バトルフィールドの雰囲気は変化し、海に囲まれた。フィールド上には三叉に分かれた槍を持つ男、ポセイドンが立っている。その神は観客席をも恐怖に落としている。
「そして、怒れる海神にあえて挑む無謀なバカ……あっもとい、人類はこの女だ!」
既に開いている扉に光が照らされる。瞬間、大量の魚が門からフィールドに向けて押し寄せてきた。魚達の飛沫の中には、一際大きなものが優雅に向かっていた。
「ホロ史上最強のVTuberは誰か?」
トビウオがフィールドを囲むように飛び始める。
「無からトークを生み出し続ける“話題の化身”宝鐘マリンか? 否!」
エビやカニが上陸し、ゲートのようなものを作る。それは彩り豊かで、美しかった。
「持ち前の幸運と不憫で視聴者に笑いを与える“幸運兎”兎田ぺこらか? 否!」
熱帯魚が作られた海を埋めつくし、海を彩る。そして、その中を青いフードが泳いでいる。浮き輪を持って。
「一度は枯れかけたものの、完全復活し、今でもその声とPONを届ける“電脳世界のエリート”さくらみこか? 否! 言わずとも分かるだろう! この女が最強だと!」
青いフードは岸へと辿り着くと、用意されていた階段の横に小エビで階段を作り、登っていく。
「たった一文字、たった一母音から全ては始まった! その一音が全世界の者を魅了した! 今では世界最多の登録者数を有し、圧倒的可愛さとクソガキで今もなお、前へ前へと進み続ける史上最強の硬骨魚類!その名も……」
ついにフィールド上に立った少女は、その青いフードを脱ぎ、青い眼で周囲を興味深く眺めている。
「がうるぅ! ぐぅ! らぁ!」
少女……がうるぐらはその手に持つ、三叉に分かれる槍を振り回す。その度に海の中の熱帯魚が動き回り、波が起こる。ぐらとポセイドン、両者が持っている槍は同じトライデントであるが、違う働きを持つ。ポセイドンのが海の神としての働きとするなら、ぐらが有するトライデントは……。
「神代表、第三峰、ポセイドン! 人類代表、第三峰、がうるぐら! ファイト!」
「行けぇ!」
海底都市の王の末裔としての働きである。
「……折角君を倒して、先輩達を侮辱したあいつを倒そうと思ったのに。残念」
ポセイドンの槍から落ちるダツの死体を、ぐらは悲しそうな目で見つめる。ポセイドンは、少々煩わしそうな顔をしていた。
ホロライブは皆最強です。異論は認めません
胸板が薄いメンバーの胸盛りはありかなしか(暫く後に控えた登場者の演出のためのアンケートです。第四回戦ではありません)
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あり
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なし