微睡み論破〜終わりの絶望と銀河鉄道〜   作:魚ノ芽朔

1 / 12
プロローグです
よろしくお願いします


Prolog

注意

 

この小説は、ダンガンロンパシリーズの二次創作物です

以下の項目にご注意下さい

 

◆グロ表現

◆前作(白鳥論破)のネタバレ

 

それでも良い方はどうぞ

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

Prolog ハロー、最後の希望(絶望)student

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

俺は──────何の為に産まれて来たのだろう。

 

何の為にここに来たのだろう。

 

もう、何も分からない。

 

だって、俺達は────────────

 

 

もう、あの星に帰れないのだから。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

時は遡り────────────

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

……

 

………

 

「……何だここは。」

「あ、起きたー!おはよ!」

「おはようございます。良く寝られて居ましたね。」

「……は?」

 

目が覚めたら目の前に紺色に宇宙柄のインナーカラーが入った髪のチビと、薄い紫色の髪の女が居た。

 

「……誰だお前達は」

「あぁ、そういえば名乗っていませんね。」

「じゃあボクからー!」

 

「ボクは空見宇宙(ソラミソラ)!超高校級の天文学者だよ!」

 

《超高校級の天文学者 ソラミ ソラ》

 

「私は筑波日彩(ツクバヒイロ)。超高校級の宇宙学者と言われています。」

 

《超高校級の宇宙学者 ツクバ ヒイロ》

 

……これは、俺も名乗らねばならないのか。

いや、向こうが名乗ったらこちらも名乗らねばならないのが礼儀なのだろうが。

……やるしか無いか。

 

「……俺は悟楽世命(ゴラクセミコト)。超高校級のエスパーだ。……言っておくが、仲良しこよしなどするつもりは無いからな。」

 

《超高校級のエスパー ゴラクセ ミコト》

 

「……なるほど、これがツンデレ……」

「は??」

「仲良しこよしはしないと言いつつ自己紹介はする辺り、ツンデレの気配が……」

「お前、自分が何言ってるか分かってるのか??」

「興味深い……」

「おい、話を聞け」

 

ツンデレがどうとか意味の分からない事を言い出した、この筑波とか言う女。

天然なのか素で言っているのか分からない。真顔だから余計にだ。

何なんだ……

 

ガヤガヤ…

 

「む!あっちの方から沢山声するよ!行こう!」

「おや、では挨拶に参りましょうか。さあ行きましょう、悟楽世さん(ズルズル)」

「おい、引っ張るな。俺は仲良しこよしは…」

 

クソっ、何なんだ。

ズルズル引き摺られている内に、ふと窓を見上げると…そこには。

 

「……は?」

 

下には地球があり……その上には、数多の星々が、煌めいていた。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

「はぁ……やっと解放され」

「あ!みこちんじゃーん!久しぶり〜!」

「……」

「お知り合いですか?」

「……満来、前にも言ったよな。『みこちん』はやめろ。」

「え〜?良いじゃん可愛くて〜!」

「可愛くない。」

「え〜!?」

「というかまずは名乗れ。」

「あ、それもそうだね!じゃあいっきまーす!」

 

「あたし、一ノ瀬満来(イチノセミツキ)!超高校級の旅人って言われてるよ!」

 

《超高校級の旅人 イチノセ ミツキ》

 

「よろしくお願いします、一ノ瀬さん。」

「よろしく〜!」

「えー、一ノ瀬さんなんて他人みたいだよ〜!もっと気軽に呼んで!」

「え、」

「満来、それ初対面の人間は困惑するからやめろと何度も……」

チラッ

「!(びくっ)」

「……お前、隠れてないで出て来たらどうだ?」

「ひ、え、」

「ちょっとみこちん!怯えてるじゃん!もっと優しく!」

「む……」

「あ、あの、大丈夫、です。出ます。」

コソコソ…

「で、名前は?」

 

「あ、あの、その……墓越独楽李(ハカノコマリ)、です。超高校級の、墓守、です……よろしく、お願いします…」

 

《超高校級の墓守 ハカノ コマリ》

 

「墓守って良く分かんないけど、凄そうだねー!よろしくー!」

「あ、は、はい、よろしく、お願いします」

「ねーねー、あっちからまだ声するから皆で行こうよ!」

「おい、まだ行くのか。」

「そりゃそうでしょ!みんなと挨拶しないと!」

「さぁ行きましょう、悟楽世さん(ズルズル)」

「だから引っ張るな!1人で歩ける!」

 

