ポケットモンスターSpecial 蒼き少年と冒険記 作:KAZ1421
今回のニビシティでは本編と違う展開となります。
頑張りますのでよろしくお願いします。
ガルーラとの騒動後、レッドとサトシはグリーンと別れる。レッドは絶対負けないと思うライバルができ、気合十分に“トキワのもり“でポケモン図鑑完成のためポケモンを集め、現在“トキワのもり“の出口付近にいた。
「よし、図鑑は順調に埋まってる。」
レッドは“トキワのもり“でのポケモン図鑑の情報が埋まっているのを見て気分が良くなっていた。
「よかったな、レッド。」
サトシは順調に進んでいるレッドを見てそういう。
「おう、でもだいぶ暗くなってきたし、今日泊まる場所を見つけないとな。」
「まあ、探しても見つからなかったらゴーリキーの時みたいに野宿しようぜ。」
「ああ。あの時色々楽しかったもんな。」
そのような会話をしながら、“トキワのもり“を出ようしたとき、
「きゃぁあああ!」
後ろから悲鳴が聞こえ、レッドとサトシは悲鳴の方向へ走る。
すると目の前には黄色い髪をした女の子が2体の“ピカチュウ“を抱えて“ミニリュウ“や“ゴローニャ“などから逃げているのが見えた。
「ッ! フッシー、つるのムチ!!」
「ピカチュウ、“でんこうせっか“から“アイアンテール“」
レッドとサトシは女の子を助けるため、手持ちのポケモンに指示する。
“フシギダネ“ごとフッシーはつるのムチでミニリュウを掴み、投げることで抑え、ピカチュウはでんこうせっかの勢いそのままにアイアンテールをゴローニャに当てる。すると襲っていたポケモンたちは皆逃げていった。
「大丈夫? ケガない!?」
「! そのピカチュウたちボロボロじゃないか!?」
レッドは女の子を助け、怪我が無いか確認し、サトシは女の子が抱えている2匹のピカチュウがボロボロになっているのを見た。
「ありがとう、ちょっと怪我したけど私、このポケモンたちを助けたくてつい、」
「大丈夫、俺に見せてみて。」
「サトシはちょっとしたポケモンの治療できるから安心して。」
女の子はサトシという人が治療できると聞き、ピカチュウたちを見せる。サトシは女の子が抱えているピカチュウを治療するため、きずぐすりなどを取り出し応急処置を行なった。
「よし、応急処置は済んだ。早くポケモンセンターに連れて行こう。」
「サトシ、ここからならニビシティの方が近い。」
サトシはポケモンセンターに連れて行くことを提案、レッドが近くの町のニビシティに行こうと提案する。
「わかったすぐに行こう。」
「きみ、背中に乗って、怪我してるだろう?」
「あ、ありがとう。」
サトシはピカチュウたちをレッドは怪我をした女の子をおんぶして“ニビシティ“に向かう。
道中ニビシティの住民がピカチュウたちを見て驚いているように見えたが急いでいたため、気にしなかった。
「お兄ちゃんたち、助けてくれてありがとう。」
「ああ、きみも気をつけなきゃ。怪我はもう大丈夫?」
「うん!」
ポケモンセンターに着いたサトシはピカチュウたちを預け、レッドは女の子に怪我は大丈夫か聞いていた。連れてきたピカチュウたちは怪我がひどく、今日一日様子を見る必要があるとの事で3人は今日一日中、ポケモンセンターに留まるつもりだ。
「あのピカチュウたちは君のポケモンかい?」
「ううん、私まだポケモン持ってないの。」
サトシはピカチュウたちのトレーナーか聞いたが、女の子は違うという。
「? じゃどうして“トキワのもり“に…、」
レッドが女の子にトキワのもりにいた理由を聞こうとした瞬間、ポケモンセンターに大勢の人々が押しかけてきた。人々がレッドたちを見るや否やこちらに迫ってくる。
「おい、あんたたち。あのピカチュウのトレーナーかい?」
「いえ、違います。ピカチュウたちは怪我していたんで、連れてきただけです。」
「何かあったんですか?」
サトシが説明し、レッドが理由を聞くすると、
「はっ、そいつはいいキミだ。ざまぁみろ!!」
「「「な!」」」
大勢の中の1人の人物がピカチュウが怪我したことに喜んでいる姿を見て驚く3人。
「ひっ、ひどい。」
「なんてこというんだ!!」
「そうだ!!」
当然それに抗議するが、
「何だ、知らないのか?あのピカチュウの内の1匹はニビシティの店からいつも売り物を盗んでいたコソ泥なポケモンってことをよ。」
「なんだって!?」
