ポケットモンスターSpecial 蒼き少年と冒険記 作:KAZ1421
今回もアニポケの設定を使った独自の設定があります。
ご理解の程をお願いします。
オーキド博士たちを救う為、ヤマブキシティのロケット団と戦闘しているレッドたち図鑑所有者とサトシ、そしてジムリーダーたち。途中四天王が外で戦闘しているジムリーダーのジムバッジを求めて戦闘に参加、三つ巴の戦闘となる。シルフカンパニー内ではレッドがマチスを撃破。部屋から出て行くサンダーを追いかける。ブルーはナツメとの戦闘でサイコキネシスで拘束されてしまう。 一方でイエローはオーキド博士の護衛をしていた警官のハヤトを救出。 共にオーキド博士の救出へ向かう。
ーーー シルフカンパニー ーーー
地下にてイエローはオーキド博士の護衛をしていたが、ロケット団に敗北し囚われていた警官のハヤトと出会い、共にオーキド博士達の元へ向かう。
「チュチュ、“10万ボルト”!」
「ヨルノズク、“ねんりき”!!」
2人のポケモンの攻撃で道中にいたロケット団員を倒しながら部屋の前へ到着する。
「このカードキーで、」
イエローがカードキーを使い扉を開くと縄で縛られた人物が見える。
「! オーキド博士!!」
「大丈夫ですか!!」
その人物はイエローたちが探していたオーキド博士だったのだ。
「イ、イエロー。 それに確かお主はハヤトじゃったか、無事だったか。」
「オーキド博士、すみません。オレの力が及ばず。」
「仕方ない。それより無事で何よりじゃ。」
「オーキド博士大丈夫ですか? それに叔父さんは、皆は何処に!!」
イエローの言葉にオーキド博士は答える。
「この下、地下2階には巨大なポケモン訓練場がある。 マサラタウンとトキワシティの人々は…そこじゃ!!」
「なら早速行かなければ。」
ハヤトはそう言い、向かおうとするが、
「待て! ワシらをそこに閉じ込めたのは逃げ出さない事と、戦力とするためという目的もある。だが、それは奴等の『作戦』が
「…え?」
イエローがサカキから聞いた目的をオーキド博士は話すが、それは『本命』の作戦ではないと言われ、驚く。
「もし、奴らの作戦通りに進んでいるのなら、寧ろそこにいた方が安全じゃ!」
「どういうことですか?」
そうハヤトは質問し、オーキド博士は2人に答える。それは…。
ナツメはその言葉を聞き、驚愕する。
「…サカキ様の息子だと?」
その様子からブルーはサカキが何も話していない事を察する。
「あら、知らなかったのかしら? サカキがディグダの穴でサトシやレッドと会ったのは、あなたが仮面の男が誘拐事件の犯人と分かってその情報を少しでも知りたかったからだそうよ。」
「…出鱈目を言うな。そんな話は聞いた事がない。」
そうナツメが言うとブルーは
「最初私もそう思ってた。 サカキが接触したのはその仮面の男の情報を聞くため、もしくはレッドたちを始末するためだってね。」
でも とブルーは言う。
「それだと違和感があったのよ。 まず一つはサトシが平行世界のあなたを知っていたなら、サカキの事も知っている可能性が高い。実際、サトシは自身の世界のサカキがロケット団のボスだって事を知ってた。 その可能性があるのに始末出来る可能性が少ないのに1人で接触するかしら?」
サカキの行動の一つの違和感がそれだ。サトシが平行世界の人間でキョウやナツメを一目で見抜いたのなら、自分も見抜かれる可能性が高い。この世界ではジムリーダーでもあるのだ。サトシの世界でもその可能性があったのだし、実際サトシはサカキがロケット団である事を知っていた。
「2つ目は3人がサカキが嘘を言っている様に見えなかった事。あの3人だから騙されやすいっていうのはあると思うけど、警戒していたサトシが信じたって事がポイントよ。」
サトシは常にサカキがロケット団であると警戒していたにも関わらず自身の事を話した。それほどその時のサカキはサトシの目から見ても嘘を言っている様に見えなかったのだ。
「3つ目は私を狙ったタイミングよ。 私は仮面の男に誘拐された。
「!?」
その3つを聞いたナツメも察する。サカキがブルーを捕まえる様に指示したのは仮面の男に誘拐された子供の事を『ブルーから聞き出すため』だと。
「…その為に捕えろと命令したと言うのか。」
「当たり前じゃない。『家族』なのよ? ましてや誘拐されて会っていない子供。『会いたいに決まって』…。」
そう言うブルーにナツメは強めに言う
「そんなのは決まってはいない!!」
そう強く『家族』と言う言葉を否定する。
その瞬間ナツメの反応に違和感を覚えるが直ぐに理解する。
「(平行世界か、なるほどね。)」
ーーー タマムシシティ ーーー
ヤマブキシティへ突入する前、ロケット団幹部の対策をしていた時に遡る。
『ナツメの超能力に気をつけろ?』
『ああ。』
