ポケットモンスターSpecial 蒼き少年と冒険記   作:KAZ1421

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本編続きです。

ファイアー、サンダー。そして四天王との戦い後です。ではどうぞ。


グレンタウン〜マサラタウン

グレン島での戦いでカツラの力を借り、ファイアー、サンダーとの戦闘。そしてその後現れた四天王のワタル、シバの戦いを乗り越えたサトシ、レッド、イエローの3人。しかし戦闘後サトシとワタルの戦闘の影響によってグレン島の火山が噴火してしまう。4人はその噴火の被害を食い止める為に向かうのだった。

 

 

ーーー グレンタウン ーーー

 

その日の夜。サトシとピカチュウはその光景をただ見ていた。

 

「ピカピ。」

「……。」

 

ピカチュウの問い掛けにも反応する事ないサトシの所に2人の人物がやって来る。

 

「サトシ。ここにいたのか。」

「探しました。」

 

レッドとイエローがサトシの所へ来たのだ。

 

「…レッド、イエロー。」

 

サトシはそう言いながら2人を見る。

 

「…キクコの言葉か?」

「…ああ。」

 

レッドの話にサトシは頷く。

 

シバさんのおかげで(・・・・・・・・)森が少し焼けるだけで犠牲は無かったけど、バトルに必死でこんな事になってさ。」

 

サトシはそう言いながらあの時の事を思い出す。

 

 

ーーー 過去 グレンタウン ーーー

 

『どうやってあの溶岩が町に流れるのを阻止するんですか?それに降り注ぐ岩もどうにかしないと。』

 

イエローはそう3人に問いかける。

 

『岩は今もサトシ君のルカリオが破壊しているが、溶岩は流れを変えるしか無い、どうやってやれば良いか。』

 

カツラは方法を言うが、その方法はロケット団や四天王と戦った今、手持ちが少ない。現在無事なのはサトシのピカチュウとルカリオ、ウオノラゴン。レッドのピカとブイ。イエローのピーすけとチュチュだ。

(サトシのゲンガーはハクリューたちとギャラドスを相手にしてボロボロで、カイリューも同じ。ネギガナイトは何度もワタルの奇襲を防いだ為、体力が少ない。)

 

『そうだ! みんな、地下の穴が使えるじゃないか?』

 

レッドの話にイエローとカツラが言う。

 

『! そうか、シバのイワークが作ったあの穴か!』

『確か、海に出るように出口を作ったって言ってましたね。』

 

2人の言葉にサトシは気付く。

 

『なら! その穴に溶岩が流れる様にすれば!』

『ああ! 溶岩は自然に海に流れる!』

 

そう言い、レッドはグレンタウンの前の場所へ向かう。

 

『確か、ここ! 一度地下を回った時に此処に大きな穴があったんだ! ここを壊せば!』

『僕のポケモンたちは此処を壊す力がありません! お願いします!』

 

その場所ならば、溶岩が町に到着する事はないだろう。

 

『よし! ピカチュウ、“アイアンテール”!ウオノラゴン、“エラがみ”!』

『ピカ、“アイアンテール”!』

 

サトシとレッドの指示でポケモンたちは地面を攻撃し、地面が割れる。

 

『『よし!』』

 

そう喜ぶサトシとレッド。 一方カツラは穴の構造を見て確信と疑問を抱く。

 

『とりあえずこれでグレンタウンは大丈夫だろう。しかし…。』

『カツラさん?』

 

何かを考えるカツラにイエローが話しかけると“いや、なんでもない”と言う。

 

『! みんな! 岩が向こうの森に!!』

『! まずい! ルカリオだけじゃあ、対応出来なそうだ! ウオノラゴン、あそこまで走ってくれ!』

 

カイリューは現在今までの戦いの怪我でボールにいて向かえそうに無い為、ウオノラゴンで走る。

 

『! イエロー。』

『今やってます! 少し待ってください!』

 

レッドが言う前にイエローはプテラをトキワの力で治療していた。

 

『ああ! 治ったら直ぐに行こう! もしかしら野生のポケモンがいるかも知れない。』

『はい! カツラさんは…』

『いや、この町の私の研究所にげんきのカケラがある。すぐ近くだからわたしの事は気にするな。』

 

その後、岩を破壊しているサトシと合流し、ピカやブイ、プテラと共に岩を破壊し、イエローとカツラは野生のポケモン達を救出する。

 

 

ーーー グレンタウン ーーー

 

「ポケモン達やグレンタウンとかは問題無かったけど、正直言って怖かった。俺、こんな噴火が起こせるぐらい強かったんだって。」

 

