700万年続いた人類の歴史が今、幕を閉じようと……しておるわけもなく、ただただ平和に続いている。そんな平和を象徴するような文化、アイドル。その数多くあるアイドル事務所の内の一つである「ホロライブ」では、いつも様々なハプニングが起こっている。しかし、今日はそんなハプニングはなく、一人の少女が漫画を読んでいた。
「おはよーございまーす!」
そんな静寂を消し去るように現れたのは、ピンク色のコヨーテ、博衣こよりだ。彼女は返ってこない返事に寂しさを覚えながら事務所に入ると、漫画を読む少女が目に入る。
「ノエル先輩じゃないですか! なに読んでるんですか?」
その言葉に、少女、ノエルはこよりの方を見る。
「これ? 『終末のワルキューレ』。前に同時視聴した時に見たんだけど、もう、面白くってさぁ!」
こよりはノエルの気に入り様を見て、ある野望に近い考えが思い浮かぶ。しかも、現在こよりが研究している題材にピッタリで、これ程無いデータ採集のチャンスだった。
「じゃあノエル先輩、もし、もしですよ? その世界に入れると言ったら……どうしま……」
言い切る前に、ノエルはこよりの肩を掴み、目を輝かせていた。
「こよちゃん……それ、本当?」
「え、えぇ。やってみる価値はあります」
「是非、やりたい!」
ノエルは鼻息を荒くして、こよりをまじまじと見つめる。こよりは肩に乗っかったノエルの手を退かす。
「まぁ一応、できないことはないと思います。一度研究室に戻って、チャレンジしてみます!」
こよりは事務所の出口扉へと向かい、事務所から去る。
翌日、こよりはメンバーを全員呼び集めた。holoxメンバーは、このためにホロメン全員分のスケジュールの代替案の提案、事務所との相談を一晩で行ったため、目は充血し、息切れを起こしていた。
「吾輩達に……あんなことをさせておいて……これでしょうもなかったら……ただじゃおかねぇからな!」
ラプラスは怒りで頭を満たし、ガンギマリの目で呟く。それに周りの三人も頷く。
更に、ホロメン全員となると、事務所では狭い。そのため、経費で場所を借りているということもあり、holoxは倒産寸前だ。
そんな四人が気にされることはなく、こよりが壇上に上がる。
「先輩方も後輩ちゃん達も! おはようございまーす!」
現在午前七時。一部メンバーは大分死にかけである。
「あとholoxの皆も、ありがとねー! ……さて、早速本題に入りましょう! 今日、こよが発表する発明品はこちら!」
そう宣言すると、助手が何やら台車に乗せられた、大きな機械を運び、こよりの真横に降ろした。その機会は人一人分入るような形で、上部には何か本が入っていた。
「こちら、漫画の世界には入れる機械です!」
その瞬間、大量の歓声が上がる。それは喜びや野望によるものであり、純真な、清楚な心で喜ぶ者は少い。
「プロトタイプなので一作で、もうその枠も埋まってますが」
その瞬間、落胆声が上がる。
「ただ! バトル漫画の出場者側として出れます! さて、やりたい人はいますか……いや、初めは、この機械の提案者と言ってもいいノエル先輩、やりますか!?」
「うん!」
ノエルは立ち上がり、壇上に上がる。
さて、この作品原作の方が完結しないと、こっちも完結させられません。頑張ります。
胸板が薄いメンバーの胸盛りはありかなしか(暫く後に控えた登場者の演出のためのアンケートです。第四回戦ではありません)
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あり
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なし