ポケットモンスターSpecial 蒼き少年と冒険記 作:KAZ1421
皆さんが納得して頂けるか。
今回彼が来た理由も判明します。
あのポケモンの正体もね。
レッドとサトシを探す旅をしていたイエローはクチバシティでブルーを狙っていた四天王ワタルと対峙する。途中、ある3人組(?)に助けられワタルから逃げていたが、追いつかれ、ピンチになってしまう。その際駆け付けたのはなんと、現ホウエン地方チャンピオンのダイゴだった。
ーーー クチバシティ ーーー
イエローは現れた見たことの無いポケモンとその実力に驚いていた。
「あのワタルのポケモンを倒した?」
そう先程、どこからか泡のような攻撃をプテラが受けたとはいえ、一撃で戦闘不能にした“メタグロス“と言うポケモンの強さに驚いたのだ。
「! そうだ、あの泡の攻撃は!?」
ふと、その前に自身を助けたポケモンがいるであろう方向へ顔を向くが既にいない。
「いない、一体どんなポケモンが助けてくれたんだ?」
一方ワタルはメタグロスと言うポケモンに警戒していた。
「(確かに
ワタルはそう考えながらもダイゴに話しかける。
「弱っていたとはいえ、プテラを一撃か、流石はホウエン地方のチャンピオンといったところか。」
「! へえ、知っていたのか。お褒めに預かり光栄だね。君のポケモンたちも相当鍛え上げられていることが分かるよ。」
対してダイゴもワタルのポケモンたちを見て、一筋縄ではいかないと悟る。
「フ、一応礼はするべきか。 だが、このワタルの邪魔をすると言うのなら誰であろうと容赦はしない。ましてや、あの
「デボンコーポレーションって、もしかして!」
イエローはその企業の名前を聞き、かつてニビシティで聞いたことを思い出す。一方でダイゴはワタルのそんな反応に違和感を感じる。
「…どうやら君は父さんの会社に何か敵対心のような物があるようだけど、どうしてだい?」
ワタルはそんなダイゴの反応に思わず笑ってしまう。
「ハ! そうか、流石はお坊ちゃんということか、何も知らないのだな。おまえの父がポケモン協会と共に
「どういうことだい?」
ダイゴは疑問を投げる。
「いや、知らないのであればいい。どうせここでくたばるのだ。カイリュー! はかいこうせん!!」
「!? 避けろ、メタグロス!!」
メタグロスが自慢のスピードで回避しようとするが、はかいこうせんは軌道を曲げこっちに向かってくる。
「な!?」
「このカイリューのはかいこうせんもまた、軌道を変えることができる。逃げることはできない!!」
はかいこうせんが当たる寸前、ダイゴはある技を指示して攻撃を防ぐ。
「む、まもるか!」
ワタルはまもるを使い、攻撃を防いだことを悟る。
「驚いたよ、はかいこうせんがこんなに軌道を変えることができるなんて。お返しだ。 ラスターカノン!!」
ダイゴはラスターカノンをワタルとカイリューへ放つ。
「かわせ!!」
カイリューはその攻撃を避けるがその瞬間、カイリューはダメージを受ける。
「! これはサイコキネシスか!? やるな!?」
ダイゴは回避された直ぐにサイコキネシスでカイリューにダメージを与えていたのだ。
「コメットパンチ!!」
「迎え撃て! かいりき!!」
その後、ダイゴがメタグロスでカイリューに接近戦を仕掛けるとワタルもそれに応じる。
「このパワーと防御力、そのポケモンはおそらく、エスパーと岩タイプか?」
「さあ、どうだろうね。長年一緒にいるけど、エスパータイプではあるかな?」
この世界でははがねタイプはまだ判明していない物だ。しかし、ダイゴはメタグロスと共に長年一緒にいる。その為、エスパーとどのタイプにも該当しない未知のタイプであるとなんとなく察しはついていた。
接近戦ではほぼ互角、そう見てワタルはカイリューを下がらせる。
「カイリュー、はかいこうせん!!」
「メタグロス、ラスターカノン!!」
はかいこうせんとラスターカノンがぶつかり合う。
ーーー クチバシティ 水の上 ーーー
「あれは、ダイゴ!! 今はクチバシティにいない筈!」
カンナはワタルと戦っているトレーナーを見て驚愕する。
ここに来る前に彼がこの町に現在いないことは確認済みだったのだが、その人物がここにいる事に驚愕する。
