問題児たちと無から有を生み出す錬金術師が箱庭にくるそうですよ?   作:神流朝海

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こんにちわ

ついにお気に入り登録数60を超えました!!
読んでくれているみなさん、ありがとうございます!


今回はオリジナルの話です。

基本的に問題児とその他の参加者しか出ません。



では、どうぞ


ギフトゲームの開催?

フォレス=ガロとのギフトゲームは終わった。

“ノーネーム”よってガルドが倒され、ゲームはノーネームが勝利した。

「ほんとに天才クンは変わったなぁ~」

私は独り言を言いながら歩いていた。

「でも、今の方が前よりよくなったなぁ~」

今、天才クンの初のギフトゲームを見て帰っているところだ。

 

「そうだな~私から暇なときに会いに行こうかな?」

私は自分のコミュニティに帰った。

 

 

 

 

 

 

ガルドとのギフトゲームが終わった。

私はちょっと怪我をしちゃったけど史夜が治してくれた。

みんなに心配かけたかな?私は壁にかかっている時計を見る。

今は朝の7時。ちょうど朝ごはんを食べてるところかな?

私はベッドから抜け出し、服をいつものに着替えて部屋を出た。

 

食堂へ向かった。

「おはよ。みんな」

「お、起きたか?」

「おはよう。春日部さん」

「おはよう。耀。もう大丈夫?」

「うん。史夜のおかげ。あれ?ジンと黒ウサギは?」

「ああ、おチビと黒ウサギなら昨日のコミュニティの人たちと話があるとかないとか言ってもう出たぞ?」

「そうなんだ」

「じゃあさ、俺ら、今日非番なわけじゃん?」

「お、なんだ?なにかおもしろいことでもあんのか?」

十六夜が史夜に向かって言う。

「あら?おもしろいことでも考えているの?史夜君?」

飛鳥まで・・・じゃあ私も。

「それは楽しい?楽しいならやりたい」

「まぁまぁ、そんなあせるなって。まぁ、考えてるのは・・・ギフトゲームを俺たちで開催しないか?っていうことだ」

なるほど。それだったら両方楽しい。でも、

「でも旗印どうするの?私たちはノーネームだよ?」

「ん~そこはなんとかするさ」

「で、そのゲームのルールと報酬はどうすんだよ?」

「それは気にすんな。十六夜。俺がいるからな」

「なるほどな・・・それもそうだ。だがルールは?」

「う~ん・・・俺たちに勝ったら俺がギフトを渡すみたいな感じでいいんじゃないか?」

「それもそうだな。シンプルで分かりやすいし」

「それもそうね」

「私も賛成」

「ということで、行きますか」

私たちはギフトゲームを開催するために町の広場へ出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ギフトゲーム名 “力と戦略”

 

・プレイヤー一覧 参加料を払った参加者全て

 

 “ノーネーム” 神川 史夜

         春日部 耀

         逆廻 十六夜

         久遠 飛鳥

 

・クリア条件 上記4人の内、1人を戦闘などで負けを認めさせる。(対戦相手はランダムに決定)

 

・敗北条件 プレイヤー側の戦闘不能、或いは戦闘続行不可など。

      その他負けを認める行為をした場合。

 

・舞台詳細・ルール 

         主催者側が用意した1000×1000メートルのステージを使用する。

         武器の類はなんでも使用可。

         対戦相手はランダムに決定。

 

・クリア報酬 金塊1kg又は超能力系のギフト

 

宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗の下、ギフトゲームを開催します。

                       “サウザンドアイズ”印』

 

「おい?これマジか?」

「参加料っていくらだ?」

「銅貨一枚らしいぞ?」

町の広場のギフトゲーム紹介場にこんな“契約書類”が出された。

 

「主催者側はノーネームか・・・え?っていうか天才クンでるじゃん!?私きーめた。絶対出る!」

私は1人、小さくガッツポーズをした。

 

場所は変わって“ノーネーム”本拠の廃墟。

ここには今、300人ぐらいの挑戦者が集まっている。

なぜここに集まるのかっていうと、“契約書類”を読んで、『このギフトゲームに出よう』と思った瞬間にここに空間転移するように史夜が作ったからだ。

 

「結構集まってるじゃん?」

「さぁ強いやつはいるか?」

「私も強い人とあたりたいわ」

「私は楽しければいいかな」

「じゃ、始めるか」

 

 

 

私は小さくガッツポーズをした後、体が光に包まれた。

え?なんで?ガッツポーズしただけなのに?

そんなことを思ってたら廃墟に私はいた。

さっきまで周りにいた人たちもだ。

・・・っていうかこれ、“空間転移”だよね?

天才クンの仕業?

