ポケットモンスターSpecial 蒼き少年と冒険記   作:KAZ1421

62 / 137
本編続きです。

戦闘の描写はまだ完全ではありませんが、目処が立ったので投稿します。


マサラタウン〜ヤマブキシティ

グレンタウンで四天王との戦いを乗り越えたレッド、イエロー、サトシ。3人はカツラからロケット団のボスが『サカキ』である事を教えてもらい、驚愕する。 サトシはオーキド博士と連絡が出来なかったのはロケット団に囚われたからと考え、3人はマサラタウンへ向かう。

一方でスオウ島の調査を終えて、マサラタウンに向かうブルー、修行を終え、オーキド博士に連絡して反応が無く、マサラタウンに向かうグリーン。今、ロケット団との戦いが始まろうとしていた。

 

 

ーーー マサラタウン ーーー

 

サトシはカイリュー、レッドとイエローはプテに乗ってマサラタウンに到着した3人。3人はマサラタウンに到着した途端、驚愕することになる。

 

「! これって!?」

「チュウ…。」

「…ああ、オーキド博士が行方不明になっても気づかなかった理由がわかった。」

 

サトシはオーキド博士が誘拐された場合、マサラタウンの他の住民が気付かなかった理由が分からなかった。しかしその理由は一目瞭然であった。

 

 

マサラタウンの住民が1人もいない!?(・・・・・・・・・・・・・・・・)

 

 

 

現在は昼。この状況で外に人が1人もいないのだ。

 

「…サトシ、家に人はいるか?」

「…いや、ルカリオはここには俺たちしか居ないって言ってる。原因は多分…。」

「ロケット団…。」

 

レッドの質問するにサトシはルカリオの波動で見ても、人がいないと伝え、その原因であろう組織名をイエローは言う。

 

「レッド、イエロー。 一度オーキド研究所に行こう。 俺のスマホロトムが無かったら、間違いなくロケット団の仕業だ。」

 

そんなサトシの言葉に2人は頷き、オーキド研究所へ向かう。

 

 

 

ーーー オーキド研究所 ーーー

 

3人がオーキド研究所へ向かうと扉が開いている事が分かった。

 

「扉が開いてる…。」

 

研究所に入るが、やはり誰もいない。

 

「…いつも此処にあるスマホロトムが無い。」

 

サトシはオーキド博士が常にスマホロトムを置いている場所に無かった為、やはり、と考える。

 

「バウ!」

 

するとルカリオが何かを見つけた様に3人に言う。

 

「ルカリオ? 何かを見つけたのか?」

「ピカ?」

「! もしかして、オーキド博士?」

「行きましょう!」

 

ルカリオの案内でそこに向かうと、あるポケモンがいた。

 

「! ニャース!?」

「ニャー。」

 

そこにはニャースがいたのだ。そのニャースを見てサトシは気付く。

 

「ッ!もしかして、研究所から逃げたニャースか(・・・・・・・・・・・・)

「ッ! オレが研究所で逃しちゃったあの時か!?」

 

サトシの言葉にレッドは思い出す。初めてサトシと会った日。あの時、誤ってオーキド博士のポケモン達を逃してしまった際、外に逃げたポケモンの一体だったのだ。

 

「逃した? どういう事ですか?」

「あー、えっと。 オーキド博士と会った時にちょっとオーキド博士のポケモンを間違えて出して外に逃げちゃってさ。ってそんな事より、どうしてあのニャースが此処に?」

 

イエローの質問に応えつつも、ニャースがなぜ此処にいるのか疑問に思う。様子を見ると、どうやらニャース何かを伝えようとしているのが分かる。

 

「ピカ!? ピカピ、ピカチュウ!」

「! もしかして、オーキド博士がいない理由を話しているのか?」

「ピカ!」

 

サトシはピカチュウからニャースが伝えようとしている内容を理解する。だが、流石に詳細は分からない。

 

「レッドさん、サトシさん。僕の力でニャースの記憶を見ます。」

「…わかった。」

「ごめんな。 でもあまり使い過ぎない様にな。」

「はい。 ニャース、ごめんね。少し触らせて?」

 

