問題児たちと無から有を生み出す錬金術師が箱庭にくるそうですよ?   作:神流朝海

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どうも、こんにちは。
この度、来翔さんからコラボを書いてほしいと声がかかったので、来翔さんの書いている小説「エンド・ワールド」のキャラを使って問題児、書いてきます!
ちょっと私のキャラたちが暴走しそうですが……なんとかなるでしょう。
コラボを書くのは初めてで、なにかとおかしいところがあると思いますが、その辺は指摘とかしてくれたら嬉しいです!

http://ncode.syosetu.com/n4247cu/
↑がエンド・ワールドのリンクです

ということで、来翔さんとのコラボ、スタートです。



コラボだよ! 光喰う細剣使い
別の世界からこんにちは


二人の、ある高校のブレザーを着た少年たちが森の中を歩いていた。

今、時刻は平日の昼すぎ。

高校のブレザーを着ているから、彼らは高校生なのだろう。

この時刻なら本来は学校にいるはずだ。

サボりかどうかは不明だ。(おそらくサボりだろう)

そんな中、片方の、茶髪の少年が口を開いた。

 

「なぁ、尚弥。本当にこんなところにあるのか?」

「おう、勿論だぜ。俺は見たんだ。信じろよ、輝(てる)」

 

輝と呼ばれた茶髪の少年は、黒髪の少年の言葉に少し戸惑いつつも頷く。

茶髪の少年の名前は、七瀬輝雪(ななせてるゆき)。

対して黒髪の少年の名前は、仲野尚弥(なかのなおや)だ。

輝、というのは輝雪のニックネームで、知り合いの大半は彼のことをいつもそれで呼んでいる。

 

「しかし遺跡らしきものなんてどこにもないぞ。本当に見たのか?」

 

どうやら、輝雪たちは遺跡を探しに来たようだった。

尚弥曰く、三日前にここに来たら謎の遺跡があったらしい。

しかし俄かに信じがたいことである。仮に遺跡が突如出現したのなら、他の誰かが発見して、報道されていてもおかしくないのだ。

しかし、そのような報道は一切ない。

もしその遺跡に自在に出現したり消えたりする不思議な力があったとするならば、ありえなくもないが。(しかしそんなことはありえない)

だから、輝雪はあまり信じてはいなかった。

 

「あ~信じてねぇな! 俺がそんなくだらない事でお前を呼ぶか!?」

「中3の時、尚弥に騙されて先生に怒られたんだけど?」

 

尚弥は輝雪の発言を聞くと口笛を吹いて誤魔化そうとする。

輝雪は軽くため息をつきながらも、先に進む。

 

「でも、呼び出されたとき少し真剣な表情だったから信じてやるよ。親友としてな」

「さすが輝だな! 俺の親友なだけはあるぜ。だけど、少しは余計だ!」

 

尚弥は輝雪の肩を組むと、共に歩き出す。

しばらく歩き続けていると、

 

「……これが尚弥の言ってた?」

「ああ、そうだ」

 

ある建物が見えてきた。

それは、尚弥の言ってた遺跡だった。

その遺跡は高いわけではなく、奥に続いているように見える。

入り口は、木やツタで隠れていて、見つけづらかった。

 

「よーし! 輝、入るぞ!」

「はぁ!? は、入る!? 馬鹿言え。ここで大怪我でもして動けなくなったらどうするつもりなんだ!? ここ、森の奥深くだぞ!」

 

輝雪の言うとおり、この遺跡は森の奥深くにある。

だからもし大怪我などしてしまったら、助けを呼べないし、来れない。

 

「なぁに、心配ねぇよ。この尚弥様を信じろ!」

 

お前の何を信じればいいんだよ、と輝雪は思わず言いそうになったが、口には出さなかった。

ここで討論になるのを防ぎたいからだろう。

 

「……わかった。でも、危険と判断したらすぐに出るぞ」

「おう! わかったぜ!」

 

輝雪と直哉は顔を見合わせ頷くと、木々を掻き分けて遺跡の中に入っていく。

この行動が、輝雪に大きく影響を与えるのを、そのときはまだ知らなかった。

 

「へぇ~。結構広いなぁ」

「そりゃそうだろ尚弥。ここは遺跡なんだから。でもなんで西洋の文化が入った遺跡が日本にあるんだ?」

 

まわりの壁に西洋の装飾があったので、輝雪がそう判断しふと疑問を口から出す。

 

「にしてもさ、随分と広いな。迷わないといいけど」

「まぁ迷わないと思うけどさ。あ、輝はそっちの部屋調べて。俺はこっちの調べるから」

 

近くに二つ、扉があり、尚弥は輝雪に片方を指差して言った。

輝雪は一瞬嫌そうな顔をしたが、好奇心の方が勝ったようだ。

すぐに頷き、その扉の前へと向かった。

 

「じゃあ、調べ終わったら出て来いよ、輝」

「そっちもね、尚弥」

 

尚弥とは違う扉を開け、中に入る。

そこは部屋になっていて、中心に剣が1本刺さっているだけの部屋だ。

 

「……剣? この形は……レイピアか?」

 

RPGゲームをプレイしたりするときによく装備しているのがレイピア。

抜くのはためらわれたが、結局、好奇心が勝った。

好奇心は何者にも負けないのだ。

 

「っと、結構簡単に抜けたな。よし、さっさと尚弥と合流しようか」

 

そうして部屋から出ようと扉を開ける。

次の瞬間、明るさに目がくらみ、思わず目を瞑る。

目が慣れてきたと思い、目を開けると、

 

「……は?」

 

目に映る光景は、噴水のある広場に、近くに喫茶店。

たくさんの人たちが行きかう広場には、背中に羽の生えた者、猫耳が生えた者、尻尾がある者など、ありえない光景が映っていた。

 

「ええっと、俺、疲れてんのかな……?」

 

目をゴシゴシこすり、また顔を上げると、やはり同じ光景。

さっきまで遺跡の中にいたはずなのに、なんで?