グリーンはサトシが特に気をつける幹部はナツメと言った理由を聞く。
『この世界じゃ使った所は見てないけど、もし俺の世界と同じなら幹部の中で1番気をつけなきゃいけないのは
『…ポケモンじゃなくて、ナツメに気をつけてって事?』
ブルーの質問にサトシは頷き、その理由を話す。
『俺の世界のナツメさんと会った時は本当にやばかった。俺たちを『人形』にして閉じ込めようとして来たからな。』
『人を人形に!? そんなこと出来るんですか!?』
その言葉にイエローは驚き、その真偽を聞くもサトシは頷く。
『ああ、当時一緒に旅してたカスミとタケシが『人形』になって俺もやばかったけど、ナツメさんの『パパ』に助けて貰ったんだ。』
『…その世界の私たちと旅をしたのも人形になったのも驚いたけど、ナツメの家族に救われたってこと?』
『それにその様子だと、元に戻った見たいだな。 どうやって戻ったんだ?』
カスミとタケシの質問にサトシは答える。
『あの時は勝ったからじゃなくて、ナツメさんと家族が『和解』したからだからな。』
『…和解?』
ブルーはその言葉に疑問を持つ。
『そっか、そこから話す必要があるな。 俺の世界のナツメさんは…。』
ーーー シルフカンパニー ーーー
「その反応、あなたは
「!? な、なぜそれを!!」
自身の過去を知っていたブルーにナツメは驚く。
「…調べた訳じゃないわ。 サトシの世界のあなたの事を聞いたのよ。その力が原因で家族と仲が悪くなったってね。」
「……。」
ナツメはブルーからその理由を聞き、納得する。
「だが、それがどうした? そもそも奴らは私の力を恐れて私という存在を否定した奴らだ。」
ナツメは自身の超能力の修行の際、両親に止められた。 当時のナツメからすれば、自分の持つ力を否定されたと考え、2人を追い出した。その後も超能力を鍛えていたのだが、そんなナツメでも勝てないトレーナーが現れた。
それが『サカキ』だった。
当時のナツメの能力やポケモンでも勝てなかった事で悔しかったが、初めて自身の力をぶつけても勝てない存在と出会った。 そして、
『すごい力だ。これ程の鍛えた力は滅多にない。』
その言われ、ナツメは両親に否定された力を認めた『サカキ』に着いて行く事にしたのだ。最初は『サカキ』も躊躇したが、意思が固いナツメを見て質問する。
『親には会わなくて良いのか?』
その言葉にナツメは頷き、サカキはナツメの両親と話した後、了承した。
ナツメからすれば初めて認めてくれた人だ。 その恩は大きい。現在もロケット団にいるのは自分を認めてくれた場所であるからだ。
「ええ、でもごめんなさい。私は少し頭に来てるの。力に取り憑かれて『家族』を捨てた貴方にね。」
「…何?」
ブルーはその話をサトシから聞いた時、ナツメの両親がなぜ超能力の修行を辞めさせたのか察した。きっと両親はナツメが修行ばかりで友人などがいない状況を憂いていたんだろう。
「だって言ったじゃない、『戦闘のプロ』ってね。 確かに強い。でも強いだけで楽しく家族と遊んだ記憶は無いんじゃ無い?」
「……何が言いたい。」
ブルーの言葉にナツメはそう言うと
「あくまでも推測だけどね、きっとあなたの両親は『家族』として遊んだり、色々な学ばせようとしたのよ。でもあなたは力に取り憑かれた様に鍛える事しかしなかった。他人との付き合いなどを捨ててね。
でも、そんな生き方
ブルーは自身の体験を含めて言う。
「わたしはアイツから逃げた時、家族の所に行けば巻き込んでしまうし、誰が協力者か分からない以上、1人で頑張る事を決めたけど、そんな生き方じゃ何も出来ないって分かった。」
2年前に仮面の男から逃げ出した時、家族の場所は間違いなく監視されていると考えていたし、まだ6歳のシルバーも面倒もあった為、1人で頑張る事を決めた。だから3ヶ月前、仮面の男がシルバーを見つけてしまった時は死も覚悟していた。だが、焼けた塔でサトシがスイクンと共に仮面の男と戦闘して仮面の男が負けた時、そして7番道路での戦闘を通して1人では何も出来ないと理解したのだ。
「きっとあなたの両親はその事を知っていて、このままじゃ永遠に
「うるさい女だ!! きりさけフーディン!!」
そう言いナツメはフーディンに指示してブルーを黙らせる為に攻撃する。 だがそれは
「かかったわね!」
「な! 胸にモンスターボール!?」
ブルーの狙い通りだった。破れた服にはボールがあり、そこからポケモンが繰り出された。
「ピッくん、“なきごえ”、ぷりり、“うたう”!!」
その攻撃でナツメは耳を塞ぐが、
「グッ! 怪音波で惑わされて方向が分からない。」
「(今!)ブルー、“かみくだく”、カメちゃん、“ハイドロポンプ”!」
ブルーの攻撃でフーディン、カメちゃんの“ハイドロポンプ”がモルフォンに命中。フーディンはすぐに立て直すが、モルフォンはそのまま戦闘不能となった。
