「続いては人類側、人類存続の希望を繋ぐ第二回戦の闘士は……こいつだ!」
ヘイムダルが叫ぶのと同時に、闘技場の床に一つの穴が開き、その中からステージが現れた。その上では、制服を着た女子高校生のホログラムが歌い、踊っていた。ゼウスも、その少女の躍りを見てノリノリに踊り始めた。
「なんか、目の前で自分が踊ってるのを見ると変な気分になるね……」
本物の少女はそう呟いた
「誰が予想できたぢろうか!? 家が燃えたアヒルが、お菓子の国の姫が、世界を征服する組織が、そして世界一の囚人達が! 個性豊かすぎるアイドルが存在するホロライブ!」
どんどんと闘技場から色とりどりのステージが生えてきて、その上では少女達が踊り歌う。しかし中には、具体的に緑やオレンジ、紫色等の計11個の欠番ステージもある。
「そんなホロライブは、たった一人の少女の夢から始まった! 『アイドルになりたい』。それは数多くの人々が見ては破れ去っていった夢。しかし、彼女は叶えたのだ! 友人の支えに、彼女自身の努力が加わり、世界に名を馳せるアイドルグループを作り上げた!」
そして、数多くのステージの中央に、一回り大きい穴が開き、ステージが上がってくる。それに乗る少女は、周りの仲間達に手を振り、観客達にも手を振る。
「ホロライブの歴史における始発点、努力の塊、そして、唯一の清楚の一人! 全ホロメンの始祖、その名は……」
そして、少女は手を振るのを辞め、ステージから飛び降りる。着地の間際、彼女はダンスで鍛えた受け身の体制をとり、無傷で着地した。そして、会場を観察する。
「ときのおおお! そおお! らああ!」
「かっこいい紹介、ありがとう!」
少し時間を遡る。
「誰かやりたい人いませんか!?」
しかし、誰もあがらない。やりたくないからではない。メンバーにはある、共通のことを考えていた。「アダムは人類の始祖である」ということ。そして、それを汲み取り、ある少女が手を上げた。
「私行きたい!」
ときのそら、最初のホロメンである。
「さあ、なんと第二回戦からときのそら対ゼウスというドリームマッチが実現だ! これぞ、人類と神の頂上決戦!」
その実況の後に、ゼウスはそらの元に寄る。
「のう、あれをやらんでええのか?」
「……
「そうそう、それそれ」
「それなら……上に」
そう言うと共に、上空にいた馬が羽を広げた。そこから、眼鏡をかけた少女が落ちてきて、そらと手を合わせる。すると、その眼鏡少女は形を変え、一本の、虹色に変わり続けるクレヨンに姿を変えた。
「く、クレヨン!?」
観客のどよめきが始まる。当然だ。クレヨンなんてお絵描きの道具にすぎない。しかし、クレヨンはクレヨンでも、そのクレヨンから彼女、ときのそらは懐かしい思いを感じた。
「さあ、始めるぜ! 神対人類最終闘争、ラグナロク! 第二回戦、神側ゼウス対人類側ときのそら! 開戦だ!」
クレヨン……どこかで……
胸板が薄いメンバーの胸盛りはありかなしか(暫く後に控えた登場者の演出のためのアンケートです。第四回戦ではありません)
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あり
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なし