「はぁあ……りんごジュースうめえな」
飲みきったジュースを何処かへと投げ捨て、自身の斧で真っ二つに切り裂く。その光景を、ヘラクレスは不可思議そうに見つめていた。
「どうした?」
「……何故、何もないところからあの飲み物が出た?」
「……そういや言ってなかったな。私にもそらちゃんのクレヨンみたいにちょっとしたオプションがあるんだ」
そう告げると、すいせいは小さく息を吸い、声帯を通じて声へと変換していく。
「でも発明は兵器利用されて」
変換されたのは歌であったが、それは中途半端に終えられてしまった。そしてその時である。上空から数多の黒い塊が影から落とされてきたのだ。それらは地面に触れると爆発し、建物以外を粉砕していくのが遠くの光景から分かった。
「私の最大の武器のこの喉。こいつを本物の武器にしてもらった」
ヘラクレスはそれらの塊……爆弾を睨むと、手に持っている石柱が獅子から怪鳥の姿へと変化し、それを大きく振りかぶると共に強風が爆弾を全て押し返してしまった。
「へえ、やるじゃん」
「貴様の武器が何であろうと……貴様に俺は倒せん」
「……なら、ちょっと本気でも出しちゃおうかな」
すいせいは静かに目を閉じた。
「だって僕は星だから……StellaStellaあぁ!」
次にすいせいが目を開けたとき、その目は赤く染められ、その体は一番星のように光輝いていた。
「姿を変えたか」
「これでお前に勝てる」
そう叫ぶのと同時に、すいせいがその場から消え失せた。かと思えばヘラクレスの懐に潜り込んでおり、その脇腹をかっ開こうとしていたが、ヘラクレスによって止められた。
「くっそ」
止められた反動を利用し、すいせいはヘラクレスの後ろに存在している事務所近くまで移動する。直後、すいせいは斧を事務所に向かって振り上げると事務所は二つに切れ、ヘラクレスの方向へと倒れてきた。
「神っぽいなそれ卑怯♪ ぽいなぽいなぽい憧れちゃうわ!」
見事な高温がビルを包む。するとビルにまるで最高神を目前にしたような威圧が溢れだし、見るもの全てを緊張させた。ヘラクレスはその事務所倒壊に反撃することなく、ただ大人しく押し潰されていった。
「ふぅ……これで終わりだろ」
呟かれた直後、すいせいの足は何者かに掴まれ、遠くのビルに向けて投げ飛ばされた。受け身もできず、抵抗もできなかったすいせいはそれをもろに喰らい、背中には激痛が走った。
「くっそいてえ…………でも、戦いはこうでなくちゃなぁ!」
衝撃から震える足をすいせいは少々強めに叩き無理やり立つ。そして、視線を倒壊した事務所に向けると、そこには二本足で立つヘラクレスが存在していた。
リッパーの能力個人的に好き
胸板が薄いメンバーの胸盛りはありかなしか(暫く後に控えた登場者の演出のためのアンケートです。第四回戦ではありません)
-
あり
-
なし