ポケットモンスターSpecial 蒼き少年と冒険記   作:KAZ1421

32 / 137
ポケモンタワーでの戦いも最終局面です。

今回、ある人物の過去を原作をベースにアレンジしております。
ご理解の程をお願い致します。

ではどうぞ。


ポケモンタワーの戦い③〜その後。

ポケモンタワーで四天王のキクコと操られたシバとの戦いでレッド、キョウはキクコとサトシはシバを救う為、シバと戦う。途中目を覚ましたグリーンがキクコとの戦いに参加し、キクコを追い詰めるが巨石のエネルギーを使い自身のポケモンを強化して襲う。一方、キクコに操られた野生のポケモンとの戦いを終えたイエローはサトシとシバの戦いを見てサトシがシバを救う所を見る。サトシと共にシバのところへと向かい、サトシは自身の境遇も含め、四天王への思いを話し始める。

 

 

ーーー ポケモンタワー ーーー

 

サトシの口から発せられた言葉にシバとイエローは驚きを隠せなかった。

 

「サトシさんがこの世界の人間じゃない(・・・・・・・・・・・・)?」

 

イエローはその言葉を意味を最初、理解することができなかった。しかし、心当たりはあった。キクコが戦闘前に話した、サトシがあの謎の裂け目から現れたということ。

 

あの裂け目の先に人間がいたということなのだろうか?

 

「俺は別の世界、平行世界(・・・・)っていうところから来たんです。」

「平行世界…、創作物などでもあったあり得た可能性の世界か。信じ難いが、本当なのか?」

 

シバのその質問にサトシは頷き、答える。

 

「はい、信じられないと思います。このことを知っているオーキド博士たちも最初は信じてくれませんでした。でも事実です。俺が皆さんを知っていたのは俺の世界の皆さんを知っていたからなんです(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)。」

 

その言葉にシバはサトシが初めて会った時から自身を知っていたことに納得する。

 

「ッ! そうか、その言葉が事実ならばオレを最初に見て直ぐに名前を言った事も納得が行く。それにその顔を見るに嘘を言っているように見えない。」

「ありがとうございます。」

 

そこまで話してシバはなぜサトシが自分たちを信じているかが分かった。

 

「サトシはその世界のオレたち(・・・・・・・・・)と会ったんだな?」

「はい。 俺は皆さんに会って、トレーナーとして大切なことを学んだんです。」

 

サトシは自身の世界で会った四天王の話をする。

 

 

 

 

「シバさんには、ポケモンと心を繋がる大切さを」

 

サトシはシバからポケモンバトルに奥義など無く、大切なのはポケモンと繋がる絆だと教えられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「キクコさんとはバトルを通して、新しい事へ挑戦する機会を」

 

トキワジムでキクコとバトルをして、負けはしたが自分とピカチュウの強さと絆を認めてくれた。 そのバトルを通してサトシはバトルフロンティアに挑戦する事を決めたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ワタルさんには俺とピカチュウの命を救ってくれました。」

 

カントーではロケット団にホウエン地方ではマグマ団に捕まった際、ワタルさんに助けてもらったからこそ、今のサトシがいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

「そしてカンナさんにはポケモントレーナーとして人として本当に大切なことを教えてくれたんです。」

 

サトシが天狗になっていてポケモンとの関わりが疎かになった時、カンナさんの言葉を受けて、改めてポケモンとの付き合い方、そして自分の人生が変わるきっかけをくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺はそんなあなたたちがいたからこそ、ここまで強くなれました(・・・・・・・・・・・)

今の俺がいるのは俺の世界のあなたたちが仲間やポケモンとの絆の大切さを教えてくれたからなんです!」

 

 

 

 

 

サトシは四天王と会いトレーナーとして大切なことを学んだからこそ、今の自分がいると言う。

 

だからこそ、サトシは止めたかったのだ。

 

 

 

 

「皆さんなら、俺がそうだったように多くの人たちにポケモンとの絆の大切さを多くの人に教えられる。俺の世界でのあなたたちは多くのトレーナーの目標で憧れなんです!! 多くの人があなたたちを通して、ポケモンとの絆の大切さを学んでいるです!!」

 

 

 

 

 

その言葉を聞き、イエローは自分がイメージしている四天王とは全く違うことに驚く。

平行世界とはあり得た可能性の世界だという。なら四天王がポケモンと人の世界でポケモンとの絆を人々に教えることを選べば、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サトシのようなトレーナーが多く居る世界になったのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なのに、力で無理矢理ポケモンとの絆を壊そうとしているんです。もしかしたら俺のように多くの人がポケモンとの絆の大切さを学ぶかも知れないのに、それを諦めていたんです(・・・・・・・・)。」

「……。」

 

シバはただ見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

別の世界の自分たちが育てたと言っていい、ポケモントレーナーを

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そんな俺だからこそあなたたちを止めたいんです! あの人たちからトレーナーとして教わった大切なことを全て皆さんにぶつけます!!あなたたちがその考えを改めるまで!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、キョウとグリーンは巨石で強化されたアーボックに苦戦していた。

