ポケットモンスターSpecial 蒼き少年と冒険記 作:KAZ1421
さて 始まりました。
がんばります。
行方不明になったサトシとレッドを探す旅に出るイエローはニビシティでカスミとタケシからポケモンを受け取った後、おつきみやまにてトキワの力を使い。ピッピの記憶を見ると、2人は四天王との戦闘の中、氷漬けになった事を知る。しかし、現場には2人は居ない。イエローは最後に聞いた謎のポケモンによって救われた事を信じ翌日、クチバシティへ向かう。
ーーー クチバシティ前 ーーー
「もう少しでクチバシティだ。」
ドドすけに乗り、移動しながら見えてきた目的地を見てそう呟いていると、
「! ドドすけ。止まって!!」
道の近くに傷だらけの“ビードル“というポケモンが倒れていた。
「大変だ! 今助けるからね。」
イエローはビードルの所へ向かい、トキワの力を使う。
ビードルは回復し、起き上がる。
「良かった。でもどうしてここに?」
イエローは再度、力を使いビードルの過去を見る。するとこの子はあるトレーナーのポケモンであることが分かったが、どうやら別の人物がそのトレーナーから連れ去られ、閉じ込められていたことが分かった。
「! この子は捕まった場所から逃げ出してここにいたのか!?」
ビードルのトレーナーが居た家は港に近い場所であった。そのためこのクチバシティにいることが分かり、ビードルと共にクチバシティに向かう。
ーーー クチバシティ ーーー
「うーん、この子の“おや“は何処かな?」
イエローが歩いているとある建物が目に止まる。
「! この家。よくビードルが来ていた家だ!」
イエローはビードルのトレーナーがよくここに足を運んでいるのを見ていたため、早速と家を訪ねる。
「すみません、誰かいますか?」
イエローは家のチャイムを鳴らし、呼びかけると家から杖を持ち、紳士の格好をして、顎ひげと口元のヒゲを生やした人物が現れる。
「どうした? 少年よ。このポケモン大好きクラブに何の用かの?」
「えーと、この子の“おや“はここに来ていませんか?」
イエローがビードルを見せながらそう訪ねる。すると老人はそのビードルを見て驚く。
「!? この子は盗まれていたビードルではないのか!?」
するとそれを聞いた中に居たビードルのトレーナーが駆けつける。
「ビードル! 無事だったのね!!」
ビードルもそのトレーナーも再開に喜んでいる。
「よかった。 この街に来る途中で倒れていて、ビードルがよくここに来ていたのを教えてくれたのでここまで運んで来ました。」
「ありがとう、坊や!」
「君は初めて会うポケモンの気持ちがそこまでわかるのか。うむ、気に入った。君をポケモン大好きクラブの名誉会員に認定しよう!!さあ、入りなさい。」
「あ、ありがとうございます?」
“ポケモン大好きクラブ“とは先程の老人が会長となり、設立したポケモンをかわいがるクラブのことだ。その事を知らないイエローだったが、名誉会員にしてもらったので感謝を伝え、家の中へ入る。
ーーー ポケモン大好きクラブ ーーー
「ビードルを見つけてくれてありがとう少年。」
「いいえ、お礼なんて。」
イエローは改めて感謝を言われ照れている。
「他のポケモンも見つかると良いな。」
「うむ。」
「他のポケモンって?」
大好きクラブの会員達の話を聞き、質問する。
「実はの、このビードルも含め、何者かに盗まれる事件があったのじゃ。」
「ボクのナッシーも数日前にいなくなった後なんだ。」
「私のポケモンもよ。」
イエローはそんな話を聞き、ビードルの記憶を見た時の人物を思い浮かべる。
「(ビードルの記憶で見たあの人が犯人か、一体何でそんな事を。)」
そんなことを考えながらふと、窓の先にある船を見ると
「!? あの人は!!」
船の作業員の中にその
「会長さん! あの船は一体!?」
「ん? ああ、あの船はサントアンヌ号という船だよ。豪華客船で中々乗れなくての。 一度でもいいから乗って見たいわい。」
イエローはそんな話を聞き、そんな船に犯人がいる事に疑問を持つ。
「(豪華客船の作業員がどうしてポケモン泥棒なんか?)」
