問題児たちと無から有を生み出す錬金術師が箱庭にくるそうですよ?   作:神流朝海

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今回は結哉が主な主人公の回とな―――
結哉「やったぜ!」
忘れている方は「もう一人の天才の誕生」をお読みください。
結哉「忘れられてるのか!?俺は!?」
・・・ということなので、
結哉「スルー!?スルーなのか!?」
うるさい。少し黙っててくれるかな?
・・・・・・・・・

ということで、前々回のことについてなにもなかったので、キャラの容姿紹介を。(作者のイメージ)
一人ずつ書こうと思います。

では、なんとなく安倍晴明から。(最近でてきた順でいきます)

東京レイヴンズに登場する 大友 陣先生です。
言葉遣いも似せようと思っているのですが、ちゃんと使えているのか心配です。


では、どうぞ。



結哉の交流

時間は少し遡る。

 

まったく。あの店員の野郎・・・無理やり風呂場に詰め込みやがって・・・

支店の店員に汚いだの店が汚れるだの散々言われ、いまに至る。

「まったく。あの店員にはやれやれだぜ」

「あ、それ俺も同感」

「だよな。もうちょっと・・・は!?」

突然同意され、俺も返したが、お前、なんでここにいる!?

「あ、自己紹介まだだっけ?・・・いや、したような気がするんだが?」

「ああ。霧下結哉・・・そういえば白夜叉に頼まれてやったんだよな」

「そうそう。ってことでよろしく。十六夜」

「ああ、こちらこそよろしく。結哉」

「いや~まさか撒かれるとは思ってなかったよ」

「そうか?この十六夜様が逃げ切れないわけないだろ?」

「ははは、そうか?」

「そうだな。余裕だ」

「十六夜って強いの?白夜叉からは身体能力が高いってことしか聞いてなかったから」

「は?あの和装ロリ、そんだけしか言わなかったのか?」

「ん、あと・・・」

「あと・・・?」

「飛鳥の“威光”に気をつけろ、だって」

ジャバァ!と十六夜が湯船から立ち上がる。

・・・結構、というか相当早く。

「あの・・・十六夜?」

「いや、ちょっと・・・和装ロリを殴ってくる」

「いや、ちょ、落ち着けって十六夜」

だが、十六夜は無視して上がろうとする。

しょうがない。

『天在する神に請う。え~なんだ、とりあえず止まれ』

うわ、ちょ~てきと~。

 

「お?体が動かなくなった」

「まぁ、待てよ。十六夜。もう少し話そうぜ?」

「ああ、おもしろそうだ」

十六夜がまた湯船に入ってくる。

あ、湯船っていっても温泉だからね?

