ポケットモンスターSpecial 蒼き少年と冒険記   作:KAZ1421

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ヤマブキシティ 突入です。

今回、戦いの流れを整理してからだと2、3週間後に話を描き始めるとなりそうだったのでとりあえず確定している部分は投稿する事を決めました。

では、本編です。



ヤマブキシティ 突入

マサラタウンに帰って来たサトシ、レッド、イエローはそこで住民が1人もいない光景を見る。イエローの力でオーキド研究所にいたニャースの記憶からこの事態の原因はロケット団だと判明する。

同じくマサラタウンに到着していたグリーン、ブルーと合流。なんと、トキワシティも同様だと判明する。5人はタマムシシティでロケット団攻略の為に集まっていたジムリーダー、タケシ、カスミ、エリカと共に、ヤマブキシティ内のロケット団アジトの攻略を開始する。

 

 

ーーー ヤマブキシティ 周辺 ーーー

 

ついに開始されたロケット団アジト攻略作戦。

今回の攻略に置いて、攻めている側の目的は優先順で以下の通りだ。

 

ロケット団に囚われたマサラタウン、トキワシティの人々の救出。

 

アジトにある巨石の破壊。

 

ロケット団ボス『サカキ』とその幹部『ナツメ』『キョウ』『マチス』の確保及び、ロケット団の壊滅。

 

今回の攻略に置いて①の目的が必須であり、この目的が達成されるのであれば②、③は最悪、

 

 

完全な達成をしなくてもいい(・・・・・・・・・・・・・)

 

 

 

理由は四天王にある。

グレンタウンでの戦いで四天王はワタル、シバは手持ちのほとんどが戦闘不能。遅れてやって来たキクコの話から、キクコは何者かの戦闘で治療している。カンナも来なかった事からおそらくカンナも同様と判断。(カツラの推測曰く、おそらくミュウツーとの戦闘との事。)

されど、ワタルの力やキクコが科学者である事、ポケモンの回復手段が存在すると考え、完全な回復には2日〜3日掛かると考え、ロケット団との対決に戦力を向けるのは今日が唯一の日と判断。この戦闘で例えボスと幹部を逃しても後の四天王との戦闘を考えれば、追跡等で戦力を分散するのは得策ではない。そのため、この戦闘が②と③を達成する機会だと考えたからだ。

 

 

この①の目的達成の障害は大きく分けて4つ。

 

一つ目は突如現れたヤマブキシティを覆い尽くすバリアーだ。

このバリアーは“リフレクター”と“ひかりのかべ”の2つを合わせた物で、その強度はとても高い。特殊技や物理技でもそう簡単に破れない。

 

二つ目はヤマブキシティ内部にいるロケット団員達だ。

仮にバリアーを破っても、内部には少なくとも50名以上の団員がいると考えられる。その数のロケット団員をすべて突破しなくてはならない。

 

三つ目はロケット団幹部と、そのボスだ。彼らは全員がジムリーダーとなっており、その戦力は計り知れない。特に、カツラからの情報でミュウツーやカントーの三鳥のファイアー、サンダー。そして不明ではあるが、フリーザーも確保されている可能性も考えれば困難である事は容易に想像出来る。

 

 

そして、四つ目。 それは、

 

「! やはり現れましたか(・・・・・・・・・・)!」

 

ヤマブキシティから出て来た、野生のポケモン達だ。

 

 

ーーー タマムシシティ ーーー

 

『ごめん、ちょっと良いかな?』

 

サトシがそうエリカに言う。

 

『どうしましたか?』

『どうしてヤマブキシティの周りにロケット団員達がいないんですか?』

 

サトシの認識ではヤマブキシティはロケット団のアジト。如何にバリアーで守っていても入口を守る護衛が全くいないのは不自然だと思ったのだ。

 

『…確かに疑問に思うでしょう。それがこれから説明する事です。先程近づいているのを悟らせない様にと言ったのは監視カメラの事です。』

『監視カメラ?』

 

イエローはそう言う。

 

『ええ、ロケット団は監視カメラを通じて私たちを

攻撃する筈(・・・・・)。そのカメラを通じて指示して出て来るであろう、野生のポケモン達(・・・・・・・)との戦闘は私たちジムリーダーとジムトレーナーが担当します。』

『! 野生のポケモン!? どうして野生のポケモン達が俺たちを襲うんですか?』

 

