お風呂は好きかな? 作:みいつけ党下っ端
作者です。
ネタがありません。
書いて欲しいシチュエーションあったら教えて欲しいとです。
作者です。
漫画喫茶かなんかで3巻まで読んで、アニメ見てる程度の知識なため、フリーレンのこれじゃない感が否めません。
作者です。
これを気に漫画買おうかとも思ってるけど、金欠です。
作者です。
作者です。。
作者です。。。
「なにをしている」
土砂降りの雨の中、一人のエルフが一人の魔族へと杖を向ける。エルフの目の前には、ピンク色の服を着た巫山戯た風貌の魔族が死体を一つの箇所に纏めていた。
四肢がバラバラになった者、胸を大きく切り裂かれた者、首が捻れている者。死に方は様々だが、言えることは、どの死体も苦痛に歪んだ顔をしており、"喰われた跡"がないのだ。
「弔いだ」
「…………なんのためにだ」
エルフは杖の握る力を無意識に強くする。
「勘違いするな。彼等をやったのは、俺ではなく、同族だ」
ここは、一つの小さな村だった。しかし、そこに一人の魔族が入り込み、一瞬にして、昨日まで平和だった村を血まみれの惨状へと変えた。小さな靴がハマった小さな足がエルフの目に映る。
杖の先に魔力が溜まっていく。
「撃つなら、せめて横から撃ってくれないか?そこから撃たれたら避けるに避けられないからな」
「なら、避けるな。潔く死ね」
「もう少し、穏やかにいけないものか。いや、無理か」
魔族は、諦めたようにため息を一つ吐くと、エルフのことなど気に留めること無く、倒壊した家まで行くと、瓦礫をどかし、そこにある死体を丁寧に運ぶ。
「ここを襲った奴は、子供みたいな姿の奴でな。腹を空かした子供の振りをして、村の中に入ったらしい」
「なら、その魔族は何処にいった」
「殺した」
エルフは顔を歪める。
魔族とは、"言葉"を理解する生き物だ。しかし、"心"を理解しない生き物だ。便利だから使う、効率的になるから使う、魔族にとって、言葉とはそういうものなのだ。子供の姿をした魔族が"お母さん"と言えば、途端に誰もがその魔族へと攻撃を辞める。逃げる隙を、魔法を編む時間を、相手の油断を、様々なものが生まれる"魔法のような言葉"。だが、何故それが"魔法のような言葉"となるのかを理解しない。それが魔族なのだ。
故に顔を歪める。エルフにとっては、目の前の魔族がしているのは、自分への命乞いにしか感じられないからだ。この魔族が村人達を殺し、づらかろうとした時に自分の魔力を感じ、時間稼ぎのために、こうしているようにしか見えないからだ。殺したという言葉も仲間はいないという油断を誘わせる為なのだろう。はっきり言って、反吐が出る。
「…………これで全部だな」
魔族は、並んだ村人達を一通り見た後、あたりを見渡す。そして、頷くと手を合わせて、目を瞑る。
エルフは、いつでも対処できるように杖を構える。
「"
村人達の周りが光りだす。即座にエルフは、この魔法が目潰しだと考え、魔族へ向けて魔法を放つ。しかし、魔法は魔族に着弾することなく、すり抜け、遥か遠くへと飛んでいって行ってしまう。エルフは、予想のしていなかった出来事に目を見開くが、すぐに気を取り直し、再び魔法を打つために魔力を溜め―――
「やめておけ」
先程まで視界に捉えていた魔族が目の前に現れ、杖に手を添え、上に向けることで中断される。
「時間の無駄だ」
男は、杖から手を離し、村人達の下へと戻っていく。そして、エルフが村人達の姿を見て、驚く事になる。
「傷が、治って…………」
「"修復する魔法"というのがあってな。それを俺なりにアレンジしたものだ」
村人達に怪我らしい怪我がなくなっていたのだ。四肢が繋がっている。胸元に大きな傷などない。首は綺麗にまっすぐだ。服も直され、元々なんの傷もなかったかのようになっていた。そして、村人達の表情は安らぐように静かだった。
「俺は、この村の弔い方を知らない。だから、俺のやり方となってしまう」
魔族は村人達に語りかける。死んだ者へと仲間が弔うように。死んだ者へと友が懐かしむように。死んだ者へと家族が慈しむように。
「一つ、聞きたい」
「なに?」
「人間の一般的な弔い方を知っているか?」
「…………土葬だけど」
「そうか」
その時、村のそこらから大きな透明な泡が湧き出てくる。エルフがその名を今、知る由もないが、"シャボン玉"は村人達へと集まる。そのシャボン玉は、雨が当たろうと割れること無く、村人達を守るように集まってくる。
「棺を用意することが出来ないのは済まない。作り方を知らなくてな」
