ポケットモンスターSpecial 蒼き少年と冒険記   作:KAZ1421

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メリークリスマス!!

プレゼントの話の続きです。

さて、みなさんが納得して頂けるか、不安です。


????? 〜 ハナダシティ

ニビシティでの事件から数日後イエローはレッドとグリーンが話していたオーキド博士に会うべくマサラタウンに向かっていたが、オーキド研究所からポケモン図鑑とゼニガメを盗んだ人物を見つける。イエローは叔父から譲り受けたドードーことドドすけで追うも逃がしてしまう。トキワの力で彼女は″ブルー″ということと、彼女が四天王を追っていることが分かる。オーキド研究所にてカスミからレッドとサトシがおつきみやまで同じく四天王のシバとのバトルのため、おつきみやまに向かい、行方不明になった事を知り、イエローはその手がかりを求めて、タケシとカスミに合流後おつきみやまへ向かう。

 

ーーー ニビシティ ーーー

 

 

「…戻って来たね。 チュチュ。ラッちゃん。」

 

イエローはドドすけに乗ってニビシティに到着すると、ここでチュチュとラッちゃんが自身の手持ちになったきっかけの出来事を思い出す。

 

「…レッドさん、サトシさん。 待っててください!」

 

イエローは再度、2人を見つける決意を固めてニビジムのタケシに会いに行く。

 

ーーー ニビジム ーーー

 

イエローがニビジムに向かうと、タケシがいた。

 

「タケシさん、今来ました!」

「イエローか! その様子だとトレーナーとして成長したみたいだな。」

 

タケシは以前にあった時より、たくましくなったイエローの姿を見てポケモントレーナーとして歩む事を決めた事を理解する。

 

「何故? 麦わら帽子を被っているんだ?」

「コレを被ると、女の子には見えないと思いまして。まずは見た目や話し方から変えようと。」

「そうか、見た目や話し方から変えるのは悪い事じゃない。良いじゃないか。」

 

そんな話をしていると既に来ていたのかカスミが奥からやって来た。

 

「イエロー! 待ってたわよ。」

「カスミさん!」

 

カスミはイエローを見かけるとこちらに来ながら、イエローに現在のポケモンのメンバーを聞く。

 

「イエロー、今のポケモンの手持ちは何かしら?」

「今は″チュチュ″と″ラッちゃん″ 、″ドドすけ″と″ピーすけ″です。」

 

イエローは自身のポケモンたちを紹介するとタケシとカスミはそれを見て渡すポケモンを決める。

 

「そっか、そのメンバーならパワーと防御がある岩タイプと水に入ることができる水タイプが良いわね。」

「なら、少し待っててくれ。そのポケモンを俺たちで選んでおくよ。」

 

そう言い2人は奥の部屋へと向かう。しばらく待っているとポケモンたちの声がある部屋から聞こえた。

 

「ここは? 確か、ロケット団に捕らわれたポケモンたちを保護している場所だよね?」

 

イエローがその扉を開き、保護されているポケモンたちを見た時、ラッちゃんとチュチュがあるポケモンを見て、そのポケモンたちの元へ向かっていく。

 

「チュチュ、ラッちゃん? どうしたの?」

 

イエローが着いて行くと彼らは岩のポケモンと貝を背中にしているポケモンと再会したかのように話している。

 

「もしかして、知り合い?」

 

イエローがチュチュとラッちゃんに触れて記憶を見ると、このポケモンたちはチュチュたちが捕まっている時に世話になったポケモンである事を知る。彼らは再開して楽しそうにしていた。

 

「! そうだ! グリーンさんがあの時、ポケモン図鑑でポケモンの詳細が分かるって言ってた! 早速。」

 

イエローはニビシティのポケモンセンターでの戦いの後、グリーンがレッドに言っていた、ポケモン図鑑を使えばそのポケモンの特徴などが分かって対策できるという言葉を思い出し、ポケモン図鑑を使う。

 

「″ゴローン″と″オムナイト″って言うんだ。」

 

イエローはそれを見て改めてオーキド博士から受け取ったポケモン図鑑の凄さに感心していると、後ろからタケシとカスミが来る。

 

「イエロー、ここにいたのか。 ん? この状況は。」

「タケシさん! カスミさん! このゴローンとオムナイトというポケモンはチュチュたちがロケット団に捕まっていた時に世話になったみたいでみんな出会えて喜んでいるんです。」

 

イエローは状況を説明し、2人は納得する。そして互いに顔を合わせ、頷き合った。

 

