ポケットモンスターSpecial 蒼き少年と冒険記   作:KAZ1421

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いつもお世話になります。


本話はアクア号で語る物語。





サトシがスリバチ山にいた時に起こった事であり、クリスとあった出来事です。


『スリバチ山での出来事①』

 

サトシたちと敵対しているポケモン協会のある一派と戦う事を決めたサトシたちは彼らが巨石を使ってレックウザをコントロールするを阻止する為、巨石の危険性を知らない会長にその危険性を伝える為、ジョウト地方へ向かう事を決意する。

 

 

その際、ポケモン協会からの監視から逃れる為元軍人でロケット団でもあるマチスの力を借り、彼が所持している船、『アクア号』でジョウト地方へと向かう。

 

 

 

─── アクア号 ───

 

 

現在、レッドたちはマチスとその部下たちが運営している『高速船アクア号』の甲板の上にいた。

 

 

「こんな大きな船、初めて乗ったよ。」

 

 

レッドがクチバシティに来た時にはサントアンヌ号は四天王での事件で修理していた為、これ程の大きさの船は初めて見る。

 

 

「それにおじさんの船より大きいのに凄い速さです。 どんな技術を使っているんだろう?」

 

 

レッドとイエローがそう話している中、マツバがダイゴに聞く。

 

 

「ダイゴさん。 一つ質問しても?」

 

「ええ。」

 

「サトシ君を交渉の場所に連れて行ったのはなぜですか? オレはマチスへの説得の確率を高める為だと思っていたんですが。」

 

 

その質問にダイゴは答える。

 

 

「ああ。 『彼ら』からの情報にはマチスの過去もあってね。 その情報からサトシ君がいれば交渉は有利に運ぶと思ったんだ。 効果は絶大だったようだ。」

 

 

『彼ら』とはロケット団3人組(?)の事だ。 そこでマチスがロケット団に入団した経緯を知って、平行世界とは言え、その理由となった人物と交流があり、巨石の脅威を誰よりも知っているサトシを連れて来たのだ。

 

それが一つの理由、もう一つは…

 

 

 

「あと『彼ら』曰く、『世界の危機は皆の危機、世界の危機に悪も正義も関係ない。』と言っていたよ。 サトシ君の世界の『彼ら』とブルーから聞いたこの世界のサカキの事やヤマブキシティでの事を聞いて、協力してくれる可能性が高いと考えたんだ。」

 

 

 

平行世界とはあり得た可能性の世界。 そんな世界のロケット団がそう断言するのならば、この世界のロケット団も()()()()()()()()()()()()()と判断したのだ。

 

 

「…なるほど、 確かに最初に会った時には警戒しましたが、彼等の事を知れば知るほど何故ロケット団にいるか分からない連中でしたから。」

 

 

 

そうマツバはロケット団3人組(?)の事を思ったのだった。

 

 

 

 

一方、サトシはこれから行くジョウト地方について考えていた。

 

 

「…ジョウト地方か、戻って来たなピカチュウ。」

 

「ピカ。」

 

 

オーキド研究所に向かうまでジョウト地方で巨石を破壊しまわっていた時の事を思い出しながらサトシはピカチュウと話していた。

 

 

「サトシ君、どうしたんだ? そんな思い詰めた顔で海を見て。」

 

 

ミナキの言葉にレッドたちもサトシの様子に気付く。

 

 

「あ、いや。 ジョウト地方で巨石を破壊し回った事を思い出しまして、大変だったなっと。」

 

「…そうだな。 時々私や心の友(マツバ)も共に協力していたが、大変だったな。」

 

 

2人はそう、ジョウトでの出来事を思い出しながら話す。

 

 

「その様子だと、サトシは彼らと巨石の事件を解決したことがあったのか?」

 

 

その会話を聞いていたグリーンがマツバとミナキの2人で巨石に関する事件を解決した事があるのか質問する。

 

 

「ああ、マツバさんとミナキさんとは時々会って、その際には協力してくれたんだ。」

 

「そうだね。 それぞれ会って協力する事はあったよ。 私たち3人で解決した事件は最初に巨石の事を知ったスリバチ山の事件だ。」

 

 

スリバチ山の事件 

 

以前11番道路で少し内容を聞いていたレッドはその言葉を聞き、思い出す。

 

 

「そういえば、その事件でこれから合流するクリスっていう女の子と会ったんだろう?」

 

 

そう、その事件でサトシはポケモンの捕獲専門のプロを目指して修行していた彼女、『クリスタル』に会ったのだ。

 

 

「どんな事件だったの?」

 

 