サトシは今でもチャレンジャーという気持ちがある。自分は『世界チャンピオン』という意識が無かったのだ。つまりサトシは自分が最強だという意識が一切無かったのだ。今回の件は自身の力を把握していれば、火山ではなく、地面に攻撃すれば良かった、と後悔したのだ。

 

事実、噴火が発生した事はニュースにもなっており、事前にカツラによって避難させられたグレンタウンの人達の反応をテレビで流されていた。

 

『怖かった。』『ジムリーダーのカツラさんが言ってくれなければ多くの人が死んだかも知れない』等のシーンが流れたのを見て、サトシは更に落ち込んだ。そして、現在外で噴火して広がった大地を見ていたのだ。

 

「サトシさん…。」

「でも今回は犠牲は出なかったじゃないか。」

「ああ。本当にシバさんには感謝してるよ。」

 

 

ーーー 過去 カツラの研究所 ーーー

 

『あの穴が溶岩を海に流す為に作られたって!?』

『ああ。結論としてそう判断した。』

 

レッドたちはカツラの考えに驚いていた。

 

『でもシバさんはあの穴にレッドさんを落とす為に作ったって…。』

『…おそらくシバはサトシ君とワタルが戦うと聞き、火山が噴火する事を予期したんだろう。でなければ、溶岩が海に流れる様な構造にはしないだろう。』

 

カツラは自分の考えを3人に話す。

 

『どうしてそう結論したんですか?』

『ワタシが疑問に思ったのはサトシ君とレッド君のポケモンの攻撃であっさりと穴が空いた事だ。』

 

あの時、溶岩を地下の穴に入れる為に攻撃したら直ぐに穴に繋がった。

『まるで、この為にその穴を掘ったかの様な』状況にカツラは疑問に思ったのだ。

 

『おそらくワタルが勝とうと、サトシ君が勝とうと噴火すると考えたシバがワタルが勝った時には自分で、サトシ君が勝った時にはレッド君(・・・・)がこの穴を使うようにしたんだろう。』

『オ、オレに?』

『どういうことですか?』

 

質問をするレッドとサトシにカツラは言う。

 

『レッド君を地下に落としたのは確かにわたしとイエロー君との分断という意味もあっただろう。だが、あの穴は本来は溶岩を流す為に作った物で、分断はあくまでも副次的な効果(・・・・・・・)だったと思う。同時にレッド君に穴の広さを伝える為に穴に落としたと考えている。』

『『『………。』』』

 

3人はカツラの話を聞き、茫然とする。そして、

 

『…そっか、シバさんはそういう事態を想定して行動してたんだ。はは、やっぱりすごいや。』

 

サトシはそうシバに対して言う。

 

 

 

ーーー グレンタウン ーーー

 

「俺、今回のワタルさんと戦いでワタルさんの考えを聞いたんだ。」

 

サトシはそうワタルの考えを2人に話し、“でも”と言う。

 

「ワタルさんは俺の世界とこの世界は違うって言ってたけど、やっぱりだからってポケモンとの絆を諦めたら駄目だと思う。シバさんやレッド、イエローのような人もこの世界にいるからさ。」

「うん。…ん? オレとイエローも?」

「僕たちサトシさんやシバさんみたいな立派なトレーナーじゃあないですよ。」

 

サトシの言葉にレッドとイエローはそう言う。

 

「いや、立派だぜ? 少なくとも俺はそう思ってる。 なあ? ピカチュウ。」

「ピカ!」

 

サトシとピカチュウの言葉に2人は照れる表情を隠せない。

 

「そ、そうですか? ちょっと嬉しいです。」

「あー、サトシ。もう遅いから寝ようぜ? 明日カツラさんが巨石を渡してくれるらしいしさ。」

 

イエローはそう照れながら言い、レッドもそんな感情を誤魔化す様に言う。

 

「…ああ!」

 

そう言い、3人はカツラが用意した寝床に向かう。

 

 

ーーー シルフカンパニー ーーー

 

「以上がグレン島での報告です。」

 

ハリーからの報告にナツメ、マチスはため息を吐く。

 

「…まさか、ファイヤー、サンダー相手でもそこまでダメージを受けないとはな。」

「ああ。しかも四天王のワタルとの戦闘も勝利した様だ。伝説のポケモンを2体相手にした後だぞ?」

 

そう言う2人にキョウは少し楽しそうに話す。

 

「それほど、サトシの実力があったという事だろう。『世界チャンピオン』。なるほど、これ程の力量がなければ世界の頂点には辿り着けないと言うことか。むしろ、アポロ達はよく生き残ったもんだ。」

 

“それに”とキョウは2人について話す。

 

「レッドとイエロー。あの2人も実力をつけている様だ。今のあの2人相手ではロケット団の幹部でも勝てるか分からない。」

「その通りだ。」

 

