問題児たちと無から有を生み出す錬金術師が箱庭にくるそうですよ? 作:神流朝海
私立の入試が終わりました。
3月までに、このページとあと1ページあげられるかな?という感じです。
公立の入試が終わったら更新速度は少しは速くなると思うのでよろしくお願いします。
時間の都合上、これからページは字数が少なくなります。
すみません。受験生はいろいろと忙しいのでその辺は見逃して欲しいです。
では、どうぞ
『ギフトゲーム名“造物主達の決闘”
・参加資格、及び概要
・参加者は創作系のギフトを所持
・サポートとして、一名まで同伴を許可
・決闘内容はその都度変化
・ギフト保持者は創作系のギフト以外の使用を一部禁止する
・授与される恩恵に関して
・“階層支配者”の火龍にプレイヤーが希望する恩恵を進言できる。
宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗の下、両コミュニティはギフトゲームを開催します。
“サウザンドアイズ”印
“サラマンドラ”印 』
「・・・創作系のギフト?」
「それって天才クンや耀や私のみたいな?」
「お、よく知ってるな。その通りだ。創作系、というのは人造、霊造、精造、星造を問わず製作者が存在するギフトだ」
「でも、私の“生命の目録”はともかく、史夜と海晴のギフトは創作系のギフトなの?」
「ん~そうだな。まず海晴のギフトは“練成の知恵”だろ?その他にもまだあるよな?」
「うん。あるよ。え~とね・・・“召喚の指輪”と“結界の指輪”」
海晴がほぼ無色に近い水色のギフトカードから指輪を取り出しながら言う。久しぶりに左目を使って「見て」みる。
なぜ“錬金の知恵”以外にもあるのか知っているのかというと、少し前、レティシアの相手をしているときに『リュート』や『シュヴァル』を呼び出しているのを見たからだ。普通あんなクラスの契約交わせないはずだ。というか俺でも呼び出すだけで狂い死んでしまいそうなくらいのレベルで苦痛がくる。
・・・すごいな・・・。この指輪。・・・・ああ、なるほど。ここをこうしてるのか・・・・いや、違うな。・・・それじゃあ別の方法で・・・?
「それ、海晴が作ったのか?」
「うん。これが私の研究結果。どう?すごいでしょ」
「ああ!っていうかそれノーベルもんだろ!」
「え、えっと・・・」
あ、つい話がそれかけた。困惑している耀の質問に話を戻す。
「ま、というわけで海晴は人造のギフトを持っているから大丈夫だ。俺は自分で造ったギフトで出るしな。これ、造るのに少し時間がかかったんだよな」
「これってなに?天才クン」
「いや、海晴も天才なんだからその呼び方やめろよ・・・」
俺は言いながら自分のギフトカードから、海晴と同じような、それでいて少し違う指輪を取り出した。
「この指輪は?」
「この指輪、ギフトの名前は“正体無き指輪(すがたなきゆびわ)”だ」
「ん?これって幻影なの?それとも幻覚?」
「両方とも違うな。この指輪自体が術。つまり使う術式によって形が変わるわけだ。今は錬金術仕様。例えば・・・」
「ほんとだ・・・」
「刀になった・・・?」
陰陽術を使おうとして呪符を持つと、指にはめている指輪が腰に刀になって帯剣した。
使う術によって結構形が変わる。
「この刀には「神寺」の一部を持っているようで、斬撃を少しの距離なら空間転移させることができる」
「・・・すごすぎだね。他には?」
「残念ながらこれ使うときは結構頭痛がくるもんで、あまり試してないんだ。あ、指輪のときの能力は身体能力上昇だった」
「“生命の目録”より強いんじゃないかな」
「いや、俺の能力は進化しないから“生命の目録”方が強いし、使用者への負担も俺のより少ない。いや~俺なんてまだまだだな」
「じゃあ天さ・・・史夜君は錬金術と陰陽術しか使わないんだ」
「また天才クンって呼ぼうとしたろ・・・ああ、そのつもりだ。ということでこれに参加しようと思う」
幸い、白夜叉から“ノーネーム”でもギフトゲームに参加できるように紹介書をもらってきている。いや~実にありがたい。白夜叉に感謝感謝。
ということで、俺たちはそのギフトゲームに参加するために舞台区画“火龍誕生祭”運営本陣に来ていた。
巨大で真っ赤な境界壁を削りだすように造られた宮殿はゲーム会場とつながっているはずだ。その奥にある石畳を通って本部に出る。
「俺ら、このギフトゲームに参加したいんだけど」
「どこのコミュニティでしょうか?」
「“ノーネーム”だ」「私は“サウザンドアイズ”だよ」
