ポケットモンスターSpecial 蒼き少年と冒険記 作:KAZ1421
対戦カードが判明します。
ではどうぞ。
レッドたちは四天王との戦いのため、スオウ島へと向かう。
スオウ島周辺のポケモンたちを食い止める為、ダイゴとハヤトが戦闘。
レッド、イエロー、サトシ、グリーン、ブルー、マサキの6人はスオウ島内部へ突入したのだった。
ーーー スオウ島 ーーー
スオウ島へ突入したレッド、イエロー、グリーン、ブルー、マサキはサトシとルカリオの道案内に従って向かっていた。
「! こっちだ!」
そう言いながら右へと曲がるサトシを5人は追いかける。
「…本当に迷路みたいに複雑な道やな。 サトシがいなかったらと思うとゾッとするわ。」
「ええ。 前回調べた時も結局全ての構造は把握出来なかった。サトシとルカリオが居なければ複数に別れて捜索しなきゃいけないから助かったわ。」
マサキの言葉にブルーは同意しながらも向かう。
「…再確認だが、今回は巨石の奪還、或いは破壊だ。四天王との戦いは足止め。 無理はするなよ。」
「ああ、本当はサトシに巨石を破壊して欲しいけど、」
「今回は計画を止めるのが目的ですからね。」
ロケット団が使用した巨石はサ・ファイ・ザーとの戦いで倒した時、巨石そのものを取り込んでいた。 故にレッドたちが倒した事で巨石も破壊された。
だが、ポケモンタワーでキクコが話した様に破壊したとしてもエネルギーは残り、1〜2ヶ月で再生する。サトシが破壊しなければ何度でも復活するのだ。
とはいえ『破壊』だ。 その状態ならばそのエネルギーをしようする事は『不可能』。再生はするが、今回に関しては計画の阻止が目的である為問題ない。
そう話しながら向かっていると、
「! 皆かわせ!!」
『!!』
サトシの言葉に5人は咄嗟にその場から回避する様に離れる。それと同時だった。
“ドコッ!”
と
『これは! シバのサワムラーの!』
「! グリーン! 後ろ!!」
「! フーディン、“リフレクター”!」
サトシの言葉にグリーンは咄嗟に反応。 フーディンの“リフレクター”で『アーボック』の“かみくだく”を防ぐ。
「アーボック…、キクコか!?」
「! “ばかぢから”!」
アーボックの攻撃に追撃し、襲ってきた攻撃をブルーはニドちゃんの“ばかぢから”で相殺する。
「この威力の“トゲキャノン”は、ヤマブキシティと同じ。 カンナね!」
それぞれ襲ってきた攻撃を切り抜けると6人の周りにシバ、キクコ、カンナの3人が姿を現す。
「フェッフェッ! よくここまで来たものさ。 だけど、」
「此処から先は進ませないわよ?」
「……」
6人は現れた3人に
四天王に警戒しながら言う。
「みんな、
ブルーの言葉に全員が頷く。
「ピカ! “でんこうせっか”!」
「チュチュ、“こうそくいどう”。」
ピカとチュチュが素早い動きでシバのサワムラーへ向かっていく。
「サワムラー、“かわらわり”」
そんなピカとチュチュにサワムラーの伸びた腕が攻撃する。
しかしピカたちは自慢のスピードで回避していく。
「チュチュ、“ほっぺすり”……」
「“とびひざげり”!」
イエローがマヒさせようとするが、その直前に変幻自在の膝によって攻撃が繰り出される。
「何!?」
「間に合った!」
しかし、その攻撃はピカの“みがわり”が受け止めていた。
「イエロー!」
「はい! “10万ボルト”!」
その隙にチュチュの最大威力の“10万ボルト”がサワムラーに命中する。
「やるな。」