その時、サカキが3人の前に現れる。

 

「「「! サカキ様。」」」

 

すぐに3人は跪く。

 

「マチス、ナツメ、キョウ、ご苦労だった。それで客達の様子は(・・・・・・)?」

「現在、キョウがしっかりとおもてなしをしております。」

「丁重にな。サトシ、レッド、イエロー。そしてグリーンとブルーは間違いなく此処に来るだろう。警戒をしろ。」

「「「は!」」」

 

3人がそう言うと同時にナツメは質問する。

 

「サカキ様、ブルーという小娘は拘束する(・・・・)との事ですが、間違いありませんか?」

「ああ。問題無い。頼むぞ。」

 

そう言い、サカキは戦いの準備をする。

 

「(ミュウツーのコントロールはナナシマでの四天王との対決で不備が分かり、その修正の状態。現在ここにいるロケット団の全勢力で奴らを迎え討つ。)」

 

 

ーーー スオウ島 ーーー

 

「もう大丈夫かい? ワタル。」

「…問題ない。苦労をかけたな、キクコ。」

 

ワタルはそうキクコに言うと再度確認する。

 

「グレムゾンバッジはカツラのジムから奪って入手済み、そして本当なのか? その情報は。」

「ええ。間違い無いわ。どうする?」

 

カンナはそうワタルに問いかける。

 

「…腹が立つが、これを利用しない手は無いな。」

「ほう? つまり、」

 

その言葉にキクコは確信する。

 

「ああ。サトシ達は間違いなくロケット団と戦うだろう。そこには間違いなくジムリーダーたちもいる筈。この時期にこの好機は逃がさん。」

 

 

ーーー クチバシティ ーーー

 

 

「礼を言うわ。サトシの世界のロケット団達(・・・・・)。」

 

ブルーはそう、ロケット団の3人組(?)に礼を言う。

 

「当然の事さ。四天王はこの世界のサカキ様の敵。ならば、」

「それは私たちの敵でしょう? とはいえこの世界のロケット団として働く気は無いけどね。」

「ニャーたちはこれから四天王と戦う戦力を集める予定ニャ。」

「ソーナンス!」

 

先程までブルーはロケット団3人組(?)と共にスオウ島へ侵入し、その進行通路などの情報を手に入れたのだ。その後ロケット団はコイキング潜水艦で再び潜る。

 

「さてと、ぷりり! マサラタウンまで頼むわよ!」

 

そう言い、ブルーはぷりりで空を飛び、マサラタウンへ向かう。

 

 

ーーー ハナダシティ ーーー

 

「…おじいちゃんとの連絡が取れない。何かあったのか?」

 

修行を終え、ハナダシティで一度マサラタウンのオーキド博士に連絡したのだが、全く繋がらない。

 

「……行くか、マサラタウンに。」

 

そう言い、グリーンはポケモンを繰り出す。

 

「リザードン!」

 

グリーンはリザードンに乗り、マサラタウンへと向かう。

 

 

ーーー グレンタウン ーーー

 

「…うーん。叔父さんと繋がらない。どうしたんだろう?」

「そっちもか? オレもオーキド博士に連絡しても繋がらなかった。」

 

イエローはこれからマサラタウンへ向かうとの事で久しぶりにトキワシティのヒデノリに、レッドはオーキド博士に連絡していたのだが、全く電話が通じない。

 

「何か用事でもあったんじゃないか?」

「…そうですね。」

 

そうレッドとイエローが話していると、

 

「レッド! イエロー! ポケモン達が回復したぜ! カツラさんの所へ行こう!!」

「ピカ!」

 

サトシがそう話しかけて、2人はカツラの所へ向かう。

 

 

 

 

「ポケモン達はみんな回復しましたね。」

「ああ。」

「ありがとうございます。カツラさん。」

「ピカチュウ!」

 

3人はそうカツラに礼をする。

 

「いや、助かったのはワタシの方だ。ありがとう。サトシ君、これを。」

 

そう言い、カツラは巨石をサトシに渡す。

 

「!巨石だ。ありがとうございます。 ルカリオ!」

 

サトシはルカリオを繰り出し、巨石を破壊する。

 

「うん。この近くの巨石はもう無いな!」

「良かったです。」

 

そう話しているとカツラが真剣な顔でレッドにある物を渡す

 

「…レッド。まずはこれを」

「これは? ジムバッジ!?」

 

カツラから渡されたのはジムバッジだった。

 

「グリムゾンバッジだ。これでポケモンの能力が上がるだろう。受け取ってくれ。」

「…はい、ありがとうございます。」

 

レッドがグリムゾンバッジを受け取るのを見て話しかける。

 

「レッド、ブイはまだパソコンに入れない方がいい。ロケット団が狙っているからな。あと質問があるんだ。『プテ』についてだ。」

 