サトシがそう考えているとイエローが思いつく。

 

『…巨石(・・)ですね?』

 

 

ーーー ヤマブキシティ 周囲 ーーー

 

「イワーク、がんせきふうじ!」

 

タケシはイワークで現れた野生のポケモン達を攻撃する。

 

「やはり予想通り、四天王と同じ様に野生のポケモンを操って来たか!」

 

 

ポケモンタワーの時にキクコは巨石とジムバッジの力で野生のポケモン達を操ってサトシ達を攻撃した。そしてその時使用したのは巨石とピンクバッジ。どちらも

ロケット団が所有している物だ(・・・・・・・・・・・・)

 

 

故にその報告を得た正義のジムリーダー達はロケット団も同様の事をすると判断したのだ。

 

 

 

 

ーーー ヤマブキシティ ーーー

 

「どうだ?」

 

リョウは現在、映っているモニターを見ているケンとハリーに聞く。

 

「作戦は順調だ。奴らの攻撃がバリアーに命中する事もあったが、全く問題ない。流石はナツメ様のポケモンだ。」

 

ロケット団が巨石で野生のポケモン達を操る事で利点と欠点がある。

 

欠点は、育てたポケモンではないため、ジムリーダーやジムトレーナーに対してはそこまで脅威ではない事。そして巨石のエネルギーを一つ分使用する事だ。しかし、あるポケモン(・・・・・・)の作成には必要数は既に確保しており、既にエネルギーが無くなっても問題ない。更に云えば、利点はこれを考えても魅力的だった。それは…

 

 

「ああ、それに野生のポケモンだから例え倒れてもオレたちからすれば痛くも痒くもない(・・・・・・・・)。」

 

 

例え、ポケモン達が倒れたとしてもロケット団側からすれば、戦力の損失は一切無い

 

 

つまり、ロケット団からすれば特に損失も無く、相手のポケモンの体力と技のPPを減らせるという作戦だ。

 

「所で、例のガキ共は見つけられたか?」

「いや、此処にはいないな。」

「あのガキ共の影も見えない。一体何処に?」

 

3人がそう、監視カメラを通してポケモン達に指示しながらレッドたちを探すが、見えているのはジムリーダーとジムトレーナーのみだ。

 

「まさか奴等、地面を掘って中にいるのか?」

「いや、だとすれば『サカキ』様が気付くはずだ。特に無いという事は地面にはいない筈。だとすれば一体何処に?」

 

そう話していると、部下から連絡が入る。

 

「こちら、ケンだ。どうしたアルファチーム?…なんだと!?」

 

ケンは部下からの報告に驚愕する。

 

 

「バリアー内部に2体のピカチュウ(・・・・・・・・)がいただと!?」

 

 

 

ーーー タマムシシティ ーーー

 

『! そうか、キクコは巨石とピンクバッジでポケモンタワーのポケモン達を操った。ならば巨石とジムバッジの両方を持っているロケット団もそれが可能と考えるのが自然か。』

 

グリーンはイエローの言葉に納得行く。

 

『ええ。私たちが攻めればロケット団は巨石とジムバッジで操った野生のポケモン達を私たちに差し向けて来る。その際指示をする目が必要よ。』

『それが、監視カメラって事ね。』

 

カスミの言葉にブルーは察する。

 

『ええ。バリアーを破るのを防ぐ為に野生のポケモンを使用して来る。その際、こちらの体力を消耗させに来ると考えております。』

『しかも、戦闘不能にしたとしてもロケット団側からすれば損失は無い様なものだ。厄介だよ。』

 

エリカとタケシの言葉に5人は納得すると同時にヤマブキシティの強固な守りに悩む。

 

『そこで、レッドのピカは“みがわり”は使えますが、イエロー、あなたのチュチュも使えますか?』

『……わかりませんが、やってみます!』

 

その返事にエリカは頷き、今度はある2人に話す。

 

『お願いします。ですが、当然ロケット団側が皆さんを発見すれば、おそらく私たちより優先的に(・・・・)狙われるでしょう。』

『? サトシさんは分かりますが、僕たちもですか?』

 

イエローの言葉にジムリーダーたちは頷く。

 

