そして、鈍い音は続けて鳴らされる。音は鳴らされるにつれて大きく、激しく成長していき、闘いの激しさも象徴していた。
「さすがっ……呂布とやっただけっ……あるな……」
打ち合いが続く中、確かにノエルは疲労していた。しかし、それ以上に闘いへの意欲と興奮が止められない。
そして、突然に音は止まる。それは他でもない、ノエルが止めた。ノエルはメイスをミョルニルを打って止め、地面へと叩きつけ、トールの手を狙った。
「第二ラウンド!」
その手に纏われた「ヤールングレイブル」が、こよりの技術でシミュレートされたワルキューレ、「
「第二……知っているのなら早い」
「なんで、利敵になるようなことを……まさかノエル……」
フレアは思い出す。ノエルは脳筋であることを。脳筋故に争いを求めることを。
そして、ミョルニルから煙が上がり始める。ミョルニル
が高温を持ち始めた故であるため。そして、ミョルニルは鼓動を始める。全ての生命が持つ命の鼓動だ。
「……やっと起きたか」
その時だ。ミョルニルにひびが入り、ひびから脈打つ肉が溢れてきた。トールは、まるで生物のような鼓動を持つハンマーをヤールングレイブルを取り外して応える。その時、床が陥没した。
「ふぅ……寝坊助で困る」
そして、トールは持ち手を握り、持ち上げる。血液のような液体を滴らせるハンマーを、トールは両手で支えている。
「人間……いや、ノエルといったな? 一つだけ頼みがある」
ノエルは真剣な面持ちで応える。トールは、ハンマーに電気を溜める。
「死ぬなよ」
遠くに身を置くノエルは、その電気の綺麗な青色をただ眺めるしかない。
そして、トールはミョルニルを動かし、そのままブーメランの要領で投げた。ミョルニルは回転しながらノエルへと向かう。一方、ノエルは野球の要領でメイスを構える。そして、ミョルニルが目の前に来た瞬間、メイスを横に振りかざすと、まるで野球のように跳ね返した。そして、トールは、戻ってきたミョルニルを手に取ると、遠心力を利用して過去に使用例が一度のみという、「
そのハンマーを、隕石のような一撃を、ノエルはメイスだけで受け止めた。腕は震えている。観客席からはしらけんを含めた大きな歓声が上がっている。
しかし、悲劇は起きた。それを受け止めたことにより、ダンスで鍛えられた強靭な足が儚くとも折れてしまった。ノエルが後ろに退くと共に、その折れは大きなものになり、ついには膝を着いてしまった。
「……歴史は繰り返す……かぁ……」
絶体絶命のピンチに、真っ先に救済の手を差し伸べたのは他でもない、彼女の脳細胞であった。
さあ脳細胞! どんな救済を行うのか!?
胸板が薄いメンバーの胸盛りはありかなしか(暫く後に控えた登場者の演出のためのアンケートです。第四回戦ではありません)
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あり
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なし