「ピカチュウ、“エレキネット”!」
サトシのピカチュウが“エレキネット”をアーボックに向けて放つ。
しかしその攻撃は素早く動けるアーボックにとっては容易く回避出来る。
アーボックが右に回避した瞬間。
「“かえんほうしゃ”!」
それを分かっていたかのようにサトシが攻撃した瞬間、既に右へ目線を向けていたマサキのロコンが攻撃する。
“かえんほうしゃ”が命中する寸前、アーボックは
「“あなをほる”か!!」
「やっぱりそう来たかい。 さっきの“エレキネット”で逃げた先に何かがあるのは見抜いていたさ!」
先ほどの“エレキネット”は右に回避しやすいように放たれていた。故にキクコは回避した先で何かしら攻撃があると読み、“あなをほる”で回避したのだ。
「ルカリオ、頼む!!」
サトシがそうルカリオの波動の力でアーボックを捉えて欲しいとルカリオに頼み、ルカリオも波動でアーボックの動きを探る。
「! バウ!!」
「グリーン!! ブルー!!」
その矛先に気付いたサトシは矛先の2人に呼びかける。
「ウインディ!」
その言葉を聞き、ブルーと共にカンナと戦闘していたグリーンはアーボックが自身を狙っていると分かり、近くにいたブルーを抱えてウインディに乗り、その場から離れる。
その瞬間に2人がいた場所にアーボックが現れる。
「その素早さは厄介だね。 “へびにらみ”!」
現れたアーボックは“へびにらみ”をウインディへ繰り出し、
「! しまった。」
ウインディは“マヒ”状態となってしまう。
「フェッフェッ! これでウインディのスピードは防いだよ。」
そう言いキクコとカンナは攻撃を指示する。
「“かみくだく”、ゴースト、“シャドーパンチ”」
「“みずのはどう”、パルシェン、“ハイドロポンプ”」
アーボック、ジュゴンはウインディ、パルシェンはニドちゃん、ゴーストはロコンとピカチュウに攻撃する為、放たれる寸前。
「ピッくん! “このゆびとまれ”!!」
ウインディの上でブルーがピクシーのボールを取り出し、繰り出し攻撃を集中させる。
その結果、全ての攻撃がピッくんに集中し、
「“まもる”!」
ピッくんはその攻撃を全てを防ぐ。
「(今!)みんな! 行くわよ!」
『!!』
ブルーがそう言った瞬間、レッドたち(ポケモンも含め)は
「ちょうおんぱ!!」
ニドクインのニドちゃんが“ちょうおんぱ”を放つ。
ーーー 過去 ーーー
時は突入後直前に遡る。
『
『ああ、ワタルの所へ行くにはどうやってあの3人を抜けるか。それが問題だな。』
グリーンの言葉に全員は頷く。
『あのカリンとイツキだっけ? その時のブルーが繰り出したタッツーで『えんまく』使えば…』
『それだけど今は持っていないわ。』
カリンたちとの戦闘で繰り出していたタッツーのタッちゃんは、シルバーとポケモン交換を行った時、シルバーは『ブルー』、ブルーは『タッちゃん』と交換したのだ。
故に現在、タッちゃんはシルバーが所持している。
『ならどうすれば…。』
『それについては私に考えがあるわ。』
『! 本当ですか!?』
ブルーの言葉にイエローは驚き聞く。
『ええ、正確には
『運? どういう事や?』
マサキの言葉にブルーは答える。
『ここは洞窟の様な場所。 だからニドちゃんが覚えている
ーーー スオウ島 ーーー
ニドちゃんの『ちょうおんぱ』が放たれる。そしてここは洞窟内。
洞窟内では音は
その結果放たれた“ちょうおんぱ”は洞窟内で反響し、四天王のポケモンたちへ届く!!