「イエロー、この子たちの″おや″にならない?」

「え?」

 

カスミからそう提案されたイエローは驚く。

 

「ちょうど、私たちが渡そうとしたポケモンたちとタイプは同じだし、それにみんな楽しそう。」

「ああ、保護されたポケモンたちを誰に託すか考えていたんだ。ちょうど良いさ。」

「良いんですか? せっかく僕の為に選んでくれていたのに。」

 

イエローはそう返すとカスミは頷く。

 

「良いのよ。それに他人から受け取ったポケモンは最初は全然言う事を効かないからどうしようと思ってたし。」

「その子たちは今は野生みたいなものだからその心配も無いしな。」

 

2人の言葉にイエローは頷く。

 

「…分かりました。 彼らは僕が預かります!!」

 

こうしてイエローはゴローンとオムナイトを預かった。

 

「うん、じゃあ行きましょうか。″おつきみやま″に!」

「はい!」

 

 

ーーー おつきみやま ーーー

 

タケシ、カスミ、イエローの3人はおつきみやまを進んでいく。

 

「こっちよ。 戦闘の後があった場所は。」

 

カスミとタケシに連れられ、空が開いている場所へ向かう。

 

「これは。」

 

その光景を見てイエローは驚く。

 

「まるで、隕石が落ちたみたい(・・・・・・・・・)。」

 

そう、この光景はまさにこの言葉がしっくりくる状況だ。

 

「驚いただろう? オレもだ。これだけでここで行われていたバトルの激しさが分かる。」

 

タケシのいう通りでイエローがかつて見たレッドとタケシのバトルでもここまでの被害はなかった。

 

「だが、それでもサトシとレッドは行方不明になった。これ程の強さあるにも関わらず、無事にハナダシティに戻る事が出来なかったんだ(・・・・・・・・・)。」

 

それを聞いたイエローはタケシが伝えたい事を悟る。

 

「……これからレッドさんとサトシさんを見つけようとするなら、避けることができない四天王はこれ程の力を持っているということですね?」

「ええ。」

 

イエローの問いにカスミは答える。

 

「…でも、僕は2人を探します。」

「理由を聞いてもいい?」

 

カスミは危険な事だと認識しながらも探すと決意している理由を聞く。

 

「…ニビシティで僕が連れて来たピカとチュチュが町の人達の売り物を盗んでいた事で嫌なことされました。」

 

あの時、自分が助けたピカとチュチュが町の人に迷惑をかけていた事に驚いたのだ。しかもそのせいでレッドとサトシにも迷惑をかけてしまった。

 

「僕がニビシティに来なければ2人はひどい事にならなかったと後悔したんです。」

 

イエローは2人を巻き込んだ事を後悔して、町の人達を見て、人とポケモンは共存できないのではないかと思ったのだ。

 

「でも、レッドさんとサトシさんはそんな状況でもピカとチュチュを助ける事に協力してくれました。そしてロケット団の時もレッドさんは僕達を助ける為にひどい怪我をしました。グリーンさんが助けてくれなければ、きっと。」

 

自身が人質となってしまった時を思い出して暗い顔になる。

 

「それに僕の命を助けてくれただけじゃありません。レッドさんとサトシさん、それにグリーンさんのお陰で人とポケモンは友達だと、共存できると教えてもらったんです。」

 

事件後、あれだけ嫌な目線で見ていたニビシティの人達は自分たちが如何にポケモンと向き合っていなかった事を後悔していた。そして謝罪をしたのだ。そんな彼らを見てイエローはポケモンと人間は共存ができると心から思える様になった。

 

 

 

 

「僕にとって大切な事を教えてくれた2人を見つけて助けたいんです!!どんなに危険でも僕は必ず見つけ出します!!」

 

 

 

 

2人はそんなイエローの決意に感心する。

 

「そうか、ならまずはこの場所で何があったのか君の力で探ってみよう。」

「はい!」

 

 

その後しばらく探っていたが、ポケモンたちからの情報は2つ。

 

①何か強力な物が地面に当たったような衝撃があったこと。

②ポケモンたちはこの場所で何かを察知しほとんどが逃げていたこと。

 

以上2つが現在イエローが自身の力で分かったことである。

 

「だめだ。これ以上レッドさんとサトシさんに関する情報はわからないや。」

 

それに力を使いすぎたからか、少し眠くなってしまった。

 

「大丈夫?」

「うーむ。これ以上は分からなそうだな。」

 