……本当に、生きている心地がしない。

何なんだ本当にコイツらは。俺は1人で歩けるぞ。

特に筑波、お前はさっき会ったばかりなのに俺に容赦が無さ過ぎるだろ。少しは遠慮しろ。全く……

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

「ソザ木、アンタええ加減顔上げや!ただでさえその前髪で顔見えへんのに、余計見えんやろ!」

「………!」

「…ん?……あぁ、人が来たのか。」

「どうも〜!挨拶回りに来ましたー!」

「お邪魔致します。」

「あぁ、ご丁寧にどうも。ほな、挨拶するで。」

「……」

 

「アタシはRAIN(レイン)。超高校級のプロゲーマー言われてんな。ま、よろしゅう。」

 

《超高校級のプロゲーマー RAIN》

 

「……私は、和田町千璃(ワダチチアキ)。才能は…今は、言えない。でも、いつか言う。よろしく。」

 

《超高校級の??? ワダチ チアキ》

 

「…RAINってのは、偽名だな?」

「流石はエスパー言うた所か。まぁアタシみたいな有名人は、偽名使わなアカンねん。そこんとこ許してな。」

「はーん……で、そっちのは何で才能言えないんだ。」

「何か色々あって言えないらしいで。まぁお楽しみてやつやろ。」

「……じゃあ後ろのデカいダルマは何だ。」

「…あ゙!?ソザ木、ええ加減自己紹介せえや!」

「…!……!」

「……お前、喋れないのか。」

「……(コクコク)」

「……ちょっと待ってろ、(ゴソゴソ)…これを使え。」

「……!」

 

『ありがとう』

 

「……ふん。」

サラサラサラ…

「……(ソソソ)」

「…綺麗な字ですね。」

 

『俺はソザ木って言います。超高校級のイラストレーター…とか言われてます。よろしく。』

 

《超高校級のイラストレーター ソザキ》

 

「何か、過去におっっもい事情で喋れんようなったらしい。理由は聞かんでやってな。」

「……(ペコっ)」

「……心因性失声症」

「!」

「お、何や。アンタ医学の知識あるんか?」

「……まぁ、少しね。」

「じゃあ何や、アンタの才能はそっち系か?」

「…秘密。というか……キミはソザ木君のこと、良く知ってるね。」

「あぁ、アタシとソザ木は昔馴染みなんや。ここに来るまでも割と交流あってな。」

「………」

「……『というか、RAINが何時の間にか来てうちの家で配信始めるんだけど』、だそうだ。」

「わぁ、ダイターン。」

「だってソザ木ん家居心地ええんやもん。さぁて、次行かなアカンやろ。行くぞ。」

「はーい。」

「じゃあ行きましょうか、ご」

「もう引っ張らなくて良い!自分で行く!」

「はいはい。」

 

ホントにコイツら呑気過ぎるだろう。

危機感とか無いのか。

自分達が居る場所分かっているのか!?宇宙だぞ!?

少しくらい慌てろ!

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

「何なんですの〜!?わざわざ呼ばれたから日本に来てやりましたのに、目覚めたらいきなり宇宙空間!意味が分かりませんわ!てかここってテツドウ?とか言うやつじゃありませんの!?ますます意味が分かりませんわ!大体人を呼んでおいて〜…(ベラベラベラ)」

 

一同「……」

 

「……(ハッ)…居たなら居たと言って下さいまし!?」

「……ごめんなさ〜い、いつ声を掛けたら良いか分かんなくて…」

「それもそうですが……貴方達誰ですの?」

「そういうお前も誰だ。」

「ち、ちょっとみこちん…」

「は、ハァ!?まずはそちらが名乗るのが礼儀では無くって!?」

「……(面倒臭いなこの女…)」

「……(シッ!失礼でしょ〜!)」

「あ〜、も〜!何なんですの!?こんな所に居られませんわ!帰らせて頂きます!」

「はわわ…待って下さいいい!ここは宇宙空間ですよ!帰れませぇーん!」

「ち、ちょっと!危ないって!」

 

ガシッ

 

「──────…危ねぇな、ここは仮にも宇宙空間だぞ。外に出たら死ぬだろうが。」

「……ッ!?」

「(あら〜)」

「(みこちんこう見えて、結構優しいもんね〜)」

「(おや、意外ですね。)」

「…〜〜〜〜〜〜〜!!」

「何だ、おい暴れるな。」

 

