とある複製人間の活動記録   作:メヴィ

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またまたおひさシーぶり。
 タイトル詐欺だけど詐欺じゃないよ


20話

 

 

 「さっそくだけど、検査の前に軽く診察をするね?」

 

 「わかりました。とエアは肯定の意思を表す」

 

 「……ふむ…」

 

 「…?」

 

 

 返答をしただけなのに、電子機器に向かって入力を始めたな。診察、というのはそういうものなのか?

 

 

 「君は妹達を素体とし、学園都市第一位と第三位、一方通行と超電磁砲の遺伝子を組み合わせて作られたクローン、でいいね?」

  

 「はい」

 

 「それじゃ、まずはその認識を改めていこうね」

 

 「………あらためる」

 

 

 あらためる………あらためるって、どういう意味だ?

 

 

 「まず君は生物学的に言えばクローンでは無くて普通の人間だよ。そもそもクローンと言うのはオリジナル……君で言えば御坂君と同じ遺伝子、細胞の集合体をクローンと呼ぶんだね」

 

 「で、あるのならば……エアは、一方通行の遺伝子も持っているからクローンでは無い、と言うことですか?」

 

 「理解が早いね。それで合っているよ」

 

 

 クローンでは、無いのか、エアは。

 

 なら、エアは何だ?

 

 普通の人間……とは、言えないだろう。

 

 普通の人間の身体は2年で成熟していないし、培養液の中で育つモノではない。

 

 

 「自分は人間でもない、と考えているね?」

 

 「……思念系能力者か?」

 

 「いいや、僕は医者だよ」

 

 

 医者と言うのは、なんなんだ。

 

 医者であれば思考がわかるのか?

 

 

 「それはさておき、君は生まれ方や成長速度が異常だったけどね?()()()()()()()()()()()()()だね」

 

 「……それは無理があるとエアは進言するぞ……感謝」

 

 「はて、何への感謝かな?」

 

 

 恐らく、この医者はエアを慰め、もしくは元気付けようとしていた。

 エアにとってそれが意味のあったことかわからないが、それは感謝すべきだと思ったから感謝したまでだ。

 

 

 「それはさておき、まだ話は続くよ?クローンではない君は妹 達(シスターズ)とは違って元々短命と言うことはない筈だね。けど、薬品によって成長させられた影響は精密検査をしなければわからないね」

 

 

 ……エアは、この医者とは今まで会ったことがない筈なのに、なぜそこまで知っている?

 ステイルと火織以外、エアの、そこまでの情報は知らない筈だ。

 

 

 「エアが尋ねます、何故エアの情報をそこまで知っている?」

 

 「おっと、警戒はしないでくれるかな。僕が知っているのは君を拾った二人からある程度の事情を聞いているからだね」

 

 

 エアを拾った………火織とステイルか。

 いつ……いや、以前2回治療を受けた場所がここだったな。

 であれば、エアもこの医者に治療を受けているのか?

 

 ……まぁ、二人がエアの事を伝えているのなら信用できるか。

 

 

 「ごめんなさい」

 

 「警戒するのは当然だね、僕も悪かったよ。じゃぁ精密検査に移るとしよう___あぁそうだ」

 

 「まだ、何か?」

 

 「うん。外で待っている美琴君だけどね……彼女は君の母親なのだから、呼び捨てではなく【お母さん】と呼んでみてはどうかな?」

 

 「……おかあさん」

 

 

 お母さん………公園で子供達がそう呼んでいるのを聞いたが、エアが美琴をそう呼んで、なんの意味があるんだ?

 

 

 「どうするかは君次第だけどね、彼女も君と言う子供を受け入れようと頑張っているようだよ」

 

 「………」

 

 

 エアを子供として…か。

 美琴がそうしているのなら、エアもそうすべき……なのか?