『まず、サトシはこちら側の最高戦力である事は間違いありません。そしてイエローはトキワの力や、グレンタウンではレッドとカツラさんと共にシバと戦い勝利しています。実力も力も目を付けられていると考えて方がいいでしょう。そして、レッドとグリーンは純粋に実力です。あなたたちの今の実力は私たちジムリーダー以上と考えています。そしてブルー、2人には劣りますが、実力もあり、不意などの突くのが上手い。更に云えばロケット団に狙われている可能性もあります。』

 

そう言い、エリカは結論を言う。

 

『今回、ロケット団は私たちジムリーダーより、あなた達を最も警戒していると思っています。故にこの戦いでは私達ジムリーダーはあなたたちを如何に『最善の状態』でシルフカンパニーに送り出すかを考えて行動します。』

 

その言葉にレッドは悟る。

 

『つまり、この戦いはオレたち次第って事か?』

『…はい。申し訳ありませんが、実力等を考えそう結論しました。』

『本来ならオレたちジムリーダーの役目、だが実力を考え、これが最前と考えた。すまん。』

 

ジムリーダー達がそうレッドたちに謝罪する。

 

『頭を上げてください。 どの道ロケット団とは決着を着ける必要があります。むしろ協力してくれてありがとうございます。』

 

サトシはそうジムリーダー達に言う。

 

『それに戦うって決めたのは私だもの、気にしないで。』

『マサラタウンはオレの誇りだ。おじいちゃんを拐い、町を汚した奴らをオレは許さない。だから戦う。気にするな。』

『それに、僕の叔父さんや知り合いを拐ったロケット団は許せません。』

『マサラタウンやトキワシティの人たちを誘拐したロケット団は許せない! 絶対に助けたいんだ。』

 

ブルー、グリーン、イエロー、レッドもまた、自身が戦う理由を話す。

 

『…ありがとうございます。マサキさんもすみません。あなたの力が必要でお呼び致しました。』

 

エリカは同じくジムにいたマサキに話すと。

 

『いや、ええんやけど、わいは何の役に立てるかな?』

『ええ、むしろあなたの技術が無ければ5人を安全にヤマブキシティへ突入させる事が難しいです。』

 

マサキの質問にエリカは答える。

 

『難しい?』

『ロケット団は全員が外にいない事を考えると、ヤマブキシティの入口、または監視カメラを用いて指示をしていると考えられます。主に監視カメラの情報から現場に連絡、その後指示をすると思われます。』

『そこで、マサキにはその監視カメラをハッキングしてサトシたちが映らない様にして欲しいんです。』

『ハ、ハッキング!? そりゃあ無理ってもんじゃ…。』

 

その言葉にグリーンは納得する。

 

『…なるほど、ポリゴン(・・・・)か。』

『はい。監視カメラはグリーン、あなたのポリゴンとマサキのハッキングで皆さんの姿を見えなくします。ポリゴンは電子としてマサキさんのコンピューターに入り、そこから監視カメラへと侵入。その際に開いた道でマサキさんはモニター室のモニターに細工をして欲しいんです。皆さんの姿が見えない様に。』

『そこでピカとチュチュの“みがわり”で侵入してこのバリアーの原因を倒す。って事か。』

 

 

ーーー ヤマブキシティ ーーー

 

「コラッタ! でんこう…ぐわぁ!?」

 

ロケット団員達が目の前に現れたピカチュウたちに攻撃を仕掛けるが、その前に“でんこうせっか”で攻撃され、ダウンする。その時、ある一体がある場所へ向かう。

 

「! あの方向は…バリヤードがいる方向か!? 本部に連絡! 数人は残してあのピカチュウを追うぞ!」

 

 

 

監視カメラのモニタールームに連絡が入る。

 

「! ナツメ様のバリヤードに!? バリアーを張っているバリヤードを直接狙うつもりか!」

「あの強さ、ガキ共のポケモンか!一体どこから?」

「それにどうやってバリヤードの居場所を特定しているんだ!?」

 

 

ーーー ヤマブキシティ 周辺 ーーー

 

「イエロー、このままピカを追えない様にしてくれ。」

「はい!」

 

中で戦闘しているロケット団をグリーンのゴルダックの念力で見せて指示しているイエローにレッドは言う。

 

「レッド、この先にバリヤードがいる!」

「ああ!」

 

 

ーーー ヤマブキシティ ーーー

 

「バリヤードを死守しろ!」

 

周りのロケット団員がみがわりのピカへ攻撃を仕掛ける。

アーボの”どくばり“ドガースの”スモック“、スバットの”ちょうおんぱ“等、様々な攻撃が来るがピカはその攻撃を”でんこうせっか“で回避していく。

 

