問題児たちと無から有を生み出す錬金術師が箱庭にくるそうですよ?   作:神流朝海

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こんにちわ

神川史夜です!

作者の楽しみで書いてるのでキツイ感想とかはできるだけご遠慮願いたいです。

先に言っておきますが「鋼の錬金術師」は関係ありません


では、どうぞ



箱庭の世界と友達
 問題児たちとの出会い


あ~~暇だ。

暇すぎる。

俺は神川史夜(かみかわ しや)

高校2年生くらいの歳だ。

 

ついでに錬金術師。

錬金術の中で不可能とされていた無から有を生み出す錬金術を開発した。

その開発した錬金術は俺以外には扱えないものだった。

なのに、大人たちがその研究結果の資料を出せ!とか言うから出してやった。

そして、それを実践しようとしたのか、研究員の錬金術師が1人、死んだそうだ。

あ~あ無駄な命削って。ご愁傷様。

それでも、大人たちは何度も質問をしてくる。

 

「なぜあの研究員は死んだのか?」

 

とかどうでもいい質問をしてくる。だから親切に教えてやった。

俺なりに親切に教えてやった。

 

「お前らの錬金術に対する発想が乏しいからだよ。バカどもが」

 

そう親切に教えてやったのになぜか目の前にいる男は殴ってこようとする。

もちろん・・・俺はよけない。いや、よける必要がない。

なぜなら、俺が錬金術をつかってそいつを消し飛ばしたからだ。

跡形も残らずに。

 

・・・飽きた。

 

家の一室に描いてある練成陣を描き、錬金術を発動させる。

そして目を閉じる。

目を開けたら、そこはもう家だ。

「空間転移」「瞬間移動」とも呼ばれる術式だ。

俺は自分の部屋の鍵を開け、部屋に入ると、目の前で突然手紙が「構築」されていった。

構築が完了すると、その手紙は俺の手の中に落ちていった。

 

「はははっ!!これはなかなかおもしろい!」

 

その手紙には、不思議な文章が書かれてあった。

 

『悩み多し異才を持つ少年少女に告げる。その才能を試すことを望むのならば、己の家族を、友人を、財産を、世界の全てを捨て、我らの"箱庭"に来られたし』

 

読み終わった瞬間、俺の体が光に包まれる。

 

「どういう術式だ?すごいな!!これ!!」

 

その後、俺、神川史夜はこの世界から消えた。

 

 

 

 

目を開けると・・・

 

「ん?なんだ?」

「へ?」

「え?」

「は?」

 

俺ら?が放り出された場所は上空4000メートルくらいのところだった。

ん?俺の他にも3人いる。

下は湖だし死にはしないだろ。

そんなこと考えてたら体が降下し始めた。

 

「きゃああ!!!」

「・・・・・」

「!!!???」

 

3人がそれぞれリアクションをとる。

俺はというと・・・

錬金術を使って。空間転移をする。

いっかい自分の体を分解して、別の場所で組み立てるだけだ。

それがそこら辺の術者にはできないとか。

ま、空間転移をして俺は陸地に無事、到達した。

他の3人は・・・

 

ザボォーーン!!!

 

うん、見事な落ちざまだ。

高く上がった水柱と共に、水しぶきが辺りを湿らせる。

その後3人ともすぐにあがってくる。

いや、三人と一匹か。

 

「いきなりなによ!?あんな高さに放り出して!!」

「それには同感だ。俺たちが放り出された場所がもう少し右にづれてたら岩の上に落ちてゲームオーバーだったぜ」

「・・・・・」

 

なんか俺だけぬれてないなんていやだな。

一人は学ランを着た同じ歳くらいの、ぱっと見ヤンキー。

一人は昭和時代から来たような、ぱっと見お嬢様。

一人は二人とはまったく違った服装で、ぱっと見普通。

 

「服、かわかそうか?」

「ん?そんなことができるのか?」

「逆に君たちにはできないの?」

「そんなことはできないな」

「できるならとっくにしてるわよ!」

「・・・・・」

「じゃ、はじめるぞ~」

 

ちなみになんで俺がこんなご機嫌なのかはこいつらが普通の「人」ではないからだ。

普通あんな高さから落ちたら死ぬし。下が湖でも。

(さっき生きるとか言ってたけど思ったより高かった)

それで、なんかおもしろそうだな~と思ってるから今こんなテンションだ。

今度は指を鳴らす。ただ1回、パチンと。

アニメのように炎がでるわけではない。

彼らを中心に体を覆いつくすくらいの大きさの練成陣が展開する。

そして練成陣が薄れていくとともに、服にしみこんだ水が湖に戻っていく。

 

「おお!こりゃすげぇ!!」

「うそ!ほんとにかわいたわ!」

「っ?・・・ありがと」

「お前、魔法使いとかそういう感じか?」

 

学ラン着た俺と同じくらいの男子が聞いてくる。

 