「奴が帰ってきたとはな、だが今は好都合!」
「ああ、私たちがこの女を倒せば、あとはホウエン地方のチャンピオンと戦った奴を倒す。」
マチスとナツメはここにいるカンナを倒せば、あとはワタルのみであり、仮にダイゴが負けたとしても弱っているのでその際に倒せば良いと考えていた。
しかし、その言葉を聞いたカンナは笑う。
「なんだ? 何故笑っている?」
「ごめんなさい。少し滑稽でね。あなたたちはワタルの力をまだ知らない。」
「何!?」
ーーー クチバシティ ーーー
「さすがだな。ならばこちらもこれを使おう。」
するとワタルの雰囲気が変わる。理由は分からないが、警戒しなければならないと自身の直感が警告している。
「何をしているかわからないけど、止めさせてもらう。 コメットパンチ!!」
メタグロスがカイリューに対して攻撃をする。
「カイリュー、かいりき。」
カイリューがかいりきで迎え撃つと今度は
「な!? 押し負けた!? メタグロス、ラスターカノン!!」
ダイゴはメタグロスを下がらせ、ラスターカノンを放つ。しかし、
「はかいこうせん!」
ラスターカノンとぶつかると徐々にラスターカノンが押され始める。
「これは!? 今まで手加減していたのか? いや、違うこれは、」
ダイゴは今までの戦いでカイリューは全力を出していることは察していた。だが、今まで互角だったのが押されている。ワタルが何かをしたと察する。
「君がカイリューに何かしたのかい?」
「ほう、さすがだな。 この力を持っていないにも関わらず、オレが理由と察したか。」
ワタルは自身の力をダイゴに説明する。
「そうだ。オレの力はポケモンの記憶を見たり、傷を治すこともできるが、同時にポケモンの隠された能力を
ーーー クチバシティ ーーー
ハクリューたちと戦闘していたイエローたちはワタルのその言葉に驚く。
「!? 僕の力にそんな力が!」
イエローはその言葉に驚きを隠せない。
「(もしかして、僕もそんなことができるのか?)」
同時に本当にそんなことができるのか自身のポケモンで試してみる。
「オムすけ、れいとうビーム!」
自身の力をオムすけに伝わるようにして技を繰り出すが、威力は変わらない。
「ダメだ。 まったく変わらない。」
その時、ハクリューのりゅうのいかりがイエローを襲う。
「ソーナンス! カウンター!!」
ソーナンスが攻撃を反射してハクリューに命中させる。
「ちょっと、麦わらガール。ぼさっとしてるんじゃないわよ。」
「ご、ごめんなさい。」
そしてその店員さんの次の言葉に驚く。
「あんた、ここは私たちが抑えるから逃げなさい。」
「え!? どうしてですか? 僕も」
自分も戦うと言おうとするが、その前に否定される。
「だってあんた、自分のポケモンと相手のポケモンが
「!?」
そこでイエローは先程、威力が上がらなかった理由を悟る。自分は無意識のうちにポケモンを傷付けたくないと力をセーブしていたことを理解した。
「(ニビシティのジムでポケモンバトルはポケモンと友達になれると知ったけど、やっぱり傷付けるのは嫌だった。だからピーすけを捕まえるのも時間が掛かった。)」
そう、ピーすけを捕まえるのに時間が掛かった理由はバトルをして傷を付けたく無かったからである。サントアンヌ号での戦闘の時もマチスの攻撃を受け止めたり、その部下たちとの戦闘でもれいとうビームやでんじはで相手を動けなくしたりとポケモンが傷つかないバトルをしていたのだ。
「でも、それじゃあの人たちには、レッドさんとサトシさんには辿り着けない。」
レッドとサトシはあの四天王やロケット団と戦っている。これらの組織は自身の目的のためにポケモンを悪事に利用しようしている。自分が見つけようとしている2人はそんな彼らと戦っているのだ。
「僕も戦うことが出来ないと会うこともできない。」
今、上ではダイゴさんが、ここでは店員さん達やブルーさんが海の上ではロケット団と四天王がそれぞれ戦っている。なのに自分は傷つけたくないという考えで
「みんな、ごめん。 これから君たちは傷付くし、ポケモン達に怪我をさせると思う。」
イエローは自身のポケモン達にそう言い、そして願う。