レッドたちは連れてきたピカチュウがニビシティから店の商品を盗んでいた常習犯のポケモンだと知り、驚くがさらにその人が口にしたセリフに3人は驚愕する。
「コソ泥ポケモンなんか怪我したぐらいで何だってんだ?そもそも助けた所で泥棒はやめねーだろ。いっそのこと死んじまった方がこっちも清清するぜ。さっさとポケモンセンターから出て行かせやがれ。他の人の迷惑だ。」
「何だと!?」
レッドがそう怒りを露わにし、言い返す。
「あのピカチュウが悪いかもしれないけどそんな言い方しなくていいだろう!?」
「そうだ!こんな最低なこと言って、許さない。」
「ピカチュウ!」
「何だ?、コソ泥の味方をするのか?」
レッドたちとニビシティの住民とで一触即発の雰囲気になった時、
「こら! 君たち、ポケモンセンターで騒がない。迷惑だぞ。」
その様子を見て警察が介入する。するとニビシティの住民達は蜘蛛の子を散らすように去っていくが、さっきの最低な人物は去る際、こう吐き捨てる。
「おい警察、注意するなら俺たちじゃ無くて、コソ泥の味方をするこのクソガキ共を共犯で捕まえろよ。」
「あいつ!」
サトシはその言葉を聞き怒るが、踏み止まった。
「すみません、お巡りさんありがとうございます。」
「ありがとう。」
「ありがとうございます。」
3人は警察の男性にお礼を言う。
「いいさ、見ていたが今のは流石にひどい言い方だった。たとえポケモンが悪いとしてもな。にしてもあいつ、相変わらずひどいやつだ。」
「知っているんですか?」
サトシは警察の方がさっきの人物を知っているかのように話しているので、知っているか聞く。
「ああ、このニビシティでは有名な地主でね。最近力をつけて、色々その立場を利用してやりたい放題さ、周りの人も彼に逆らうと碌な目に合わなくてね。」
「最低なやつだ。」
それを聞き、レッドは最低と呟く。
「皆、あの人に同調してるけどね、君たちは何も悪いことはしてないからね。じゃあね。」
「はい、ありがとうございます。」
「お仕事頑張ってください。」
「頑張ってください。」
3人は警察の方にお礼をいい、去っていく。ふとサトシが女の子の方を見ると、少し元気が無さそうに見える。
「どうしたの、何かあった?」
サトシが女の子にそう聞くと“ごめんなさい“と謝ってきた。
「どうしたんだ?急に謝って。」
「私が勝手に“トキワのもり“に入ってピカチュウたちを助けたからお兄ちゃんたちに迷惑をかけて……。」
「「そんなことはないよ!!」」
「っ!」
どうやら女の子はピカチュウたちを助けたことで自分たちに迷惑がかかったことに責任を感じていたようでレッドたちはそんな
「さっきの人も言っただろう。 間違ったことはしてないって。」
「そうだよ。キミのやったことは誇れることだ。その力になれてオレたちうれしいよ。」
「………ありがとう。お兄さんたち。」
女の子はそう言ってくれたレッドとサトシに礼をする。
「おっと、そういえば自己紹介がまだだったな、オレはレッド。」
「俺はサトシ、こっちは相棒のピカチュウ。」
「ピカピカ。」
「私の名前は……、」
女の子はレッド、サトシ、ピカチュウの自己紹介を聞き、自身の名前を言う。
「私の名前は
彼女の名はイエロー 後にレッドたちと同じ図鑑所有者となる人物だ。
「はい、あのガキどもは今日いっぱいポケモンセンターにいるようです。」
ニビシティのある屋敷、そこはあの地主の人物が住んでいる屋敷だ。
あの人物は現在電話越しで誰かと話しているようだが、その話し方はレッドたちとあった時とは違い、丁寧に失礼の無いように話している。
「申し訳ありません。まさか
地主の人物はポケモンセンターに緊急で運ばれ、一日中あの忌々しいガキどもがいると聞き、計画の不安要素をどのように排除しようと考えていた。
幸いなことに搬送されたポケモンの内一体がニビシティで騒がせたコソ泥ポケモンであった事がわかり、それを利用してガキを含めポケモンセンターから追い出そうとしたが、どうやらニビシティの住民ではなかったため、こちらの立場もあまり効果が無かった。
「はい、申し訳ありませんが“おつきみやま“で作戦実行中の部隊の中から本日の夜までに増援を頂けないでしょうか?」
どうやら電話先は何かの組織らしく、近くの“おつきみやま“で活動している仲間に増援をお願いしているようだ。
「…無理ですか? いえ、しかし後に判明したのですが、あのピカチュウの内の一体は
であることがわかり、その確保も含めてなのですが。」
