ポケットモンスターSpecial 蒼き少年と冒険記   作:KAZ1421

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続きです。

楽しんでください。


クチバシティの攻防①

レッドとサトシを探す旅をしているイエローはクチバシティで発生しているポケモン誘拐事件がサントアンヌ号の乗員によって起こった事件であることを知り、船に囚われているポケモンがいると思い、侵入する。

そこでポケモン達を解放し、船内にいたロケット団幹部のマチスと会ったその時、四天王ワタルとカンナがクチバシティを襲う。目的は自分たち四天王を探っていたブルーの抹殺であった。ハクリューで捕らえたその時、イエローのチュチュがハクリューに飛び移る。

 

 

ーーー クチバシティ ーーー

 

 

「あなたは、オーキド研究所にいた?」

 

ブルーはその人物が以前、オーキド研究所で出会った女の子と分かり驚く。

 

「……何のためにここに来た?」

 

ハクリューに取り付いたピカチュウとそのトレーナーを見てワタルは問いかける。

 

「その人を、ブルー(・・・)さんを放してください!!」

「!? 私の名前! な…んで?」

 

ブルーはイエローに自身の名前を明かしていないにも関わらず、知っていたことに驚く。

 

「この鼠の仲間か? いや、この女の反応から違うか。何故助ける。」

 

ワタルはそう疑問を投げる。するとイエローはこう言う。

 

「その人を助けたいからです! それになんで町を破壊したんですか!?」

 

イエローは理由を言い、今度はワタルにこんな破壊をする理由を聞く。

 

「…ある奴らを探していたのさ。ああやれば余計な手間が省ける。まあ、それはロケット団の罠だったがな。」

 

イエローはその理由を聞き、その為だけに町を壊した目の前の人物に怒りを覚えた。

 

「そんな理由で、多くの町の人やポケモンたちが、」

「死んじゃいないさ。先程のサントアンヌ号での騒動で町の人間はほとんどが船の近くに来ていたからな。」

「え!?」

 

それを聞き安心するが、次のセリフに悪寒が走る。

 

「まあ、トレーナーの一人や二人、くたばったかもしれないが、そして貴様らもな。」

 

ワタルはもう一匹のハクリューを繰り出し、イエローを締め付ける。

 

「うぐ!? 町を…あんなにするなんて、ロケット団のように悪事に利用…するなんて。」

 

その言葉を聞き、ワタルは笑う。

 

「悪事? フフフ。そうか、知らなかった。オレの今の行為は悪事か。」

 

ワタルはそう言い、イエローに問いかける。

 

「だが、考えてみろ。ポケモンたちにとってはクソ狭い町まちで飼い慣らされるより、よほどいいとは思わないか?」

 

そしてワタルは自身の目的を語る。

 

「ポケモンたちが生きやすい世界を作るには人間たちが邪魔なのだ!! この世界において優秀なトレーナー以外の人間はすべて滅ぼす。それがこの四天王、ワタル(・・・)の目的だ!!」

 

そう言い、イエローを締め付ける力を強める。ミシミシっと自身の体が締め付けられる痛みに声を挙げてしまう。

 

「うあああ! あなたがワタル!?」

「ピ!」

 

チュチュがイエローを捉えているハクリューに移動し、少しでも締め付ける力を弱めようと小さな体でハクリューを引っ張るが、まったく意味がない。

 

「その為に、大きな鳥のポケモンを操ろうしているんですか?」

「何!? 貴様、何故そのことを!? ハクリュー!!」

「ピ!?」

「チュチュ!!」

 

ワタルはそれに驚き、チュチュを捕らえ、自身の力でポケモンの記憶を見る。

 

「!! そうか、おまえは

オレと同じ力を持っているのか(・・・・・・・・・・・・・・)!?」

「ッ!(ワタルと同じ力をこの子が!?)」

 

ブルーは縛られながら、ワタルと同じ力をあの女の子が持っているい事に驚く。

 

「同じって、!まさか僕と同じトキワの力!!」

 

