ポケットモンスターSpecial 蒼き少年と冒険記 作:KAZ1421
初めての戦闘シーンですが頑張ります。
『スピアー』『バタフリー』『ニャース』と逃げたポケモンたちを順調にボールに戻していくレッドたち。 最後の『フシギダネ』を見つけるが、『フシギダネ』は初めてのポケモンや人たちに恐怖を覚えて、ある建物内に逃げ込んでしまった。レッドがフシギダネの心を開き、逃げ出したポケモンを全て捕獲したと安心した束の間、サトシから“逃げて下さい。”と声が上がる。
レッドとオーキド博士が後ろを振り返ると、5匹の格闘ポケモン『ゴーリキー』の群れとサトシのポケモンたちがバトルしていた。
ーーー トキワジム ーーー
それは驚きの光景だった。
格闘ポケモン“ゴーリキー“たちが怒りの表情で襲って来たのだ、レッドはサトシがルカリオ、ピカチュウの2匹でゴーリキーたちの攻撃を受け流す、もしくは回避しているのを理解した。
「ッ!! サトシ!! 今助けに「レッド!!こいつらの狙いはオーキド博士かレッドだ!!」え?」
レッドはサトシを助けに行こうと懐から『ニョロゾ』こと“ニョロ“を繰り出そうとするが、サトシからゴーリキーたちの狙いが自分かオーキド博士だと聞き理解ができなかった。
「どうしてそう思ったんじゃ?」
「ゴーリキーたちはレッドかオーキド博士を見た途端さらに怒ってたんだ。 だからこいつらの狙いは2人だと思ったんです。」
オーキド博士はサトシにその結論に至った訳を聞き、サトシはその理由を答える。そしてサトシは自分たちに言葉をかける。
「ここは俺たちが抑えますから、2人は『フシギダネ』のためにも後ろの窓から逃げて下さい。」
後ろを見ると閉じられて光が僅かしか入っていないが、窓がある。確かに入り口を『ゴーリキー』たちに塞がれている現状を考えるとここからなら脱出できるだろう。それにフシギダネはレッドに懐いたとはいえ、あの怒りを露わにしているゴーリキーに合わせるのはまだ抵抗がある。しかし、
「サトシはどうするんだよ!!」
レッドはサトシそう問いかける。自分たちは脱出できても現在、ゴーリキーたちとバトルしているサトシは置いて行ってしまうことになってしまうからだ。
「俺は大丈夫。」
と返答して、言葉を続け、
「2人が脱出したことをゴーリキーたちが気づけば俺より、レッドたちを追おうと何体かはジムの入り口から回って追いかけてくるはずです。
少なくなったタイミングで俺たちも違う窓から外に出て、俺の『カイリュー』で空を飛んで逃げます!!」
ゴーリキーたちの狙いはレッドもしくはオーキド博士だ。
今、サトシたちを攻撃しているのはその邪魔になっているからであり、標的であるレッドたちが裏の窓から出ようとすれば逃がすまいとするだろうが、サトシのルカリオ、ピカチュウは強く、真正面からはまず無理だろう。
サトシたちとバトルをし続ければ逃げられてしまう。そうなればゴーリキーたちはサトシの足止めとして数匹残し、残りのゴーリキー達で追いかけるだろう。つまりレッドたちはその分“距離と時間“を稼げるのだ。その時間があればゴーリキーたちからは十分逃げられる。そうなればサトシたちも対応の負担が少なくなり、ピカチュウの技が出せる隙が出来る。その隙に“エレキネット“などで拘束した後、ルカリオをボールに戻し、窓から出てカイリューで空を飛んで逃げようとサトシは考えていた。
レッドは悩んでいたが、サトシが最強のドラゴンポケモンのカイリューで空を飛んで逃げると聞き、レッドは驚きながらも納得し、
「…わかった!!サトシ気をつけろよ!」
「ああ。トキワシティのポケモンセンターで落ち合おうぜ!!」
レッドはサトシに注意をし、サトシはレッドたちに待ち合わせ場所を伝える。ゴーリキーたちの追跡から逃れた後、トキワシティのポケモンセンターで合流する約束をし、レッドたちは窓から逃げようとする。