仮面の男が巨石を持っている以上、巨石がどの様な事を引き起こすか知りたいブルーはサトシに質問する。

 

 

「…そっか、サトシ君、確かに『あの出来事』は共有した方がいい。これから似た事象が起こらないとは限らないんだ。」

 

「! そっか、分かりました。 アレは俺がエンジュシティで仮面の男と戦ってしばらくの事なんだけど────。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は遡り、

 

 

 

 

 

 

 

エンジュシティでスイクン、エンテイ、ライコウの力を借り、仮面の男を退けたサトシ。 エンジュシティで保護してもらったマツバとミナキからこの世界が別の世界である事を知り、この世界が『平行世界』である事に気付き、エンジュジムでマツバからこの世界の常識を学んでいだ。

 

そして現在、マツバ、ミナキと共にその学んだ事の確認の為、最終試験のポケモンバトルを行う。

 

 

 

─── エンジュジム ───

 

 

エンジュシティのポケモンジム、エンジュジム。

 

マツバがジムリーダーとして運営しているゴーストタイプの専門(エキスパート)のジムだ。

 

ジムの中で現在、戦闘の音があった。

 

 

「ゴース、“ナイトヘッド”!」

 

「ゴースト、“シャドーボール”!」

 

「ムウマ、“サイケこうせん”!」

 

 

複数のジムトレーナーたちが連携して攻撃を放つ。

 

そしてその攻撃は1人の少年に向けて攻撃していた。

 

 

 

「!」

 

 

その少年、『サトシ』はそれらの攻撃に対して前へと自ら動き、最小限の動きで攻撃を回避しながらジムトレーナーたちへと向かう。

 

 

「な!?」

 

「ポケモンを繰り出さずに!?」

 

 

10歳の少年が自分たちの攻撃を簡単に回避しながら前へ進むその姿に驚く。 

 

そして、

 

 

「ゲンガー! “マジカルシャイン”!!」

 

「ゲン、ガー!!」

 

その光景に驚いていたトレーナーとポケモンの隙を見て、サトシはゲンガーの“マジカルシャイン”で周囲のポケモンたちを攻撃。

 

たったそれだけでポケモンたちは皆倒れる。

 

 

「よし、ゲンガー! お疲れ…!」

 

 

その瞬間、後ろの壁からゴーストが出て来る。

 

 

「“あやしいひかり”!!」

 

 

サトシに向かって“あやしいひかり”を放ち、命中する…。

 

 

 

 

「な! いつの間にポケモンを!?」

 

 

 

 

寸前にサトシが繰り出したルカリオに担がれる形でその場から離れる。

 

 

「“シャドーボール”!!」

 

 

サトシはすぐにゲンガーに指示。 “シャドーボール”を受けてゴーストは倒れ、戦闘不能となった。

 

 

「そこまで! 勝者サトシ君。」

 

 

審判役にいたミナキの言葉にサトシは喜ぶ。

 

 

「よっしゃ!! ルカリオ! ゲンガー! ありがとうな。」

 

 

その結果を聞き、サトシはこの試験での戦闘で勝利した事を認識し、ルカリオとゲンガーに感謝をする。

 

 

「ピカピ!」

 

 

その時、後ろでサトシを応援していたピカチュウが肩へとジャンプする。

 

 

「ピカチュウ! おまえも応援ありがとうな。」

 

「ピカチュウ。」

 

 

自身の肩に来たピカチュウを撫でながら応援してくれた事を感謝する。

 

 

「流石というべきか、期限は一週間としていたけどまさか3日でここまでとは。」

 

 

その光景を見ていたマツバはそう、サトシを賞賛する。

 

 

あの仮面の男との戦いを見ていたので、この世界の大会とは別のルール無用なバトルの心構えを持てば、すぐに慣れると思っていた。

 

だが、こんなに早くここまで動けるようになるとは思っていなかった為、驚いていた。

 

 

「いえ、マツバさんやミナキさん、それに協力してくれた皆さんのお陰です。」

 

「ピカチュウ。」

 

 

サトシとピカチュウはここまで動けるようになったのは協力してくれた皆さんのお陰だと伝える。

 

 

「最後のゴーストの奇襲をよく交わしたものだ。 あのゴーストはジムトレーナーが指示していたが、()()()()()()()()()()()()()()()()()。」

 

「えええ! そうなんですか!?」

 

 

その言葉にサトシは驚愕する。

確かに奇襲が上手く、驚いたがマツバのポケモンであった事を知り納得する。

 

 

「ああ。 だけどサトシ君はその奇襲を回避して攻略した。 最早あの時の様なルール無用なバトルでも大丈夫だろう。」

 