「だけど、僕はワタルやロケット団にこれ以上ポケモン達を傷つけて欲しくないし、レッドさん達に辿り着きたい。 だから、」
イエローは自身の思いをぶつける。
「だから、力を貸して!! ワタルやロケット団を止めるためにレッドさんとサトシさんに辿り着くために!!」
ポケモンたちはそれに答える。イエローは今、初めて戦うことを決めた。
「よし、オムすけ! れいとうビーム!!」
オムすけのれいとうビームがハクリューに命中する。すると先程まではそこまで効いていなかったにも関わらず、
「これは!」
「そっか、あの子はワタルと同じ力を持っているなら、同じことも出来る!」
コジロウはその威力に驚き、ブルーはイエローがワタルと同じ力でポケモンの能力を引き出していると悟った。
「(ワタルに対抗するためにはこの子の、イエローの力が必要ってことね。)」
一方のイエローは疲労感と眠気が襲って来る。
「(眠い、! ってことはワタルもこの手を使っているなら、僕と同じで疲れているのかも!?)」
そこでイエローはワタルも疲労が現れているのでは無いかと考える。
上を見るとカイリューが押している状況だが、自身の力でメタグロスを回復、強化すれば勝てるのでは無いかと考える。
「皆さん! お願いがあります。」
ーーー クチバシティ 上空 ーーー
「クッ!?」
ワタルのカイリューのかいりきを受け、ダメージを受けるメタグロス。
「ここまで粘るとは、さすがだ。はかいこうせん!!」
「まもる!!」
はかいこうせんをメタグロスのまもるで防御する。
「カイリュー…!? あれは!!」
追撃をしようとしたその時、下からプリンに乗った麦わら帽子を被った人物が近づいて来る。
「まさか、あいつは!?」
ワタルはそれでイエローがダイゴのメタグロスを助けるために近づいていることを悟り、阻止する。
「ギャラドス! 奴を叩け!! はかいこうせん!」
「トライアタック!! チュチュ、でんきショック!」
ワタルはギャラドスに指示して攻撃する。するとその人物はチュチュにでんきショックをプリンにトライアタックを指示して相殺する。すると
「!? 服が違うだと!!」
そうプリンの上にいた人物は服装が違っていた。すると別の方向からメガヤンマとパンプジンに掴んでダイゴに近づく黄色い髪をした人物がいた。
「!? 先程のは偽物か!! カイリュー、りゅうのいかり!!」
そこで、ワタルはどんな手段を使ったか不明だが、2人とも同じ服装に変装してこちらに近づいていたことを知り、その人物に対してカイリューの、りゅうのいかりを繰り出す。
「
彼女は自身のポケモンで攻撃して、メガヤンマとパンプジンもそれぞれ攻撃して相殺する。その際、その威力で顔の変装が解けてブルーの顔になる。
「!? こっちが偽物か!?」
ダイゴの方へ向くと既にメタグロスに辿り着いていたイエローがいた。
「君たち!? 危ないから下が、「待ってください! 今僕の力をメタグロスに与えます!!」え?」
イエローがメタグロスに触れると傷が治っていく。
「ちっ! カイリュー、かいりき!!」
「! メタグロス、コメットパンチ!!」
再びぶつかり合うが、今度は押し負けずに受け止める。
「!? これは!」
「イエロー! メタグロスの能力を高めたのか!!」
ワタルはイエローがメタグロスの能力を高めたことにまずいと考える。
「ギャラドス、はかいこう、」
その時、別の方向から再び、バブルこうせんがギャラドスを襲う。
その攻撃を受けてギャラドスは海へと落ちて行く。
「! 奴か!!」
ワタルの見る方向をイエローが見るとそこには四足歩行で水晶のような美しく綺麗なポケモンがいた。
「! あのポケモンが助けてくれたのか!」
「ちっ、カイリュー、はかいこうせん!!」
ワタルはカイリューを一度離れさせて、はかいこうせんを繰り出す。
「メタグロス! ラスターカノン!!」
メタグロスのラスターカノンが放たれ、ぶつかり合う。
パワーは互角。だがそれは1対1の場合だ。
「カメちゃん、みずでっぽう!!」
「チュチュ、でんきショック!!」
ブルーとイエローのポケモン達から放たれた攻撃がワタルのカイリューに当たる。
「く、おまえら!!」
それを受けてはかいこうせんの力が弱まる。