そんなことを思ってたらまたもや周りの人が4人光に包まれて消えた。

「ああ~なるほどね。やっぱ天才クンすごいよ」

私は“契約書類”を見ながらつぶやいた。

 

「さぁ、俺の相手は誰だ?」

「俺様だ」

うわ、なんかうざそうだよ・・・見た目はなんか野蛮そうだし・・・

とりあえず名乗るか。

「俺は神川史夜」

「ノーネームに名乗る名なんてねぇよ」

「そうか・・・じゃあ、行くぞ。手加減は・・・少ししてやる」

「小僧が・・・俺をなめるなよ!!!?」

俺はある“本”を召喚する。

これは魔術書または魔導書ともいう術書の一つだ。

この本を開き、右手を前に突き出し、唱える。

「ウィンド!」

それだけだ。たったそれだけで俺の右手から何でも切れる風が生まれる。

俺はそれをその男に向かって放つ。それで終わるはずだったんだが・・・

その風の刃は男の体に当たって消えた。

「へぇ~~体、硬いね」

「お前らごときに傷つけられてたまるか!!!」

その男は獣化した体で(なんか最近よくこんなやつを見るなぁ)こちらに向かってくる。

その動きは速い。しかし、

「それも耀ほどじゃない!!」

今度は別の魔道書を召喚する。

今度は風系統じゃなく雷系統だ。

(厳密に言えば雷系統も風系統の派生なのだが)

「サンララ!」

俺の右手から白い稲妻の光が放たれる。

それはその獣化したやつに・・・ではなく俺に向かって放った。

獣化したやつは少し驚くが気にせず突っ込んでくるようだ。

「バ~カ」

俺はただただ突っ込んでくる虎に向かって走り出す。

周りから見たらまさに稲妻のようだっただろう。そしてそれは比喩ではない。

俺は一つの稲妻となり駆けた。

そして背後に回り込み、昨日手に入れた銀の十字剣で虎の首を斬り飛ばした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

という幻術を見せた。

 

 

 

「・・・・あ?なんで俺の首は斬れていないんだ?」

「今までのが幻術だったからだよ」

「な!?今までのが全てまやかし?・・・・・恐れ入ったぜ。自分が死ぬ経験をするなんてな」

「負けを認めるかい?」

「ああ、今回は俺の負けだ。あと俺の名前はキルガだ。大型連合コミュニティ“六本傷”の末端のコミュニティに属している者だ」

「俺ら“ノーネーム”にそんな挨拶をどうも。あんたとは仲良くやっていきそうだ」

「ああ、こちらからも頼むぜ。俺は強いやつに従うからな」

「ああ、次も楽しみにしている」

最後に挨拶を交わし、その虎は光となり、消えていった。

 

 

 

 

次に現れたのは・・・・・

髪が白い、まだ15、6歳くらいの娘だった。

「やった~私の相手、天才クンだ~」

「えっと・・・君、誰?なんで俺のことを知ってそうなもの言いなの?」

「え!?私のこと覚えてないの!?」

「覚えるもなにもそんななれなれしい話し方を俺にする人なんていないだろ」

「え!?いっつもしゃべりかけてたのに無視してたのは誰よ!?」

「あ、・・・え~ともしかして君ってさ」

「あ!思い出した!?」

「むこうの世界であった人?」

「あ~~思い出してないのね・・・」

「とりあえず君の名前は?」

「私の名前は千流海晴(せんりゅう みはる)イギリス国立超能力研究所で働いていた。あなたの名前は神川史夜。私も日本人で日本からやってきたあなたとは仲良くなれるかな?って思って声をかけたのが8年前」

「8年前・・・8年前・・・」

俺は思い出そうと集中する。両親のことは思い出さないようにしてから。

 

イギリスの研究所・・・8歳の女の子・・・明るい性格・・・

「あ、そういえばそんなやついたな」

「やっと思い出した!?」

「でも、俺、そのとき他人にまったく興味がなかったから周りの声は聞こえなかったんだ。

それに研究に没頭してたし」

「知ってるよ。ずっとそばで見てたもん。16歳になって「等価交換」を無視した練成ができるようになって・・・そこまでずっと天才クンを見てきたもん」

「で、なんで俺が天才クンなんだ?」

「文字通りだよ!天才クンは天才クンだよ!」

なんだ?このテンションの高さは?俺はついていけないかも・・・

「で、というかなんでこの箱庭にいるんだ?ここにはギフトを持ってないと入れないんだぞ?」

「それなら問題ないね。私、ギフトを持ってるから」

「ん?なんのだ?」

「私のギフトは・・・“練成の知恵”。このギフトを使えばなにがあればこれが作れるとか、頭の中で練成陣をイメージするだけでその錬金術が発動するとか。ま、他にもいろいろあるけどそんな感じの能力」

