ポケットモンスターSpecial 蒼き少年と冒険記 作:KAZ1421
アンズの話し方に原作とゲームの両方でアレンジを加えています。
では、どうぞ。
セキチクシティに到着したレッド、イエロー、サトシはサファリゾーンから巨石を感じると言うサトシの言葉にサファリゾーンへ行くと、ニドキングから巨石のエネルギーを感じた。サファリゾーンで捕獲した別のニドキングからイエローの力で記憶を見ると、ニドクインを巡って争い、敗北した感情によって巨石に取り憑かれたとの事。しかし、サファリゾーンにはポケモンを連れて行く事は出来ず、ルカリオの力で破壊は不可能だった。そこでウツギ博士と相談して、セキチクシティのジムリーダーであり、ロケット団の幹部キョウならばサファリゾーンにポケモンを連れて行けると言われ、セキチクジムへ行くとそこにはキョウではなく、ジムリーダーの代理としていたキョウの娘のアンズがいた。3人が自己紹介をした時アンズはバトルを申し込む。
ーーー 過去のセキチクジム ーーー
『父上、一体どうしたのですか?』
久しぶりに帰ってきたキョウは帰るなり、ポケモンと己を鍛え直していた。
『…おつきみやまでオレの未熟さを知ってな、任務を果たす為にも鍛え直しているのだ。』
真剣に鍛えるキョウを見たアンズは聞く。
『父上が未熟とは、一体何者なのですか?』
アンズからすればキョウは一流の忍びで優秀なポケモントレーナーだ。そんなキョウが自身を未熟と言う程の相手。それが気になったのだ。
『其奴の名はサトシ。 オレのポケモンを全て戦闘不能にし、オレは奴のポケモンに
『!? な、なんと。』
その言葉を聞きアンズは驚愕する。キョウはセキチクシティのジムリーダーを務める程の実力者であり、ロケット団の幹部だ。そんな実力者が一方的にやられたと言う事実に驚愕したのだ。
『…明日、シオンタウンへ向かう。その間はこのジムを頼む。』
『は!』
その後キョウはシオンタウンに向かったのだ。だが…、
ーーー セキチクジム ーーー
アンズからポケモンバトルを申し込まれた3人は代表としてレッドがバトルをすることになる。
「ポケモンは一体、戦闘不能となった時点で敗北。良いでござるな?」
「あ、ああ。いいけど、」
レッドが言おうとしていることに気付き、アンズは
「フ、安心せい。お主が勝てばその頼み事というのは引き受けようではないか。」
「…分かった! 行くぜ!!」
レッドとアンズはお互いにポケモンを繰り出した。
「あれがキョウさんの子供か。」
「…驚きましたね。」
観客席にいるサトシとイエローはセキチクシティのジムリーダーであるキョウに娘がいることに驚いていた。
「あの言い方ですと、キョウから僕たちの事を聞いたみたいですね。」
「ああ、一体何を聞いたんだろう?」
そう話している内に、レッドとアンズはお互いのポケモンを繰り出した。
レッドはニョロ、アンズはマタドガスを繰り出す。
「マタドガス、“ヘドロばくだん”!!」
マタドガスのヘドロばくだんがニョロに向かって行く。
「“かげぶんしん”!!」
しかしその攻撃はかげぶんしんで回避して行く。
「ニョロ! “みずでっぽう”!!」
ニョロのみずでっぽうがマタドガスへ命中する。
「やるな、マタドガス、“どくどく”!!」
「“れいとうビーム”!!」
マタドガスから、強い毒の液体が放たれるが、それはれいとうビームで凍ってしまいニョロに命中すること無く地面に落ちる。
「ニョロ、“おうふくビンタ”!!」
ニョロのおうふくビンタがマタドガスに命中する。
「! “ヘドロばくだん”!!」
マタドガスはヘドロばくだんを放つとニョロに命中する。
「! ニョロ!! 大丈夫か?」
レッドの言葉にニョロは頷く。そんなレッドを見てアンズは
「(…強い! 父上の言った通り、これが彼の強さか。)」
父、キョウの言葉を思い出す。
ーーー 過去のセキチクジム ーーー