 

「リザード、かえんほうしゃ!」

「ベトベトン、ヘドロこうげき! アーボック、ようかいえき!!」

 

キクコのアーボック目掛けて攻撃を放つが、強化されたアーボックのスピードで回避されてしまう。

 

「アーボック、いわなだれ!!」

 

キクコのいわなだれがポケモンと2人を襲う。

 

「ちっ、なんて威力だ。」

「技の威力も上がっているのか!」

 

その攻撃を受け、ストライクとベトベトンは倒れてしまう。

 

「かみつきな!」

 

アーボックはグリーンのリザードに対してかみつくをする。

 

「ッ! リフレクター!」

 

リザードのリフレクターでその攻撃を防ぐ。その際、のけ反ったアーボックにキョウはマタドガスを繰り出す。

 

「マタドガス、たいあたり!」

 

マタドガスのたいあたりがアーボックに当たり、共にリザードから距離をとる。

 

「マタドガス、自爆!!」

 

アーボックに近い距離で自爆を繰り出す。

 

「ハア、ハア、どうだ!?」

 

キョウが自爆した先を見ると自爆で倒れたマタドガスとダメージを受けていたが、無事であるアーボックの姿があった。

 

「! 倒れないだと!? 耐久力も強化されているのか!?」

「流石ロケット団幹部、大したものだね。でも威力が足りなかったね。フェッフェッ。」

 

その光景を見てグリーンは状況を冷静に考える。

 

「(キョウがあのアーボックの能力を封じてくれたが、その際に自身の血を多く使った。そのせいで弱っている今、オレがやるしかないか。)」

 

キョウもまた、今の状況を考える。

 

「ハア、ハア。(くそ、まさかこれでも倒れないとは。これではグリーン1人では荷が重い。それにレッドは目が見えないこともあって苦戦しているようだ。ならば!)」

 

キョウはボール手裏剣を取り出し、アーボック目掛けて投げる。

 

「ハア!」

 

しかし、投げた手裏剣があらぬ方向へ飛ぶ。

 

「どこに投げているんだい? もう虫の息みたいだね。アーボック、行きな!」

 

アーボックが素早い動きでキョウのアーボックに攻撃する。その攻撃でアーボックの尻尾が取れ、そのあとのかみつくでアーボックは倒れる。

 

「グッ!」

「フェッフェッ。もうキョウは動けないかね? あとはグリーン。あんただけさ!」

「く。」

 

グリーンがそう警戒しているとキョウは自分の賭けが成功したことを確信し、笑う。

そう、キクコとアーボックの後ろからツル(・・)が現れ、アーボックを拘束したのだ!

 

「な! アーボック! ツルを外しな!」

 

アーボックは体を拘束しているツルを力任せに外そうとする。だがレッドのフッシーはフシギソウに進化したばかりだ。つまり進化したばかりのポケモンは通常より能力が高い。その為、外すのに時間がかかってしまう。その結果次の攻撃を避けることが出来なかったのだ。

 

「ピカ! でんじは!! ニョロ、おうふくビンタ!!」

 

 

ピカのでんじはでまひ状態にニョロのおうふくビンタを喰らい、アーボックはダメージを受ける。アーボックの能力が封じられた状態ででんじはは効いたのだ。キクコはこれを仕掛けたトレーナーの方へ向くと驚愕する。

 

「! 目が開いている!? なぜだ!!」

 

キクコが見たレッドは既に目が開いた状態だったのだ。

 

「キョウ、サンキュー。おかげで目が治ったぜ。」

 

レッドはキョウが投げた手裏剣を見せる。そこには専用のまひなおしがあったのだ。

 

「! そうか、あの時の手裏剣は弱っていたんじゃなく、これを狙って!?」

「ハア、そうだ。投げた手裏剣の中にはまひなおしを持っていたポケモンがいた。」

 

キョウが手裏剣を投げたのはキクコとアーボックを攻撃する為じゃなく、レッドにまひなおしを届ける為だったのだ。

 

「グリーン、目が覚めたんだな! よかった。」

「おまえも無事なようだな。キクコとの戦いで足手纏いになるなよ。」

「当然!」

 

レッドはグリーンの無事を喜びつつ、共にアーボックを倒す為攻撃する。

 

「フッシー、はっぱカッター!!」

「リザード、かえんほうしゃ!!」

 

2人が放った攻撃がアーボックに向かって行く。アーボックは回避しようとするが、まひで動けなく攻撃を喰らってしまう。

 

「! おのれ。」

「ニョロ! みずでっぽう!」

「ゴルダック! ねんりき!」

 

追撃の攻撃でアーボックはついに倒れてしまう。

 

「バ、バカな。なら!」

 

キクコは自身の切り札を使おうとする瞬間、その腕を掴まれる。

 

「! シバ(・・)か!?」

 

腕を掴んだのはなんと、サトシと戦っていたシバだったのだ。

 

