ポケットモンスターSpecial 蒼き少年と冒険記   作:KAZ1421

80 / 138
本編続きです。




VS 四天王⑤

 

四天王との最終決戦に挑むレッドたち図鑑所有者とサトシたち。

ヤマブキシティで協力してくれたダイゴと警察のハヤトはスオウ島周辺のポケモンたちを、レッドたちは四天王と戦う。その最中ロケット団3人組(?)とジムリーダーのカツラ、そしてマツバと友人のミナキ、そしてジムリーダー代理のアンズの4人が参戦。四天王と激しい戦闘を繰り広げる。

 

 

 

 

ーーー スオウ島 ーーー

 

「そのパンプジンだったか、相当厄介だな。 先に倒させてもらうぞ。ニョロボン、“たきのぼり”、エビワラー、“じごくづき”!」

 

シバの攻撃がロケット団とマサキに対して繰り出される。

 

 

「プルリル、あのロコンを守りなさい!」

「マネネ、“メロメロ”!」

 

 

エビワラーの攻撃前にマネネが“メロメロ”でエビワラーを『メロメロ』状態にしたことで目の前に現れたマネネに攻撃が出来なくなった。

 

 

「“くるぐり”!」

 

 

その隙にマネネはエビワラーの攻撃力を下げる。

 

 

「行け、マスキッパ!」

 

 

コジロウがチャンスとマスキッパを繰り出すが、

 

 

「今は俺じゃ無いって!!」

 

 

マスキッパはそのままコジロウに巻き付くのだった。

 

 

 

 

 

一方でニョロボンの攻撃がプルリルによって防がれ、

 

 

「“サイコキネシス”!」

 

 

プルリルの“サイコキネシス”がニョロボンへ直撃する。

 

 

「! そのポケモンは、みずタイプか?」

 

 

ロケット団のトレーナーとしての実力は低い訳ではないが、正面から四天王と戦える程強く無い。では何故ここまで戦えているのか。

 

 

一言で表せば 『初見殺し』 だからだ。

 

 

ロケット団が所持しているポケモンはこのカントー地方にはいないポケモン。そしてこの世界ではポケモン図鑑は無く、シバはカントー地方と一部だが、ホウエン地方(・・・・・・)のポケモンしか知らない。

 

 

故にイッシュ地方やカロス地方など、シバが知らないポケモンに対してはどんなタイプで特性なのか検討は不可であり、それらのポケモンに対してシバは必ず後手になる(・・・・・・・)

 

 

「“ハロウィン”!」

 

 

パンプジンの“ハロウィン”がニョロボンに命中する。

 

 

「! “ばかぢから”!」

 

“ハロウィン”は厄介な技だが、『ダメージはない』。故にそのまま攻撃する。ニョロボンにはみずタイプに対して有効な技はない為、得意な格闘技を繰り出す。 だが、

 

 

「!? 効いていない!! “ゴーストタイプ”も持っているのか!?」

 

 

知識の差でプルリルに効かない“かくとうタイプ”を繰り出し隙が生まれ、

 

 

「プルリル、“シャドーボール”!!」

 

 

効果抜群のゴースト技をニョロボンに命中させる。

ダメージを受けたニョロボンは何とか耐え、

 

 

「ならば、“じごくづき”!」

 

 

今度は効果抜群の技を繰り出し、プルリルを攻撃する。

その攻撃は急所を突き、一撃でプルリルを戦闘不能とする。

 

 

「マスキッパ、“つるのムチ”!」

「メガヤンマ、“エアスラッシュ”!」

「ロコン、“かえんほうしゃ”!」

 

 

コジロウ、ムサシ、マサキの3人はエビワラーとニョロボンに攻撃する。

 

だがエビワラーはその攻撃をすべてかわし、ニョロボンは攻撃を防ぐ。

 

 

「! あれは、“みきり”と“まもり”ニャ!」

 

 

エビワラーの“みきり”とニョロボンの“まもり”によって攻撃を回避して行く。

 

 

「“れいとうパンチ”、“たきのぼり”!」

 

 

未だ『メロメロ』状態ではあるが、どうにか攻撃を繰り出せたエビワラーはマスキッパへ、ニョロボンの攻撃はロコンに命中する。

 

 

「! マスキッパ!!」

 

 

攻撃が下がっているので効果抜群であったが耐えた。 だが、

 

“こおり状態”となったのだ。

コジロウはマスキッパをボールに戻す。

 

ニョロボンの攻撃を受けたロコンは振り絞り、どうにか立ち上がる。

 

 

「耐えた? “こらえる”か。」

 

 

シバはロコンが耐えた事に驚く。

 