キョウがポケモンタワーの任務に失敗した後、ファイヤーを捕える為の準備のためにジムに帰った時の事だ。
『父上、お帰りなさいませ。』
『アンズか、帰還早々、我が主君からの任務に向かう準備を行う。すまんがまた留守にする。ジムを頼むぞ。』
『…は!』
その言葉を聞き、キョウはアンズへと振り返る。
『!?』
するとアンズはキョウの顔見て驚く事となった。何故なら任務に失敗したにも関わらず、今まで見た事がない程
『…父上、何か良い事があったのでしょうか?』
『ん? どういう意味だ?』
アンズの言葉にキョウは質問する。
『父上が今まで見た事が無い程に楽しんでいる様に見えましたので。』
『…何?』
その言葉を聞きキョウは自分の状況を整理し、そして
『…そうか、そういう事か。』
キョウは自分で気付かなかった感情を知る。
『オレがその顔をしたのは、奴らの事を思い出していた時か。なるほど、まさかオレにそんな感情があったとはな。』
『? 奴らとは?』
アンズはキョウが言った人物達ついて質問する。
『フ、例のトレーナー、サトシとそのサトシと共にいた奴らの事だ。名はレッド、グリーン、イエローと言う。』
キョウはポケモンタワーでの出来事を話す。失敗したにも関わらず、これまでに無い程楽しかったと言う感情を抑えることが出来ずに。
ーーー セキチクジム ーーー
「(『忍者とは主君からの使命に身を投じる者。』そう言っていた父上があそこまで変わったのは彼らと関わった故、その理由を知りたい!)」
アンズは父のキョウの心境の変化の理由とも言うべき3人と戦えばその理由がわかるのでは無いかと考えバトルをしたのだ。
「マタドガス、“スモック”!!」
「ニョロ、“みずでっぽう”!!」
ニョロはスモックを喰らいながらもみずでっぽうで攻撃する。
「“れいとうビーム”!!」
ニョロのれいとうビームがマタドガスに命中する。すると元々みずでっぽうで濡れていたみずが固まり、
「!? 表面が凍ってマタドガスを重くしたのか!?」
「“おうふくビンタ”!!」
レッドとニョロはそのチャンスを逃がさず、追撃のおうふくビンタを繰り出す。
「(まずい、このままでは負ける!)…ならば!」
アンズは覚悟を決めてこの技を繰り出すことを決める。
「マタドガス!! アレを使うぞ!!」
アンズの言葉にマタドガスは
「ん? もしかして…」
それを見たサトシはマタドガスの感情を見てこれから繰り出される技を理解する。
「マタドガス! 近づけ!!」
それを聞いたマタドガスは覚悟を決めてニョロへ近づく。
「! ニョロ! 受け止めろ!!」
レッドはマタドガスをニョロで受け止める事を指示する。ニョロがマタドガスを受け止めるとアンズはその技を指示する。
「“だいばくはつ”!!」
ニョロの近くでマタドガスはだいばくはつをする…
「な、何故!?」
しかしだいばくはつは不発に終わる。
「ニョロ! “れいとうビーム”!!」
ニョロのゼロ距離のれいとうビームが放たれ、マタドガスがこおり状態となった。
「よし! これ以上やるか?」
レッドのそんな言葉にアンズは、
「…いや、拙者の負けだ。」
このバトルの負けを認めた。
「お疲れ、レッド。」
「お疲れ様です。レッドさん。」
「ああ! ニョロもお疲れ!」
「(コク。)」
3人がそう話しているとアンズはレッドに聞く、
「何故、“だいばくはつ”が発動出来なかったのだ?」
「…ニョロの“とくせい”さ。」
レッドはそのカラクリを説明する。
「ニョロには『しめりけ』ていうとくせいを持ってて、じばくとかの技を無力化することが出来るんだ。だから
「何!?」
その言葉にアンズは驚く、何故なら。
「
「あ、あたい?」
そんな風に言うアンズに驚く3人を見てアンズはしまったと思い、なんとか誤魔化す。
「あ、いや。とにかく拙者の繰り出す技を理解していたのか。」
「…ま、まあね。マタドガスのお陰でね。」
「何?」