「な! シバ!? ならサトシは!」

 

レッドたちが驚いていると後ろからサトシとイエローが現れる。

 

「みんな! 大丈夫か!?」

「皆さん! 無事ですか? ポケモンたちを回復させます!!」

 

レッドはそれを見てホッとする。イエローはレッド、グリーン、キョウのポケモンを回復していく。その時、四天王の2人を見るとどうやら言い争いをしているようだ。

 

「正気に戻ったのかい。なぜ止めるシバ。」

「もう、勝負はついた。この戦いはサトシたちの勝利だ。」

 

その言葉にキクコは言い返す。

 

「まだ負けちゃいないさ。」

「そのゲンガー(・・・・)はキクコ、おまえの切り札だろう?それを使おうとするほど追い込まれている状態でサトシがここに来た時点で負けだ。」

「ッ!」

 

シバの言葉にキクコは理解する。調べた際にサトシのポケモンにゲンガーがいることは確認済みだ。サトシのゲンガーも同じことができる可能性が高い。確かにサトシがここに来た時点でこちらの負けだろう。

 

「それに、よくもオレを操ったな。このままその借りを返したいが、一応、強者と戦うという約束は守ってくれた。キクコ、オレを操ったその石とオレを操って奪ったジムバッジを彼らに渡せ。」

「! な!?」

 

キクコはシバの提案に驚く。

 

「これは計画の要さ。渡す訳が、」

「ならば、オレは四天王を抜ける(・・・・・・・)。オレを操ったその道具を破壊することと操った際に奪ったバッジを返すこと、それがオレが四天王にいる条件だ。」

「ッ!」

 

キクコはシバの言葉に戦慄する。この状況でシバが四天王を抜けて敵となれば間違いなく負けるだろう。四天王の拠点や計画も全て漏れてしまう。

 

「…破壊はできないさ。この石は破壊したとしてもエネルギーは残り、時間が経てば再生する。破壊したとしても意味が。」

「サトシならば、そのエネルギーごと破壊できる(・・・・・)。だからその石をサトシに渡せと言ったんだ。」

「なんだって?」

 

その情報が本当ならば、サトシはこの計画の最大の脅威だろう。さらにゴースとゲンガーを倒すほど成長していたレッドやワタルと同じ力を持つイエロー。 ワタルの言う通り、この3人が揃えば四天王にとって最大の障害だ。

 

「…ちっ。」

 

キクコは現状を打破する為、ピンクバッジをキョウへ巨石をサトシに投げる。2人はそれを受け止める。

 

「…シバさん、本当に行くんですか?」

「ああ。オレは負けた、力も心もな。あの時のバトルはサトシの勝ちだ(・・・・・・・)。君が言ったことを想像も出来なかった時点でな。ワタルたちは強者と戦うという約束を果たした。今度はオレが約束を守る番だ。例え、オレたちが間違っていると分かっていてもな(・・・・・・・・・・・・・・・・)。」

 

その言葉を聞き、サトシは決意する。

 

「分かりました。なら、あなたたちは俺たちが倒します!」

「…フッ、そうか。君たちならできるだろう。この戦いは君たちの勝利だ。 引くぞキクコ。」

「ちっ、覚えておくんだね。」

 

そう言うと同時にキクコのもう一体のゲンガーが繰り出され、2人は姿を消す。

 

このポケモンタワーの戦闘はサトシたちの勝利で幕を閉じた。

 

 

 

「勝ったのか。グ!」

 

ガクッ! とキョウは膝をつく。それを見て4人はキョウの元へ向かう。

 

「キョウさん! 大丈夫ですか!?」

「おい、無事か。」

「ハア、ハア。大丈夫だ。キクコのあのアーボックの能力を封じる為にはこれしか無かった。」

 

そう言いキョウは今自身が感じている感情を言葉にする。

 

「自分を追い詰め、耐え抜いた勝利も悪くないものだな(・・・・・・・・)。最も、おまえたちがいなければ勝ち得なかった戦いだが。」

 

キョウがロケット団に手を貸していたのは力を手にする為だ。ジムバッジとロケット団の技術を利用すれば大きな力が手に入る。その力のために協力したのだが、今はそれで手に入れた力の満足感よりも充実した気持ちになっているのだ。

 

「キョウさん、ポケモンセンターで回復を。」

「必要ない。ロケット団としてこの程度、覚悟しているさ。それより良いのか?今ならばオレを捕えるのは容易だぞ?」

 

その言葉を聞き、4人は“ハッ“とする。今回は共闘したとはいえどロケット団だ。つまり、ここから逃して仕舞えば後に厄介な敵になるだろう。すると意外な人物が回答する。

 

「いや、捕まえたりはしない。」

 

そうグリーンがキョウに話す。

 

「ほう? 何故だ? 特にお前はオレに借りがあるだろう?」

「確かにな、だが同時にオレを助けただけでなく、キクコとの戦いもオレたちを助ける為に身を削ってまで戦ってくれた。」

 