2人も諦めかけていたその時、おつきみやまの崖の下にあるポケモンが怪我をしているのがわかる

 

「! あの子怪我してる!」

「あれは、ピッピか!?」

 

あのピッピはどうやら上から落ちたようで、途中で傷だらけになっているのが分かる。

 

「! ピーすけ、いとをはく!」

 

イエローはピーすけのいとをはくでピッピを捕らえる。

 

「よし、あとはこの糸をこうやって……ゆっくり。」

 

イエローはピーすけの糸を釣り竿の先に繋げた後、ゆっくりと引き上げる。

 

「大丈夫かい?すぐに治してあげるからね。」

 

ピッピの体に触れ、回復させる。すると、触れていたからかこのピッピが崖の途中にあった何かを見ようと危険も承知で興味深々で自ら向かった挙句、足を滑らせ崖下に落ちたと理解する。

 

「この子すごいな、危険と分かってもそこに行くなん…て。」

「ピッ!」

 

ピッピは治してくれた事に感謝を伝えているみたいだが、そこでイエローはこの子ならあの場所にいたのではないかと考える。

 

「タケシさん カスミさん。 この子の性格ならあの場所で何が起きたのか見に行ったかも知れません。」

「何!? どうしてだ?」

「この子は危険を感じると逃げるのではなく、確認しに向かうようなので、もしかしたらと。」

「お願いできる?」

「やってみます。ピッピ、ちょっと記憶を見させてもらうよ。」

 

そう言い、イエローはこのピッピの記憶を見る。

 

 

ーーー 過去のおつきみやま ーーー

 

4日前、ピッピは戦闘の音が起こっている場所で何が起きたかが気になり、その場所へ向かう。すると、2人の少年と3人のトレーナーが居た。

 

『レッド!!』

 

少年は両手両足に雪の結晶のような物(・・・・・・・・・・)があり、彼は右腕と常にボールを置いている箇所が凍りついていた。隣のピカチュウも同様だ。彼は倒れていたもう1人の少年の名前を叫ぶ。

 

『クソ、しまった!』

 

レッドと呼ばれた少年は起き上がると同時にサトシと同じように、雪の結晶が現れる。

 

『危なかったわ。 レッドと言ったかしら? まさかこれを奪われるなんてね。でもこれで終わりよ!!』

 

するとその女性の手元に元々あった氷の人形と今、新たに作られた人形に自身の口紅で印を付けると2人とピカチュウは全身が凍っていき、完全に固まってしまう。

 

『………、手強かったわ。』

『ああ、あの子のモンスターボールを無力化したのも関わらずこの強さ。 シバの言う通り強敵だったね。』

『……。』

 

そう言い、去ろうとすると上から雄叫びが聞こえる。

 

『!? あのポケモンは(・・・・・・・)!?』

 

この後はピッピがこの光景を見て逃げていた為、分からなかった。

 

 

 

ーーー 現在のおつきみやま ーーー

 

「そん…な。 レッドさん、サトシさん。」

 

イエローはピッピの記憶からレッドとサトシの姿を見た。そのことを察したカスミは迫るようにイエローに問い正す。

 

「! 2人の姿を見たのね!? どんな内容だったの!?」

「カスミ、イエローに近いぞ。」

 

タケシに注意され、イエローから離れて再度聞く。イエローは自身が見た内容を話す。サトシとレッドの状態や2人が戦った敵の姿などイエローは説明する。

 

「そんな!?」

「あの2人が、負けるとは。それに四天王たちはどうやら複数人で襲っていたようだな。」

 

カスミとタケシはサトシたちがそこまで追い込まれていたことに驚く。

 

「だが、何故ここに氷漬けになった2人がいない? 他に何か違いはあるか?」

 

イエローはタケシの言葉を聞き、周りを見るとある事に気づく。

 

「そういえば、この隕石が落ちたような跡はありませんでした(・・・・・・・・)。」

 

イエローはその質問に答えた。

 

「そうか、ならこの跡をつけたのは一体?」

 

イエローはそこで最後に聞いたポケモンの声を思い出す。

 

「もしかして最後に聞いた声のポケモンが?」

「ポケモンの声?」

 

カスミのその疑問にイエローは答える。

 

「なるほど、そのポケモンがこの戦闘跡を残したかもしれないな。」

「でもそれでも2人の姿が無いのはおかしいわ。一体何処に?」

 

カスミのそんな疑問にイエローはある可能性を思い付く。

 