「(ピカ! アイアンテール!)」

 

ゴルダックの念写と図鑑を通してレッドはピカに攻撃を指示する。その指示を受けてピカはバリヤードへ攻撃するが、体が消えて行く。

 

 

「(あ! バリヤードが消えて行く!)」

「(慌てるな。 ゴルダック!)」

 

ピカはゴルダックからバリヤードの居場所が分かり、その方向へ向く。

 

「(“10万ボルト”!)」

 

そうレッドの指示で“10万ボルト”が放たれる。

 

 

 

しかし、電撃はバリヤードではなく、突如地面から現れたサイドンへと向かう!

 

 

 

「“ダブルニードル”」

 

 

そして現れたスピアーによってみがわりのピカが消えてしまう。

 

「…なるほど、“みがわり”なら確かにあのバリアーを通過するだろう。それにモニターに彼らが映らなかった事を考えれば、何か細工をしたな?『ポリゴン』か。」

 

サカキは現状の状況を把握しながらシルフカンパニーの外へ出て来たのだ。

 

「! サカキ様。」

「リョウ、ケン、ハリー。アジトへ行き、体勢を立て直せ。すぐに来るぞ(・・・・・・)。」

「? それはどういう…。」

 

 

 

 

 

 

その時、ヤマブキシティの周囲にあったバリアーが

 

 

崩壊した(・・・・)

 

 

「な!?」

「…やはり来たか、サトシ、そして図鑑所有者達。」

 

 

ーーー タマムシシティ ーーー

 

『では、それでバリアーを破りましょう。では…』

『あ。』

 

エリカはそう言う瞬間、サトシは何かを思い出したように言う。

 

『? サトシ? どうしたんだ?』

 

レッドはサトシに質問する。

 

『確かあのバリアーって“リフレクター”と“ひかりのかべ”だよな?』

『ええ。』

 

サトシの質問にエリカは答える。

 

『ならレッド! ニョロならあのバリアーを壊せるかもしれない!!」

『ニョロ? ッ!そうか! ”かわらわり“か!』

 

技、“かわらわり”とは手刀を用いて相手を攻撃する技。そして、

 

 

“ひかりのかべ”や“リフレクター”を破壊する技でもあるのだ!

 

レッドとサトシはニョロが覚えている技の説明を皆にする。

 

『それが本当なら!?』

『ああ。 あのバリアーは問題無さそうだ。』

『では、先程の作戦はバリアーを破壊する為ではなく、内部にいるロケット団員たちをかく乱、そして突入場所の戦力を減らす為に行いましょう。』

 

 

ーーー ヤマブキシティ ーーー

 

バリアーを“かわらわり”で破った後、5人はすぐに突入する。

 

「ピカチュウ、“エレキネット”!」

「ニョロ、“ハイドロポンプ”!」

「ハッサム、“シザークロス”!」

「ぷりり、“トライアタック”!」

「ゴロすけ、“メガトンパンチ”!」

 

そして入口周りにいたロケット団員を攻撃する。

 

「他の出口も既にジムリーダー達が戦闘を始めました。ここは我々ジムトレーナーがロケット団員を食い止めます!」

 

共に来たジムトレーナーたちがそう5人に言う。

 

「ありがとうございます。…あそこから巨石の力を感じる。」

 

そうサトシはシルフカンパニーを指差す。すると“ダッ”!とグリーンとイエローがそこに向かう。

 

「! 2人とも! 追おう!」

「ああ! …イエローもあんなに慌てて。」

 

サトシの言葉にレッドとブルーは2人を追いかけ、レッドはイエローの慌てように心配する。

 

 

「グリーンもだけど、イエローも家族と言うべき人を誘拐されたからね。…レッド、イエローをしっかり守りなさいよ?」

「もちろんだよ。」

「ええ、行きましょう!」

 

無事にヤマブキシティへと突入した5人。果たして彼らはマサラタウンとトキワシティの人々をロケット団から助けることができるのか?





ヤマブキシティでの戦闘はまだ整理仕切れません。(なんなら次の戦闘も。)

その為、こちらの力量不足のせいで恐縮ですが週に1話という目安とさせてください。もしかしたら、修正もするかも、その際には活動報告にて報告させて頂きます。

大変申し訳ありませんが今後とも本作をよろしくお願い致します。
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