そこそこ広いやつね。

魔法はすでに解いてある。

「そういえば、結哉のギフトはなんなんだ?俺は“正体不明”なんだが」

「なにそれ?正体不明?謎だ・・・」

「で、結哉は?」

「あ~ちょっと待って。『来い』」

俺の手にギフトカードが現れる。

「お前、史夜みたいだな」

「ははは、あの天才と比べるなよ。えっと・・・“閉じられた空間手術”(クローズド スペースオペレーション)だな」

「長いな・・・十六文字とか」

「しかも中ニっぽいしな・・・」

「ヤハハ、俺はそういうのも好きだがな」

「あ、そうだ。好きといえば、十六夜と飛鳥って付き合ってるの?」

「・・・あ?」

「いや、だから、十六夜と飛鳥は付き―――」

「それ以上いったら結哉、殴るぞ?」

「あ、じゃあ気があ―――」

「よし、死ね!」

「ははは、十六夜はわかりやすいな。もっと冷静なイメージがあったんだが」

「黙れ!そして一回死ね!」

十六夜が拳を突き出してくる。

その動きは、速い。

俺ならまず避けられない。

だから、避けない。

「硬化(パンツァー)」

「!?・・・体硬くないか?」

「硬化魔法だ。原子を固定するから怪我もしないし、動きもしない。使ってる間動けないのが難点だな」

「ご丁寧な説明ありがとよ!」

尚も十六夜が殴り続ける。十六夜の体力・・・というか手もすげぇな。

どんだけ耐久力あるんだよ・・・

「これはいいサンドバックになるな。なぁ結哉、今度から俺のサンドバックにならないか?」

「いやいやいや、待て十六夜。俺は便利なアイテムじゃないんだけど?」

「そんなの知らねぇ!お前がなにか言うのが悪いんだ!」

「いやいや、ちょっと口調が子供っぽくなってるぞ!?どうした!?」

「うるせぇ!」

「いや、もうわかったから!ストップストップ!お前が飛鳥を好きなのはわかったから!ストップ!」

「よし、いいだろう。つぶしてやる」

どうやら最後に俺は地雷を踏んだらしい・・・・・・・

この温泉は飛鳥たちのの入っている温泉とは逆方向にあるから会話は聞こえてないのだが・・・。

まぁ、きっと殺されることはないだろう。

・・・骨の数本は覚悟しとくか・・・

 

その後、

2人の男子が風呂場で暴れ、温泉を破壊し、その請求がノーネームにいったことは、また別の話。

ちなみに結哉は肋骨を2本折っただけですんだとか・・・

 

 

時間はたって

 

「うっ・・・まだ痛い・・・」

治癒魔法で回復させたが、痛みはもう少し続きそうだ。

「ははは、だから十六夜は強いぞ、と言っておいたのに」

「いやいや、魔法を砕けるとかそういうやつとかそうそういないんだけど?その辺教えてもよかったんじゃ?」

「いやはや、すまんのう。忘れておった」

・・・・バカ夜叉。

「お主、今失礼なこと思ってないか?」

「エ?ナニヲ イッテルンデスカ シロヤシャサマ」

「あからさまな棒読みと表情なのだが・・・あ、そうじゃ、魔王がくるぞい」

「そうか・・・は?」

「いや、魔王がくるぞい」

「・・・これは十六夜に知らせないとな」

「む?どうしてじゃ?」

「1人で魔王と闘ってたら、十六夜にボコされる」

「ははは、あやつらしいの」

「じゃ、行ってくる」

「うむ。あ、お主、コミュニティは“サウザンドアイズ”入らんか?」

「え~?考えとく・・・と言いたいところだけど、“ノーネーム”に入るよ」

「ははは、ま、それもおんしの自由じゃからな」

「はいはい。あ、そうだ。箱庭に呼んでくれてありがとうな」

俺はそういって、十六夜のところへ向かった。

 

「なんか、すごい人ですね」

「サンドラもすぐにあれくらい強くなる。まぁ、ゆっくりやっていけばよいさ。それで、ギフトゲームの準備はできたか?」

「あ、はい。マンドラ兄様のおかげで」

「そうか。予選を勝ち抜いたコミュニティはどこだったかの?」

「“ウィル・オ・ウィスプ”と“ミラーコート”と―――」

「黒い「契約書類」・・・もう来おったか」

白夜叉はどこか、遠くを見つめていう。

え?と白夜叉のほうを向くサンドラ。ちなみにここは『造物主達の決闘』の本選会場だ。

たくさんの客が訪れている。

時刻は星がきれいに見える程の時間だ。

すでにサンドラがフロアマスターとしての挨拶を終え、つい先ほどお開きになったところだ。

「見ろ!!黒い「契約書類」だ!!」

「魔王が、魔王が現れたぞおおぉぉぉぉ!!」

その、魔王という恐怖は人から人へ伝染し、(正確には亜人から亜人)すぐに広まった。

 

俺の耳にも、その声は聞こえてきた。

「魔王が、魔王が現れたぞおおおぉぉぉ!!」

「やべ、もう現れやがった。十六夜、どこだ?ついでに飛鳥も」

十六夜とは仲良くなったが、飛鳥とはまだほとんど面識が無いのだ。

「まぁ、十六夜が紹介してくれてるかな?・・・いや、それはないか・・・?」

とりあえずは、十六夜と合流しなければ。あ、いたいた。探知の魔法を使ったら、あっさり見つかった。

「『空、変、転、空間の裂け目から扉を生み出す』」

俺の体は光に包まれ、その場から消えた。

 