 

 

「パンプジン、“タネばくだん”!」

「マネネ、“ものまね”!」

 

 

パンプジンとマネネが繰り出す“れいとうパンチ”でエビワラーを攻撃。

エビワラーは倒れる。

 

 

「そのロコン大丈夫ニャか?」

「ああ、大丈夫やけど、もう瀕死寸前や。」

 

 

ニャースはボロボロの状態のロコンの心配をし、マサキに聞くとそう言う。

 

 

「他のポケモンはいニャいのか?」

「タマタマが戦えるんやけど、正直戦力になるのはむずいと思うで。ロコンの“かえんほうしゃ”がワイの最大威力だったんや。」

 

 

そう言うマサキの言葉を確かめる為、ニャースはスマホロトムでロコンの技を見る。

 

 

「! それは色が違うけど、サトシと同じ物か!」

 

 

マサキがそれに驚いている最中にも、ニャースは確認し、

 

 

「! これは…。」

 

 

『ある技』を見てニャースはその効果をマサキに話す。

 

 

 

 

 

 

「パンプジン、“タネばくだん”! メガヤンマ、“エアスラッシュ”」

「マネネ、“フラフラダンス”、デスマス、“シャドーボール”!」

 

 

ムサシ、コジロウがシバのニョロボンに向かって攻撃をする。

 

 

「ニョロボン、“まもる”!」

 

 

ニョロボンでまもり、

 

 

 

「イワーク、“ぶんまわし”!!」

 

 

 

イワークの“ぶんまわし”でムサシとコジロウの全てのポケモンを攻撃する!!

 

 

「! なんて威力!」

 

 

その攻撃でマネネ、メガヤンマは大きなダメージを、パンプジン、デスマスは戦闘不能となった。

 

 

「“すてみタックル”!」

 

 

そのまま、イワークは“すてみタックル”をマネネにぶつける。

これは、“メロメロ”を警戒しての事だった。

 

“すてみタックル”でマネネは戦闘不能となり、技の効果でイワークもダメージを受ける。

 

 

「!? 反動を受けただと!?」

 

 

シバはそれに驚く(・・)

 

何故ならシバのイワークの特性は『いしあたま』。

反動のダメージを無効にする特性。 にも関わらずダメージを受けた。

その原因はデスマスだ。

 

デスマスの特性『ミイラ』。 直接攻撃を受けた場合、相手の特性を『ミイラ』とし、本来の特性を封じる特性だ。

 

その結果、イワークの『いしあたま』は効果を失い、“すてみタックル”の反動ダメージを受けたのだ。

 

 

「メガヤンマ、“はがねのつばさ”!」

 

 

ムサシのメガヤンマが反動を受けたイワークに追撃をする。 しかし、

 

 

「カポエラー、“トリプルキック”!」

 

 

瞬時に繰り出したカポエラーの“トリプルキック”がメガヤンマに命中。メガヤンマは倒れる。

 

 

「! ハブネーク、“ポイズンテール”!!」

「マーイーカ、“サイケこうせん”!」

 

 

ハブネークとマーイーカはそのカポエラーに攻撃。カポエラーはかわそうとするが、“ポイズンテール”はカポエラーではなく近くにあった石に攻撃。 それがカポエラーに当たりカポエラーは体勢を崩し、“サイケこうせん”が命中する。

 

 

「ニョロボン、“ばかぢから”!」

 

 

ニョロボンがそう攻撃を繰り出そうとした瞬間、

 

 

「ロコン、“おにび”!」

 

 

マサキのロコンの“おにび”がニョロボンに命中。 それによってニョロボンは『やけど』状態となり、攻撃力が下がる。そのままニョロボンの攻撃はハブネークへと命中するも、ハブネークは耐える。

 

 

「“ポイズンテール”!」

 

 

ニョロボンに攻撃し、ニョロボンは何とか耐えるが、

 

 

「!」

 

 

『やけど』のダメージによってニョロボンは倒れる。

 

 

「カポエラー、“あなをほる”、イワーク、“ぶんまわし”!」

 

 

カポエラーが地中へ潜ると同時にイワークの攻撃がまたポケモンたちへ命中する。ハブネーク、マーイーカは倒れ、ロコンも何とか立ち上がって後、すぐに倒れる。

 

 

「ソーナンス、カウンター!!」

 

 

そんな中、イワークの攻撃に自ら飛び込みソーナンスは“ぶんまわし”を受けて“カウンター”を繰り出す。イワークは“カウンター”のダメージを受け、体勢を崩す。

 

 

「! ワタルから聞いた攻撃を跳ね返すポケモンか。だが、」

 