シャボン玉は、ゆっくりと形を形成していき、棺のような形をした大きなシャボン玉へとなる。そして、ふわふわと宙に浮き出す。気付けば、雨はやみ、雲から顔を出した太陽は、シャボン玉を照らしていた。
その光景にエルフは思わず、目を奪われていた。
「おい、エルフ。穴を掘れないか?」
「……………はい」
「助かる」
エルフは、魔族に声をかけられ、はっとする。魔族がこちらを見ており、エルフとしては、聞いてやる義理など何処にもないが、渋々、村人達が置かれていた場所に全員分入る穴を開ける。
魔族はエルフに礼を言うと、指示するように手を振る。すると、シャボン玉の棺桶達が続々と穴の中へと入っていく。全て、漏れ無く入ったのを確認する。エルフは、魔族に声を掛けることなく、穴を埋める。そして、わかるように少し山を作る。
魔族は、ゆっくりと山へと登ると、頂上に小さな木の枝でできた棒を突き刺す。そして、ゆっくりとしゃがみこんで、静かに手を合わせる。
「ここの村の人たちは、いい人たちだった」
「…………」
エルフは、魔族の背中を見ながら、警戒は解かない。いつでも襲いかかってきてもいいように。
「魔族だとわかりながら、倒れていた俺の事を家の中に入れ、パンと温かいスープをくれた」
魔族は、思い出を溢す。きっと、自分の油断を誘う為のものだ。心など許してはダメだ。コイツ等の常套句だろう。
「礼をと思って、何度か山の動物を狩っては、村人たちに渡していた。子供達がはしゃぐように俺を囲んだのを覚えている」
なぜ、そんな悲しそうに語れる。お前は魔族だ。"心"のない化け物だ。やめろ。狙いがズレる。
「いつものように山の動物片手に村に行った。また、子供達は喜んでくれるだろうかと。森を出て目に入ったのは、愉快そうに笑うヤツだった」
エルフは、気付く。十字架の前にポタポタと雫が落ちているのを。まさか、泣いているのか?
「俺は、"心"というものに"理解"がある。だが、"わからない"んだ。それは、きっと魔族だからだろう。心が"人"だろうと、肉体である"魔族"に精神が引っ張られてしまう。だが、あぁ、そうだ。そうだった。悲しい、悲しいんだな、俺は」
エルフは、無意識のうちに杖をおろしていた。何故か、わからない。エルフがわかる事などないだろう。今もそしてこれからも。
エルフは気付くと、魔族の横へと立っていた。
そして、山には、綺麗な花畑が生まれる。
魔族は顔を上げ、横を見る。目の前には、自身と目線を合わせ、まっすぐと己を見る名も知らぬエルフ。
「聞かせて。この村の人たちのこと」
エルフは思う。この魔族のことを知りたい。エルフは、自身の魔族への憎悪がわからなくなるほど、目の前の魔族への興味が強くなっていた。
エルフは、魔族に手を差し伸べ、
「ぶっ!?」
顔に水をぶつけられた。思わず、尻もちをつく。目の前には、目を赤く腫らした魔族が一人。魔族は、エルフを"馬鹿にする"ように笑う。
「バカなんじゃないのか、お前は。魔族の言葉なんぞ、信用するもんじゃないぞ」
エルフは、カチーンと来た。怒ったのではない、苛ついたのでもない、ムカついたのでもない。しかし、先程までこの魔族に向けていた同情の気持ちなど、先程の泡と共に何処かへ飛んでいった。
「いいだろう。そこまで死にたいのなら、殺してやる」
「攻撃を外していたが大丈夫か?エルフは見た目の割に歳を食っているらしいな。老眼鏡をかけることをおすすめする」
よし、泣かす。コイツ、絶対泣かす。
エルフは、静かに決意した。最早、コイツにかけてやる慈悲など何処にもない。ぐちゃぐちゃのけちょんけちょんにしてやる。
「外で話そうか。魔族」
「寂しんぼか?一人でいけよ。エルフ」
その日、心優しき魔族が生まれた小さな村跡の花畑が場違いだと思えるクレーターがいくつも出来る事を二人は、まだ知らない。
これは、後の大魔法使い、葬送のフリーレンと呼ばれるエルフと、人と共に生きる魔族、オフロスキーの出会いの物語である。
【小さな村】
外の村との関わりがあまりない小さな村。魔族というのを知る人物は村の老人達。しかも口伝でなんとなく伝わってる程度の知識しか無かった故、危険なのをあまり知らなかった。
そこに魔族(にわか)のオフロスキーくんと交流を持ち、なんだ魔族いい奴やんとなり、魔族(ガチ)を招き入れ、壊滅。残念ながら、どのみち滅んでいた。
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