 

「えっと、君、大丈夫? 迷ったりしたのかい?」

 

そう自分の殻にこもっていたから、突然声をかけられ驚いた。

声をかけてきたのは、見た目は高校生くらいの、しかし白衣を着ている男子。

高校生くらいだから、俺たちと同じ歳ってところか。

 

「いや、あの、えっと、ここ、どこで―――」

「ま、魔王だぁ!!!!」

 

魔王という単語にその白衣の人がハッと声のした方を振り向く。

 

「悪い、ここは危険だからはやく自分のコミュニティに帰ってくれ。場所は? 外門はどこ?」

「コミュニティ……? 外門……?」

 

いまいち状況がわからない。

魔王ってなんだよ。コミュニティってなんだよ。

ここは、どこなんだよ……?

 

「あぁもういいや。一度俺たちのコミュニティに来てくれ!」

 

それだけ言うと、白衣の彼は指をパチンと鳴らす。

瞬間、一瞬体が浮いたような気がした。

 

「史夜、待ってた。すぐ行こう」

「遅ぇぞ、史夜」

「遅いわよ、史夜君」

「俺、待ちくたびれたぞ」

「私もだよ!」

「悪い、みんな。黒ウサギとレティシアとハーメルンは北に行ってるんだったよな」

 

景色が変化する。

街中から、ある建物の中へ。

そして、周りに人が現れだす。1,2,3,4,5人。

わけがわからない……なにが起こったんだ?

 

「ねぇ史夜、その人誰?」

 

胸の辺りに木彫りのペンダントを下げた、これまた同い年くらいの女子が、白衣の男子に問う。

誰か、この状況を説明していただきたい……。

 

「あぁ、なんか迷ってたからつれてきた。魔王の被害にあっちゃ困るし。君、名前は?」

「七瀬……輝雪だけど」

「所属コミュニティはどこなのかしら?」

 

今度は紅いドレスを着たお嬢様系女子が訊く。

できれば名乗ってほしいものだが……。

 

「コミュニティってなに? ここはどこなんだ?」

「「「「「え?(は?)」」」」」

 

五人が固まる。何かおかしなことを訊いてしまっただろうか?

いや、おかしくないはずだ。

初対面でいきなりコミュニティだの、外門だの訊いてくるほうがおかしいに決まっている。

 

「え、君……じゃなかった、輝雪は箱庭の人じゃないのか?」

 

白衣の男子がまた尋ねる。

箱庭ってなんだよ。誰かご説明していただきたい。

 

「……じゃあこういうのはどうだ。史夜があの方法で情報を流し込んで、一緒に戦ってもらうってのは? みたところ剣を腰から下げてるし、そこそこできると俺は見た」

「あ~なるほど。十六夜の言うとおりそうしたほうがいいかもな。今回は数が数だし」

 

金髪の、学ランを着た、ザ・問題児とも言わんばかりの男子が、白衣の男子に提案する。

金髪のほうは十六夜。白衣のほうは史夜というらしい。

 

「ということで、輝雪、俺たちと一緒に戦ってくれ」

「……は? ちょ、意味がわからないんだけど」

「大丈夫大丈夫。意味はわからせるから」

 

……数分後……

 

「いってぇ!!!!」

 

輝雪は頭を抑えて悶え苦しんでいた。

だがすぐに痛みはひいていき、頭の中にまったく知らない情報が流れ込んできた。

 

箱庭のこと。ギフトのこと。魔王のこと。コミュニティのことetc……。

 

この世界のことは大体わかったような気がした。

そして、ギフトのことも。

 

 

七瀬 輝雪

“光を喰らう細剣(シャイン・リーパー)”

 

「へぇ、なかなかおもしろそうなレイピアじゃねぇか」

「俺の“妖精銀の聖十字剣”と似たような感じかな」

「綺麗なレイピアだね」

「あら、でも輝雪君自身にギフトはないのね」

「体は生身ってわけか」

「それは大変だね。援護しないと」

 

上から十六夜、史夜、耀、飛鳥、結哉、海晴だ。

さっきの頭の痛みのおかげでもう覚えた。

これから魔王を倒しにいくらしい。

 

「おいおい、そんなに強張んなって。どうせ6桁の魔王だ。俺たち全員でかかれば、叩き潰すのに3秒もいらねぇ」

 

十六夜の笑みに、つい輝雪も笑ってしまい、

 

「はは、そうだな。それだけ強いやつらが揃ってて、苦戦するなんてことはないか」

 

輝雪はいつのまにかその場に馴染んでいることに気づいていなかった。

そして、このレイピアの強さにも、気づいていなかった。

 




どうでしたでしょうか?
おかしなところとかは指摘していただければ直すので、バンバンお願いします!

そしてコラボに誘ってくれた来翔さん、ありがとうございます!
おもしろく輝雪君を動かせていけたらと思います!

感想書いてくれたら嬉しいです!
読んでくれてありがとうございました!
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