「もしかして、そのポケモンはレッドさんとサトシさんを助けたんじゃ?」

「うーん、わからない。今分かることは2人がここにいない事と謎のポケモンが鍵を握っている事、そして」

「四天王が2人に関して何か知っていることね。」

「ああ、早く見つけなければ。だがオレたちはロケット団の件もある。すまないがこれ以上、自身の街から離れる事が出来ない。」

 

ジムリーダーたちはロケット団と繋がっているであろう他のジムリーダーたちがいる町には向かえない。そのため2人を捜索するのには限度がある。

 

 

「イエロー、君に任せてしまってすまない。2人を頼む。」

「はい。 ちょっとすいません。眠くなっ…て。」

「あ!」

 

イエローは力を使い過ぎた為か、眠ってしまう。カスミがそれを受け止めた。

 

「ありがとう、イエロー。 タケシ、この子を私の家に連れていくわ。」

「分かった。オレは一度ニビシティに戻って、このことをお嬢に伝えてくる。」

 

その後2人は別れた。

 

ーーー ???? ーーー

 

「どうだ? サトシとレッドは見つけられそうか?」

 

ワタルがキクコに2人の所在を聞く。

 

「噂ではクチバシティにいるとの事だが、タイミングが良すぎるね。今精査中さ。」

 

ワタルからの問いにキクコは話す。

 

「そうか、あの時、逃してしまった(・・・・・・・・)のは痛かったな。カンナ。」

「……ええ。」

 

ワタルの言葉に何か考えていたのか、遅れて答える。

 

「だが、逃がしてしまったのも仕方ない。まさか、あの噂のポケモン(・・・・・・)が現れるとは予想出来ないだろう。だが次はない。」

 

ワタルはそう言うと何処かへと向かう。

 

「おや? どこへ行くんだい?」

「クチバシティだ。 噂の真偽と我々を探っている鼠を始末しにな。」

 

そう返答し、クチバシティに向かう。

 

「そうかい、今のクチバシティにはあの要注意人物(・・・・・・・)はいないというから大丈夫だろう。」

 

ーーー クチバシティ ーーー

 

ある女の子が地面にシートを置き、お金を得る為にアイテムを売っていた。

 

「便利な道具大バーゲン! 安いわよ。」

 

この街に危険が迫っていることを知らずに。

 

 

 

ーーー クチバジム ーーー

 

「マチス様、ご希望通り噂を四天王に伝わるように発信しました。」

「そうか、よくやった。」

 

マチスは指示通りに行っている事にそう言う。

 

サトシとレッド(・・・・・・・)がここにいると情報を流した以上、四天王も動く筈だ。気を締めろ。」

「は!」

 

マチスは四天王を調べていく内に件の少年“サトシ“とぶつかり、サトシと共にいた少年“レッド“の2人が行方不明になったことを聞き、この情報を利用して誘き出そうとしたのだ。

 

「ポケモンの輸送はどうなっている?

「明日にはすべてのポケモンをサントアンヌ号に運べます。」

「そうか、奴ら四天王が来るまでに輸送する。」

「了解しました。」

 

ーーー ??? ーーー

 

「しまったな。」

 

その男性は拠点から離れ、例の鉱石(・・・・・)を見つけて自身の父に報告しようとしたのだが、その連絡手段をその拠点に忘れてしまったのだ。

 

「仕方ない、ここからならクチバシティが近い。戻るか。」

 

ーーー ??? ーーー

 

今、1人の人物があるポケモンを追ってカントー地方に来ていた。

その人物はこの7年間そのポケモンを追い続けており、最近では目撃情報は無かったが、友人の街に居た時にようやくその姿を見かけて以降、そのポケモンを追っていたのだ。

 

「さて、頼まれた事は済んだし、私の夢を追いかけようとしよう!この方向はクチバシティかな?」

 

 

ーーー ハナダシティ ーーー

 

翌日、イエローとカスミは町の出口にいた。

 

「カスミさん、色々とありがとうございました。」

「大丈夫よ。むしろごめんなさい。私も力になりたいのに。」

 

目を覚ました後、イエローは2人が謎のポケモンに助けられたと信じ、次の街へ向かう。

 

「クチバシティに向かうのよね? 気をつけて。」

「はい! 行こうか、ドドすけ!」

 

イエローはそのまま2人を見つけるため、クチバシティへ向かう。

様々な思いが交差する場所へと。

 

 




以上いかがでしたでしょうか?

次回はクチバシティです。(全て回収出来るかな?)

内容を整理するので今年はこの投稿で最後になると思います。
ではまた機会に

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