「ぬう!?」
「これは…“ちょうおんぱ”!」
シバ、カンナのポケモン達は反響する“ちょうおんぱ”を喰らい、混乱する。
「(! そういう事かい。) ゴース、“ナイトヘッド”!」
キクコは“ちょうおんぱ”を受けながらもブルーの目的に気付き、ゴースを繰り出したキクコは攻撃を指示するが、
「ラッちゃん!」
ーーー 過去 上空 ーーー
時はスオウ島へ向かっている時に遡る。
『…皆さん、実は疑問に思っている事があるんです。』
イエローがそう言い、皆が注目する。
『ヤマブキシティにどうしてワタルは来なかったのでしょうか?』
『? それは計画のルギアがもう少しで来るから…!』
イエローの言葉にブルーは気付く。
『…確かに少し妙だわ。』
『どういうことだ?』
ブルーにレッドが質問すると答える。
『四天王がジムバッジを手に入れようとしたのは間違いなくルギアをコントロールする為よ。つまり、』
その言葉を聞き、グリーンとダイゴは気付く。
『そうか、つまりは四天王は『ジムバッジと巨石』が無ければルギアを操る事はできない。』
『その条件が満たされていないにも関わらず、ワタルはヤマブキシティに来なかった。 いや、『来れなかった』!』
そう、条件が満たされていない以上、もしその条件であるバッジの入手は失敗は許されない。だが、それにも関わらずワタルは『来なかった』のだ。事実ヤマブキシティにはワタルの手下と思われるドラゴンタイプのポケモン達が来ていた事を考えればあえて来なかったというのは考えづらい。
『つまり、ワタル自身はまだサトシとの
今までの会話からレッドはワタルがサトシとの戦いで負った傷が完全に癒えていない事に気付く。
『とはいえ他3人は完全に回復しているように見えたで? ワタルだけが回復していないって保証はあるか?』
『…もしかしてワタルは『トキワの力』を使って瀕死状態のポケモンたちを回復したかもしれません。』
マサキの言葉にイエローはそう言う。
『ならワタルさんのポケモンも回復しているんじゃ…! そうか、副作用か!!』
サトシとレッドはすぐに気付く。一緒にイエローと旅をしているからわかった事だ。
イエローはポケモンを回復させた時、力の使い過ぎで眠ってしまう。
つまり、
『ポケモンは回復しているかもしれないけど、ワタル自身はまだ回復していない可能性が高いって事か!!』
『それならワタルが来なかった理由も分かります。』
レッドとイエローはその言葉から少なくともグレンタウン時の戦闘は不可能だと判断する。
『相手の状況は分かったわ。なら私たちはダイゴがワタルの所へ向かうのを援護すれば…』
『いや、理由は後で説明するが、僕は周囲のポケモンの相手をする。』
『え!?』
その言葉に驚いたが、次の言葉に更に驚く事になる。
『ワタルの相手は君たちに任せたい。』
ーーー スオウ島 ーーー
「ルカリオ!
「バウ!」
サトシがそう言うと同時にルカリオはそのままシバの後ろの道へ向かい。
「イエロー! これを、ルカリオのボールだ!! 何かあった時ボールに戻せる!!」
「ありがとうございます! レッドさん!!」
「ああ! 行こう!!」
サトシからルカリオのモンスターボールを受け取り、イエローはレッドと共にルカリオの案内でワタルの所へ向かう。
「! させ、」
「“エレキネット”!!」
シバがそれを止めようとする次の瞬間、2人と遮るようにエレキネットが道を塞ぐ。
「こっから先は行かせないぜ!」
「お前達は俺たち4人で」
「止めさせてもらうわ。」
「…こっからが正念場や。」
その言葉と同時に4人と四天王3人が衝突する。
ーーー 過去 ーーー
『オ、オレとイエローでワタルを?』
ダイゴの言葉にレッドは驚く。
『ああ、僕は周りのポケモン達、そして内部の格闘ポケモンが誰かは不明だが、少なくともワタルと戦うなら君たちだと考えている。』
『どうしてですか?』
イエローの質問にダイゴは答える。
『ヤマブキシティに来る直前までカントーの戦況はウツギ博士から聞い
ていた。だからグレンタウンでサトシ君とワタルが戦った事は知っている。 その戦いを見たし、サトシ君からワタルの事を聞いたんだろう?』
『…確かにそうですけど』
イエローは一応肯定する。