「! 今だ!!」
ダイゴはそれを見抜き、ラスターカノンがはかいこうせんを押し、カイリューへ向かう。
「!? しまった!!」
ワタルの乗るカイリューにラスターカノンが直撃する。
ーーー クチバシティ ーーー
「やった! 作戦成功ね!」
「ああ。」
「やったニャ。」
ロケット団3人組(?)はマーイーカとプルリルそしてモルペコでハクリュー達を抑えながらその光景に喜ぶ。
イエローがダイゴに近づき、メタグロスを自身の力で回復と強化をするには近づく必要があったのだが、当然ワタルはそれを阻止しに来る。
そこでロケット団は店員として来ていた服を2人に渡し、着させ、ブルーは麦わら帽子を被っていない状態のイエローに変装する。
最初に本人が近づき、自身の力でポケモン達を強化して相殺するとワタルはイエローの服装が違うことと逆方向から変装したブルーが近づくことで近づいたイエローが本物で先程攻撃したイエローが偽物と認識する。
しかし、実際には逆でその攻撃をブルーが受けている間にイエローがダイゴのメタグロスに近づきトキワの力で回復と強化をする。
ちなみに戦闘していたハクリューたちは先程のオムすけの攻撃でハクリュー達の連携は崩れたため、隙が生まれた。
ーーー クチバシティ 水の上 ーーー
「な!? ワタルが!」
その光景を見たカンナが驚く。
「よそ見とは余裕だな。 モルフォン!」
ナツメがモルフォンを再び近づける。
「何度やっても同じだ! パルシェン! からにこもる!!」
しかし、カンナはパルシェンが反応しないことに気付く。
「!? まさか、ギガドレインか!!」
そこでナツメのモルフォンが何度もパルシェンに近づいた意味を理解する。カンナはパルシェンをボールに戻す。
「く、行きなさい、ラプラス!!」
反対側でヤドランとジュゴンが戦っているマチスとの戦闘では相性で少しずつだが押されている。
「(仕方ないか。
カンナはルージュラのボールに手を掛ける。
ーーー クチバシティ 上空 ーーー
ラスターカノンを直撃したカイリューだが、煙が晴れると回復している状態で姿を見せる。
「! 回復したのか。 だが、」
ダイゴはワタルの状態を見ると疲労を感じている印象だ。
「どうやらその力は君にとって負担が大きいようだね。」
「はあ、はあ、チッ。」
ワタルは自身の力の反動で疲労感が襲って来るのがわかる。
「(これ以上は計画に影響が出る。仕方ない。)」
ワタルは屈辱ではあるが、撤退を選ぶことにした。
「見事だ。今回は撤退させてもらうか。」
「こんな悪事をした以上させるとでも?」
当然それを許すつもりはない。
「フ、悪事か、ならばおまえの父が引き起こした悪事は許すのだな。」
「……どういうことだい?」
ダイゴは父が起こした悪事について聞く。
「デボンコーポレーションの社長ムクゲとポケモン協会は流星の民と呼ばれる者達と共に過ごしていたあるポケモンを無理矢理
「「「な!?」」」
その言葉にイエロー、ブルーそしてダイゴは驚愕する。
ダイゴは自身の父がポケモン協会と共にそんな悪事に加担していたことにイエローとブルーはポケモン協会がそのような悪事をしていた事に驚いたのだ。
「人間は欲望の為にポケモンや自然を壊す。そんな奴らがこの世界では正しいとされている。分かるか? ポケモンにとって人間は敵だということが!!」
ワタルはその話を聞いたダイゴ達に隙が生まれたことを察して撤退する。
「! しまった!?」
「忘れるな! 人間はポケモンの敵だということをな!!」
そう言い残し、ワタルは撤退する。
ーーー クチバシティ 海の上 ーーー
「どうやら、撤退したみたいね。なら私も」
ラプラスに乗ったカンナがポケモン達と共に撤退しようとする。
「させるとでも!」
「あまり、攻撃しない方が良いわよ。あなたの仲間が傷ついちゃうでしょう?」
カンナがマチスにナツメに似た氷の人形を見せる。
「ちっ、」
「はあ、はあ。」
ナツメの右手には雪の結晶のような物があったのだ。
そしてカンナが持っている人形を破壊してしまうとその破壊された通りに対象者は壊れてしまう。故にマチスは攻撃ができないのだ。
「出来ればこれを使いたくはなかった。さすがはロケット団幹部。見事ね。今回はこれで勘弁してあげるわ。」