「・・・・・すみませんが“ノーネーム”の方は誰かの紹介がなければ―――」
「紹介書ならある。“サウザンドアイズ”の白夜叉からだ」
俺は白夜叉からもらった紹介書を受付の龍族の女性に渡す。
その女性はその紹介書を開け、内容を読んだ。そして、驚きの表情でその紹介書を俺に返してくる。
「・・・確かに確認しました。では、その通路を通って、その先で参加者受付をしてください」
受付の女性に言われたとおり通路を進む。
「しっかし“ノーネーム”って大変だね。ゲーム一つ参加するのに紹介書が必要だなんて」
「まったく、その通りだよ」
「早く魔王から旗印を取り戻さなきゃね」
「そういえば、このギフトゲームは2人まで一緒に出ることが出来るけど、どうするんだ?」
「私、一人でやりたい!」
「ん?一人でいいのか?」
「うん!ちょっとギフトを試したいからね」
「わかった。耀はどうする?組むか?」
「・・・じゃあ、一人でやる」
「了解。じゃ、みんな一人で参加な」
結局みんな一人で出ることになった。
登録を済ませ、控え室に入る。
このギフトゲームは大会形式になっていて、予選が8ブロックある。
その各ブロックの優勝者が本選に参加できるというものだ。
俺も耀も海晴も別のブロックだったから、本選まで大丈夫だ。よゆうよゆう。
そしてその、記念すべき一回目に呼ばれたのが、
「コミュニティ“ミラーコート”のミルさん、コミュニティ“サウザンドアイズ”の海晴さん、Cブロック予選会場まで転移します」
「じゃ、私、行ってくるね」
「おう。まぁ勝てるだろうけどがんばってこいよ」
「うん。海晴、ファイト」
「ありがと。また後で」
海晴は笑ってうなずき、光に包まれて消えていった。
きっと母さんが残した術式だ。
“サウザンドアイズ”が仕組みを作ったのだろう。
相手は“ミラーコート”ってコミュニティだったよな?
・・・聞いたことない・・・?・・・よな。
「さて、私の相手はどんな人かな?」
「あはは、こんなんだよ~」
「うわ!って誰?」
「私、ミラーコートのミル。よろしくね!」
「え、あ、うん。よろしく!」
よろしく、っていっても一回試合するだけなんだけど・・・・
それとテンション高いね、この人。
そのミルと名乗った女の子は私と同じくらいの歳のようだった。見た目は。
でも、人間より肌の色が白い・・・・と思う。
「あ、私ハーフエルフなんですよ~。半分エルフ、半分人間の血を引いてます。ちなみに歳は1364歳です」
「へぇ、そうなんだ・・・・・え?え!?それって、え!?」
ハーフエルフ。私が知っている中で最強のハイブリッド。
エルフという精霊と人間との間に生まれた子供のことをいう。
ハイブリッドというのは高位生命体のことだ。
双方から一番得意なことを完全に習得した状態で生まれてくる。
つまりエルフの魔法を扱う力と、人間の真似をして自分の力にする力。
私ハーフエルフと戦うのかぁ。勝てるかな?
私の思考を審判が遮る。
「では、予選をはじめようと思います!ルールは創作系ギフトの強さ、技術力、華麗さを我々が戦闘の中で見て、勝敗を決します。では、はじめ!」
「じゃ、よろしくね。ミル」
「こちらこそ、海晴」
ギフトカードから二つの指輪を取り出し、左手にはめる。
まぁ、まずは
「まずは防御かな?」
私は左手を五茅星きるように動かしながら言う。
『さぁ、ゲームを始めよう。君は守りで私は攻め。私の背中は任せたよ、リイル』
召喚ランクSSSの私よりも少し背の小さい女の子、『リイル』を召喚する。
『わかったよ~』
「あはは、それ、なに?」
「それっていわないでほしいな。私の友達!」
「あはは、じゃ・・・」
といってミルが取り出したのは小さい手鏡だった。
その手鏡を胸に当て、青色の目をしたミルが言う。
「『さぁ、ゲームを始めよう。君は守りで私は攻め。私の背中は任せたよ、リイル』」
彼女が、ミルが呼び出したのは、私と同じ、「リイル」だった。
現在確認されている、キャラクターのギフトカードに入っているギフト
史夜のギフト“超能力の創造者” “白銀の十字剣” “正体無き指輪”
海晴のギフト“練成の知恵” “召喚の指輪” “結界の指輪” “?????”
結哉のギフト“?????”
十六夜のギフト“正体不明” “鈴音師の鈴” “怪盗の抜け道”
飛鳥のギフト“威光” “闇討つ白き光”
耀のギフト“生命の目録” “ノーフォーマー”
ですね。
メモとっておかないと作者自身がギフトを忘れそうです。
今回も読んでくれてありがとうございました。
なにか問題とかありましたら感想までお願いします。