「いや、これは錬金術だけど?」

「・・・は?」

「いや、だから錬金術」

「はぁぁ!!!??」

 

かなりの衝撃を受けているようだ。

何を驚いているのだろう

 

「だって、・・・いや、ちょっと待て。お前、西暦何年のどこから来た?」

「とりあえずお前っていうのやめようぜ。俺は神川史夜。お前は?」

「俺は逆廻十六夜。で、史夜はどこからきた?」

「俺は2019年の日本の東京から来た」

 

俺は普通に答える。

 

「え?あなた何を言ってるのだって今は―――」

「ちょっと黙っててくれ」

 

うわ~女子にきつい一言。

 

「俺は2030年の東京から来た」

 

十六夜が言う。

 

「お前は?」

「答えてもいいけどその前にその「お前」っていいかたやめなさいよ。私の名前は久遠飛鳥よ。以後気をつけて」

「わかったよ。お嬢様」

「私は昭和の――――」

「オーケー、もういいぞ」

 

うん。ドンマイ。お嬢様。

 

「え!?最後まで聞きなさいよ!」

「で、そこの猫を抱きかかえている人は?」

「・・・私は春日部耀。私はみんなより未来から来た」

「やっぱりな」

「なにがやっぱりなんだ?十六夜?」

「俺らは同じ世界の人間じゃないってことだ」

「え?」

「・・・」

「うん、それが?」

「「は?」」

 

驚いた顔で俺は見られる。いったいなぜ?

 

「いや、だからそれがどうかした?」

「いやいやどうかするだろ。普通。」

「そ、そうよ!違う世界から来た人と話してるのよ!?私たち!」

「いや、別に錬金術の世界じゃ珍しくないし、そういうの」

 

すると2人は半ばあきれた、というようなため息をついた。

え?俺、なんかまずかった?

っていうかそろそろ出てきてもいいと思うんだけど。

 

「さっきからそこにいるやつ、でてこい」

「ん?なんだ?史夜きづいてたのか?」

「なんだ。あなたたちもきづいてたの?」

「「当然だろ?かくれんぼじゃ負け無しだぜ?」」

 

あれ?なんか十六夜とかぶった。まぁ、いいや。

事実だし、術を使ってのかくれんぼは負け無しだ。

 

「耀さんもでしょ?」

「耀でいいよ。・・・風上に立たれたらいやでも分かる。

 

その会話を聞いてから少し、空気が揺れた。

 

「はぁ~。こないなら俺が引きずり出す」

 

お札を1枚だす。

それには錬金術の練成陣が埋め込んである。

陰陽師と錬金術師が考案した、練成陣を使わない錬金術だ。いや、陰陽術に入るか?

これには起動するためにある言葉がいる。

 

「式神開放、転移、目標、・・・開け」

 

地面に落ちるとともに、地面に式神が溶けてゆく。

その様子を十六夜たちが見つめる。

すると数秒後、

 

「いたい!いたいですヨ!私のウサ耳が引っ張られてるのですヨ!!」

 

・・・・・

なんか来たな・・・・・

そんなウサ耳を持った人?に俺を除いた3人は冷ややかな殺気のこもった視線を向ける・・・・・

 

 

 

のではなく、

 

「なぁ!!今お前なにやったんだ?」

「す、すごいわ!!史夜君!!」

「私の世界にそんなのなかった」

 

耀が珍しく驚いた顔をしている。

珍しくっていってもさっき知り合ったばっかりだけどな。

 

「え?ちょ!?黒ウサギは無視ですの?ちょっとみなさま~!!」

 

ウサギコスプレがそんな悲痛な叫びをあげているとき、すでに耀の姿が視界から消えていた。

は?どこいった?

すると黒ウサギの後ろから耀が現れ、

 

「えい!」

 

耀が力いっぱいウサ耳を引っ張った。

そりゃもう、気持ちいいくらいに。

 

「フギャ!? ちょ、ちょっとお待ちを!! 触るまでなら黙って受け入れますが、まさか初対面で遠慮無用に黒ウサギのすてき耳を引き抜きにかかるとは、どういう了見ですか!?」

 

そのウサギの後ろで耀がクスッと笑って、

 

「好奇心のなせる業」

「自由にもほどがあります!!」

 

うわぁツッコミができるウサギねぇ。退屈しなさそう。

 

「これ、本物なのか?」

 

今度は十六夜が右側から引っ張る。

 

「・・・・・じゃあ私も」

 

・・・ってお嬢様までかよ!?

ましな人間いないのかよ・・・

 

「ちょ、・・・ちょっとまっ」

 

両方から同時に引っ張られた。

うわぁ~いたそ~。

黒ウサギが上げた、声にならない悲鳴は、木々を木霊して遠くまでとんでいった。

 

 

 

 




と、まぁこんな感じでゆっくり進めようと思います。


よろしくお願いしますっ
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