イエローは何故こんな悪い事をしているのか気になり、船に向かうことを決める。
「よし、会長さん。ちょっとあの船を近くで見てきます。」
「そうか、船がそんなに気になるか。分かった。もう少し話をしたかったがこの街の名物とも言える船じゃ。またの。」
イエローはポケモンだいすきクラブの会長に言い、サントアンヌ号へ向かう。
ーーー サントアンヌ号前 ーーー
イエローはサントアンヌ号前で考えていた。
「あの人がいるって事は他のポケモンもこの船にいるかもしれない。どうやって入ろうかな?」
イエローがそんなことを考えていると、ある巨体の作業員が大きな箱を持っている姿が見えた。
「そうだ! あの箱に隠れれば。」
イエローは作業員の死角に入るように移動することでサントアンヌ号に入ることができた。
「よし、うまく行った。少し中を見て回ろう。」
船の中に侵入できたイエローはそのまま、サントアンヌ号を回っていく。その時、ある部屋にポケモンの影が見えた。
「! もしかして!?」
イエローはその部屋に入り、中を見ると木の箱からポケモンが出ていた。
「このポケモンは?」
ポケモン図鑑を見るとそのポケモンの名前が出てくる。
「ナッシー!? もしかして、だいすきクラブにいた人のポケモンかな?」
ナッシーに触れると、本当に盗まれたポケモンだった。
「ならこの木箱全部盗まれたポケモン!?」
そうこの部屋にあるすべての木箱の中に盗まれたポケモンがいるのだ。
「なら、皆助けないと。 ゴロすけ!! 木箱を破壊するんだ!!」
イエローはニビシティでもらったゴローンの“ゴロすけ“を繰り出す。
サントアンヌ号内のある部屋にロケット団三幹部の一人、マチスがいた。
「そうか、こっちも準備は良いぜ。」
何やら電話先の人物と会話しているらしく、何やら準備をしているようだ。その時、部屋に自身の部下が入ってくる。
「マチス様! 一大事です!!」
「ああ、すまん。一度切るぞ。 どうしたケン。」
マチスは自身の部下のケンに慌てている理由を聞く。
「サントアンヌ号内のポケモンたちが皆脱走を!!」
「なんだと!?」
「ちょっと、ちょっと。」
「なんだこの光景。」
「大変ニャことになったニャ。」
「ソーナンス。」
ロケット団3人組(?)はその光景に驚き。
「ちょっと、どうなってるのよ。」
マラサダを買いに来ていたブルーもまたその光景に驚いていた。
ゴロすけによって捕らわれたポケモンたちが全て船の外へ逃げていく。
その光景を見て船員たちは動揺、クチバシティの人たちはサントアンヌ号から盗まれたポケモンたちが出てきた事に気付き、船に向かう者。警察に連絡する者。怒りを露わにする者多くが船に寄ってくる。
「みんな無事でよかった。よし、僕も逃げないと。」
イエローが船から逃げようした時、後ろから複数の人物がやってくる。
「一体、どうして…! あのガキか!?」
マチスはポケモンを捕らえていた場所へ行くとイエローの姿を見る。
「! 見つかった!!」
「このクソガキ! よくも。行け、エレブー!! かみなりパンチ!!」
マチスが連れてきたエレブーに指示する。
「! ゴロすけ! 受け止めろ!!」
岩、地面タイプのゴロすけに受け止めさせたことで攻撃を止めた。
皮肉だが、イエローの手持ちはドドすけ以外すべてロケット団の実験を受けていたポケモン。ロケット団は彼らを戦力にする為、実験していた。その結果、イエローのような未熟なトレーナーにも関わらず、ポケモンたちは皆通常のポケモンたちより強い。その為攻撃で吹き飛ばされることもなく攻撃を止めたのだ。
「その後ろの3人の服装、ポケモンを盗んでいたのはロケット団か!」
「ほう、ここまで入って来ただけはあるか。だが、邪魔をした以上ここで始末する。」
イエローとマチスのバトルが始まろうと…する事は無かった。
直後“カ!!“と外で何かが光り、爆発音と人々の“わあああああ“という悲鳴が聞こえたのだ。
「なんだ?」
「これは、まさか!?」
イエローとマチスが驚いていると船員がマチスの元へやってくる。
「マチス様!
