もっとくれてもいいのよ?
「てことで来たぞショッピングセンター!」
「……はぁ、」
エアが連れてこられた先は佐天のいった通りショッピングセンターだ。
普段と言うか、当麻とインデックスと一緒に行った一度しか来たことが無い。
なんで佐天はエアを連れてきたんだ。
「それで佐天、エアを連れてきた理由はなんですか?」
「いやさ、目の毒なのはエアの服装が原因だからさ。あ、似合ってないって事じゃないよ?すんごい似合ってるし」
「服装が、原因……?」
エアの服は火織がくれた物をセットてずっと着回しているが、それが原因だと?
「似合ってるけどさ、同じような服だったじゃん?それに今は小金持ちなので、第一回エア着せ替え大会をしまーす!」
「……は?」
エアを、着せ替える大会だと?
「はい!まずはこれ!コンセプトは『夏なのでスポーティーに!』ま、Tシャツ短パンだけどね」
「動きやすいです」
いつもの服、パーカーは首後ろに重みを感じていたが【Tシャツ】はそれがなくて良いな。だが腕と首もとが露出されてスースーするな。
「あとはネックレスとか指輪とかもすれば~___うん、カッコ可愛い!」
「……じゃらじゃら、邪魔だ」
「アクセは不評か~…」
金属か、これは。
せっかく重みが無くなっていたのに、付け加えるなんてどういう考えをしているんだ。
「重いアクセは無しとして、王道『田舎の美少女!』シンプルisベスト白ワンピ!!」
「通気性は良いですが、ヒラヒラしてて落ち着かないから嫌だ」
「え~……」
こんなの、薄い布を被っただけだろうが。
通気性が良すぎる故に体が冷える。
それに足元をヒラヒラて布が動いていて邪魔だ。いざというときに動けそうもないぞ。
「ワンピがだめなら逆を!『ちょっとお上品に!』ブラウスに羽織とロングパンツ!」
「羽織、邪魔」
「あ~萌えポイントが……」
なぜわざわざこんな薄い上着を着なければならないんだ。
ヒラヒラしてて腕に纏わりつくし、邪魔だ。
「次は……って、もう下校時刻かぁ…よし、取り敢えず好評だったTシャツと短パンと……あ、一応長いのも」
「……あの、佐天、佐天はエアの服を買いに来たのですか?」
「ん?そうだよー?それこれもね」
「……これ」
これは……火織から貰ったのよりも大きいポーチ、か?
「そのポーチさ、大切な物なんでしょ?大切に使うのも良いけどさ、やっぱりもう少し大きいほうが何かと便利かなって。それにこれは防水だけどそれは防水じゃないから、雨が降った時とかに大きい方に入れるとかどうかな?」
「確かに、な………ありがとう佐天、感謝」
確かに、これが濡れるのは嫌だ。
それに、濡れたりすればタバコの匂いが消えてしまうからな。
「支払いは「あ、マネーカードでお願いします」…佐天?」
「いーのいーの、プレゼントだよ!………エアに貰ったマネーカードだけどさ」
「……そうか。重ねて、感謝だな」
「うしし、どういたしまして」
プレゼント、か。
なんか、いいなこれ。
「うん……よし。取り敢えず上下セットでハンガーにかけておいたから」
「ありがとうございます佐天………なんだか今日は佐天に感謝してばっかりだな」
「いーのいーの友達なんだかってヤバ……そろそろ門限ヤバいから行くね、またね!」
「ぉ、そうですか。【バイバイ】フリフリ」
「ん!バイバイ!」
少し大きな音を立てて閉められた扉の音が静まるとやけに静かだ。
そう言えば、友人を部屋にいれたのは火織とステイルを除いて初めてだったな。
「…………」
なんだ、やけに……静かだ。
これは……そうだ、ステイルと火織を見送って、帰ってきたときと似ている。
佐天でも、これを感じるのか。
……今日はもう、寝てしまうか。
「くんくん………くんくん……」
「……うわぁ………」
そこまで……そこまでして、マネーカードが欲しいのか佐天。
回りの人間も昨日よりも距離を置いているぞ。
まさか、昨日に続いて連日でコレを見ることになるとは……
「しゃかしゃかしゃかしゃか」
「……………………わぁ……」
どうするべきなんだ、これは。
なんと言うか、クローンであるエアが言うのもおかしな話だが、人としてどうなんだ佐天。
「さ、佐天さんちょっと…!!」
「へ___うわぁ!?」
「あ」
佐天が誰かに連れてかれた。
まぁ、その距離でもエアには会話が聞こえてしまうが。
『ちょっと佐天さん四つん這いで何してるの!?あの白い子すっっっごい顔してドン引きしてたわよ!?』
『み、御坂さん!?こ、これはマネーカードを探してまして……て、白い子?___あれ、エアだ。おーい!」
なんだろうか、やけに視線を感じる気がするぞ。