グリーンはさらに言う。

 

「おまえは約束を守ってくれた。それにキョウ、オレはおまえとバトルをしたいと思ったのさ。ハンデがある状態のおまえに勝っても嬉しくないぜ。

「! グリーン、それは。」

 

かつて自分が言った言葉をキョウに言うグリーンに驚くレッド。

その言葉に続き、サトシも言う。

 

「キョウさん。あなたがやった事は許せません。でも今回はオレたちを助けてくれた。 ありがとうございます。」

 

その言葉を聞き、レッドとイエローも感謝を言う。

 

「…礼はするけど、今度は容赦しないからな!!」

「ありがとうございます。」

 

その言葉にキョウは笑う。

 

「…フッ。この地下に塔に来た奴を拘束している。この鍵で牢屋を開けるだろう。次は敵だ。ではな。」

 

鍵を投げた後そのまま姿を消した。

 

 

 

 

 

 

キョウが消えた後、レッドはサトシが持っている巨石を見て話す。

 

「これが巨石か。 サトシ、これを破壊するんだろう?」

「ああ、ルカリオ! はどうだん!!」

 

サトシはルカリオを繰り出し、巨石を上へ投げる。その巨石をルカリオとの力で破壊する。巨石のエネルギーは完全に消滅した。

 

「よし、これでトキワのもりのと合わせて2つ目(・・・・・・・・・・・・)。まだカントーにある巨石を見つけないと。」

「ああ。」

 

そう話すサトシとレッドを見てグリーンは2人に問いかける。

 

「おい、2人共。巨石(・・)とはなんだ?一体何が起きているんだ。」

 

イエローもまたあの時シバに話した内容を再度問いかける。

 

「それに、サトシさん。さっき話していたことは本当ですか?サトシさんが、平行世界っていう所からこの世界に来たって(・・・・・・・・・・・・・・・)。」

「何!?」

 

イエローの言葉にグリーンは驚く。その質問にサトシは頷く。

 

「ああ。 俺はウルトラホール(・・・・・・・)を通ってこの世界に来たんだ。」

「ウルトラホールは2ヶ月前に現れたあの裂け目(・・・・・)のことだよ。」

 

レッドがウルトラホールについて説明すると2人は驚く。イエローはあの裂け目について2人が知っている事、グリーンはあの時発生した謎の裂け目からサトシはこの世界に来たという事に驚いたのだ。

 

「説明しろ。2人は何を知っているんだ?」

「…分かった。実は。」

 

サトシが説明しようとしたその瞬間、レッドは止める。

 

「待ってサトシ、この話は長くなる。先に地下で囚われている人達を助けないと、それにオーキド博士(・・・・・・)から話さないように注意されたんだろう?まずは地下の人たちを助けた後、ハルちゃん(・・・・・)に悪人を追い出したことを伝えてその後、オーキド博士に連絡しよう。そこでグリーンたちに話すことを伝えてからがいいんじゃないか?」

「そうだな。」

「! おじいちゃんはこの事を知っているのか!?」

 

レッドの言葉にサトシは同意するが、グリーンは自分のおじいちゃんがサトシに関する情報を持っていることに驚く。

 

「ハルちゃんって、誰ですか?」

 

一方、イエローはレッドが言った人物について聞く。

 

「ああ、オレたちがこの町に来た時にあった、ガラガラを連れた子だよ。その子に頼まれてオレたちは野生のポケモンに奪われたその子の首飾りをイワヤマトンネルで見つけていたんだ。それにこのポケモンタワーで悪い人がいるせいで墓にお参りできないから追い出してくれって頼まれたんだ。」

「「?」」

 

その言葉にグリーンとイエローは疑問を持つ。ドードーのトレーナーはこの塔に向かった人は一人も帰ってきていないと言われたにも関わらず、その人物がいたことに驚いたのだ(・・・・・・・・・・・)

 

「そんなバカな。この塔に向かった人たちは皆帰って来てはいないと聞いている!」

「「え?」」

 

グリーンはそのハルという少女について2人に詳細を聞いたが、結局何者なのかは分からなかった。

 

 

 

ーーー シオンタウン ーーー

 

レッド、サトシ、イエロー、グリーンの4人は地下にあった牢屋に囚われていた人達を助けて現在、シオンタウンにいた。

 

「皆無事でよかったな。」

「ピカ!」

 

サトシとピカチュウが話しているとドードーの老人が4人に話しかける。

 

「おお、話は聞いたよ。みんなありがとう。おかげでこの町も明るくなりそうじゃ。この子もぐっすり眠れるよ。ありがとう。」

 

「いえ、大したことはしていません。」

「ああ、みんな無事でよかったよ。」

「はい。」

 

サトシ、レッド、イエローの順に老人に話しかける。グリーンはドードーの墓の前でただ祈っていた。

 

「グリーンくん。君も無事でよかった。」

「…いえ、今回は彼らに助けられました。礼なら不要です。」

 