イエローもワタルが自身と同じ力を持っていることに驚く。

 

「まさかオレと同じ力を持ったやつがいたとは。」

「…あなたはさっき、優秀なトレーナー以外は抹殺すると言った。なら、レッドさんとサトシさん(・・・・・・・・・)を襲ったのはその為ですか!?」

 

その名前を聞き、ブルーは確信する。

 

「(! やっぱり行方不明になったのは四天王の仕業だったのね。)」

 

一方、ワタルはイエローが標的の2人を知っていることはトキワの力で知っていた為、その質問に答える。

 

「奴ら、正確にはサトシだけだが、オレの仲間が一度同志になるか聞いたが、断られた。ならばそんな危険なトレーナーは排除するだけだ。」

「うぐ、二人をどうしたんですか!?」

 

イエローは二人のことを聞く。

 

「そんなことを聞いてどうする。イエロー。お前もそこにいるブルーというやつもここでくたばるのだ。ハクリュー!!」

 

ワタルの言葉を聞き、ハクリューたちは二人を締め付ける力を強める。

 

「うああああ。」

「う…ぐ。」

 

二人が苦しんでいる時、ピンク色の見たことないポケモンがハクリューたちに近づき踊り始める。

 

「なんだ? ッ!これは!?」

 

そのポケモンが踊り終えるとハクリューたちは混乱状態となっており、2人を解放する。

そう、そのポケモン“マネネ“のフラフラダンスでハクリューたちは混乱したのだ。

 

「今よ、ハブネーク、パンプジン。 二人とそのピカチュウを助けなさい!!」

 

その指示に従い、2匹はブルーとイエロー、そしてチュチュを助ける。

 

「また邪魔者か! ハクリュー! はかいこうせん!!」

 

ワタルは二人を助けたであろう人物たちに混乱から治ったハクリューのはかいこうせんで攻撃するが、

 

「ソーナンス! カウンター!!」

「ソーナン、ス!!」

 

ソーナンスと呼ばれたポケモンがその攻撃を受けると、反射してこちらに来る。

 

「何!?」

 

ワタルはその攻撃を回避する。救われたブルーとイエローは助けてくれた人物たちを見る。

 

「あなたたちは?」

「! あの店員たち! 助けてくれたの?」

 

イエローは知らないが、ブルーは先程までマラサダという食べ物を売っていた店員たちだと気付き、驚く。

 

「何者だ! 貴様らは。」

 

その3人組(?)はその問いかけに答えようとする。

 

「何者だ! 貴様らは。と聞かれたら。」

「答えてあげるが、「りゅうのいかり!!」おわ!!」

 

しかし、その隙を逃す事なくワタルは攻撃して3人(?)はその攻撃を回避する。

 

「ちょっと、ちょっと! せっかく答えようとしてたのに!」

「邪魔するなよ!」

「そうニャ!!」

「……ふざけているのか?そんな隙を逃がさない訳ないだろう。」

 

道理である。

(ちなみにニャースはまだ変装中なのでポケモンと認識されていない。)

 

「まずいわね。コジロウ!!」

「ああ、こんな時は。デスマス! くろいきり!!」

 

ロケット団の3人はある決断し、視界を遮る程のくろいきりが周囲を覆う。そして、イエローとブルーを抱えると

 

 

 

 

「「「逃げるが勝ち!!」」」

「「え!?」」

「何?」

 

 

 

 

素早く逃げる。

 

 

 

 

 

 

「………。 逃げ足が速いな。」

 

ワタルはそんな3人の速さに逆に感心したが、すぐに正気に戻り、追いかける。

 

 

ーーー クチバシティ 海の上 ーーー

 

 

「フーディン、サイコキネシス!」

「エレブー、かみなりだ!!」

 

ナツメのフーディンの“サイコキネシス“とマチスのエレブーの“かみなり“が命中するも、カンナのヤドランはダメージこそあるがそこまで体力が減っていない事に驚く。

 