「あの方良く見れば髪を切れば私のドタイプですけれど、いきなり初対面で私の身体を掴むなどあまりにも無礼過ぎませんこと?いや私が危なかったからですけれどそれでも…(ブツブツブツブツ)」

 

「何なんだ……(サラリと姫抱きで降ろす)」

「〜〜〜〜、そういう所ですわよ、貴方!!」

「は?」

「みこちん、天然タラシ〜〜」

「意味が分からん。」

「と、というかいい加減名乗りなさい!無礼ですわよ!」

「あ、あぁ……」

 

(一通り名乗る)

 

「こ、コホン!失礼致しましたわ。」

「いや、こちらこそ何かすみません…」

「さて、そちらが名乗ったなら私も名乗らねばなりませんわね。」

 

「私はアリス・天峰(アマミネ)・マークス!超高校級のモデルやらと言われておりますわ!」

 

《超高校級のモデル アリス・アマミネ・マークス》

 

「私は学園に呼ばれるまでイギリスで活動していたのですけれど、いきなり目覚めたらこんな宇宙空間に居てびっくり所ではありませんでしたわ。それに〜…(ベラベラベラ)」

「……そこに居るのは誰だ。」

「スルーですの!?」

「わぁ、やっぱり気付かれてた。」

「そりゃ気付きますわよ、彼エスパーらしいですもの。」

「……ごきげんよう。」

「結構隠れて居たな……」

「まぁ、バレたからには自己紹介しないとね。」

 

「私は一十一紫乃(ニノマエシノ)。超高校級の弁護士って言われてるよ。」

 

《超高校級の弁護士 ニノマエ シノ》

 

「わたくしは時峰明珠(トキミネアンジュ)ですわ。超高校級の時計職人……とか言われてると思いますわよ。」

 

《超高校級の時計職人 トキミネ アンジュ》

 

「……私は有栖川鏡華(アリスガワキョウカ)。超高校級の令嬢です。」

 

《超高校級の令嬢 アリスガワ キョウカ》

 

「……(ジロジロジロ)」

「…何だ。」

「……(ジーッ)」

「……だから何だ。」

「ちょっと!?何をしてらっしゃいますの!?」

「…ふぅん。」

「……(嫌な予感が)」

「……(同じく)」

「…良いでしょう、今から貴方を」

 

「私の彼氏…いや、婚約者にして差し上げますわ!」

 

一同「はああああああ!?」

 

「……????(宇宙猫)」

「どうしよう、あまりの衝撃に命がスペースキャットになっちゃってる!」

「も、戻りなさい!落ち着いて、深呼吸…!」

「あっ、貴女自分が何を言ったか分かっていますの!?」

「えぇ、分かっておりますよ。貴女が先程この方をドタイプだと言ったので、先制攻撃しておこうかと。」

「意味が分かりませんわ!大体この方は〜〜(ベラベラベラ)」

「ち、ちょっと!あたしだってみこちんとずっと長い付き合いなんだよ!?簡単には渡せないってばー!」

「何でそこで第3勢力追加すんねん!アホか!?」

「………!(意訳:これぞ三角関係ならぬ、四角関係…)」

「命!何か、何か返事してやって!?」

「………」

「駄目だ、フリーズしてるよ!」

「あぁ、もう!次!次行くぞ!」

 

バタバタバタバタ…

 

俺はあの時フリーズして、何が何だか分からなかったが。

まさかあんな事に繋がるとは、今は思いもしなかったのだ。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

「……はっ」

「ようやく気が付かれましたか。」

「…俺、どのくらいフリーズしていたんだ?」

「うーん、かれこれ15分くらい…?」

「…地味に長いな……というか、ここは隣の車両か。」

「はい、僭越ながら私が運ばせて頂きました。」

「……それもそれでどうなんだ。」

「おっ、来た来た。」

「儂らが最後かのう?」

「……この様子を見る限り、そうだろうな。」

「あぁ、お前達が最後だ。」

「じゃあ、自己紹介するか。」

 

「俺は久音梓音(クオンアズネ)。超高校級の作詞家とか言われてるかな。」

 

《超高校級の作詞家 クオン アズネ》

 

「……俺は水戸鴉桃真(ミトガラストウマ)。超高校級の怪盗だ。」

 

《超高校級の怪盗 ミトガラス トウマ》

 