グリーンがそう話しているとサトシに駆け寄る夫婦が慌てたように来たのだ。

 

「君! その首飾りを見せてくれないか!?」

「え、良いですけど?」

 

サトシがその夫婦に首飾りを見せると夫婦は確信したように言う。

 

「間違いない! ハルの首飾りだ! 君、これをどこで?」

 

サトシとレッドはこの夫婦がハルちゃんの両親だと理解して首飾りを渡しながら言う。

 

「これはイワヤマトンネルにいた野生のポケモンが持っていました。ハルちゃんから頼まれてそのポケモンから取り戻したんです。」

「!? ハルに、頼まれただと?」

「うん。ガラガラじゃ取り戻せないから助けて欲しいって。」

 

夫婦は2人からそれを聞き、信じられないと顔を見合わせ、奥さんは泣き始めた。

 

「! どうかしたんですか?」

「…君たちは本当にハルにあったのか?」

 

その言葉に2人は頷く。するとハルの父親はある真実を口にする。

 

 

 

 

「…ハルとガラガラはな、半年前に事故で亡くなったんだよ(・・・・・・・・)。」

「「「「…え?」」」」

 

 

 

ーーー ポケモンタワー ーーー

 

ハルの両親に案内され、ガラガラとハルの遺影が飾ってある墓の前へと来た。

 

「! ハルちゃんとガラガラの、本当に亡くなったんですか?」

「ああ。半年前、俺たちが少し目を離した時に2人とも居なくなってな。どうやら野生のポケモンが崖に取り残されていたみたいで、そのポケモンを助ける為に。」

 

レッドとサトシはそのポケモンがイワヤマトンネルで首飾りを持っていたポケモンだと気付く。

 

 

「そうか、だからあんなに大切にしていたのか。」

 

その言葉を聞いて夫婦は呟く。

 

 

 

「そうか。そのポケモンはこの首飾りを大切にしていたのか。」

 

 

2人は何とも言えない表情でその言葉を聞いていた。

そんな2人にサトシとレッドはハルが言った言葉を言う。

 

「ハルちゃんは2人の描くポケモンの絵が好きだと言っていました。」

「オレたちにこのタワーでポケモンたちが眠れるようにして欲しいって頼んで来たんです。」

「…そうか。本当にポケモンが好きなんだな。」

 

ハルの父親はその言葉を聞いて自身の想いを言葉にする。

 

「…俺はあの日以来、ポケモンのことが憎かった。逆恨みなのは分かっている。ただ何かのせいにしなければと、だからこのポケモンの為に建てた塔もただただ憎かったんだ。今日もこの塔が正常に戻った事を聞いて君たちに憎しみすらあった。」

「「「「……。」」」」

 

4人はその言葉をただ聞いていた。

 

「だが、あの子は死んでもなおポケモンたちのために戦っていた。君たちに声をかけてこの場所をポケモンを慰める場所へと戻すために。」

 

夫婦は4人の方へ振り向き、頭を下げる。

 

「ありがとう。あの子の願いを聞いてくれて。」

 

 

 

ーーー シオンタウン ーーー

 

4人がポケモンセンター向かう姿を見て夫婦は話す。

 

「…今後は描かなくなったポケモンの絵も描くよ。この塔も守って見せる。」

「…ええ。」

 

このポケモンタワーを壊してラジオ局を開こうと言う話もあり、この塔の土地を持っていた彼は今回の件でこの塔を護ろうと決意するのであった。

 

 

ーーー ポケモンセンター ーーー

 

ハルの両親に別れを言い、ポケモンセンターにやってきた4人はパソコンからオーキド博士に連絡する。

 

『イエローかどうし、グリーン? なぜイエローと一緒に。』

「グリーンさんだけじゃありません。」

 

するとそのパソコンの画面にサトシとレッドが映る。

 

「久しぶりです。オーキド博士。」

「オーキド博士! レッドです。」

『!? レッド! サトシ!! 無事だったのか!』

 

オーキドはレッドとサトシが無事であることに安心する。

 

「うん、サトシとエンテイのおかげで助かった。」

『エンテイ!? そうか、確か焼けた塔でサトシがスイクン、エンテイ、ライコウとあったと言っていたな。』

「はい、俺たちを助けてくれたんです。」

『そうか、とにかく無事で何よりじゃ。』

「…オーキド博士、実は相談があるんです。」

『ん?』

 

サトシはオーキド博士にこれまであったことを全て話した。

四天王のこと、そして自分のことをレッドに伝えて、グリーンとイエローにも自分のことを話す旨を伝える。

 

『…そうか、レッドにはすべて話したか。 グリーンとイエローにも話すのか?』

「はい。四天王やロケット団があの巨石を使っている以上、話すべきだと思うんです。」

『…分かった。 それにしてもキクコが四天王にか。あの事をまだ憎んでいるんじゃな。』

「おじいちゃん。キクコと何があったんだ?」

 

グリーンの言葉にオーキドは自分の過去を話す。

 