「その程度のダメージだと!?」

「! いや、あのダメージはかみなりのダメージ! 私の攻撃が効いていない!?」

「流石はでんきタイプのジムリーダー、ドわすれをしてもダメージが入るとは、すごいわ。」

 

カンナはヤドランのドわすれを行い、ダメージを忘れさせようとしてもダメージを喰らうことに賞賛しながらもあの戦いを思い出す。

 

「(エレブーのかみなりを喰らってこのダメージ、やはりあのピカチュウ(・・・・・・・)の攻撃が強すぎただけね。)」

 

カンナはあるトレーナーとの戦いを思い出すがすぐに切り替える。

 

「どう? どんなには向かおうとしてもこの四天王の方が何枚も上だということがわかったでしょう? ルージュラ! あくまのキッス!!」

 

ルージュラのあくまのキッスがフーディンとエレブーに当たる。

 

「フーディン!」

「エレブー! クソ。」

 

ナツメとマチスは倒れた自身のポケモンを手元に戻して、次のポケモンを繰り出す。

 

 

ーーー クチバシティ ーーー

 

イエローは自身を助けてくれた人たちに理由を聞く。

 

「なんで僕たちを助けてくれたんですか?」

「あんた、ジャリボーイ(・・・・・・)の名前を言ったでしょう?」

「じゃ、ジャリボーイ?えっと誰の事ですか?」

 

イエローはまったく聞き覚えがない単語で困惑するが、次のセリフであ分かる。

 

「常にピカチュウを肩に乗せてるトレーナーニャ。」

「! サトシさんのことですか!? 知っているんですか!?」

 

イエローはこの人たちがサトシのことを知っている事に驚く。

 

「まあな。」

 

ロケット団はサトシのピカチュウを常に狙っている。どんな理由であれ、自分達以外が狙うのは単純に嫌なのだ。その為、サトシのことを知っているであろうイエローと彼女が助けようとしたブルーを助けたのだ。彼らが逃げていると突如、空の模様が変わる。

 

「!? コジロウ! これって。」

「ああ、ハクリューには天候を操る力があると言われているからその力か!?」

「ほう? そこまで知っているとはな。」

 

ワタルはハクリューに関して詳しい事に驚きながら、空からこちらを見下ろしていた。イエローはそれを見て驚く。

 

「空に!?」

「そうだ! 空を行き、海をかけるハクリュー。そう、この四天王の将ワタルは竜の力を司る!!」

 

ワタルはハクリューたちに指示をする。

 

「はかいこうせん!!」

 

ワタルは再び、はかいこうせんを繰り出す。

 

「ソーナンス!! やっちゃって!!」

 

ソーナンスがそれを受け止めよとするが寸前で曲がる(・・・・・・)

 

「このハクリューのはかいこうせんは自由自在。如何にそのポケモンが受け止めようとしても無駄だ!!」

 

はかいこうせんはそのままパンプジンとハブネークに命中して、ハブネークは倒れる。

 

「ウソ!」

「そんなのありかよ!!」

「ん? どうやらそのポケモンはゴーストタイプのようだな。」

 

しかし、同じく攻撃を受けたパンプジンは効果が無い事でゴーストタイプである事に気付く。はかいこうせんはノーマルタイプの技の為、効果が無いのだ。

 

「ならば、りゅうのいかり!!」

 

ワタルはハクリューたちのりゅうのいかりをパンプジンに向けて放つ。

 

「! マネネ! 攻撃を受け止めろ!」

 

その攻撃をマネネが庇う。すると攻撃を受けた筈のマネネはまったくダメージを受けていない事に気付く。

 

「何!? 効かないだと!!」

 

マネネはエスパーとまだ現在、この世界では判明していないフェアリータイプのポケモン。故にドラゴン技であるりゅうのいかりは通用しない。しかしそれを知らないワタルはその状況に動揺してしまい、隙を作ってしまう。

 

「マネネ、ものまね!!」

「パンプジン、シャドーボール!!」

 

マネネはものまねでりゅうのいかり、パンプジンはシャドーボールを繰り出し、ハクリューたちに命中してまう。

 

「く、やってくれたな!」

 