「ッ!! オーキド博士、窓から離れて!!」
オーキド博士が窓から逃げようとした時、窓に向かってくるポケモンが見え、そう言うレッド。
「うわ!?」
「うお!?」
「ダネッ!?」
“ドコーン“っと壁を壊して入ってくるポケモンから回避した2人と1匹はそのポケモンを見る。
「
オーキド博士は現れたポケモンが格闘ポケモンの『ゴーリキー』であることに気付き、驚きを表す。
「っ!! いけ、ニョロ!!」
レッドは手持ちのポケモン“ニョロ“を繰り出し、攻撃する。
「“ニョロ“、 『みずでっぽう』!!」
ゴーリキーは“ニョロ“の“みずでっぽう“を喰らい、ひるむがすぐに反撃する。
「リッキー!!」
ゴーリキーは人で言う“チョップ“を“ニョロ“に繰り出しダメージを与える。
「ゴーリキーの『からてチョップ』じゃ!」
オーキド博士は今ゴーリキーが繰り出した技を叫ぶ。
「ニョロ!! 大丈夫か?」
レッドは攻撃を受けた“ニョロ“に駆け付け声をかける。それに対し“ニョロ“は「心配ない」と頷く。
「よし、“ニョロ“『はたく』だ!!」
ゴーリキーに近づき、技“はたく“を繰り出そうとするが、それに対しゴーリキーは“メガトンパンチ“を出す。しかし、“ニョロ“はそれをかわし、“はたく“を当てたことで数歩ゴーリキーは後ろによろける。
「よし! 次で…」
次の行動で
「へ?」
そう、
サトシはピカチュウとルカリオに指示をしながら5体のゴーリキーを引きつけていたが、窓を壊しながら入って来たもう1匹のゴーリキーを見ると悟った。
(あの“ゴーリキー“、他のより一番強いな。あいつが“リーダー“か!)
サトシは手持ちの『ゲンガー』を繰り出し、オーキド博士たちを助けようとしたが、後ろのゴーリキーに意識が行った隙を突かれ、前から拳が迫ってくる。
「ッ!」
間一髪サトシは攻撃を避けるがゲンガーを出すことが出来なかった。その際、攻撃したゴーリキーの表情を見る。
(“ゴーリキー“たち、怒っているけど『必死』になってる。)
サトシは必死に自分たちを止めているゴーリキーたちを見て心当たりがないが、原因がこちらにあると確信する。
(なんだ? 気づかない内に俺たちは“ゴーリキー“たちから何を奪ったんだ?)
そこでここまでの道のりを思い出し、違和感がないか考える。
するとひとつ心当たりができた。それは、
(そうだあの時、
に何か違和感を感じたんだ。)
そう、サトシは『バタフリー』がボールに戻す際、顔に違和感を感じたのだ。 正確には
(まさか、“ゴーリキー“たちが怒っている“相手“と“理由“って!!)
そう確信し後ろを振り返ると“ボスのゴーリキー“がオーキド博士に“メガトンパンチ“を繰り出そうしている光景が見えた。
サトシたちは知るよしもないが、ここまでの流れはすべて“ボスのゴーリキー“の作戦通りだった。
自分たちの
“ボス“のゴーリキーは仲間たちの覚悟に報いる為、戦う。犯人である人間から取り戻すために。
「ニョロ!!オーキド博士を守れ!!」
レッドは“ニョロ“にゴーリキーからの“メガトンパンチ“からオーキド博士を守るように指示する。“ドコッ!!“っとニョロはギリギリ守ることに成功したが、攻撃がまともに入り地面に伏してしまう。
「ニョロ!!」
それを見たレッドは思わずニョロへ駆け出すが、それ見てレッドに向かってゴーリキーは“メガトンパンチ“を繰り出す。
「あ、」
攻撃をまともに喰らうなと思い咄嗟に目を瞑り衝撃に備える。
しかし、いつまで経っても攻撃はこないことに気づく。目を開けると“ツルのような物“がゴーリキーの腕を縛っており、動けないでいることに気付く。
「フ、フシギダネ!!」
そうフシギダネから出たツルが『ゴーリキー』を拘束していたのだ。
「スゲー! オーキド博士この技はなんですか!? あ…。」