 

ミナキがそうサトシに言う。

 

 

「後サトシ君。 君の身の上をウツギ博士がカントー地方のオーキド博士に伝えたそうだ。 君のポケモン図鑑、スマホロトムだったか? それもオーキド博士に届けた事で一度君と話がしたいと言っていたよ。 電話越しだが、一度こっちに来てくれないか?」

 

 

その言葉にサトシとピカチュウは驚く。

 

 

「! オーキド博士がですか? 分かりました。」

 

「ピカ。」

 

 

 

そう返事をして、サトシはオーキド博士と繋がっている電話の場所へと向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある一室でサトシは電話越しではあるが、その人物を見る。

 

 

《君がサトシ君か。》

 

 

そう、サトシにとっても馴染み深い人物であるオーキド博士だ。

 

 

「は、はい。 お久しぶり──あ、いや。 初めまして。俺はサトシ。こっちは相棒のピカチュウです。」

 

「…ピカ。」

 

 

サトシはその姿を見て咄嗟に『お久しぶり』と言ってしまい、すぐに訂正する。

 

 

《ああ。 君の事はウツギ君から聞いているよ。 最初に聞いた時には頭が可笑しくなったのではないかと思っていたが、》

 

 

そう言いながらオーキド博士はスマホロトムを取り出す。

 

 

《この機械。『スマホロトム』と言ったかの? この機械を開く為のパスワードで開き、確認すると本当に驚いた。 ポケモン図鑑がこの様な形になっているのも驚いたが、まさか本当に1000種類以上のポケモンが登録されているとは。》

 

 

その言葉にサトシは疑問に思う。

 

 

「? ポケモンの種類は1000種類なのは皆が知っている事じゃ無いんですか? この世界にもポケモン図鑑はあるんですよね?」

 

 

サトシはそう、自分の世界の常識を話す。

 

自身の世界ではポケモン図鑑はトレーナーの必需品。

故にその様な常識に対して驚いていたオーキド博士に疑問を投げかける。

 

 

《…その言い方。 まさかだと思うが、お主の世界ではポケモン図鑑はポケモントレーナー全員が持っているのか?》

 

 

サトシはオーキド博士の質問に答える。

 

 

「? ()()。 ポケモン図鑑はトレーナーの必需品です。全員が持っています。」

 

《!? そ、そうなのか…、 これは驚いたわい。》

 

「…どうしてですか?」

 

 

オーキド博士はサトシのその言葉に驚愕する。 何故なら、

 

 

《ワシらの世界ではポケモン図鑑はまだ完成しておらんのじゃ。》

 

「え!? そうなんですか!」

 

「ピカチュウ!?」

 

 

 

その言葉にサトシとピカチュウは驚愕する。この世界ではポケモン図鑑は完成していないという事実はそれ程驚愕に値する。

 

 

「な、なら、ポケモンたちの事はどうやって知るんですか? ほら、ポケモンが暴れている理由や助ける為に必要な情報とかポケモン図鑑があれば分かるじゃないですか。」

 

《…そうか、ポケモン図鑑はその様に使っているのか。》

 

 

サトシの言葉にオーキド博士は少し笑う。

 

現在自分が作成しているポケモン図鑑。 それをサトシはポケモンを助ける為に使っているという。

 

 

《今、ポケモン図鑑はワシが作成している途中じゃ。その様に使える様にする為にな。》

 

「…そうなんですか。 頑張ってください。」

 

 

サトシはその言葉を聞いてオーキド博士は頷く。

 

 

《ああ、ありがとう。 さて、先程の会話だけで君が嘘を言っているという可能性は無いと判断できる。 このポケモン図鑑がその何よりの証拠になるじゃろ。》

 

 

オーキド博士はそうサトシに言う。

 

 

《お主と話をしたかったのは本当に平行世界からきたのか。 このスマホロトムという機械にはプロテクト(・・・・・)が掛かっており、その内容を知りたかったという理由何だが、このポケモン図鑑だけでもお主の事は証明できるじゃろう。》

 

「あ、ありがとうございます。 あの、その内容については俺の世界の研究所の研究資料がありますのであまり見せたく無いと言いますか…。」

 

 

 

サクラギ研究所でリサーチフェローとして動いていた経歴があり、その為研究の重要な映像などが多くある。

 

例えば、ムゲンダイナとザシアン、ザマゼンタの記録。

 

例えば、ダークライとクレセリアの記録。

 

例えば、ある別の平行世界にてディアルガとパルキアの記録。

 

 