「! バカな! こんな大胆に!?」
「四天王だって!?」
マチスとイエローはその言葉に驚きを隠せなかった。
ーーー クチバシティ ーーー
ハクリューのはかいこうせんでクチバシティを破壊し、その光景を見ていたワタルは声を挙げる。
「出て来い! どこにいる!」
ーーー サントアンヌ号 ーーー
「クソ、奴らめこんな大胆にやってくるとは! リョウ、ケン、ハリー!! このガキは任せる。 オレは作戦通り、
「「「は!」」」
マチスは後ろの3人に任せて四天王の所へ向かう。
「! 四天王がここに。 行かなきゃ!!」
「おっと、小僧。 何処へ行く? 俺たちが相手だ。」
イエローは3人のロケット団に阻まれ、外へ出れない。
「! どいてください!」
ーーー クチバシティ ーーー
「……。もう移動していたか? フフフ。 行くぞハクリュー」
海の上でハクリューに乗っていたワタルが見つけた鼠の所に行こうとすると、
「フーディン、サイコキネシス!!」
「! ハクリュー!!」
長い髪をした女性がフーディンのサイコキネシスを放ち、ハクリューは喰らうがダメージが少ない。
「ち、ダメージを受けたか。」
「これだけしか効かないのか!」
ナツメはハクリューのダメージを見て、ハクリューの強さに驚く。
「ならこれはどうだ! エレブー、かみなり!!」
マチスのエレブーのかみなりが襲うが
「りゅうのいかり!!」
ワタルとハクリューはりゅうのいかりで相殺する。
「かみなりを防いだ!」
自身の最大のかみなりを相殺され、戦慄するマチス。
「マチスとナツメ、ロケット団か!」
ワタルは自身を襲った2人がロケット団の幹部の2人である事に悟る。
「サトシとレッドがここにいるという情報はお前らが流したデマか。」
「ああ、お前ら四天王を潰す為にな。」
マチスの言葉にワタルは笑う。
「何がおかしい?」
「いや、厄介な障害の一つであるロケット団の幹部をここで倒せると思ってな。」
ナツメの疑問にワタルはそう返す。
「ここに来た四天王はオレだけかと思ったか?」
「なんだと?」
「!? マチス!!」
すると、海の中から氷の攻撃が来る。マチスは反応、ナツメはテレポートで回避する。
「この攻撃を避けるか、さすがはロケット団幹部ね。」
「お前は。」
すると海からジュゴンに乗った眼鏡をかけた女性が現れる。
「カンナ。 こいつらは任せる。オレは鼠を始末する。」
「分かったわ。」
ーーー サントアンヌ号 ーーー
「マルマイン、ソニックブーム!!」
「ドドすけ! ふきとばし!!」
マルマインの攻撃をふきとばしで防ぐと同時に他のポケモンたちも飛ばす。
「うわ!」
「何!?」
「ピーすけ、いとをはく!! オムすけ、れいとうビーム!!」
キャタピーのピーすけが糸で手を、オムすけのれいとうビームがポケモンたちの足を拘束する。
「チュチュ! でんじは!!」
チュチュのでんじはでポケモンたちを動けなくした。
「あ! クソ、逃げるぞ!!」
リョウ、ケン、ハリーはポケモンがやられて逃げていく。
「よし。みんな、行こう!」
イエローは外へ出ると凍った海の上で3人の人物がバトルをしているのが見えた。
「あれは! おつきみやまで見た!!」
そこにはおつきみやまでレッドとサトシを凍らせた女性がマチスと呼ばれた男性と長い髪をした女性とバトルをしている姿が見えた。
「! あの人に聞けば、」
「ピカ!」
3人の所へ向かおうとするとチュチュが別の方向に指を指す。
「チュチュ? ッ! あの人は!!」
そこには青い長いポケモンに締め付けられた女性がいた。その人を見てイエローは驚愕する。
「
「お前か、我々四天王を探っていた鼠は。」
「うぐ。」
ハクリューでブルーのニドラン♀を倒した後、ブルーを締め付けていたワタルはそう言いながらブルーに問いかける。
「何故、このワタルのことを探っていた? なんの為にだ。」
そのやり取りを隠れて見ていたロケット団3人組(?)は呟く。
「ワタルってあの?」
「だけど、俺たちが知ってるワタルとは違うぞ?」
「どうニャっているニャ?」
3人がそんな疑問を持っている間にも事態は進む。
「さあ、答えろ。」
「な、なんの事かしら? 私は…」
「このワタルにそんな嘘は通用しない。 貴様、オレの目的に気付いているな?」
「!? どうして。」
ブルーは自分が四天王のワタルが大きな鳥のポケモンを操ろうとしていることを知っていることを見抜かれ驚くがその理由に心当たりがあった。
「それが、あなたの力ね。」
「フ、経緯はどうあれ、オレたち四天王の目的とこの力を知った以上ここで始末するしかないな。ハクリュー!!」
ハクリューにブルーを始末させようと指示する直前、ピタっと何かがハクリューに取り付く。
「なんだ? お前は。」
振り返るとハクリューに張り付いているピカチュウとそのトレーナーらしき人物が目の前にいた。
ーーー クチバシティ付近 ーーー
「むう、あれは? クチバシティが壊滅している!!」
男性はクチバシティが壊滅している光景を見て驚く。
「何かあったのか。急がなければ。」
男性は自身を運んでいるポケモンに急がせる。
以上、いかがでしたでしょうか?
ではまたの機会に
次回には彼の正体がわかるでしょう。