「へぇ~」

「っていうか、天才クンってそんなにしゃべる人だったんだね」

「ん?どういうことだ?」

「だって今まで、あっちの世界じゃ“一言”もしゃべってくれなかったじゃん」

「・・・・・」

「ま、今こーして天才クンとしゃべれてるだけでうれしいけどね!」

笑いながら彼女は言ってくる。

俺は彼女にどう返したらいいのかわからない。

「ま、はやく始めようか」

「・・・おうよ」

 

俺は魔法とかそういう超能力ではなく、錬金術を使った。

彼女も使ってくる。

「あ、それ、水系統の錬金術でしょ?しかしよくそんな練成陣で作れるね」

「ああ~なるほど。見るだけでなにをしようとしてるかわかるのか」

「そういうこと。ちなみに私のは風系統。相性的には私の方が有利なんだけど・・・」

俺は途中で水系統の錬金術から炎系統の錬金術に変える。

「へ!?そんな変え方ができるの!?私も今度やってみようかな?」

「やっぱりわかるのか。それにやり方まで」

「見て真似するのも私の得意技だよ!」

どうやら口だけではないらしい。

彼女も俺と同じように練成陣を組み替えてくる。俺がさっき見せたやり方で。

 

「なかなか君も錬金術使えるんだね」

「もちろんよ。そうでなきゃ国立研究所に入れるわけないでしょ?」

「それもそうだ」

 

それからも俺たちの錬金術の撃ち合いは続いた。

戦闘を始めてから5分が経過しようとしていたとき、勝負は動いた。

 

「なぁ?千流って真似が得意なんだよな?」

「そうだよ!っていうかやっと名前でよんでもらったよ!」

「じゃあさ・・・これも真似てみろよ!」

俺は複数の錬金術の発動法を使う。

 

錬金術にはいくつかの発動方法がある。

1つ目は練成陣を描き、発動させるやり方。

2つ目は頭の中、脳内で練成陣を描き、発動させるやり方。

3つ目は自分の手と手を合わせ、それを練成陣に見立てることで発動させるやり方。

基本的にこれが普通だ。

だが俺は4つ目も使う。

4つ目は真律法とよばれるものだ。

練成陣にはたくさんの文字が描かれている。

それを詩にし、それを詠うことによって発動させるやり方だ。

その4つを同時進行で発動させる。

系統は炎、風、水、地だ。

 

「え!?なにそれ!?なんでそんなに複数の同時展開ができるのよ!?」

「俺が作った術式だからだ」

「やっぱ天才クンはすごいよ!私、真似できるかなぁ?」

 

俺は千流の力はすごいと思う。こんな短時間で学習し、それを自分のものとしているのだ。

それにこの同時展開も真似しようとしている。

それに俺はつい、

 

「いやいや、お前もすごいだろ」

とつぶやいてしまうほどのことだった

 

「・・・・うぅ、・・・はぁ、はぁ。よくこんなのできるね」

「それは慣れ、だろ?」

「ま、これは私の負けかな」

「そうか?お前の「もうひとつのギフト」を使えば勝てるんじゃないか?」

「ありゃ?やっぱ気づいてた?」

「ああ、もちろん」

「う~ん、あれを使うのはなぁ~・・・また今度にするよ!」

「そうか?それは残念だな。じゃあ、次を楽しみにしてるぜ、千流」

「うん!楽しみにしといてね!またね!天才クン!」

手を振りながら彼女は言った。

その言葉を最後に、彼女はこのフィールドから消えていった。

 

 

それからの戦闘はとくにおもしろいことはなかった。

そして終わるまで俺は1回も負けなかった。

 

「これで終わりかな?いや~しかし疲れたな~。最初の2戦以外つまらなかったし」

「こっちもそんな感じだったぜ」

「お、十六夜。おつかれ~」

「おう。そっちこそ」

「あらあらなに?また男同士であつ~く語り合ってるの?」

「お、飛鳥、おつかれ~。それとそんなことはない」

「結構楽しかった」

「あ、おつかれ~、耀。そんなに相手が強かったのか?」

「そこそこ、かな?私のギフトも試せたし」

 

3人ともなんで突然会話に入ってきたかと言うと空間転移をしてきたのだ。

空間転移の術式が織り込まれている呪符をあげたからね。

もちろん、ギフトで作ったものではなく、俺が作ったものだ。

空間転移のギフトって高価らしいからね~

 

「じゃ、白夜叉にお礼を言ってから、どこかでなにか食べていくか」

「それ、賛成!」

「俺もだ」

「私もよ」

「じゃ、行くか」

パチン。俺たちはそのフィールドから外へ出た。

 

 




今回はオリジナルの回でした。

なんでもいいので感想とかほしいです。
登場した「キルガ」と「千流海晴」はこれからも登場予定ありです。
今回も読んでくれてありがとうございました。

なにか問題などがありましたら感想までお願いします。
問題とかなくても感想お願いします
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