「飛鳥!」

俺は飛鳥に呼びかける。どうやら、魔王が現れたらしい。

返ってきたのは、飛鳥らしい、元気のいい声だった。

「わかってるわ!・・・ディーンは私が貰い受ける!」

ヤハハ、それでこそ飛鳥だ。

だが、こんな大きな鉄人形を従わせるには、時間が―――

「え?終わったみたい?」

「・・・は?」

 

十六夜君に「は?」と言われたけど、私も驚いてる。

まさかこんなに簡単に終わるなんて。

怒りの感情ってすごいのね。お風呂場でのことを思い出したら、“威光”がいつもより強く使えたわ。

「愛の力ってやつだな」

「ひゃあ!?な、なんで突然現れて、っていうかなんであなたがここにいるのよ!?」

「あ、ごめん、飛鳥。紹介忘れてた。こいつは霧下結哉。自己紹介はさっきしてたよな。白夜叉に頼まれただけだそうだから、これからよろしくやってくれ。なぁ結哉?」

「おう。お前が紹介を忘れていたのは少し気になるが、まぁこれからよろしく。飛鳥」

「そ、そうなの?十六夜君がそういうなら大丈夫そうね。よろしくね。結哉君」

・・・・・チッ

「結哉、今舌打ちしなかったか?」

「え?気のせいだろ」

いや、したけどね。

最初の俺の発言がもみ消されたことに対して舌打ちしたけどね。

まぁ別にいいけど。

「で、十六夜、飛鳥、その鉄人形・・・なに?」

「ふふっ、この子たちからもらった、ディーンよ」

飛鳥が黄色い精霊を肩に乗せる。

「へぇ~・・・は?造った?貰った?」

「ああ、そうだぞ。これ、もう飛鳥のギフトだ」

あ、まじですか。

「いろいろ驚かされるな・・・箱庭に来てほんとよかった」

「ヤハハ、俺もそう思うぜ」

「ふふっ、私もそう思うわ」

「ははは・・・っと笑ってる場合じゃないな。一回白夜叉のところへ戻るか」

「ヤハハ、そうだな。どこにいるかわからねぇけど」

「笑ってる場合じゃないわよ?十六夜君」

「じゃ、行くぞ。『空、変、転、参、空間の裂け目から扉を生み出す』」

「お?空間転移か?」

「なんか慣れてきたわね・・・自分が怖いわ」

『どうか・・・気をつけて』

たくさんの声に送られて、白夜叉のもとへとんだ。




霧下結哉のギフト名“閉じられた空間手術”(クローズド スペースオペレーション)
・・・名前なげぇ・・・詳細は後々。

ということで影が薄い結哉君の―――
結哉「誰が影が薄いだ!!?」
ギフトがようやくわかりました。
結哉「無視!?無視なのか!?」
レティシア「私だけか?今回も出てないのは・・・」
結哉「なに!?おい!それひどくないか!?」

レティシアにはすまない、と思っております。
次回こそ、たぶん出ると思います。

レティシア「たぶん・・・なのだな」
結哉「おい作者!?」

あ、言い忘れていましたが、結哉の性格はこんな感じです。
クラスに一人はいる元気のある人みたいな感じですね。
ただし頭がよくて、言葉を操るのが好きなやつです。

何か問題とかありましたら、感想までお願いします。
感想くれたらうれしいです。


この24話をもって、受験勉強のため、数週間停止します。
待ってくれている方、読んでくれている方、すみません。
たまに息抜きなどで更新するかもです。
ほんとにすみません。最も遅くて3月14日です。
でも、それまでに絶対1、2ページは更新すると思います。
では、次の息抜きのときに。



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