「そっか、レッドも気付いたんだな。」
レッドの言葉にアンズを驚き、サトシはレッドが気付いていた事を知る。
「どういう意味だ。」
「…あの時、“アレを使う”って言った時にマタドガスは驚きと
「!?」
レッドの言葉にアンズは驚く。
「それを見てじばくとかすると思ったんだ。おつきみやまでキョウはドガースに“じばく”を指示したみたいにさ。」
それを聞きアンズは納得する。
「…そうか、マタドガスには覚悟が無かったか。」
「…いや、多分そうじゃないと思うぜ。」
「何?」
その言葉を聞いてアンズは疑問を持つ。
「あの時、アンズの指示に驚いていたけどすぐに覚悟を決めていた。だからマタドガスの覚悟は問題じゃないと思う。」
「…では何故?」
アンズの質問にサトシは答える。
「うーん。なんて言うかポケモンとの
「信頼…関係?」
その言葉にアンズは驚く。
「馬鹿な、拙者のポケモンとは常に修行をしている。信頼関係は充分のはずだ。」
「でも、キョウさん程の
「!?」
その言葉を言われ、驚愕する。
「例えば、おつきみやまの時、キョウさんはドガースに“じばく”を指示した時はドガースは何の躊躇いの無く行ったし、ポケモンタワーの時はキョウさんの指示で“きゅうけつ”で自分の血を吸わせて相手の攻撃を封じたんだ。それらは全部ポケモンがキョウさんを守りたい、勝たせたいっていう思いが強いからじゃ無いかな。」
「そうですね。確かにそんな思いがなければしない行動ですね。」
サトシの言葉にイエローもポケモンタワーでの戦いで弱っていたキョウの事を思い出して同意する。
「…あたいには、父上程のポケモンとの信頼は無いって事?」
アンズはそれを聞き、自身がポケモンとの関係を疎かにしていたのかと考え始める。
「…レッド、これを」
アンズはある物をレッドに渡す。
「これって!?」
「ピンクバッジ!?」
レッド達は渡された物に驚く。
「バトルであたいは負けた。なら受け取って欲しい。」
「…分かった。あと、」
「ああ、頼みたい事だろう。可能な限り聞こう。なんだ?」
サトシ達はサファリゾーンに自身のポケモンを連れて入りたい事を言う。当然、巨石の事なども説明する。
「…分かった。直ぐに手配しよう。住民の避難等が必要故、2日程待って欲しい。」
「「「ありがとうございます!」」」
そう言う3人はアンズに礼をする。
「いや、もしその巨石とやらの真実が本当ならば、この町が危ない。父上からジムリーダーとして頼まれた以上、協力は惜しまない。当日朝にサファリゾーンで会おう。」
そう言うアンズに3人は
「(アンズさんはもしかして、ロケット団とは繋がっていないのではないでしょうか?)」
「(どうだろう? でもキョウがロケット団だからと言ってもアンズもロケット団とは限らないよな。)」
「(俺もそう思う。)」
そう相談した後、
「分かりました。じゃあ2日後にサファリゾーンで会いましょう。」
そう言い3人はジムを後にする。
「…父上。アタイはまだ未熟でありました。もしかしたら父上も同じ気持ちだったのでしょうか?」
アンズは自身の未熟さを痛感しながらそう呟く。だが、
「しかし、まだ分かりません。何故?」
まだキョウがあそこまで変わって理由はわからないままだった。
「…彼らと共に戦えば、分かりますか?」
アンズはそう考え、決める。
ーーー 15番道路 ーーー
セキチクジムでの事を終えて3人は15番道路にいた。
「行くぜ! サトシ!」
「ああ!」
現在サトシはニドキング、レッドはゴンで戦闘をしていた。
「ゴン! “はらだいこ”!!」
レッドの指示でゴンは“はらだいこ”を行うと
「“メガトンパンチ”!!」
レッドはゴンのメガトンパンチをニドキングに繰り出す。
「ニドキング! “じだんだ”!!」
迫ってくるゴンにじだんだを繰り出して迫ってくるゴンに攻撃する。その攻撃を受けてゴンは攻撃を外しただけでなく、転んでしまう。