そう言い、カンナは撤退する。するとナツメの右手にあった雪の結晶が消える。
「あれが、四天王か。」
「手強かったぜ。ナツメ、すまねえがテレポートでこの町からオレも含めて逃げてくれないか? あのガキに顔をみられた。」
そう言いながらマチスはイエローの方へ指を指す。
「分かった。ケーシィ。 テレポート!!」
ナツメは右手がうまく動かない為、左手でボールからケーシィを繰り出し、マチスと共にテレポートで撤退する。
ーーー クチバシティ 上空 ーーー
「逃げたのか、ワタルが?」
イエローはその光景を見て安堵すると今までも疲れからか、眠くなる。
「(あ、眠くなって…。)」
イエローはそのまま、メタグロスの上で眠ってしまう。
ーーー ある別荘 ーーー
その後、目を覚ますと豪華な部屋の中にいた。
「(ここは?)」
目を開けるとそれに気付いたのか、ダイゴが呼びかける。
「目が覚めたのかい? 良かった。」
「あなたは確か、ダイゴさん? でしたっけ?」
「ああ、あの時はありがとう。逆に助けられてしまったね。」
そう会話をしてイエローは体を起き上がらせる。
「ここは?」
「ここは僕が買ったこのクチバシティの別荘さ。ここは町とは離れた所だから破壊されなかったんだ。」
ダイゴがこの場所のことを説明する。
「! ブルーさんやあの店員さんたちは!?」
「彼らは君が眠った後、感謝を言って他の町に行ったよ。君は一日中寝ていたんだ。」
ブルーやあの店員さんたちはどうやら他の町に行ったようだ。
「そうですか、ここまで運んでくれてありがとうございます。」
イエローは感謝を言う。
「良いさ、こっちも助かったよ。」
その時、イエローは近くに何か力がある石が見えた。
「この石は?」
「…これはポケモン協会と僕の父から依頼されて集めている物だよ。2ヶ月ほど前、このカントーとジョウトの上空で謎の裂け目が現れた事は知ってるよね?」
イエローはその言葉に頷く。2ヶ月ほど前カントーとジョウト地方で発生した謎の裂け目。これは今でも様々な噂がある。謎のポケモンが開いた物、何処かの組織が発生させた。世界が滅びる前ぶれなど、様々な噂がある。
「この石はその
「え!?」
イエローはその言葉に驚く。
「既に数日前にもポケモン協会に渡していたんだが、先日入手する事が出来たんだけど、伝える手段をこの家に忘れてしまってね。それを取りに向かったんだけど、」
何かを考えるダイゴにイエローは察する。
「…ワタルが言ったことですよね?」
ダイゴはその言葉に頷く。
「もし、本当に父さんやポケモン協会がそんなことをしていたとしたら、この鉱石を何かに利用しようとしていることが分かる。そしてこの鉱石には何か特別な力がありそうだ。何も知らずにポケモン協会に渡すのは抵抗がある。僕はこれからポケモン協会が何をしようとしているのか調べるつもりだ。君はこれからどうするんだい?」
ダイゴの話にイエローは考えて答える。
「僕はレッドさんとサトシさんを探すためにこの町に来ましたが、ワタルの話が本当かどうか、ジムリーダーの皆さんに話を聞こうと思います。」
ダイゴの言葉にイエローはそう答える。
「確か、ブルーやあの人たちから聞いたけど、確か四天王と戦って行方不明になった人達だったね。すまないけど君はその2人を探す旅を続けてくれないか?この件は僕が秘密裏に調べて見る。」
「え!? でも、」
ダイゴはさらに続ける。
「ポケモン協会が絡んでいるとなると、一歩間違えれば拘束、最悪の場合は犯罪者として扱われるかもしれない。君はまだ小さい。君にそんな事はさせたくはない。この件は僕が調べるから君は関わらない方がいい。他の人達に話すのも避けて欲しい。良いね?」
「……はい、分かりました。」
イエローはその言葉に頷く。
「ありがとう。この件には父さんが絡んでいる以上、僕の手で調べたいんだ。人とポケモンの幸せの為にと言っていた父さんがどうしてこんなことをしたのか、知りたいんだ。」
その言葉にイエローは何も言えずにただ頷き、その後礼を言って別れた。
ーーー ??? ーーー
「まさか、ワタル。あんたが始末に失敗するとはね。」
キクコはワタルにそう呟く。
