ハイスクールD×D〜セイバー〜   作:エルドラス

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シンフォギアxdがサービス終了。
ゲーム初めてまだ半年も経ってないのに…


異界の剣士

「疑問点は二つ。貴方が何者なのかという事とその目的は何なのか…教えてくれるかしら?」

 

(教えろっつってもなぁ、何者なのかは教えるとして、目的は……まぁ、教えても問題はないか)

 

「一つ目の疑問だが、俺はある人物を追ってこの世界へと辿り着いたんだ」

 

「この世界の?」

 

「…あぁ、まずはそこから説明しなきゃだな」

 

そう言うと龍は、ホワイトボードに自分の世界と一誠の世界の図を書く。

 

龍の異形界の地図には、それぞれのフィールドの名が書いてあった。

 

「左が、俺が住んでいる異形界の地図だ。見ての通り幾つかの領域、フィールドに分かれている」

 

「それで、私達の世界が右の図というわけね。」

 

流石に難しく話すと一誠の頭が沸騰しそうなので解りやすく図解で説明した

 

「調査する内に、俺が住んでいる異形界のフィールドの一つ、悪魔が生息するフィールドから悪魔達がこの世界に紛れ込んだことが分かった。原因は不明だがな」

 

「…貴方が住んでいる悪魔たちがこの世界に居ると言う話は分かったわ。けど、それならその悪魔を気配とかで察知は出来るはずよ。」

 

リアスの疑問はもっともだった。確かに、はぐれ悪魔にしろ、堕天使にしろ、侵入してきたら気配など察知できる筈だからだ。

 

リアスの疑問に龍がその問いに答えた。

 

「異形界の悪魔は気配を消すのが上手いだよ。それに、この世界の悪魔と違って代償さえ払えば何でもやるからな」

 

「願いを叶えるぐらいなら、問題されないと思うけどね」

 

「それはこの世界の悪魔ならと言う話だ。異形界の悪魔は人間を単なる餌レベルにしか思っていない。そんな悪魔共の討伐も俺の仕事だ」

 

「・・・人間を単なる餌としか思っていない、か」

 

リアス達の常識と異形界の悪魔達の常識が違う事にただ驚くしかないようだ。

 

「二つ目の疑問だが、俺には二つの血が流れている。一つは悪魔の血、そしてもう一つは…」

 

龍はそう言うと、背中から二つの羽を出現させた。

 

一つはコウモリのような悪魔の羽、そしてもう一つは、『純白の天使の羽』だった。

 

「天使の血、俺は悪魔と天使のハーフなんだ」

 

龍の発言にリアス達は驚愕した。それもその筈、この世界では天使と悪魔の両方の血を持つ者などあり得ないからだ。

 

そう、『この世界』では…

 

「俺の世界では天使と悪魔が混ざり合って子を残すことは可能なんだ。結構稀だけどな」

 

「つまり、龍さんはハーフデビルという事なんですね。」

 

「そうだ。まぁ、正式には『半天半魔』だがな。そして、俺は問題を起こした異形を狩る剣士だ」

 

(異形界の悪魔、半天半魔の剣士。どれもこれも聞いた事のない言葉ばかりで驚きと好奇の連続ね。それに、彼のあの強さ…堕天使の攻撃をモノともしなかった。是非とも欲しいわね。興味としてではなく、厳然たる思いとして…)

 

「ともかく、俺が話せるのはここまでだ」

 

彼が席を立とうとした時、私は彼を呼びとめた。

 

「ねえ、龍くん。単刀直入に言うけど、オカルト研究部に入らない?貴方の力を是非とも借りたい」

 

しばらくの沈黙が続き、彼の口が動いた。

 

「…断る」

 

「…それはどうしてかしら?」

 

予想外の返答で驚きから醒め鋭い眼光で彼を見据える。見れば朱乃、祐斗、小猫、遅れて一誠も各々警戒態勢に入っていた。

 

「そのオカルト研究部に入って、俺にメリットが無さそうだし、それに何より、俺は束縛されんのは嫌なんでな」

 

龍はやれやれという表情をしていた。だが、リアスは負けじと強くでる。

 

「そう簡単に了承することはできないわ。貴方の問題が起きると言うのなら尚更ね。私はこの土地の責任者として、問題の可能性のある貴方を放置することは出来ないわ」

 

「おいおい勘違いすんなよ?俺はお前らと敵対したいわけじゃねぇんでな。昨日兵藤を助けたのを忘れたのか?それとも、名家のお嬢様は敵意のない相手を無理矢理束縛させるのが趣味なのか?」

 

「…そう言う事を言ってる訳じゃないわよ」

 

「じゃあ力ずくで従わせるか?あんまお勧めはしねぇけど」

 

リアス・グレモリーは、確かにカリスマ性や力に関しては凄まじい。だか、やはり実践経験が少ないからかこう言う時に言い負かされるわけか…期待外れだな。

 

「悪いな、邪魔した」

 

龍は部屋から出ていこうと、扉に手をかけようとするが…

 

「…私は」

 

「あ?」

 

「私は、グレモリー家次期当主であるリアス・グレモリーは、あなたを見逃すことはできない!」

 

ビシッと龍に指をさすリアス。先程の理論、正論も無い。まるでただの子供の本心だ。しかし、真っ直ぐで良い言葉だ。

 

「…プ、アハハハハハハハハハハッ!!」

 

突然笑い出し、リアス達は呆然としたがリアスは我に返り、顔を赤くしながら憤慨した。

 

「ちょ、ちょっと!?笑う事無いじゃない!!」

 

「あー、悪い悪い、あまりにも子供っぽいから、つい笑っちまった」

 

龍はクククッとまだ笑っていた。対してリアスは顔を赤くして怒っていた。

 

「…良いぜ、お前らと協力しようじゃねえか」

 

「…本当ですか?」

 

「あぁ、ただし条件がある。お前らに協力してやるが、その代わり俺の仕事もお前らに手伝って貰う」

 

「あらあら、それなら大丈夫ですわね。」

 

「ええ、よろしくね。」

 

「さて、改めて名乗ろうか。俺の名は不雀龍、今後ともシクヨロォ」




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