レッドはこの“ツルのようなムチ“での攻撃の名前をオーキド博士に聞くが、
「うわちゃー、どうすっかな?」
オーキド博士は気絶していたのだ。“メガトンパンチ“を喰らっていれば大怪我だったのだ。当然である。
どうするか悩んでいると“ブチブチ“と拘束しているツルが千切れる音が聞こえ始めた。
「くそっ! 何か方法は?」
オーキド博士を抱えては逃げられない、ましてやニョロも倒れているのだ。逃げる選択肢はない。必然的にゴーリキーをすべて戦闘不能にする必要がある。周りを見ると僅かに日光が入っているのが見える。
「日の光? そうだ!!」
レッドはフシギダネと日光で何かを思い付き、“ええい!!“と窓を開ける。
すると日の光を浴びたフシギダネから“ポウ“と何かの力が溜まっていくことがわかる。それに気付いたゴーリキーはツルを完全に引き千切り回避しようとするが、
「ナイスだ! ニョロ!!」
そうゴーリキーの足が氷で動けなくなっていたのだ。
“ニョロ“が最初に放った“みずでっぽう“は牽制ではなく。『この状況』の為に放ったのだ。ゴーリキーに気付かれないように“みずでっぽう“で濡れた地面を凍らせ、“はたく“で終わらせようとしたのだ。
しかし、オーキド博士を庇ったことでダウンしてしまった為、この方法を行うことが出来なかった。しかしまだ意識があった“ニョロ“はフシギダネの様子からゴーリキーの動きを止めるため、“みずでっぽう“で濡れた部分を“れいとうビーム“で凍らすことで動きを止める。
その瞬間、
“バシュウゥゥゥゥ”!!
とフシギダネからエネルギー波が一直線にゴーリキーに命中し、その場で倒れる。
ボスが倒れたことでゴーリキーたちに動揺が走る。
それに気付いたサトシはルカリオとピカチュウに指示する。
「ルカリオ!! ゴーリキーたちを一ヶ所に集めろ!!」
ルカリオはゴーリキーを押し、一ヶ所に集め、
「ピカチュウ!! “エレキネット“!!」
「ピカピカピカ、ピッカ!!」
ピカチュウが“エレキネット“でゴーリキーたちを拘束した。
トキワジム内で行われたバトルはサトシたちの勝利に終わった。
「ふうー 勝てた。」
ゴーリキーが倒れたことでレッドはバトルで勝利したことを確認する。
「そうだ、サトシは!?」
そう言いサトシの方を見ると既にゴーリキーたちを電気で拘束しているのが見える。
「あんなにいたゴーリキーを拘束してる、スゲーな。」
サトシの強さに感心していると、オーキド博士が起きていることに気づく。
「オーキド博士!! 大丈夫ですか?」
「ああ、すまんな。大丈夫じゃ、ソーラービーム、知っとったんか?」
そう答えるとオーキド博士は先程レッドがフシギダネに“ソーラービーム“を出させていた為そう質問する。
「ううん。
でも、背中に植物しょってるから、太陽が好きなんじゃないかと思って…。」
しかしレッドは“ソーラービーム“を知らずただフシギダネが日光浴びればバトルで有利になるかな?ぐらいの返答だった。
「た、たいしたもんじゃ。」
オーキド博士がレッドに感心していると“ガラッ“と音が鳴り振り返ると“ソーラービーム“で倒れた“ゴーリキー“が立ち上がろうとしている。
「おい、もう立つな! おまえもう体中ボロボロじゃないか!?」
レッドが“ゴーリキー“にそう言うがまったく聞かず立ち上がろうとする“ゴーリキー“ すると
「ゴーリキー もうやめてくれ!!」
サッ とサトシが2人と“ゴーリキー“の前に立ち、続けて発したセリフにレッドとオーキド博士は驚愕することになる。
「俺たちが悪かった!
「「え?」」
2人はサトシが言ったセリフに目を丸くした。
いかがでしたでしょうか?
戦闘シーン初めて書きましたがすごく大変です。
拙いですが内容に納得していただければ幸いです。
次回、ゴーリキーたちとの“和解“予定です。では