「ニドキング、“どくづき”!!」
どくづきが命中し、ゴンはさらに毒状態となる。
「! ゴン、“ねむる”!!」
レッドはそんなゴンを見て回復をする。しかも、
「“ねむる”でどく状態も治したのか!」
ねむるでどく状態も治しつつ、体力も全回復させた。
「なら、“きあいだめ”だ!!」
ニドキングはきあいだめで急所を狙いやすくする。
「ニドキング、“どくづき”!!」
ニドキングのどくづきが命中してゴンは大きなダメージを受ける。
「大丈夫か!? ゴン!」
するとゴンは起き上がる。先ほどのどくづきも効いているが、
「“はらだいこ”をした時とほとんど変わらないダメージだ。」
イエローは図鑑でゴンを体力を見ると先程、はらだいこをした時と同じ、むしろ体力が多い事が分かる。
「行くぜ! ゴン、“メガトンパンチ”!!」
再びゴンがニドキングへと向かうと
「ニドキング、“じだんだ”!!」
ニドキングは再びじだんだを繰り出す。その瞬間、
「ゴン! 地面に向かって攻撃だ!!」
「何!?」
サトシの指示で放たれたじだんだが届く前にゴンは地面にメガトンパンチをして空中へとニドキングに近付きながら迫る。
「“メガトンキック”!!」
そのままゴンのメガトンキックがニドキングに命中する!!
「これはレッドさんの…」
だが倒れたのはニドキングではなく、
「な!? そうか、
「ああ。」
そう、ゴンのメガトンキックが当たる寸前にカウンターを繰り出したのだ。カウンターは相手の物理攻撃を2倍にして返す技。はらだいこで攻撃を最大まで上げたのを利用されたのだ。
「はあ〜。ついに負けたか。ポケモンバトルをして10回目でニドキングに負けるってやっぱすごいな。」
レッドからすれば捕まえたばかりのポケモンでゴンが負けたのだ。当然驚く。
「いや、ニドキングが元々強かったのもあるよ。頑張ったな。」
「(コクッ。)」
サトシはこれまで9回負けて10回目でようやく一勝した事を喜ぶ。
「ニドキング。必ずあのニドキングとニドクインを助けような。」
その言葉にニドキングも頷く。
「よし! ちょうど夕方だし休憩しようぜ。それにレッドもニョロの“新技”の練習したいだろう?」
「ああ!」
「レッドさん、サトシさん。 水です。」
そう言いイエローは2人とポケモン達に水を渡す。
「ありがとう、イエロー。」
「サンキュー。」
2人はイエローに感謝をして水を飲む。
「…2人とも、今更だけどこれから巨石と戦うと思うんだ。危険だけど俺と一緒に戦ってくれるか?」
サトシはレッドとイエローに質問すると
「当たり前だろう。」
「もちろんです!」
2人はサトシの質問に頷く。
「…そっか、ありがとう2人とも。」
「なんだよ今更。」
レッドは今更そんな事を言うサトシにそう言う。
「…2人ともお腹減ったな。セキチクシティで何か食べようぜ!」
「ああ!」
「はい!」
そう言いセキチクシティへと戻る。
「(本当にありがとう。)」
サトシはレッドとイエローに感謝をしながら。
ーーー 2日後 サファリゾーン前 ーーー
レッドやイエロー、そしてニドキングの修行で時間が経ち、3人はサファリゾーン前にいたアンズと合流した。
「来たか、お主ら。」
「ああ。アンズもサファリゾーンに行くのか?」
サトシの質問にアンズは答える。
「もちろんだ。今の拙者は代理とはいえジムリーダー、お主らの話が真実ならこの町の一大事になりかねない。拙者も戦う。」
そう言うアンズに3人は頷く。
「よろしく。」
「ああ。」
4人はそのまま、サファリゾーンへと向かう。
いかがでしたでしょうか?
アンズのあたいとかの話し方はゲームの話し方をイメージしました。
自分はゲームの話し方が素の女の子としての言葉だと認識しております。この時期はまだ捨てきれていない時期です。
原作じゃ女を捨て、鍛えたと言っていましたからね。
(原作136話vsクロバットより。)