イエローはそう言い、ニャースに触れて記憶を見る。

 

 

 

ーーー 過去のオーキド研究所 ーーー

 

『ク! しまった。』

 

そうオーキド博士は言いながら、戦闘不能となったガルーラをボールへ戻す。

 

『流石は元セキエイポケモンリーグ優勝者。年老いてもこれ程やるとは。それに警備の警官も相当な実力だった。我々が来るのを警戒して警察に警備を依頼した様だが、相手が悪かったな。 連れて行け!』

 

 

そう言うナツメと周囲のロケット団員はオーキド博士と近くにあったスマホロトムを持って行く。

 

 

 

ーーー オーキド研究所 ーーー

 

 

「ッ! やっぱり、ナツメがこの研究所に来ていました!!」

「「!?」」

 

イエローからナツメがオーキド博士とスマホロトムを奪った事を聞いたレッドとサトシは怒りを露わにする。

 

「…以前ダイゴさんの屋敷の使用人にお願いして、ダイゴさんに頼んだけど、今は忙しいて、優秀な警備員を派遣したって言ってたけど、」

「…それでも守り切れなかったって事か。ロケット団め!!」

 

そう、実は以前タマムシシティでオーキド博士と連絡した際、ダイゴからウツギ博士経由で言伝があり、『今、多忙で僕は行けない。だが、優秀な警備員は派遣しよう。』とオーキド博士に連絡があったのだ。その事をオーキド博士から聞いて、3人は安心していたが。

 

「警備員もいないって事は多分その警備員も…」

「ああ。負けて連れ去られたかもしれないな。」

 

そう自分たちの不甲斐なさを噛み締めていると、突然。

 

 

ポケモン図鑑が点滅し、音を発した(・・・・・・・・・・・)

 

「! これってまさか、共鳴反応!?」

「って事は!!」

 

3人はすぐにオーキド研究所から外に出る。すると。

 

 

「レッド! サトシ! イエロー!」

「おじいちゃんは無事か!?」

 

 

ぷりりに乗ったブルーとリザードンに乗ったグリーンがいたのだ。

 

 

 

 

ーーー ??? ーーー

 

マサラタウンにグリーンとブルーが到着する前、ブルーはその光景を見て驚愕していた。

 

「これって、どういうこと?」

 

理由は簡単だ。

 

トキワシティの住民が1人もいない!?(・・・・・・・・・・・・・・・・)

 

トキワシティの住民がマサラタウン同様に1人としていないのだ。

 

「一体何が起こって…ッ! あれは、グリーンね!」

 

ブルーはそうまわりを見渡していると上空に見知った人物が空にいた。

 

「…ブルーか、この状況は一体?」

 

グリーンはマサラタウンに向かっていた際、トキワシティの様子がおかしい事に気付き、訪れたのだ。

 

「私にもわからないわ。どうしてトキワシティの町の人達が…」

「…まさか、マサラタウンも?」

 

ブルーはそう言うグリーンに驚愕する。

 

「! どういう事?」

「…おじいちゃんに連絡しても全く繋がらないんだ。それにマサラタウンの近くのトキワシティがこの状態ではな。すまないが、先に行く!!」

 

そう言いグリーンは急いでマサラタウンに向かう。

 

「! (グリーン、気持ちは分かるけど慌てているわね。)」

 

ブルーはそう思いながらグリーンの後を追う。

2人がオーキド研究所へ近づいたその瞬間、ポケモン図鑑が共鳴する。

 

 

 

ーーー マサラタウン ーーー

 

「…そうか、ロケット団が。」

 

グリーンはレッドたちから現在の状況を聞き、この事態はロケット団によって引き起こされた事だと理解する。

 

「グリーンさん、ごめんなさい。僕たちが一度、ロケット団に捕まったせいで狙われたんだと思います。」

 

そうイエローが言い、レッドとサトシも同じく謝罪する。

 

「…いや、確かにそうかも知れないが警備員に依頼した事はオレもおじいちゃんから聞いていた。オレも安心だと思ってしまった。それにイエロー、お前から謝罪されては何も言えない。…おまえもオレと同じ様なものだ。」

