「私たち悪魔は、堕天使と太古の昔から争っているわ。冥界…人間で言うところの地獄の覇権を巡ってね、地獄は悪魔と堕天使の領土で二分化しているの。悪魔は人間と契約して代価をもらい力を蓄える。 一方、堕天使は人間を操りながら悪魔を滅ぼそうとする。ここに神の命を受けて悪魔と堕天使を問答無用に倒しに来る天使を含めると三竦み。それを大昔から続けているの。」
龍(悪魔と堕天使の戦いの最中に天使も乱入…ったく、どの世界でもそういう火事場泥棒みたいな事はする奴等はいるんだなぁ)
龍は理解していたが、一誠はというとあまりにも現実離れした話しに頭の処理が追い付いていなかった
一誠「いやいや、先輩。いくらなんでもそれはちょっと普通の男子高校生である俺達には難易度が高いお話ですよ。え?それとも、オカルト研究部ってこういうこと?」
リアス「それなら、この子は知っているかしら?」
そう言ってリアスが見せた一枚の写真に、黒髪の女性が写っていた。それを見た一誠の表情が険しくなった。
リアス「この子は、いえ、これは堕天使。昨夜あなたを襲った存在と同質の者よ」
いまだ言葉を発せ無い一誠に説明していく。
リアス「この堕天使はある目的があってあなたと接触した。そして、その目的を果たしたから周囲から自分の記憶と記録を消させたの。」
一誠「目的って・・・?」
リアス「そう、あなたを殺すため」
一誠「なんで俺がそんな!?」
リアス「落ち着いて一誠。仕方なかった…いいえ、運がなかったのでしょうね、殺されない所持者もいるわけだし…」
龍「運が無かった、ねぇ。そういう言葉で割り切れる様なものじゃねぇと思うけどな」
龍の発言にリアスはキッとした表情で睨む。
リアス「どういう意味?」
龍「酷な言い方をするけどよ、要はその堕天使が、一誠を殺す目的があったってことじゃねぇか?如何にも女とまともに付き合ったことのない奴と接触して、情報を調べ尽くしたら殺すという手口は、この界隈じゃよくあることだろ?」
リアス「…彼女があなたに近づいたのはあなたの身にとある物騒なモノが付いているかいないか調査するため。反応が曖昧だったんでしょうね、それでじっくり調べたら、確定したのよ。あなたが
一誠「
木場「
朱乃「現在でも体に神器を宿す人は存在するのよ。大半は人間社会規模でしか機能はしないものだけれど、悪魔、堕天使にとって脅威となり得るものもあるのです」
今度は祐斗と朱乃が説明をした。
龍(なるほど、話を要約すると一誠は神器を宿していて、堕天使に殺された。しかし、じっくり調べずに殺すとは軽率な堕天使もいたもんだなぁ)
リアス「じゃあ、イッセー。目を閉じてあなたの中で一番強いと感じる何かを心の中で想像してみてちょうだい」
一誠「一番強い存在、ド、ドラグ・ソボールの空孫悟かな…」
龍(それって漫画のキャラだよな、それで大丈夫なのか?)
そう思いながら龍は御茶を飲む。
リアス「それじゃあ、それを想像して、その人物が一番強く見える姿を思い浮かべるのよ。ゆっくりと腕を下げて、その場で立ち上がってちょうだい。そして、その人物の一番強く見える姿を真似るのよ。強くよ? 軽くじゃダメ」
一誠はかなり躊躇しながらポーズをとり始める。
一誠「ドラゴン波!!」
波動を撃つ感じにポーズを決めた瞬間、一誠の左腕に赤い籠手が現れた。
一誠「な、なんじゃこりゃあ!!?」
リアス「それが
そう言うと、リアスの背中からコウモリの翼が生えた。そして他の三人の背中からもコウモリの翼が生えていた。
木場「僕は木場祐斗。二人と同じ二年生ってことは分かってるよね。僕も悪魔です、よろしく」
小猫「…一年生、塔城小猫です。よろしくお願いします。…悪魔です」
朱乃「三年生、姫島朱乃ですわ。研究部の副部長も兼任しております。今後ともよろしくお願いします。これでも悪魔ですわ、うふふ」
リアス「そして私が彼らの主であり、悪魔でもあるグレモリー家のリアス・グレモリーよ。家の爵位は公爵。よろしくね、一誠」
そう言って各々の自己紹介は終わり、リアスは龍の方へと向く。
リアス「さて、次は貴方の番ね。不雀龍」
龍(…さぁて、どう説明したもんかねぇ?)
感想待ってます!