プテとはレッドが捕まえたプテラの事だ。真剣に質問するカツラにレッドは返事を返す。

 

「? プテがどうかしたの?」

「ああ。正確にはプテの化石についてだ。その化石は確か、トキワジムのジムリーダーから貰ったと言ったな。」

 

レッドはカツラの質問に答える。

 

「そうだけど、どうしたの?」

 

レッドの言葉にカツラは真剣に聞く。

 

「……君たちは『サカキに会ったのか?』」

 

カツラの雰囲気に3人は戸惑ったが3人は頷く。

 

「サカキさんがどうかしたんですか?」

「…他に何か受け取ったり、何か話したりしていないか?」

 

3人はそこでサカキが自分達と会った経緯と彼が仮面の男によって息子を誘拐され、探している事を話すと。

 

「…なるほど、おそらくそれを理由に君たちに接触したんだろう。」

「!」

 

その反応にサトシは確信する。そしてレッドとイエローは質問する。

 

「それを理由って、」

「どういう事ですか?」

 

次のセリフに2人は驚愕する。

 

 

 

 

「サカキはロケット団のボスだ。

「「!?」」

 

 

カツラの言葉にレッドとイエローは驚愕する。

 

「サカキが!」

「ロケット団のボス!?」

 

一方でサトシはサカキが接触してきた理由を考える。

 

「(仮面の男について情報を聞く為に?)」

 

そこでサトシは気付く。 オーキド博士と連絡が付かなくなったのはサカキと会った時以降と言う事を!

 

「! まさか、カツラさん!! 前にサカキがミュウツーを捕らえたって言ってましたよね? それはいつですか!!」

「? 確か、2週間前だったと認識しているが?」

 

 

2週間前、ちょうど、自分たちがタマムシシティでオーキド博士にゴールドについて話を聞いた時。

そしてそれ以降オーキド博士(・・・・・・)に連絡が繋がらなくなった時期、そしてかつてのナツメの言葉。

 

 

 

『フ、簡単だ。コイツらの、又はお前が持っているポケモン図鑑を渡せ。』

 

 

そう、ポケモン図鑑を求めた事。そして調べればポケモン図鑑はオーキド博士が作った事など簡単に分かるだろう。つまり、オーキド博士に連絡が繋がらない理由は……。

 

 

「! まずい!! レッド、イエロー! 急いでマサラタウンに行こう!!」

「サトシ?」

 

レッドが慌てている理由に疑問を持つが、次のサトシの言葉に驚愕する。

 

 

「多分オーキド博士はロケット団(・・・・・)に捕まった!!」

『!?』

 

それを聞き、レッドとイエロー、カツラは驚愕してサトシはカイリュー、レッドはプテを繰り出す。

 

「わたしはまだポケモンを回復中だ! だが、この事は正義のジムリーダーたちに伝えよう! 急いで行くんだ!」

 

カツラと別れ、3人はマサラタウンに向かう。

 

 

 

ーーー 21番水路 ーーー

 

「サトシ! どうしてオーキド博士がロケット団に!?」

 

レッドはプテでイエローと共に空を飛びながら、サトシに質問する。

 

「オーキド博士と連絡が付かなくなったのはサカキがミュウツーを捕獲した以降だ!! そしてサカキもナツメさんもポケモン図鑑に興味を持っていた! そしてポケモン図鑑はオーキド博士が作った物だ!!」

 

そこまで聞き、2人は悟る。

 

「まさか! ポケモン図鑑が目的で!?」

「連絡が付かなかったのは捕らわれていたからって事ですか。」

「それに多分、『ブルー』も狙ってる!!」

「え!?」

 

サトシの言葉に2人はさらに驚く。

 

「…もしかして、僕たちが話したせいで!?」

「多分仮面の男について調査する為に俺たちに接触したんだと思う!早く行こう!」

「ああ!」

 

サトシの言葉にレッドは頷く。一方イエローは不安な思いを抱いていた。そうあの時のサカキの言葉だ。

 

『その機械は一体? それにイエローの

その力は(・・・・)?』

 

イエローの『トキワの力』についてサカキは知った時、驚愕していた。そして、ロケット団がそのトキワの力も狙っていたとしたら。

 

「(もしかして、叔父さんと連絡が付かないのって。)」

 

イエローは唯の偶然だと信じて共にマサラタウンに向かうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 




以上、いかがでしょうか? 

さてと、此処から何が起こるか。


ではまたの本編で。






あとすみませんが、サトシとある人物の戦いがどんなに考えても納得いく展開が思い付きません。その為、来週にて投稿する話から、その後投稿が遅れます。すみませんが、ご理解の程をお願いします。
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