前作とプロローグを読んでからをおすすめします
注意
この小説は、ダンガンロンパシリーズの二次創作物です
以下の項目にご注意下さい
◆グロ表現
◆前作(白鳥論破)のネタバレ
それでも良い方はどうぞ
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CHAPTER1 あなたとわたしのハジメテノ○○○○○
START?
▶YES
NO
Now Loading…
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「……」
「怪我の調子は如何ですか?」
「…動けなくは無い。」
「なるほど、無理はしないで下さいね。」
「あぁ。」
天峰を庇って背中に傷を負ってから数日。
大分動けるようになり、俺は今外を眺めている。
相も変わらず、数多の星々が輝いて見えるだけ。
どこに向かっているのか、俺にはさっぱりだ。
すると、しばらくしてアナウンスが流れた。
『えー、御乗車の皆様にご連絡致します。まもなく、ケプラー62fに着きますので、外に出る準備を整えて下さいませ。』
「…ケプラー62f?」
「……ハビタブルゾーンに属する可能性のある星ですね。」
「ハビタブルゾーン?」
「えぇ、ハビタブルゾーンとはいわゆる、地球のようにある一定の条件下…生命が生存出来る環境にあるかもしれない領域の事を言います。実際に生命が確認された訳では無いのですが、その星が回る恒星の温度や恒星からの距離を見積もった結果、ハビタブルゾーンに属するかもしれないと言われているんです。」
「なるほどな…」
「あくまで可能性なので、私達が居られるかは分からないのですが…そこの所は、どうなんでしょう。」
「行ってみなきゃ分かんないよね。」
「…とりあえず、行くか。」
プシュウウウウ…
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「着いたが…ここは」
「街、ですね?」
「でも、誰も居ないみたいだね。」
「……ん?あそこに何か……」
『ミッション:1
新しい服に着替えて気分転換してみよう!
ミッション:2
奥にある遊園地で遊び尽くそう!
ミッション:3
遊び疲れたら遊園地内のホテルに泊まって休もう!』
一同「………」
「……これは、」
「……やるしか、無いか。」
「そうやな。幸い、服屋も色々あるっぽいしな。」
「まぁ、サイズがあるかが問題だけど…」
「あ、髪切る所もあるよ!誰も居ないみたいだけど!」
「自分で切れって事かよ……超高校級の美容師なんざ居ないぞ、ここに。」
「ま、まぁお好みでって事じゃない?」
「それもそうか。」
「……(意訳:とりあえず、行こう?)」
「そうだな。」
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「俺は一先ずこれで良いか。」
「おっ、良いじゃん!おっしゃれ〜!」
「良く見たらお前と同じ柄だな…」
「あ、ホントだー!」
「…筑波、お前は着替えないのか。」
「いえ…何を着たら良いか分からなくて。」
「大方、遠慮でもしてるんだろう。これとかどうだ。」
「え、それは私には可愛らし過ぎでは…」
「似合うと思うぞ。着て来い。」
「え、え、」
「良いじゃん、似合うと思うよ!」
「え、あ、い、行って来ます…」
ゴソゴソ…
シャッ
「ど、どうでしょうか…」
「うん、似合うな。」
「え、あ、ありがとう、ございます…?」
「おっ、やっぱり似合ってる!かわいーい!」
「じゃあ次はこれを…」
「え、ちょっと、私の意思は…」
「良いから。」
「着て着てー!」
「え、えええぇ……(キャパオーバー)」
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「ここが遊園地だな。」
「結構本格的だねー!観覧車もジェットコースターもあるし、売店もあるとか凄いじゃん!」
「……遊園地、初めて来ました。」
「そうなの?ボクもだよ!じゃあ一緒に回ろ!」
「そうですね、よろしくお願いします。宇宙さん」
タタタタタタ…
「行っちゃったね。」
「あぁ。……俺達は俺達で回るか。」
「うん!そうと決まれば行っくぞー!」
「おい、あんまり急ぐと転ぶぞ…」
「そんなに楽しめる時間無いんだもん、急がなきゃ!」
「む……それもそうだが……」
「ほらほら、最初はどれにする?」
「話を聞け…」
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「……」