「儂は胡桃沢元人(クルミザワハジメ)というモンじゃ。超高校級の料理研究家じゃったかのう。」

 

《超高校級の料理研究家 クルミザワ ハジメ》

 

「自分は、雨ケ谷永(アマガヤハルカ)と言う。超高校級の弓道部等と言われている。」

 

《超高校級の弓道部 アマガヤ ハルカ》

 

「さて……何で俺達は宇宙空間に居るんだろうな。」

「さぁ…気が付いたらここに居たので…」

「ここ汽車だよね?て事は銀河鉄道?」

「いやいや、そんなまさか…あれ確か物語の世界のやつでしょ、現実にあるはずが」

 

ピーンポーンパーンポーン

 

『えー、御乗車の皆様にご連絡致します。まもなく出発いたしますので、最前車両にお集まり下さいませ。』

 

「…誰の声だ?」

「分かりません……車掌さんでしょうか。」

「こんな宇宙空間に車掌なんて居るんか?」

「うーん、謎が多いね。」

「とりあえず、最前車両に行こう。」

「…(コクッ)」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

タタタタタタタ…

 

「…ここか。」

「運転席に、誰か居ますね。」

「女の人…?」

 

『えー、皆様。この度はモノモノ銀河鉄道に御乗車頂き、ありがとうございます。ワタクシはシャショーというモノです。これから、よろしくお願い致します。』

 

《モノモノ銀河鉄道車掌 シャショー》

 

「シャショー…車掌?」

「そのままだな…」

 

『えー、それでは只今より、酔郷学園第116期生コロシアイ宇宙旅行を開始致します。』

 

一同「………」

 

「…は?」

「コロ、シアイ?」

「皆で、殺し合えって言うの?」

 

『その通りで御座います。こちらで設けたルールが御座いますので、貴方様方にはそれに従って頂きます。』

 

「ルールって言ったって、何処に書いてあるんや。」

「……?」

「見た限り、そんな物など無いと思うけど…」

 

『ルールに関しましては、今からお渡しする端末に記載されています。配布次第、確認して下さいませ。』

 

「…は?端末?」

「こんな宇宙空間で使える訳?」

「……」

「…おい、天峰。止めておけ。」

「…我慢なりませんわ。」

「……おい!」

 

「私達をこんなくだらない事に付き合わせて、誰が得になると言うのです!?今すぐ私達を地球に帰して下さいまし!」

 

ガァンッ

 

『……やれやれ、手荒な真似はしたく無かったのですが。そちらがその気なら……』

 

「何を、」

「……ッ、避けろ!」

 

ガバァッ

 

ズバズバッ

 

「……え」

 

『それ相応の罰を……おや?』

 

「……ッ!!」

「なん、で」

「…こんな、所で、仲間を、失う訳には、いかね、えだろ」

「みこちん!?」

「は、早く、手当」

 

『やれやれ…想定外にも程がありますよ。治療道具はそちらに御座いますので、ご自由にお使い下さい。…和田町さんなら、余裕で使いこなせるでしょう?』

 

「……言われなくとも」

「わ、だち」

「ちょっとじっとしてて、私が治療する。……絶対、キミは助かるから。」

「……分かっ、た。」

「……」

 

こうして、俺達のコロシアイ生活がスタートした。

俺はこの先、ちゃんと戻れるのだろうか。

それは、誰にも分からない。

まさか、あんな結末が来るなんて誰も予想出来なかったのだから。

 

「……キミ達は、必ず私が此処から出してみせるから。絶対…絶対、コロシアイなんてさせない。」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

『……地野立、大丈夫か。』

『大丈夫です。ただ……あちらへのアクセスが一切出来ないので、現時点での介入は出来ませんね。』

『うーん……どうしたらいいんだろう。』

『みんな、また救えないのは嫌なのん…』

『何とかして、介入しなければならんな。』

『俺も色々弄ってみるけど、あんま期待はしない方が良いぜ。』

『あぁ、』

 

『俺達の、二の舞にはさせないからな。……千璃、生徒達を頼んだぞ。』

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

Prolog

 

ハロー、最後の希望(絶望)student

 

END

 

残り生存者数

 

16名

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

アイテム獲得

 

宇宙でも対応!スペースモノモノタブレット

 

シャショーから渡された謎のタブレット。

どういう原理かは不明だが、何故か宇宙空間でもネットやゲームが出来る。意味が分からない。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。