 

その瞬間、ソーナンスの地面からカポエラーが出て来てダメージを与える。

 

 

「“カウンター”直後は大きな隙になるだろう!」

 

 

さすがのソーナンスでも“カウンター”を繰り出した直後では対処出来ず攻撃を受ける。ソーナンスはダメージは受けたがまだ立ち上がる。

 

 

「コロモリ、“エアスラッシュ”!」

「モルペコ、“オーラぐるま”!」

 

 

コロモリとモルペコは出て来たカポエラーを攻撃するも

 

 

「“あなをほる”」

 

 

再び地中に逃れ、

 

 

「“がんせきふうじ”!」

 

 

ソーナンスを警戒し、コロモリを攻撃。 コロモリは戦闘不能となる。

 

そして、

 

 

「(あの姿、恐らくは“でんきタイプ”。ならば!)」

 

 

“あなをほる”でモルペコを攻撃する。だが、

 

 

「!? 早い!!」

 

 

先程のモルペコの素早さと比べ早くなっており、シバは驚く。

 

“オーラぐるま”は攻撃を繰り出すと『素早さ』が上がる。故に先程のスピードで考えていたシバとカポエラーは読み間違えたのだ。

 

 

「“じだんだ”!」

 

 

モルペコはそのまま“じだんだ”を繰り出し、カポエラーに攻撃を命中させる。

 

“じだんだ”はその直前の攻撃を外した場合、攻撃力が『2倍』になる。

 

その結果、カポエラーは“じだんだ”によって戦闘不能となる。

 

 

「…ここまでやるとはな、ならば! カイリキー!!」

 

 

シバはカイリキーを繰り出し、

 

 

「イワーク、“すなじごく”、カイリキー“ストーンエッジ”!」

 

 

“すなじごく”はソーナンスに“ストーンエッジ”はモルペコへ繰り出す。

 

 

ソーナンスは“カウンター”…“ミラーコート”を繰り出すが、“すなじごく”には“ミラーコート”は通用しない。

 

そして、カイリキーの特性『ノーガード』。 その効果で素早く避けようとしたモルペコも命中し戦闘不能寸前まで追い詰められる。

 

 

「モルペコ!」

「ソーナンス!」

「勝負あったな。」

 

ソーナンスは“すなじごく”で動けず、モルペコも瀕死寸前。対するシバは弱っているがまだ戦闘可能なイワークと無傷のカイリキー。仮にマサキがタマタマを繰り出しても勝てないだろう。どちらが勝者かは一目瞭然だった。

 

 

「…流石は四天王。世界が違っても勝つのは難しいわね。」

「確かにこれはオレたちの負けだ。 だけど、」

「シバ、おミャーも此処でニャたちと同じ、負けることになるニャ(・・・・・・・・)!」

 

「何?」

 

 

その瞬間、それは現れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピカチュウ、“アイアンテール”!!

 

 

 

直後、素早く現れたピカチュウの“アイアンテール”がイワークに命中し、イワークは戦闘不能となる。

 

 

「!? サトシだと!!」

 

 

シバは驚く。何故ならピカチュウはどういう訳か『全快』していたからだ!

 

 

「ミナキさん、マサキさんとロケット団をお願いします。ここは俺たちに任せてください。」

「ああ、だが気をつけてな。カンナのあの氷の治療はまだ完全じゃないんだからな。」

「はい! 行くぞ、ピカチュウ!!」

「ピカ!」

 

 

そう言いミナキはマサキとロケット団と共に離れ、サトシとピカチュウはシバと向き合う。

 

 

「…氷の影響が抑えているのか? それになぜピカチュウまで…。」

 

 

シバの疑問にサトシは答える。

 

 

「俺たちが戦えるのは、この機械を作ったロケット団とマサキさんのロコンのおかげさ。」

「何?」

 

 

サトシはその理由を言う。

 

 

「カンナさんの氷はロケット団が作ったこの機械で抑えて、ピカチュウはマサキさんのロコンの“いやしのねがい”で体力を回復したんだ。」

「“いやしのねがい”!?」

 

 

“いやしのねがい”

 

自身が瀕死になる代わりに、次に出す自分のポケモンの状態異常とHPが全回復する技。

 

 

ロケット団のニャースがスマホロトムでロコンが覚えている技を確認した際、“かえんほうしゃ”、“こらえる”、“おにび”そして“いやしのねがい”を覚えている事が分かったのだ。

 

 