 

その言葉を聞き、イエローは確信する。

 

「! もしかして、トキワシティも!?」

「「!」」

 

グリーンの言葉にイエローは自身の不安が的中したのかと質問し、グリーンとブルーは頷く。

 

「…トキワシティまで、って事は。」

「ああ、サカキの仕業か!!」

「サカキ?」

 

レッドとサトシが話していた人物名にブルーは質問する。

 

「サカキはロケット団のボスだ。」

「そして僕の町のジムリーダー(・・・・・・)でもあるんです。」

 

その言葉にグリーンとブルーは驚く。

 

「! ロケット団のボスだと!?」

「…なるほど、トキワシティのジムリーダーという立場を利用すれば確かに可能ね。」

「後、ブルー。これはオレたちの推測だけど、サカキはブルーを狙っていると思う。」

「…どうして?」

 

レッドの話にブルーは疑問を投げる。

 

「サカキは俺たちに接触したのは仮面の男について知りたかったからだと思っているんだ。」

「そのためにあのホウオウの事件の被害者家族の振りまでしたからな。」

「家族の振り?一体誰の?」

 

 

サトシの言葉にブルーは驚く。

 

「名前は言っていなかったけど、トキワシティで誘拐事件があった事を言って、嘘をついているように見えなかったから信じちゃったんだ。ごめん。」

 

サカキは以前息子が誘拐されたとは言っていたが、その息子の名前は言っていなかった。マサラタウンへ行く途中でそれに気づいた3人は自身の甘さを反省した。ブルーがそれについて考えている最中、4人は話していた。

 

「なる程、それを信じたお前たちは間抜けにも話したって事か。」

「「「ごめんなさい。」」」

 

グリーンの言葉に3人は謝罪する。

 

「…とにかくロケット団の仕業なのは確定か。」

 

そうグリーンが言い、振り向いたその瞬間、

 

「! グリーン! 待ちなさい!!」

 

ブルーがグリーンを止める。

 

「…なんだ?」

「グリーン、一度落ち着いて。」

「オレは落ち着いて「ウソよ。」ッ!」

 

グリーンの言葉を遮る様にブルーは言う。

 

「あなた今、1人でヤマブキシティ(・・・・・・・・・・)に向かおうとしてたでしょう!?」

「「「え?」」」

 

ブルーの言葉に3人は驚く。

 

「…ロケット団の居場所は分かっている。それにオレたちが攻めれば周りのジムリーダーもそれに気付いてすぐに攻撃するはずだ。特に問題は…。」

「だからってジムリーダーとの相談しないですぐに攻めるのは駄目よ。それに大丈夫。もう既にジムリーダー達はロケット団のアジトを攻める準備(・・)は終わっているから。」

「! それって!」

 

その言葉にイエローは驚くと同時に確信する。

 

「ええ、四天王の本拠地(・・・・・・・)が分かったわ。」

『!?』

 

ブルーの言葉に4人は驚愕と共に納得する。以前言ったではないか。ロケット団の基地を攻めるのは『四天王の本拠地』が判明した後だと!

 

「グリーン、あなたの気持ちは分かるわ。私もパパやママと離ればなれになって本当に不安だったから。でも、あの時の私と違って、今のあなたはジムリーダーやサトシ、レッド、イエローって言う頼りになる仲間がいる。1人で突っ込もうとしないで?」

 

ブルーの言葉にグリーンは

 

 

「…まったく、うるさい女だ…。 ブルー、礼を言う。」

 

そう言い、ブルーに感謝を言った。

 

グリーンの言葉に安堵しつつもブルーはサカキのレッドたちに対する行動の矛盾について考えていた。4人の中では誘拐事件の被害者家族の振りをしたとなっている。何せ相手はロケット団ボス。仮面の男に関して情報を得るために…

 

「(でも、サトシは平行世界のサカキと会っている可能性があった。

わざわざ聞くためだけにロケット団のボス(・・・・・・・・)と疑う可能性があるサトシの所に向かうかしら?)」

 