『…サトシ、レッド、以前ポケモン協会が多くのポケモンを思い通りに操る研究をしていた事は教えたじゃろう?』

 

その言葉にグリーンとイエローは驚くが、以前聞いたレッドとサトシは頷く。

 

「はい。その研究にオーキド博士は反発して研究を抜けた事で研究は中断したって。」

『キクコはその研究をしていた第一人者なんじゃ。』

「え?」

 

その言葉を聞いてグリーンは察する。

 

「…逆恨みか。」

『いや、違う。逆恨みじゃない。考えの相違じゃ。ワシらは昔、仲の良い友人じゃった。だが、ある事件(・・・・)がきっかけで集まることも無くなってしまって再開した時にはポケモンを操るということしか考えなくなってしまったんじゃ。』

「ある事件って?」

 

イエローの質問にオーキドは暗い顔をしながら答える。

 

『…友人のポケモンが死んでしまったんじゃ。彼奴、ヤナギ(・・・)は自分のせいでポケモンを死なせてしまったとワシらにも心を閉ざした以降な。』

「ヤナギさんが…。」

 

サトシはかつて自分の世界のヤナギを思い出す。あの時はイノムーがヤナギの元を去ってしまったことで裏切られたと思い、ポケモンとの絆を信じられなくなっており、心を閉ざしてしまっていた。しかし真実はイノムーは火傷をしたヤナギを治す為に薬草を取りに向かった際、崖から落ちて冬眠状態となっていたのだ。サトシのピカチュウが電撃でイノムーを起こしたことでイノムーは息を吹き返し、ヤナギは心開いた。だが、この世界ではそのイノムーに当たるポケモンは死んでしまったのだ。

 

『ワシはあの日から考え、ポケモンのことを理解すればあんな悲劇が起こる事はなく、ポケモンたちとの良い未来を築けるのではないか。そう考え再びトレーナーとして旅をして、ワシはポケモン図鑑を作ることを決めた。他にもポケモンを育てる道を選んだ者、ボールを作る道を選んだ者もいたよ。だが、」

 

オーキドはキクコが選んだ道を話す。

 

「だが、キクコはポケモンを思い通りに操ればそんな悲劇は起こらないと研究者として考えていたんじゃ。」

「え。」

 

その言葉にレッドたちは何も言えなかった。多くのポケモンを無理矢理操った技術が元々、全て友人のような悲劇を起こさない為に努力した結果であった事に驚いたのだ。

 

 

「ワシはそれを否定した。そして研究を存続を賭けたポケモンリーグの決勝でのバトルでワシが勝利して、その研究を中止にした。

キクコが人生を費した研究を否定したんじゃ(・・・・・・・・・・・・・・・)。当然彼奴は怒り、それ以降会う事は無かった。』

「…元々はポケモンと人の未来の為だったんですね。」

 

サトシの言葉にオーキドは頷く。

 

『…話が逸れてしまったのう。サトシについてじゃが、ここでは誰が聞いているか分からん。そこでじゃ。タマムシシティのジムリーダー、エリカの元へ向かってくれないか? ジムの中でワシらの協力者や信用できる(・・・・・)ジムリーダー達も含めて説明したい。』

「…分かった。そこで説明するのか?」

『ああ、すまんなグリーン。この件が世界に知られて仕舞えば、大きな混乱が生じる。では、ワシは他のジムリーダーや協力してもらっているマサキにも連絡する。』

「マサキも協力してくれていたのか。うん。じゃあオーキド博士。また。」

 

レッドたちはオーキド博士との連絡を閉じ、ポケモンセンターを出る。

 

 

ーーー 8番道路 ーーー

 

4人はタマムシシティへ向かう為、8番道路を歩いているとある女の子とポケモンが現れた。その人物を見て4人は驚く。

 

「! ハルちゃん(・・・・・)。」

 

そこにはあの夫婦が言った半年前に死んだ女の子とガラガラがいたのだ。

 

「…お兄ちゃんたち、ありがとう。お父さんもお母さんも町のみんなも笑顔にしてくれて。」

「ああ。約束したからな。」

「うん。」

 

サトシとレッドはそう答える。その時、イエローは驚きながらも気になることを聞く。

 

「ハルさん。 教えてください。どうしてそこまでポケモンが好きなんですか?」

 

イエローは話を聞いて驚いていた。死んでもなお、ポケモンを好きでいた子にその理由を聞きたかったのだ。

 

「うーん、分からない、でも好きなの。ポケモンたちといると何も怖くないから(・・・・・・・)。」

「何も、怖くないですか。」

 

イエローはその言葉を聞いて思い出す。自分がトキワの森に入ったのはラッちゃんがトキワの森にいると考えていたからだ。ピカやチュチュを抱えて逃げた時もそばにいたから怖くても体が動いたのだ。クチバシティでもそうだった。

 

「…そうですね。」

「うん。 じゃあね。お兄ちゃんたちとお姉ちゃん(・・・・・)。 行こう?ガラガラ。」

 