ニャースは“いやしのねがい”の事をマサキに説明。 そしてそれをミナキとロケット団に通信を通して説明し、“いやしのねがい”でサトシのピカチュウを回復させる事を決めたのだ。その時からロケット団の目的はシバのポケモンたちを少しでも削るのを目的としていたのだ。

 

 

「シバさん、ここから俺たちが相手です。それにこの状況、おつきみやまでの状況とほとんど同じです。」

「…そうだな。 あの時と同じだな。」

 

 

2人はそう言い、そして互いに構える。

 

 

「シバさん!ここであなたを…皆さんを止めます!」

「ピカチュウ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、レッドたちはワタルのポケモンたちの『見えない“バブルこうせん”』に驚愕していた。

 

 

「『見えない“バブルこうせん”』!? 一体どうやって!?」

「…! そうか、二体のハクリューとギャラドスが放っている“バブルこうせん”は赤、青、緑の三原色…それが合わさって無色に。太陽を反射する透明球となって襲っているのか!?」

 

 

カツラは科学者として現在起こっている事を理解する。

その間にも“バブルこうせん”はブーバーンやフッシーに命中して行く

 

 

「イエロー君、どうしてわかった!?」

「ルカリオが教えてくれました。」

「! そっか、波動か!! でもこの技どうしてサトシにはしなかったんだ?」

 

 

レッドはそう疑問に思うとワタルが答える。

 

 

「あの時、サトシは『絆現象』でルカリオと五感を共有していた。その状況では簡単に見抜かれるし、見えなくするのに3つの泡を合わせなければならない。謂わば見える攻撃と変わらないにも関わらず攻撃する泡の数を減らすことと同義。故にこの攻撃は無意味だとすぐに分かった。だが、お前たちには有効だろう?」

 

 

プテラとカイリューが時間を稼ぎ、この技を繰り出した。イエローとルカリオが居なければこれ程早く気付く事は無かっただろう。

 

 

「姿が見えない泡…なら、フッシー、“どくのこな”!」

 

 

フッシーが“どくのこな”を繰り出す。 すると、

 

 

「む!?」

 

 

“どくのこな”が“バブルこうせん”に付着し泡が見える。

 

 

「凄い! “どくのこな”で“バブルこうせん”の姿を現した!」

「へへ、見えればこっちのもんだ! “つるのムチ”!プテ、“げんしのちから”!」

 

 

フッシーとプテの攻撃で“バブルこうせん”が次々と破壊させれていく。

 

それにより、攻撃の射線が出来る。

 

 

「イエロー、カツラさん!!」

「ああ! ブーバーン、“かえんほうしゃ”」

「オムすけ、“ふぶき”、ゴロすけ、“ロックブラスト”!」

 

 

そこに2人は攻撃を繰り出す。

 

 

「カイリュー、“だいもんじ” プテラ、“げんしのちから”」

 

 

ワタルはその攻撃を相殺する。

 

 

「…やっぱり一筋縄にはいかないか。」

「この戦法をこれ程早く見切るか、ならば!」

 

 

ワタルがそう言うと今度はハクリューたちとギャラドスは大きな泡を形成。その中にワタル、ハクリュー、ギャラドスがいる状態となる。

 

 

 

「! 泡の守り!? フッシー、“はっぱカッター”、プテ“はかいこうせん”!」

 

 

レッドが泡を攻撃するが、

 

 

「! 効かない!?」

 

 

泡を貫通する事は無かった。

 

 

「無駄だ! 溶岩の熱に耐えられるこのガードに…お前たちの攻撃が通用するか! “はかいこうせん”!!」

 

 

そうワタルが指示し、ハクリュー、ギャラドスは“はかいこうせん”を繰り出す。

 

泡のガードの中にいる3体には攻撃は届かず、中から自由に攻撃が出来る。しかも回避しても、

 

 

「プテ!、フッシー!」

 

 

カイリュー又はワタルのプテラに攻撃される。

 

ワタルのポケモンによってレッドのフッシーは倒れ、プテは大きなダメージを負い、ブーバーンもはプテ程ではないがダメージを受ける。

 

 

「どうだ! ハハハハハ!!」

 

 

そうワタルが攻撃していると気付く。

 

 

「! (待て、イエローは何処に?)」

「ゴロすけ! 行け!!」

 

 

その時別の場所に移動していたイエローがゴロすけでドドすけを投げ、

 

 

「ドドすけ、“ドリルくちばし”!!」

 

 

ドドすけが泡に攻撃する。

 

 

「無駄だと言った!」

 

 

その攻撃は弾かれ、ワタルは攻撃する。

 

 

「う! …確かに僕たちじゃ、そのガードは破れないかも知れません。 だから!」

「必ず破れるって信頼している『仲間』に任せるぜ!」

「? どういう…!」

 

 

そこでワタルは気付く、レッドとイエローの攻撃は泡の中心より上部に集中していると、まるでワタルに下を意識させない(・・・・・・)よう動いている事に!