「ああ、邪魔が入ってな。」
「ホウエン地方チャンピオンのダイゴか。」
キクコはその邪魔となった人物を言うが、
「それだけではない。謎の3人組とイエローというオレと同じ力を持ったトレーナーがいてな。」
「!? なるほど、そういうことか。」
キクコはワタルと同じ力を持つ人物がいたことに驚き、納得する。
「後、あの
「! まさか、」
ワタルはそのキクコの言葉に頷く。
「どうやら、サトシとレッドを襲ったことで俺たち四天王を完全に
キクコはその言葉に考えを巡る。
「だとしたら
「ああ、注意してほしい。それに今後はあのブルーという人物ではなくイエローを狙う。」
ワタルの言葉にキクコは理由を聞く。
「一応、理由は聞こうかね?」
「イエローがあの2人と合流してしまった場合。四天王にとって最も厄介な存在になる。その前にそれを阻止する。」
ーーー クチバシティ ーーー
ダイゴと別れ、クチバシティに戻ったイエローはポケモン大好きクラブの人達と出会い、感謝をされていた。
「ありがとう! おかげでみんなが戻って来たよ。」
「い、いえ。そんな。」
そう話をしているとある人物が声を掛けてくる。
「失礼、お嬢さん。少し聞きたいことがあるのだが良いかな?」
「はい。えーと、どちら様でしょうか?」
イエローはその人物にそう問いかける。
「失礼した。僕はミナキ、
「スイクン?」
イエローはそのポケモンに聞き覚えがない。その人物はスイクンについて語る。
「そう! スイクン!! 私がこの7年間探し求めたポケモン!!水晶のような美しい体でありながら、強い力を備えた
「そ、そうなんですね?(あれ? それってまさか。)」
ミナキは″だが″と言葉を続ける。
「この町でこのような悲惨なことになってしまったのは残念だ。話を聞いている限り、この事態を起こした犯人のせいで誰も見ていないと言う。そこで彼らと戦ったイエロー君、君ならばスイクンを見たのではないかと思い、話したのさ。何か心当たりは無いかね?」
イエローはその質問に答える。
「えーと、はい。あの時僕たちを助けてくれたポケモンがミナキさんの言う特徴のポケモンでした。そのポケモンはバブルこうせんを使っていました。」
その言葉を聞き、ミナキは確信する。
「それはスイクンか! そのポケモンはどこへ行ったか分かるかい?」
「すみません。わからなくって。」
イエローはすぐに眠ってしまった為、申し訳ない様にわからないと答える。
「そうか、ありがとう教えてくれて。 それにしても話を聞いた限り、この町を襲ったのは彼らから聞いていた
まったく、
「……え?」
その言葉にイエローは驚く。四天王のこと知っていること事もそうだが、知り合いに怪我を負わせたという言葉に違和感を感じたのだ。
何故ならば、オーキド博士やジムリーダーたちが四天王の存在を知ったのはサトシにバトルの果し状を送ったからだ。ミナキの言葉ではその知り合いが襲われた後にクチバシティを襲ったということだろう。つまり、
彼の言った
「……ミナキさん。その知り合いってもしかして、レッドさんもしくはサトシさんという名前じゃありませんか?」
ミナキはその言葉に驚きながら答える。
「そ、
イエローは肯定したのを見てミナキにさらに質問する。
「何時、どこで会ったんですか!!」
ミナキはその質問に答える。
「
イエローはミナキからの情報で2人が無事であること、そしてシオンタウンに向かった可能性があることがわかった。
「! ありがとうございます!! ドドすけ!」
イエローはドドすけを繰り出し、背中に乗る。
「よし、さっそくシオンタウンに行こう!!ミナキさん、ありがとうございました。会長さんもお元気で。」
「いや、こちらもスイクンについて情報をくれてありがとう。」
「もう行くのか、気をつけてな。」
イエローはポケモン大好きクラブの会長と情報をくれたミナキさんに別れを言いドドすけを走らせる。レッドとサトシが向かったと思われるシオンタウンへ。
以上、いかがでしょうか?
楽しんで頂けていれば幸いですではまたの機会に
え!? なんであのポケモンが居るのかって?
ヒント:原作ではどの場所で解放されたでしょうか?
解放された理由についてはまた別の機会で