「お、おのれ!」
正気に戻ったナツメが攻撃しようとしたその時、ナツメの耳に付けていた通信機から連絡が入る。
「! そうか、その前にあなたを確保したかったが、諦めよう。ケーシィ!」
通信を受けたナツメはケーシィを呼ぶと現れ、
「また会いましょう。」
そう言うとケーシィと共にナツメとフーディンは消える。
「…逃げた? いえ、あの表情は違う。一体何が狙いなの?」
ブルーは考えながらもレッドたちと合流するためポケモンをボールに戻しながら部屋から出る。
一方、レッドは部屋から何処かへと行ったサンダーを追いかけていた。
「あのサンダー、一体何処へ行くんだ? とにかく追い掛けないと、」
そう追いかけていると、サンダーの目の前にケーシィが現れた。
「! ケーシィ!? まずい、ピカ、“10万ボルト”!」
ピカで攻撃するも、サンダーの電撃で防がれ、そのままサンダーはケーシィと共に姿を消す。
「消えた…、一体何処に。」
そう考えていると後ろから声が聞こえた。
「レッドさん!! 大丈夫ですか!!」
「! イエロー! それにオーキド博士! 無事だったんだな!」
そこにはオーキド博士と共にいたイエローとその後ろに警察官がいたのだ。
「レッドさんも無事で良かったです。 そうだレッドさん!ロケット団の目的が分かったんです!!」
「目的?」
イエローの口から出た言葉の内容にレッドは驚愕した。
このヤマブキシティでの戦いでロケット団側はある目的の達成の為にヤマブキシティにいた。
『ロケット団の脅威となる者達の排除』である。
しかし、サトシや図鑑所有者、ジムリーダー、そして四天王と様々な場所にいる相手に対処するのは骨が折れる。それに『切り札』である
故に
一箇所へ集めてそのポケモンで一気に殲滅する。
それがロケット団側の目的であった。そのために障害となるのは以下の通り。
①
サトシ、図鑑所有者、ジムリーダー。 可能ならば四天王も含めてこのヤマブキシティへどの様に誘導するか。
②
そのポケモンを作り出すのに必要なのはジムバッジと巨石のエネルギーである。巨石の居場所が分かり、破壊が可能なサトシをどの様に食い止めるのか。仮に破壊された場合の対処方法は?
この二つである。現在この問題は解決済みだ。
①の誘導についてはサトシと図鑑所有者たちはマサラタウンの人々をこのヤマブキシティに集める事で問題ない。そうする事で彼等は必ずこのヤマブキシティへと向かうだろう。
四天王に関してはトキワシティの人々をヤマブキシティへ集める事で高い誘導効果があると見ている。理由はナナシマの件だ。 ナナシマでカンナとキクコがロケット団について調査をしていた。後の調べでカンナがナナシマの人間である事が分かり、怒りを露わにしていた事から、ワタルの故郷であるトキワシティの人々を連れ去れば高い確率でヤマブキシティへと来ると考えられる。その際、シルフカンパニー内部にいる住民達の反感を買わない様に、『クチバシティを襲ったテロ組織がカントー中に攻撃をするつもりである』とし、避難という形式で地下へ誘導する。
②に関してはサカキ様直々にサトシと戦闘するとの事。この作戦で最も脅威なのはサトシの巨石のエネルギーを破壊する力だ。故にサトシだけはシルフカンパニー内部には入らせてはならない。仮に失敗した場合、ジムバッジ増幅装置で行う。そのためにはレッドの持つジムバッジを確保する必要があるため、レッドはシルフカンパニーに誘導しなければならない。
(既にレッドがロケット団側が持っていないジムバッジを所持している事は確認済み。)
例の切り札を使うタイミングは以下の通りである。
・四天王がヤマブキシティへ来た。
・いずれかの幹部、またはサカキ様が敗北した場合
今回はマチスが敗れたと同時に四天王が襲って来た為、直ちに実行する。
「時は来た。」
テレポートで来たサンダーと既に待機していたファイヤー、フリーザーを見てナツメは言う。
「さあ、この戦いも最終局面だ!」
そう言いナツメのいる部屋にはロケット団が持っているオレンジバッジ、ピンクバッジ、ゴールドバッジ、グリーンバッジ、四つの巨石があった。
以上、いかがでしょうか?
ナツメの過去はアニポケの過去からアレンジしました。
アニポケではサトシがナツメの心を開きましたが、ポケスペ ではサカキが心を開いたという事にしております。故に相当な忠誠心を持っていたのです。
ブルーとは『家族』との立ち位置が少し似ていてしかし全く違う状態となりました。
誘拐されて離れ離れになったブルーと力に溺れ、家族を突き放したナツメ2人の戦いはいかがでしょうか?
もし、アニポケのナツメの解釈の誤りがあれば是非とも教えて頂きたく。
(何度もwikiやアニメを見ましたが理解が難しく、自分はこう解釈しました。)
ではまたの機会。
ロケット団の計画はいかがでしたでしょうか?