クチバシティ、グレンタウンとイエローはワタルの戦闘を見ていた。
正確には見ることしかできなかったと言っていい。
レッドも見たのはグレンタウンのみ。 ほとんどはシバとの戦いに集中していたが。
『僕は周囲のポケモン、サトシ君は戦闘は難しい。ならワタルの戦術と戦い方をある程度知っている君たちが適任だよ。』
『…確かにな』
ダイゴの言葉にグリーンは納得する。
『レッド、イエロー。 ワタルさんとの戦いは任せていいか?』
サトシはそう質問する。
『…理屈は分かりますが、』
『ワタルの戦闘力が分かるからオレたちで勝てるか不安だよ。』
しかし2人は自信がない。
グレンタウンでの戦いでサトシから色々とワタルの戦闘について聞いてはいたが、ヤマブキシティでサカキとの戦いで自分たちは全くついて行けなかった。
そんなサトシが短期決戦で無ければ負けると思う程ワタルは強い。故にイエローだけでなくレッドも不安なのだ。
『…2人共、確かにワタルさんは強い。ヤマブキシティで戦ったサカキと互角の力を持っていると思う。でも俺が勝てたのは多分ワタルさん自身が悩みながら戦っていたからと思うんだ。』
『…え?』
サトシの言葉にイエローは疑問を抱く。
『あの時、ワタルさんは“人間はポケモンを傷付ける生き物”って言っていた。でもそれは『この世界の人間』だって言ってた。
つまり俺の世界の人間は『ポケモンと共存出来る』ってワタルさんは
『! 確かグレンタウンでそう言っていたってサトシさんが、』
グレンタウンでサトシが言った台詞を思い出す。クチバシティでのワタルを見たイエローからすれば驚くべき変化だったからだ。
『俺からすれば俺の世界とこの世界の人は何も変わらないよ。それにワタルさんも
『…僕とレッドさんで。』
『ああ、きっとそれは平行世界の俺じゃなくて、この世界のレッドとイエローじゃなきゃ出来ないと思う。』
ーーー スオウ島 ーーー
ルカリオの案内で2人は奥へと進んで行く。
「…皆さん大丈夫でしょうか?」
「当たり前だ。ダイゴ、ハヤト。サトシやグリーン、ブルーとマサキも大丈夫だ。オレたちはワタルを止める事に集中しよう。」
「…はい!」
そう向かいながら歩いて行くと、
「! バウ!!」
『!!』
目の前からエネルギー波、つまり“はかいこうせん”が襲い掛かってくる!
「プテ、“はかいこうせん”!」
「チュチュ、“10万ボルト”!」
その攻撃に対して2人は相殺する。
ここが一直線上であった為、はかいこうせんの軌道が読みやすかったのが幸いだった。
「これは、やっぱり」
「ワタルの“はかいこうせん”ですね。 ルカリオ、戻って。」
そう言い、疲労しているルカリオをボールに戻す。
「…行こう、イエロー。」
「はい!」
レッドの言葉にイエローは頷き、共に進むと広い空間に出た。
地下にも関わらず空が見える程とても広い場所だった。近くには溶岩もある。
「…驚いたな。ここに来るのはサトシだと思ったんだが、お前たちとはなレッド、イエロー。」
そこには疲労が顔に出ているが、プテラの様子からポケモンたちは十分に回復しているワタルの姿があった。
「…ワタル。」
「その状態、やっぱりサトシさんとの戦いで。」
その言葉でワタルは察する。
「そうか、気付いていたか。 ヤマブキシティに3人を送るにはポケモンの回復が必須だった。 瀕死状態のポケモンを回復させるのに力を使い過ぎてな。」
「その状態じゃ『トキワの力』を使うのは出来ないだろう。」
その言葉を聞き、ワタルは笑う。
「は! 笑わせるな。 確かに『トキワの力』は安易に使えないが、オレは四天王の大将、ドラゴン使いのワタルだ!」
そう言いながら戦闘の構えをする。
「知っているだろう? ドラゴンは聖なる伝説の生き物だ! オレのポケモンたちは天下一品の強さ、小手先の技は無駄だ。」
その迫力にレッドとイエローはピカとチュチュと共に警戒する。
「それとも今から尻尾を巻いて逃げるか? レッド、イエロー!」
「「いや、ここであなたを止める!!」」
3人の戦闘が始まった。
以上、いかがでしょうか?
ワタルのセリフは赤緑の戦闘前のセリフを参考にしました。
次回にまた。
味方が足りないと思っている人がいると思いますが、今しばらくお待ちください。