サカキと会ったのはナツメと戦闘した後だと言う。つまりサカキは3人と会う前からサトシが平行世界の人間である事を知っている。ならば、自身がロケット団のボスと疑う可能性があるサトシの所へ行くだろうか? それも1人で。 状況から察するに特に作戦を立てているという感じはしない。 まるで、

 

「(まるでさっきのグリーンみたい(・・・・・・・)に冷静じゃなくて、ただ話を聞くために来たみたい。)」

 

そうブルーは考えながら、全員でタマムシシティへと向かう。

 

 

ーーー タマムシジム ーーー

 

「皆さん、よく来ました。…状況はカツラさんから聞いております。」

 

タマムシジムにいた3人のジムリーダーを代表して、エリカはジムに来たレッド達にそう話す。

 

「カツラさんからの情報で四天王は現在サトシとの戦いで傷を負っている今が好機です。 それで行方不明になった人たちの事ですが、ヤマブキシティへの運搬などの情報を調べましたら、数日間、人を多く運搬出来る車両がシオンタウン方面から来ていた事が分かりました。」

「? シオンタウンですか?」

「ええ。クチバシティは例の四天王ワタルでの事件で警察等が常に警備しております。故に港は不可能です。ですが、ディグダの穴は現在、ある調査機関がポケモンの化石発見の為に立ち入り禁止にしていました。そこは警察は確認しておりません。おそらくその通路からマサラタウンやトキワシティの人達を輸送したかと。」

 

エリカの説明に5人は納得する。ディグダの穴からシオンタウン、シオンタウンからヤマブキシティへと向かったのだろう。つまり、

 

「その調査機関はロケット団のダミーと言う事か。」

「ええ。調査をした結果。資金を援助している企業にヤマブキシティのシルフカンパニーがありました。」

「…シルフカンパニーその物がロケット団という事ね。」

 

ブルーの言葉にエリカは頷く。

 

「実は昨日からヤマブキシティである物が現れました。」

 

そう言い映像を5人に見せる。

 

「これはなんですか?」

「バリアーの様に見えるけど。」

 

イエローとサトシはそう質問する。

 

「調査の結果、これは“ひかりのかべ”、“リフレクター”等を合わせた物だと分かったわ。その強度は強力で、攻撃してもビクともしません。」

「地面までには無いからオレのイワークで、と考えたんだが相手は最強のジムリーダー、『地』のサカキ。地中じゃ奴の方が上だ。なのに無いとなると、コレは罠の可能性が高い。」

 

カスミとタケシの話に考えているとレッドが思い付く。

 

「なら、オレのピカの“みがわり”ならそのバリアーを通れると思うぜ。」

「! そうか、HPで分身を作るピカなら中に入って攻撃ができる。なら、オレのゴルダックであのバリアーの発生している場所を割り出せるかもしれない。」

 

 

言葉に続いてエリカが言う。

 

「バリアーはそれでいきましょう。まずは皆さんが近付いて来ている事を悟らせないようにある事をしようと思います。それは…。」

「ごめん。ちょっと良いかな?」

 

そうサトシが手をあげた。

 

 

 

ーーー ヤマブキシティ周辺 ーーー

 

 

ヤマブキシティ周辺には現在正義のジムリーダーの3人がそれぞれ一つの入り口におり、もう一つの入り口にはそんなジムリーダーたちの優秀なジムトレーナー達がいた。

 

「これより作戦を開始します! ロケット団との戦闘となります! 皆さん、ご武運を!」

 

エリカがそう通信機器に言うと同時にヤマブキシティにいるロケット団攻略作戦は切って落とされた。

 

レッド、グリーン、ブルー、イエローそしてサトシもその戦いヘと向かう。

 




以上、いかがでしょうか?

ついにロケット団攻略作戦が決行されました。
どの様な戦闘となるでしょうか?

とりあえず流れをまとめた後に再び作成となるので投稿が遅れる可能性がありますが、ご了承下さい。

ではまたの機会に。









え?外伝でダイゴに連絡したのは誰だって?


『答えてあげるが世の情け』

ではありますが今は答えません。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。