『ジェットコースターは背中の傷に響くと思うからみこちんは駄目!』
「…暇だな」
カツカツカツカツ…
「…ん?」
「…誰か、お待ちですの?」
「天峰……満来にジェットコースターは傷に響くから乗るなと言われて、待っている。」
「まぁ、それはそうですわね。」
………
「…隣、座っても?」
「あ、あぁ。」
「まさか、無人のはずの惑星にこんな豪華な所があるなんて、思いませんでしたね。」
「そうだな。誰かが建てたのか何なのか…」
「生命は今の所存在しないと聞いた気がするのですけれどね…」
……
「…これ、食べます?」
「……クレープ?」
「えぇ、毒は無いと確認しましたのでご安心下さいまし。そこの屋台から貰って来ました。」
「…どうも。」
「礼には及びませんわ。…それでは。」
「…あぁ。」
俺は貰ったクレープを食いつつ、宇宙を見上げる。
ここに居ると、何か良く分からんが不思議な感じがする。
これからどんな星が待っているのか、全く予想が付かないが…少しだけ、楽しみだ。
「あー!みこちんクレープ食べてる!良いなー!」
「さっき天峰に貰った。クレープならあっちで貰えるらしいから行って来い。」
「アリスちゃん来たの!?えー、喋りたかったー!行って来まーす!」
「ホント、騒がしい奴だな…」
そう言いつつも、俺は満来を見送る。
そろそろホテルに帰らなければ、暗くなるなと考えつつも帰りを待つ。
この幸せだけは、今だけでも護りたい。
これが、惨劇になるとは露知らずに。
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「ホテルも何か凄いな……豪華と言うか何と言うか。」
「ホントにね〜!まるで大豪邸に来たみたい!」
「食事も予め用意されてるし、至れり尽くせりだね。」
「えぇ、そうですね。明日も早いでしょう、早く寝ませんか。」
「…もうそんな時間か。じゃあな。」
「おやすみー!」
「おやすみなさい。」
「おやすみなさーい!」
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ザザッ
ザザッ
「……何処だここは」
「みこちん。」
「…!?満来…」
「ごめんね、みこちん。あたし……もう、ここに居られないみたい。」
「おい、待て!──────…っ、待てと言っているだろう!満来!」
ザザーッ
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ガバッ
……
………
「何だ、いまの」
嫌な予感がする。
嫌な汗をかいている。
寝られない。
どうしたらいい。
今……深夜。
夜時間だ、外に出たら危ない。
でも、嫌な予感がしてならない。
満来、無事だろうか。
もしかしたら…と思うと、気が気でない。
俺は、どうしたらいい。
そんな事を考えているうちに、俺は──────
ガチャンッ
ダダダダダ…
部屋の外へ、走り出していた。
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部屋に居ない。
ダダダダダダダダ…
商店街にも居ない。
ダダダダダダダダダダダダダダダ…
残るは、遊園地。
真っ暗闇の中の、遊園地。
怖いだのなんだの、言っていられる状況じゃ無い。
何があってもおかしくない。
俺は、遊園地を駆け回った。
すると、背後から────────────
「悟楽世さん?」
「つ、くば、何でここに」
「何か、嫌な予感がして。それで出て来たんです。」
「俺もだ。……一緒に行くか?」
「…行きましょう」
そして俺達は、また遊園地を駆け回った。
何処だ、何処に居る。
観覧車。
ジェットコースター。
コーヒーカップ。
屋台。
水上ボート。
ゴーカート。
そして……
「………なん、で」
「……これは、酷い」
どうして。
何で、お前が。
あんなに楽しそうに、遊園地を駆け巡っていたお前が。
確かに、そこに居たお前が。
何故、どうして。
一ノ瀬満来は、忍者屋敷で────────────
縄で首を吊り、胸元にクナイが刺さったまま、最期の華を飾っていた。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
許さない。
許さない。
あの人からこの子を奪った事を、許さない。
あの人を、泣かないあの人を泣かせたあなたを許さない。
春、夏、秋、冬。
春夏秋冬は1年に1度しか訪れないもの。
1つの季節に、同じ物なんて存在しない。
だから、あたしは季節ごとに、色んな土地を巡るの。
だって、その方が楽しいじゃない?