 

 

 

「しまった!?」

 

 

気付くがもう遅い、イエローの『トキワの力』でワタルの真下に動いたボールからポケモンが出てくる。

 

 

 

「「“きしかいせい”!!」」

 

 

 

ポケモン、サトシのルカリオが出て泡のガードを貫通させる。

サトシのルカリオはサカキとの戦いで体力が少なく、例えイエローの『癒しの力』でもこの短時間で完全な回復は不可能だ。だが、一撃を振う程度ならば可能。

 

そして“きしかいせい”は体力が少ない程威力が上がる。その威力は絶大で巻き込まれたギャラドスが大きなダメージを負ったことで連携が崩れた。

 

 

「ク! ハクリュー!!」

 

 

ワタルは近くのハクリューに乗り、

 

 

「“はかいこうせん”!」

 

 

もう一体のハクリューがルカリオに攻撃、ルカリオは戦闘不能となる。

 

 

「! ルカリオ戻って!! …ありがとう、そして無茶をさせてごめん。」

「だが、これで攻撃が当たる! “サイコキネシス”!」

「ニョロ、“れいとうビーム”! プテ、“げんしのちから”!」

 

 

カツラとレッドの攻撃をワタルは回避する。 だが、

 

 

「!? これは!」

 

 

ワタルはいつの間にか自身の周りに見えない程細い糸がある事を見抜き、それが自分が乗っていないハクリューに接触したのだ。

 

 

「ラタ!」

「ピカ、チュチュ、“10万ボルト”!!」

 

 

イエローはラッちゃんの反応かワタルが罠に嵌ったと理解し、ピカとチュチュの電撃を流す。

 

 

「電撃だと!!」

 

 

その電撃がハクリューへ流れ、ダメージを負う。

 

この糸の罠はピーすけの“いとをはく”によって作られたものだ。そこにオムすけの“みずでっぽう”の水で濡らし、電撃を通りやすくする。ワタルのポケモンが掛かったらピカとチュチュの電撃を流し、ダメージを与えるという戦法だ。

 

 

「…いつの間に罠を、どうやらお前たちを舐めていた様だな。 ハクリュー!」

 

 

ワタルがそう言うとハクリューの様子が変わる。それを見たカツラは察する。

 

 

「! まさか、“げきりん”か!!」

 

 

その言葉の通り、ハクリューの“げきりん”によって糸はすべて破壊。そのままブーバーンへ攻撃。

 

 

「うお!?

 

 

その攻撃でブーバーンは戦闘不能となる。

 

 

「! 覚えていたのはカイリューだけじゃ無かったのか!!」

「“はかいこうせん”!」

 

 

“げきりん”を行っているハクリュー以外のポケモン達が“はかいこうせん”で次々と攻撃して行く。

 

 

「クソ、やっぱり強い。 このままじゃ。」

「カツラさん、僕たちが抑えている間にポケモンを!」

 

 

レッドとイエローが攻撃を防いでそう言うとカツラ言う。

 

 

「…2人とも、先に言おう。 『ある事情』で私は所持しているポケモンはブーバーンともう一体(・・・・)しかいない。」

「「え!?」」

 

 

カツラの言葉に2人は驚く。

 

 

「だが、このポケモンと共に戦う事が出来るからこそ、ワタルの相手は(・・・・・・・)私となったのだ(・・・・・・・)!」

 

 

その時、“げきりん”を行っているハクリューがカツラに迫る。

 

 

「「カツラさん!!」」

 

 

レッドとイエローがそれに気付き声をかけると同時にカツラはそのボールを繰り出し、

 

 

「!? 馬鹿な、“げきりん”を押し返した!?」

 

 

ハクリューの“げきりん”を押し返しただけでなくその一撃で体力を大きく削った。

 

ワタルはそのポケモンを見て驚愕する。

 

 

「その…ポケモンはまさか!?」

 

 

いや、ワタルだけでは無い。イエロー、特に

一度会った(・・・・・)事がある(・・・・)レッドは驚愕する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エンテイ!?

 

 

 

そう、カツラの『スーパーボール』から繰り出させたポケモンは伝説のポケモン、『エンテイ』だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




以上、いかがでしたでしょうか?




サトシとピカチュウの復活。そしてカツラがワタルとの戦闘する事となった理由であるエンテイの登場。


次回はカンナとキクコ戦を主に描く予定です。

ではまたの機会に。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。