そう言うとハルとガラガラはまるで成仏するかのようにその場で消えた。

 

「…幽霊はいたんだな。今後は笑わないようにしよう。」

 

グリーンはそう呟き、再びサトシたちと共にタマムシシティへ向かう。

 

 

 

 

 

ーーー スオウ島 ーーー

 

ここ、スオウ島は四天王の本拠地である。今ここに四天王が全員揃っていた。

 

「そうか、イエローがサトシとレッドに合流したか。」

「ああ、しかもロケット団のキョウと共闘までして、おかげで撤退を余儀無くされたさ。しかも、要の鉱石の一つが破壊されてしまったしね。」

 

ワタルはキクコの報告を聞き、その原因であるシバに問いかける。

 

「シバ。何か弁明はあるか?」

「ない。それに弁明があると言うのならこちらが聞きたい。オレを操ってバトルの邪魔をするとはどういうつもりだ?」

 

対してシバは自身のバトルを邪魔された怒りを3人にぶつける。そんなシバにカンナは答える。

 

「…仕方がないでしょう? あなたはサトシを勧誘して断られたとしても始末しないでしょうし。」

 

シバは協力はしているが、それは強者とのバトルが目的だ。サトシを勧誘して断られてもバトルを楽しむだけで殺して倒す事はしないとカンナとキクコは考えたのだ。

 

「…フン。 だが、おまえたちは約束は守った。今後は指示に従うさ。どの道この計画はサトシたちによって必ず失敗するからな(・・・・・・・・・)。」

 

その言葉を聞き、3人はシバを睨む。

 

「…どう言う意味だ?」

「フ、おまえたちも心からサトシとぶつかれば分かるさ。」

 

そう言い、シバは去ろうとするがふと、止まり、サトシについて話す。

 

「そうだ一つ教えよう。サトシについてだが、彼自身から情報を聞いた。あいつはこの世界の人間ではない(・・・・・・・・)

平行世界の人間だ。」

「!? なんだと?」

 

その言葉に3人は驚く。

 

「それは本当なのかい? そんな話、信じられないが。」

「ああ、サトシから聞いたが、あのオーキド(・・・・)博士もそうだと信じているそうだ。」

 

オーキド博士はポケモン研究の世界的権威だ。そのオーキドが確信を得ているということはその情報は信憑性がある。

 

「ちっ。だからオーキドは情報を隠していたのかい。」

 

キクコは同時にサトシが知っていた事から自身が見つけた鉱石もその平行世界からきたものだと推測する。

 

「ああ。サトシはその平行世界のオレたちと会ったことがあるそうだ。だからこそオレたちを見て直ぐにわかったんだ。」

「…おつきみやまで私たちの名前がわかったのはそういう事だったのね。」

 

カンナはおつきみやまでサトシが自分たちの名前をすぐに呼ぶことができた理由を悟る。

 

「その世界のオレたちは人とポケモンの絆の大切さを多くの人々に教えているそうだ。」

「フン、無駄な事を。人間はポケモンの敵だ。そんなこともわからないのか。」

 

ワタルはその世界の自分にそう言う。

 

「無駄か…。その考えだから勝てない(・・・・・・・・・・・)と言ったんだ。」

「…なんだと?」

 

ワタルはシバをさらに睨む。そのワタルを見てシバは話す。

 

「サトシはその世界のオレたちと出会い、ポケモンとの絆の大切さを知り、強くなったそうだ。つまり、

その世界のオレたち四天王によって育てられたと言ってもいいトレーナーだ。」

「「「!?」」」

 

3人はその言葉に驚愕する。特にサトシの強さを体験したキクコとカンナは驚きを隠せなかった。

 

「サトシの世界はそんなオレたちによってサトシのような考えを持ったトレーナーが多いそうだ。その世界もまた、ポケモンたちにとっては理想な世界ではないのか?

ポケモンと人間の絆を否定しているオレたち(・・・・・・・・・・・・・・・・・・)肯定しているオレたちが育てたトレーナー(・・・・・・・・・・・・・・・・・)。果たしてどちらが正しく、どちらが勝つのだろうな?」

 

そう言いシバは唖然としている3人に背を向け、去っていった。

 

「(オレたちが…育てただと?)」

 

ワタルはその言葉に驚愕しながらただシバがいた場所を見る事しか出来なかった。

 

 

ーーー ロケット団アジト ーーー

 

『申し訳ありません。サカキ様、シオンタウンでの前線基地の建築と防衛、失敗致しました。』

「…状況は聞いた。四天王の戦闘データを持ち帰ったのは評価するが、 最近ロケット団の作戦が失敗続きだ。次の指令の失敗は許されないぞ?」

『はっ!』

 

そう言い、通信を切る。

 

「…ナツメはシロガネ山で治療中、マチスはサンダーがいる場所へ向かっている。キョウにも先程フリーザー、ファイヤーの捜索を任せた。」

 

サカキは現在の状況を整理する。

 