 

 

 

 

 

 

 「___あ、終わったの?どうだった?」

 

 

 精密検査をするため部屋を出ると美琴………が、居た。

 

 エアは、どうするべきか。 

 まぁ……やってみるしか、無いか。

 

 

 「エアはこれから精密検査を受ける予定です。と、エアはお…お母さんに、返答する」

 

 「やっぱそうよね………ん?今私のこと、なんて………?」

 

 「お母さん、と呼びました。と、エアは若干の不安を表しながら美琴の返答を待機する」

 

 

 美琴の反応は驚愕、と言ったところか。

 

 エアはあの医者の言葉通りにしてみただけで、勿論美琴が拒否をするのならこの呼び方はやめるつもりだ。

 

 

 「え、あっ…と、その…… え?」

 

 

 その反応は、困る。

 エアもどうしたら良いかわからないぞ。 

 

 

 「美琴が嫌、であるのならばやめますが…」

 

 「いっいゃ!?んッんん……嫌じゃ、無いわよ?ただ急で驚いただけで、え、エアが良いならこれからもそう呼んでくれていいし……あ、でも黒子とか皆がいる時はアレだけど……皆はこの事知らないから……二人きりとか、知ってる人の前になっちゃうけど」

 

 「…わかった」

 

 

 やけにパタパタと身体を動かしながら話したな。あと長い。

 だが、美琴の言うことは理解できた。

 

 エアやミサカ達クローン……いや、エアは違うのだったか。

 とにかく普通では無いから黒子や佐天達には言うことが出来ないのか。

 であれば、今は良いのか。

 あの医者も知っているのだし、周囲に人間は……まて、精密検査はどこでやるんだ?あの医者の反応も感知できないのだが……仕方ない、美琴……お母さんに、連れていって貰うか。

 

 

 「お母さん、精密検査室に連れていってください。とエアは……ん?」

 

 

 エアはなんで、付け加えるような話し方をしているんだ、?

 振り替えれば、この病院にきてからずっと………ミサカのせいか。

 ずっとミサカ達の声が聞こえているから、それにつられていたのか。

 

 

 「検査室ね、確かあっちよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ではこれから君の精密検査の結果を伝えるからね?美琴君もいいね?」

 

 「え、えぇ……」

 

 「…………はやく、して」

 

 

 精密検査の為とは言え、あんな電磁波を浴びせられるとは思わなかった。

 そのせいで、エアはとても、とてもとても驚いたし、疲れた。

 

 機器を破壊したのは謝罪するがな。

 

 

 「お疲れだね。まず視力だけど、義眼を付ければ問題なく戻すことができるよ。それと味覚は時間をかければ少しは戻る」

 

 「本当に!?良かったわねエア!」

 

 「………」

 

 

 味覚……エアに味覚が戻った所でどうなんだ。

 視力も味覚も、エアは不便していないのだがな。

 

 

 「あ、あれ?」

 

 「そもそも味を知らないからって所だろうね。義眼に関しては既に断られてしまったよ。そして肝心の身体だけど、何も異常は無かったね。詳しいことはまた後日になるけど寿命も問題はなさそうだよ」

 

 「……そうですか___お母さん?」

 

 

 エアの後ろにたっていたのに急に床に座り込んだ。

 どうしたんだ?

 

 

 「あ、あははごめんごめん、ちょっと気が抜けちゃって……良かったぁ……!!」

 

 「んぅっ……」

 

 

 エアを抱き締めるにしては、すこし力が強いぞ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

  

 

  

 

 





 ダイジェスト!!

 1 精密検査の前に問診だ!
   ふむ……シスターズと話し方が同じだね……それより君クローンじゃなくて娘だからね。

 2 あと、美琴君は君の母親なんだからお母さんと呼んでみたらどうかな?美琴君も頑張っているからね。

 3 ………なんかミサカ達に話し方引っ張られてない?

 4 味覚、ねぇ……別に要らんが??

 5 色々背負ってたのが本当に下ろせた。

 
 てかさ……冥界帰しさん、これであってるかなぁ……?~~だねとかしかわからんて……!!
 
 あと、グダグダになるなら無理やりにでもテンポ良くしろってバッチャが言ってた。

 とゆことで次から新章です。
 急展開でぬ

 
 
 てか、初めて章管したんだけど理吸血殺し編2話って……

 追記
 視覚に関する事で元は「生体移植でない限り不可能」から義眼を断られたに変更しました。
 理由は冥界帰しの理念に合ってないと思ったからです。
 

エアちゃんのイメージ(目)

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