神VS夢 最終闘争シミュレーション   作:架空柿

7 / 36
 ちょっと都合上、神側闘士と人類側闘士の紹介順番逆にします。


夢の始祖

「続いては人類側、人類存続の希望を繋ぐ第二回戦の闘士は……こいつだ!」

 ヘイムダルが叫ぶのと同時に、闘技場の床に一つの穴が開き、その中からステージが現れた。その上では、制服を着た女子高校生のホログラムが歌い、踊っていた。ゼウスも、その少女の躍りを見てノリノリに踊り始めた。

「なんか、目の前で自分が踊ってるのを見ると変な気分になるね……」

 本物の少女はそう呟いた

「誰が予想できたぢろうか!? 家が燃えたアヒルが、お菓子の国の姫が、世界を征服する組織が、そして世界一の囚人達が! 個性豊かすぎるアイドルが存在するホロライブ!」

 どんどんと闘技場から色とりどりのステージが生えてきて、その上では少女達が踊り歌う。しかし中には、具体的に緑やオレンジ、紫色等の計11個の欠番ステージもある。

「そんなホロライブは、たった一人の少女の夢から始まった! 『アイドルになりたい』。それは数多くの人々が見ては破れ去っていった夢。しかし、彼女は叶えたのだ! 友人の支えに、彼女自身の努力が加わり、世界に名を馳せるアイドルグループを作り上げた!」

 そして、数多くのステージの中央に、一回り大きい穴が開き、ステージが上がってくる。それに乗る少女は、周りの仲間達に手を振り、観客達にも手を振る。

「ホロライブの歴史における始発点、努力の塊、そして、唯一の清楚の一人! 全ホロメンの始祖、その名は……」

 そして、少女は手を振るのを辞め、ステージから飛び降りる。着地の間際、彼女はダンスで鍛えた受け身の体制をとり、無傷で着地した。そして、会場を観察する。

「ときのおおお! そおお! らああ!」

「かっこいい紹介、ありがとう!」

 

 少し時間を遡る。

「誰かやりたい人いませんか!?」

 しかし、誰もあがらない。やりたくないからではない。メンバーにはある、共通のことを考えていた。「アダムは人類の始祖である」ということ。そして、それを汲み取り、ある少女が手を上げた。

「私行きたい!」

 ときのそら、最初のホロメンである。

 

「さあ、なんと第二回戦からときのそら対ゼウスというドリームマッチが実現だ! これぞ、人類と神の頂上決戦!」

 その実況の後に、ゼウスはそらの元に寄る。

「のう、あれをやらんでええのか?」

「……神器錬成(ヴェルンド)ですか?」

「そうそう、それそれ」

「それなら……上に」

 そう言うと共に、上空にいた馬が羽を広げた。そこから、眼鏡をかけた少女が落ちてきて、そらと手を合わせる。すると、その眼鏡少女は形を変え、一本の、虹色に変わり続けるクレヨンに姿を変えた。

「く、クレヨン!?」

 観客のどよめきが始まる。当然だ。クレヨンなんてお絵描きの道具にすぎない。しかし、クレヨンはクレヨンでも、そのクレヨンから彼女、ときのそらは懐かしい思いを感じた。

「さあ、始めるぜ! 神対人類最終闘争、ラグナロク! 第二回戦、神側ゼウス対人類側ときのそら! 開戦だ!」




 クレヨン……どこかで……

胸板が薄いメンバーの胸盛りはありかなしか(暫く後に控えた登場者の演出のためのアンケートです。第四回戦ではありません)

  • あり
  • なし
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。