他にも様々なポケモンの研究用の映像や資料がある。その為、強力なプロテクトがあるのだ。

 

 

「もちろん中身を見たいって事なら、俺が直接スマホロトムを操作する必要がありますので、解除は無理だと思います。」

 

《なるほど、分かった。 まあ、ポケモン図鑑のデータだけで証明は出来るじゃろう。》

 

 

オーキド博士はそう言い、サトシに話しかける。

 

 

 

《さて、サトシ。 お主が少なくともこの世界の人間では無いという事は今までのやり取りから真実であると結論した。 これからどうするつもりじゃ?》

 

 

オーキド博士の質問にサトシは答える。

 

 

「…()()()()()()。」

 

 

サトシは正直に答える。

そうこれからどうすれば良いのか。 元の世界に帰れるのか。 その方法は? いや、そもそも元の世界に帰れるのかどうかも分からない。

 

 

だから、

 

 

「だから、とりあえず動いてみようと思います。まずはジョウト、そしてカントーっと色んな場所に行きたいです。 そしたら何か手掛かりが見つかるかも知れません。」

 

 

 

迷った時はとにかく動いてみる。動けばどんな結果になったって必ず何かが残るのだから。

 

 

《…そうか、何か困っている事があれば教えてくれ。 できる限り協力しよう。》

 

「ありがとうございます。」

 

 

 

その後、電話越しでの対面は終わった。

 

 

 

 

 

部屋から出るとサトシを待っていたのか、マツバとミナキがいた。

 

 

「オーキド博士との話は終わったのかい?」

 

「はい。 お待たせしてすみません。」

 

 

サトシはそう、2人に言う。

 

 

「いや、問題ないさ。 それで、君はこれからどうするつもりだ?」

 

「オーキド博士にも言いましたが、とにかく動いてみようと考えています。何か見つかるかも知れないですし。」

 

 

ミナキにそうサトシが答えるとマツバが言う。

 

 

「そうか、なら旅に出る前に一度オレたちとバトルしてくれないか?」

 

「え? マツバさんとミナキさんとバトルですか?」

 

 

マツバの言葉にサトシは驚くも、

 

 

「ああ。 3日前に言っただろう? 『ジムトレーナーたちとの戦いが終わったら、オレとポケモンバトルをしよう。』と。」

 

「あ! そう言えば…。 皆さんとの戦いですっかり忘れていました。」

 

 

サトシはマツバとバトルの約束をしていた事を思い出す。同時に…

 

 

「マツバさんが終わったらミナキさんと、ですよね?」

 

「ああ。 君の実力がどのくらいか、体験したくてね。 頼めるかな?」

 

 

2人のバトルの申し出にサトシは当然、

 

 

「はい! お願いします!」

 

「ピカチュウ!」

 

 

受ける事を承諾する。

 

 

 

 

─── スリバチ山 ───

 

 

スリバチ山。

 

 

ジョウト地方最大級の山であり、42ばんどうろの道中にある3箇所の入口から内部の洞窟に入ることができるだけでなく、その洞窟はとてつもない 広さを 誇る天然の大洞窟でもある。

 

 

 

その山のある場所である女の子がいた。

 

 

「……。」

 

 

その周りを四足歩行で走り回っているポケモン。 その身体には射的の的の様な物を身につけていた。

 

 

「…! そこ!」

 

 

女の子がモンスターボールを()()()()()走り回っているポケモン。『ウインディ』の身体にあるその的の中心へ、正確に命中させる。

 

 

「よし! みんな、訓練に付き合ってくれてありがとう。休憩にしようか。」

 

 

女の子、クリスタルは自身のポケモン達にそう言い、休憩を取る。

 

彼女は2年前にもこのスリバチ山で『捕獲の専門家(プロ)』になる為に修行をして先程の足技を手に入れたのだ。現在の手持ちも、その時に友達となったメンバーだ。

 

 

「…また来たけど何も異常が無くて良かった。 此処は思い出の場所だから。」

 

 

 

1週間前、母親から受け取った特別製のモンスターボール、『ガンテツ作のモンスターボール』を使いこなすのに苦戦し、このスリバチ山で修行していたのだが、突如上空に『謎の裂け目』が発生。

 

それを見たクリスは此処にいるのは危険と判断し、スリバチ山を降りたのだ。 そしてテレビでスリバチ山だけでなく、他の街などでも同様の事件が発生。

 

しばらく調査の手があったもののその場所が多く、全てを封鎖するのは限界があったので安全の確認を完了した場所から順次解放していった。

 