ワタルは逆にダメージを受けた事に怒りを覚える。

 

「デスマス、くろいきり!!」

 

デスマスのくろいきりが視界を覆い、見えなくなる。

 

「2人とも、もう走れるわね?今のうちに逃げるわよ!!」

「でも、レッドさんたちのことを。」

「ジャリボーイの事なら心配ないわよ。 それにジャリボーイとたしか、レッドだったっけ?その2人がいると聞いてこの町に来たなら、あのワタルとその仲間は

ジャリボーイたちを倒すことができなかった(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)って事でしょう?」

「! 確かに!!」

 

イエローはその言葉を聞いて納得する。

 

「ならここでやられる訳にはいかないだろう? 幸い奴らはお前らを狙ってる。なら、この町から離れればこれ以上被害が広がらないって事だ。」

「…分かりました。」

 

 

ロケット団の3人組(?)とイエロー、ブルーはその隙に再び逃亡しようとするが、急に目の前にポケモンが現れる。

 

「!? カイリューか!」

「どうやら、お前たちを舐めていたようだな。少しばかり、本気で行こう。」

 

前にはカイリューに乗ったワタル、後ろには無傷の(・・・)先程のハクリューたちがいた。

 

「! 攻撃が効かなかったのか!?」

「…いや、違います。 ワタルはハクリューたちを回復させたんです。」

 

ロケット団が驚いているとイエローはその理由を悟る。

 

「なるほど、これがワタルの力の正体。まずいわ。」

 

ブルーはワタルの強さで最も厄介なのはそのトキワの力である事を理解する。どんなにダメージを与えようが、回復させられて仕舞えばまた振り出しだ。ワタルを倒すには同じ力を持ったトレーナーもしくはワタルより実力が高いトレーナーが回復する暇も与えずに倒すしかない。だが、ワタルのトレーナーとしての力は凄まじく、互角に渡り合うことすら難しい。

 

「こうすれば逃げ事はできまい!かいりき!!」

 

カイリューは近くにあった巨大なコンクリートをかいりきで持ち上げ、投げて来る。

 

「あわわ!」

「きゃあ、」

「く、」

 

3人組(?)とブルー、イエローはそのコンクリートを回避するその瞬間。

ハクリューたちのりゅうのいかりとはかいこうせんが襲い、デスマスとマネネが倒される。

 

「クソ、戻れ!!」

「ちょっと、やばいんじゃない。」

 

ロケット団がそう嘆いていると、上から翼が生えたポケモンがイエローに向かって行く。

 

「まずはおまえからだ! プテラ!!」

 

プテラがイエロー目掛けて鋭い刃のような翼を向けてくる。

 

「あ。」

 

イエローはそれを見て、自分が刺されると考えた瞬間、何か泡のような攻撃がプテラを襲う。

 

「! これはバブルこうせん!? だがこの威力は、まさか!?」

 

ワタルとポケモンたちはバブルこうせんが放たれた方向で水の上にいたポケモンを見た。

 

「やはり、おまえか(・・・・)!」

 

ワタルは予想通りのポケモンがいた事で警戒を強めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それが隙になってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

別方向から来たトレーナーに気付かなかったのだ(・・・・・・・・・・・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「メタグロス! コメットパンチ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのトレーナーのポケモンの攻撃を受けてプテラは倒れてしまう。

 

「!? しまった!」

 

ワタルはプテラをボールに戻して、そのトレーナーを見る。

 

「貴様は!? 今はここ、クチバシティにはいない筈!?」

「…この町の惨状の原因は君みたいだね。ここで止めさせてもらうよ。」

 

彼は自身の名前をワタルに言う。

 

「僕はダイゴ(・・・)。 この事件の元凶である君を止めに来た。」

 

 

今、バトルが始まる。




いかがでしたでしょうか?

彼がカントーに来た理由についてはその職業を考えれば分かると思います。

ではまた。

さてと上がってしまったハードルをどのように飛び越えればいいでしょうか?見守ってください。










やっとあのポケモンを出せました。
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