「…ありがとうございます。必ずや成功させます。」
どうやら増援を得ることに成功したようだ。
ひとつこの人物の過去を話そう、元々この人物は先祖代々この土地を有していた一家であったが、不運にも両親が事故で他界してしまう。
周りの企業などがその隙を狙い、一族が持っていた土地を狙っていて、必死に守っていたが虚しく、利権を取られる寸前に追い込まれ諦めかけたその時、
さらにその金で力を付け、今や周辺の人々も恐れる立場となった。
「はい、わかっております。“逆らう者は消せ。“ ですね。」
そう物騒な言葉をいい、組織の名を口にする。
「我ら、
「くそ、どこも売ってくれないなんてひどい奴らだ。」
レッドは現在、ボール等を買うために買い物をしようとしていたが、どうやらあの地主の人物から村八分の扱いをするように指示されており、全く買わせてくれないのだ。
「まったく、ご飯とかは“トキワシティ“で買った食料でいいけど、むかつくな。」
レッドはそう呟きながら、1人買い物に行く事となった経緯を思い出す。
お互いの自己紹介を終え、ピカチュウたちが元気になったと聞き、レッドたちは会いにいくが
『ビカー!!』
オスのピカチュウがメスのピカチュウを守るように、こちらを警戒していてこちらの話をまったく聞く気がないようだ。(サトシのピカチュウも説得して警戒を解こうとするがまったく効果がない。)
一旦ピカチュウたちから離れ、ピカチュウを治してくれたドクターからとんでもない事実を知る。
『あのオスのピカチュウ、まったく食事を食べてないだって!?』
そう、あのオスのピカチュウはニビシティから食料を奪っていたにも関わらず、まったく食べていないことがわかったのだ。
『ああ、あのピカチュウの傷はサトシくん、きみの応急処置のおかげで大したことはなかったが、弱ってる主な原因は栄養失調であることがわかった。』
『何で、盗んでいたんじゃなかったんですか?』
サトシは疑問を投げ、ドクターは推測で答える。
『おそらくだが、あのメスのピカチュウにすべてあげていたんじゃないかな? あのメスのピカチュウには栄養不足等は無かった。』
『あいつ、仲間に食料を与える為に、盗んでいたのか。』
『多分ね、実はあのピカチュウが食料を持って帰ることをしだしたのはつい数週間前からなんだ。』
レッドたちはピカチュウが盗んでいることは悪いと思っているがその理由が仲間を助けるためとわかり、助けて良かったと考えていたが、さらに衝撃の事実が分かる。
『だが、1番危険だったのはあのメスのピカチュウなんだ。』
『何でですか?』
その言葉を聞きイエローはドクターに質問する。
『…胸糞悪い話だが、あのピカチュウから様々な薬物反応が出て来たんだ。おそらく、何かの実験体として利用されていたんだろう。』
『なっ!』
『そんな。』
『ひどい。』
レッドたちはメスのピカチュウが実験体として利用され、体がボロボロであったことを知り、そんなことをした奴に怒りを露わにする。
『幸い、先程の治療で体の毒となる成分は排除したが、しばらく安静が必要だ。』
『そうですか、ありがとうございます、先生。』
サトシはドクターに礼を言い、ドクターはその場を去る。
『さて、今日一日はここでピカチュウたちの様子を見るとして、これからどうするか。』
『私はちょっと今日一日、知り合いの家に泊まると皆に連絡します。
わかってくれるかな?』
『オレはせっかくポケモンセンターにいるから、ポケモンの治療とボールの買い物に行くよ。ついでにピカチュウのご飯も買いたいし。』
サトシがこれからどうするかと聞き、イエロー、レッドはそれぞれすることを話す。
『分かった、じゃ俺はピカチュウたちを見てるよ。あの時の連中が何するか分からないからここで見張っておく。』
『ピカ。』
サトシとピカチュウは先程の地主の人物が何か嫌がらせをして来るんじゃ無いかと、ピカチュウたちを見張ると言う。
その後それぞれやることをするため、解散した。
「まったく、治療したけど、ボールどころか食料も買えないなんてあの野郎。」
レッドがそう怒りながらのんびりと歩いていると、
「ずいぶんとお怒りのようじゃないか、レッド。」
「! グリーン。」
後ろからライバルのグリーンが声をかけてきたのだ。
「おまえ、ニビシティにまだいたのか?」
「ああ、明日この町のポケモンジムのリーダー、“タケシ“が挑戦者を募っていてな。オレはやつに挑戦してグレーバッチをいただくつもりだ。」