そして先日、スリバチ山も封鎖が解除された事を知り、自身の原点であった場所の事が気になり修行がてらスリバチ山の様子を見に来たのだ。

 

 

「(今は問題ないって事で封鎖は解かれた見たいだけど、あの『裂け目』は一体なんだったの?)」

 

 

開く瞬間を見たクリスはこのスリバチ山が特に問題ないと安心すると同時に『裂け目』が現れる瞬間を見たクリスには不安が常にあった。

 

まるでこの世界にこれから良からぬ事が起こる前兆のように…。

 

 

 

 

 

 

同じく、スリバチ山でのある場所にて複数の人間がこのスリバチ山へと来ていた。

 

 

 

「どうだ?」

 

「ああ、間違いなくスリバチ山から()()()()()()()()()()があります。 この場所に『()()()()()()()()()』。」

 

 

2人が話している時、後ろから話しかけられる。

 

 

「例の物はこのスリバチ山にあるのね?」

 

「! ()()()()!!」

 

 

2人…ロケット団員の2人はアテナが来た事で跪く。

 

 

「は! 我らが開発した『感知装置』にてこのスリバチ山のどこかにある事が分かっております。」

 

「よろしいですわ。 ではさっさと見つけて回収致しましょう。」

 

 

 

 

 

 

─── 42番道路 ───

 

 

 

エンジュシティとチョウジタウンを繋ぐ道であり、同時にスリバチ山へ行く事が出来る道でもある。

 

現在、その道路をサトシ、マツバ、ミナキの三人が歩いていた。

 

目的は周囲を安全にポケモンバトルをする為だ。

 

マツバはサトシと真剣に戦うのであれば、ジムのバトルフィールドでは全力で戦う事ができないと考え、スリバチ山へ向かったのだ。

 

 

「スリバチ山か…。 ノブヒコさんとバルキーたちを思い出すな、ピカチュウ?」

 

「ピカチュウ。」

 

 

2人はかつてスリバチ山を出たすぐに会ったバルキーとの出来事を思い出す。

 

 

「キミの世界で何か会ったのかい?」

 

「はい。」

 

 

サトシはそこでバルキーの事を話す。

 

倒れていたと思い、ポケモンフーズを渡したが奪われてしまい、その際ベイリーフで捕まえようとするも、“つるのムチ”で岩を破壊してしまい、その岩が落ちてくる寸前、タンバシティのジムリーダー、シジマの一番弟子『ノブヒコ』に助けられる。

 

そして共にバルキーを追いかけ、最終的にノブヒコとバルキー、なんと人間とポケモンで戦闘。 ノブヒコが勝利し、バルキーは彼と共に修行する事を決めたのだった。

 

 

その事を話すとマツバとミナキはとても驚いていた。

 

 

「に、人間とポケモンで…」

 

「バ、バトルをして勝った!?」

 

 

人間とポケモンがバトルする事自体、相当な危険である。 しかしそんな戦いでもそのノブヒコという人物が打ち勝った事に驚いたのだ。

 

 

 

「な、なるほど。 この世界でもシジマさんはポケモンと己が共に鍛えるという考えを持っていたが、君の世界の一番弟子でそれだ。 きっと君の世界のシジマさんの実力も察するという物だ。」

 

 

そうして話していると、スリバチ山が見えて来る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その瞬間。

 

 

 

 

「!?」

 

 

サトシは()()()()()()()に気付くと同時に驚愕する。

 

何故ならそのエネルギーは…。

 

 

 

「そ、そんな…、どうして…。」

 

「? サトシ君。 どうしたんだ?」

 

 

そんなサトシの様子にミナキが気付き、声をかける。

 

しかし、サトシにはその声は一切聞こえていなかった。 そう、何故なら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうして此処に()()()()()()()()()()!!

 

 

スリバチ山から巨石のエネルギーがあり、且つ()()()()()()()()

 

 

 

 

─── スリバチ山 ───

 

 

 

「よし、みんな。 このまま帰ろうか。」

 

 

 

訓練とスリバチ山を確認するという目的を終え、クリスは自身のポケモンたちにそう言う。

 

すると、

 

 

「! がるるるる!!」

 

 

突然、ウインディの『ウインぴょん』が警戒をし始める。

 

 

「? どうしたの、ウインぴょん?」

 

 

クリスがいつも以上に警戒をしている事に驚きながら警戒している方向を見るとあるポケモンがいた。

 

 

「…ヨーギラス?」

 

 

 

そこには、()()()()()()()()()()()()ヨーギラスがいたのだ。




以上、いかがでしょうか? 


次回でスリバチ山の話は終わる…予定です。


ではまたの機会に。
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