「カツラが作っているミュウツーもあの鉱石のエネルギーで完成間近(・・・・)。成功すれば四天王やジムリーダーが何をしようと無駄なこと。今注意するのは奴らか。」

 

サカキはキョウからの報告書を見る。

 

「サトシは鉱石のエネルギーを消滅させることが出来るという事、そして裂け目から現れたか。」

 

その報告書の内容に驚きながらも呟く。

 

「それにレッドとグリーン、そしてイエローと言ったか、奴らの実力も無視は出来ない、」

 

レッドとグリーンはキョウと共闘したとはいえ、マチスとナツメが負けてしまった四天王を追い詰めたという事実。そしてイエローにはポケモンの傷を癒す、不思議な力があるとのこと。これらを考えれば無視は出来ない。

 

「こいつらは四天王やジムリーダーと、いやそれ以上に危険かも知れん。」

 

 

ーーー ??? ーーー

 

「ジャリボーイは無事のようね。」

 

ロケット団3人組(?)は現在、ポケモン協会について調査をしながら、イエローに取り付けられた発信機と盗聴機でこれまでの会話を聞いていた。

実は以前イエローがロケット団達が来ていた服に着替えた際、イエローが元々着ていた服に発信機と盗聴機を取り付けており、そこから以前のイエローとダイゴの会話を聞いていたのだ。

カロス地方で起こった事件の原因とも言える巨石をポケモン協会が手に入れようとしているという情報を手に入れて何故そんな事をするのか調査をしながら、イエローの動向を監視していたのだ。

 

「さてと、コジロウどう?」

「もう少しだ。ちょっと待ってろ。」

 

コジロウは現在、ポケモン協会の計画書や重要そうな映像などを入手するため、ハッキングをしていた。

 

「よし、開いた!」

「よくやったニャ! コジロウ。」

「さて、ポケモン協会は何をしようとしているのかなっと。」

 

そして3人は資料を見ながらもある動画を見た。

 

「…これって」

「ニャる程、通りでレックウザが怒っているわけニャ。(・・・・・・・・・・・・)

「…私たちが言うのも変だけど、酷いことするわね。」

 

3人はその映像を見てポケモン協会の悪事と言って良いこの行動にそう言うしかなかった。

 

 

ーーー ??? ーーー

 

「どうだゲンジ(・・・)? 流星の民について何か分かる事はないか?」

 

彼、ダイゴはワタルが言った流星の民について調べていた。故に自身の父の知り合いであり、信用できるドラゴン使いのゲンジに聞いていたのだ。

 

『…流星の民はあるドラゴンタイプのポケモンと共に過ごしているという噂は知っていた。おそらくそのポケモンが超古代ポケモンのレックウザだろう。』

「そうか、超古代ポケモンという事は父さんはカイオーガとグラードン(・・・・・・・・・・・)に対する手段として捕まえたのか。そしておそらくこの鉱石で何かをしようとしている。」

 

ホウエン地方に眠っていると言われる超古代ポケモンの2体。そのポケモンを狙っている2つの組織がホウエンにある。ダイゴがこのカントーやジョウト地方で見つけた鉱石はその2体に対抗する為に集めて欲しいと父から聞いていたのだ。

 

「確かに父さんは人とポケモン未来の為にやったと思う。だけどこの方法じゃ、これから戦おうとしている2つの巨悪と同じじゃ無いか。」

 

ダイゴは同時に流星の民がこれからする事を悟る。

 

「彼ら流星の民はレックウザを取り戻そうとするだろう。おそらく力ずくでも。」

『流星の民と戦うのか?』

「いや、俺は一度彼らと話してみたい。その為にも先ずはレックウザの居場所を突き止めなければ。」

 

 

 

ーーー タマムシシティ ーーー

 

彼女、ブルーはワタルとの戦い後、四天王の本拠地を捜索していた。

 

「うーん。このゲームコーナーはロケット団の基地の様ね。でももしかしたら四天王やあいつを撃退したサトシ(・・・・・・・・・・・・)に関する情報があるかもしれない。」

 

サトシに関してはクチバシティで会ったあの店員さんたちに聞こうとしたのだが、ダイゴと話していた時に既に居なかったので聞けなかったのだ。ブルーは危険を承知でロケット団アジトに侵入する事を決める

 

「ちょっと危険だけど行くしかないわね。四天王の計画は阻止しないと。」

 

ブルーはそう言い、ホテルから出て行く。

 

 

 

 

「ここにあるのか、例の鉱石は。」

「ええ、この町にあるロケット団のアジトに。」

 

 

 

 

ある人物たちがこの街にいる事を知らずに。

 

 




いかがでしょうか?

サトシが四天王に求めたことは原作のHG、SSでの出来事でジョウト四天王が健全なトレーナーの育成の為にポケスロンに参加した光景を想像して頂ければ幸いです。

オーキド博士たちの過去は原作からアレンジしました。
ではまたの機会に















さて、あの人の名前が出ました。勘がいい人は分かりますかね?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。