそういう訳じゃ、2人の捜索はイエロー君に任せようと思うんじゃが、おつきみやまでは一緒に調べて欲しいのだが、いいかの?」

『いいわ、ちょうど、再度タケシと共に調査しようとしてたから、でも本当に大丈夫?』

 

カスミはサトシの実力を知るが故にイエローを心配する。

 

「はい、必ず2人を見つけ出します!」

「ピカ!」

 

イエローとチュチュの返答と覚悟にカスミも納得する。

 

『分かったわ、私たちジムリーダーはロケット団のことで忙しいから、おつきみやま以降は手助けできない。だから、タケシにも相談してあなたに渡せるポケモンがいるか聞いてみる。私もニビジムに向かうわ。』

「はい!」

 

そう言い、カスミは通信を終えた。

 

「…オーキド博士、まずはニビシティに向かいます。ブルーさんについては、」

「ああ、その件も含めて頼む。もし、ワシらの予想通りならば、一度ワシも話を聞きたい。イエロー君も気をつけてな。」

 

こうして、図鑑所有者となったイエローは行方不明となったレッドとサトシを探す旅を始める。 果たしてイエローは2人に会えるのだろうか?

 

 

 

 

 

ーーー クチバシティ ーーー

 

港町のクチバシティである屋台が現在人気であった。

 

「安いよ安いよ! アローラ名物(・・・・・・)マラサダはいかがですか?」

「試食はいかかですか?」

「今なら買うとおまけでひとつ付いてくるニャ!!」

「ソーナンス!!」

 

その屋台は他地方の名物を売っていると町で有名だ。

 

「すみません、ひとついいですか?」

 

ある男性がそれを買いに来た。

 

「! あなたはあの!?」

「ああ、ありがとう。そんなに有名かな?」

「ええ、もちろん。」

 

そうこの男性のことは現在、このクチバシティいや、カントー間で有名だ。

その男性はマラサダを買いに″サトシの世界のロケット団″が運営している屋台に来たのだ。

 

 




以上、いかがでしょうか。

ここからはしばらくの間、イエローが主人公として描きます。
うまく描けるか不安ですが、見守ってください。

ではまたの機会に
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