それも、佐天が近づいてくるにつれて強くなっていってる気がするが………まぁいいか。
そんなことよりも、佐天には言わねばならないことがある。
「おー早速着てくれたんだ、似合っ「佐天、エアは真面目にあなたに言いたいことがあります」て~…な、なに?」
「佐天……エアが言うのも変だが、あの行動は人としてどうかと思うぞ」
「うぐっ!?」
「あ~…………」
「そんなにマネーカードが欲しいのならエアが集めます。だから、人間をやめるな」
「ヴはっ!?」
「……良いのが入ったわね………えっとエアちゃん、で良いのよね?」
この人間は……ミサカさん、だったな。
確か昨日に佐天が友達の先輩、だと言っていた。
「はい、エアはエアです。そこの佐天の友人だ」
「あぁうん、私も佐天さんとか、黒子にエアちゃんのことは聞いてるわ。あ、私は御坂美琴って言うの好きに呼んでね」
御坂美琴、か。
ミサカ、は一緒だが話し方はこれではないな。
……なんでエアは頭を撫でられてるんだ?
「ごめんね変なの見せちゃって」
「へ、変なのって……それより御坂さぁ~ん、エアは年上ですよ?」
「………へ?」
「エアは16歳ですって………まぁ、エアはそう言うの気にしませんけどね」
なら別に言わなくても良いのでは?
ダイジェスト!!!
1 第一回エアちゃん着せ替え大会開幕!!でもヒラヒラとじゃらじゃらはNG!!
2 プレゼントって、なんかいいね
3 うわぁ………そんなに、マネーカード欲しいのか……なら、エアが見つけるから人としての尊厳を取り戻して……
いやぁ………こんにちは第3位♥️これからたぁっぷり楽しもうね♥️
計画目的
level5 能力者の遺伝子を掛け合わせlevel 6能力者を生み出すことを目的とする。
概要
量産型能力者計画のより産み出された超電磁砲のクローンを素体とし、一方通行の遺伝子を組み込む事によって不可能とされていた
実験1 成功
第一の被検体の想像に成功、薬品投与による成長促進を開始したが薬品、もしくは被検体に問題があるのか肉体は16歳と同様の筈が身長は148.4cmと小柄となるが肉体機能に問題は無し。
被検体を type A.R と命名。
type A.R の能力開発結果
目的としていた複数能力の実現に成功。
遺伝子通り超電磁砲と一方通行の能力を獲得していたが、クローンを素体とした為か超電磁砲の能力の level は低く、それどころかクローンよりも音っている。
だが、一方通行のベクトル操作はオリジナルより劣るがlevel 4 相当の出力を持つ。
type A.R 能力強化実験
人間というのは5感の一つを失うと他機能でソレを補う自己補完能力がある。ソレを利用する利用する為、感覚器官の強化を最優先とし視覚を切除する。
結果 成功
一方通行及び超電磁砲の能力強化に成功した。
電磁力を感知することで視覚を補完に加えベクトル変動すら感知するようになっていた。
そして電磁力の強化の幅が著しい。
電磁力感知、生体電流操作による肉体機能強化が可能となった。
加えて味覚の切除も行ったが変化は見られなかった。
type A.R はlevel 5 に最も近い存在となった。
しかし本計画のlevel 6 を作り出すことを目的、及びtype A.R の危険性を考慮し、type A.R はデータを取った後廃棄する。
次の被検体には type A.R のデータを利用し更なる研究
後の実験では遺伝子の組み込みすら成功せず大量のクローンを消費したことにより委員会に露見。
独断による実験、無断のクローン消費
そして何より前代未聞の複数能力者を処分したことにより
研究主任を処分する。
これだけ見ると勝手に創られて玩具感覚で身体弄くり回された挙げ句用済みだからって殺されたみたいだね。
ていうか、typeA.R が残ってたら絶対能力進化計画ももっとマシになってたんじゃないかな?
劣化番とは言えシスターズなんかより一方通行と張り合える能力持ってたんだしさ。
まぁ、type A.R なんてもういないけどねん。
投稿時間
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書いた次の日10:10分投稿
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書き上がった時投稿(主に夜中になる)
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定時7:00~9:00
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定時2:00~4:00