「グレーバッチ?」
レッドはもうとっくに他の場所に行っていると思っていたグリーンから聞いたことがない情報を耳にし、疑問に思う。それを見たグリーンはレッドを馬鹿にするようにいう。
「知らないのか? グレーバッチというのは、持っていると自分のポケモンの攻撃力を上げる力を秘めたバッチさ。
ポケモントレーナーの常識だぜ。」
「くっ…。 わるかったな。」
レッドは常識を知らない馬鹿と言われてるような言い方にそのようにしか言えなかった。
「そこでだ。オレとおまえ…、どっちが先にバッチを手に入れるか勝負しないか?」
「よし! 望むところ……、」
グリーンがどっちが先に手に入れられるから勝負しようと提案し、レッドもそれに応じようとするが、
「いや、グリーンごめん。その勝負受けないよ。」
「なに?」
レッドが勝負を断るとは思わなかったグリーンは驚いていた。
「ちょっと他の用事があってそれじゃ。バッチ頑張れよ。」
レッドはピカチュウたちがいるポケモンセンターに戻ろうとすると、
「待て。」
「?」
グリーンが引き止める。
「何だよ、オレ今忙しい、「なにがあった?」っ!!」
グリーンはレッドに何かあったと察して事情を聞こうとしている。
「おまえはオレと会った時、敵対心を抱いていたはずだ。だが何かを思い出したかのように勝負を受けなかった。“トキワのもり“ではあんなにもオレに絶対に負けないと言ったおまえが
「…そういうことか…。」
グリーンはレッドからピカチュウたちのことを聞き、怒りを露わにしている。
「確かに胸糞悪い話だ。そんな状況では勝負どころではないな。」
グリーンは何かを悩んだ後、決意をしたかのような顔をし、レッドに話す。
「何か買いたい物は無いか?代わりに買ってやる。」
「え、いいのか?」
レッドはグリーンに協力して良いか聞く。あの嫌な奴が気付けばグリーンも同じく村八分のような扱いになってしまう。だが、
「かまわん、むしろそんな奴の鼻を明かしたいぐらいだ。」
「…ありがとう、グリーン。」
レッドはそんなグリーンに礼を言うが、
「やめろ、おまえに礼を言われると気分が悪い。」
「何だと!!」
と言われ、頭に来たレッドなのであった。
グリーンに協力してもらい、ピカチュウの食料を買いポケモンセンターに戻るレッド。早速食べていないピカチュウにあげようとするが、
「いっつ!?」
「大丈夫ですか? レッドさん。」
ピカチュウたちは一向に食べようともしないどころか、レッドの手に電撃を浴びせたのだ。
「大丈夫だよ、イエロー。 なあピカチュウ。 ちょっとは仲良しになろうぜ。」
「うん、私、ピカチュウたちと仲良くなりたいな。」
2人はそういうがピカチュウたちはまったく相手にしない。
「なあ、サトシ。 ピカチュウとどうやって仲良くなれるんだ?」
「はっはっは…、諦めず話し合って、何度も電撃くらい続ければいつか仲良くなれるさ。」
「ピカピカチュウ。」
レッドはピカチュウと仲がいい、サトシにどうやって仲良くなるかと聞くが、ただ電撃を喰らおうと何度も挑戦あるのみと言われ、いつになるやらと考えていた時、ドクターが来る。
「やあ、君たち。 ピカチュウたちはどうかな?」
「先生、まだ食べてくれません。」
「心配だな。」
「うん。」
レッドたちはピカチュウを心配するが、ドクターは
「大丈夫さ、きっと自分たちがいるから警戒して食べないだけだろう。食べてくれるさ。後、君たちの分の食事を用意した。食べに行きなさい。」
ドクターはレッドたちの食事を用意したことを伝える。
「「「ありがとうございます。」」」
「ピカピカ!」
3人と1匹は感謝を伝え、食事に向かう。
夜、黒い服装をした集団がポケモンセンターを包囲する様に囲んでいた。その中にあの地主の人物がいた。
「いいか、今回の目的は2つ、1つは脱獄した実験体ピカチュウの確保、もう1つは
どうやら地主の人物が作戦を指揮しているらしく、彼は集団に今回の目的を伝え、作戦を伝える。
「まず、実験体を確保し、その後脱出、ポケモンセンターを破壊する。」
「その邪魔者となる者は消せ。」
「では、作戦開始だ。」
彼らは目的達成のため、作戦を開始する。
原作でポケモンセンターを破壊したのは、ロケット団であったので、それを参考にしました。ちなみにイエローの登場はオリジナルです。
次回、ロケット団とのバトルです。
では、またの機会に