いつか、きみと一緒に色んな季節を巡れたら良いな。
あたしね、きみとやりたい事、たっくさんあるの。
だから、一緒に────────────
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CHAPTER1
あなたとわたしのハジメテノ○○○○○
START?
▶YES
NO
Now Loading…
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ピーンポーンパーンポーン
『えー、夜分に失礼致します。死体が発見されましたので、生存している皆様は死体発見場所にお集まり頂き、捜査を開始して下さいませ。場所は遊園地忍者屋敷内で御座います。一定時間の後、学級裁判を開始致します。なお、モノファイルは皆様のお近くに御座います。』
そんな、無機質なアナウンスが流れる中、俺は死体を見つめる事しか出来なくて。
息が出来ない。
苦しい。
胸が、心が苦しい。痛い。
呼吸が荒くなる。
身体が震える。
嫌だ、何で、どうして。
そんな事しか考えられない。
周りがぼやけて見える。
呼吸が苦しくて、心の臓が痛くて、気持ち悪い。
誰か、誰か────────────
「──────…悟楽世くん、大丈夫?気分が悪いなら、ちょっと向こう行こうか。」
「わ、だち」
「大丈夫、大丈夫……捜査は、私達に任せて。」
「でも、おれ」
「無理しなくて良いんだよ。……今は、少し休もう。ね?」
「……分かっ、た」
いつの間にか、他の奴らが到着していた。
全員、動揺した面持ちで。
俺は、言われるがまま遊園地のベンチに寝かせられた。
和田町は少し様子を見た後去ったが、俺は見てる事しか出来なくて。
「満来……」
死んだアイツの名を、呼ぶ事しか出来なかった。
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モノファイル一覧
【被害者】
超高校級の旅人 一ノ瀬 満来。
遊園地内の忍者屋敷で、首を吊りクナイが胸に刺さった状態で発見された。
死因は失血死と見られる。
他に目立った外傷は無いと思われる。
【凶器】
首を吊っているロープは直接な死因では無いと確認。
胸に刺さったクナイは、忍者屋敷内の物だと判明。
道具置き場のクナイが1つ消えていたので、これだと思われる。
ロープの出処は用務室か。
【彼女の自室に置いてあった手紙】
おそらくそれで忍者屋敷に呼び出されたと確認。
手紙の差出人はほとんど掠れていて良く見えないが、『◾︎楽◾︎◾︎』と書いてある事が確認された。
詳細は分かっていない。
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「………」
「悟楽世さん、大丈夫ですか」
「命、具合悪かったって?大丈夫?」
「……だい、じょうぶだ。」
「ほうか?あんま無理せえへんようにな。無理は禁物やで。」
「……(うんうん)」
「…分かっている。」
「じゃ、行こっか。」
「えぇ。」
ザッザッザッザッザッ……
「………」
『あー!また怪我して!駄目でしょー、ちゃんと止血しなきゃ!』
『こんなもの、舐めときゃ治る。』
『治らないよ!?ほら、手当するからおいで!』
『もー!ホントお兄ちゃんは世話が焼けるんだから!』
『◾︎、お前が言うな。』
『どっちもどっち!もー、この似た者兄妹は…』
『お前達姉弟も人の事言えないぞ。』
『言い訳しない!ほら、やるよ!』
「……
昔懐かしい情景を思い出しつつ、俺は裁判場に向かった。
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『あなた達は、本当に似た者同士の似た者兄妹と似た者姉弟ね。喧嘩はしないでね。』
『分かってますよ、先生!』
『俺は高校卒業したら孤児院居られねえんだぞ、尚。分かってるよな?』
『ぐっ…分かってるもん!お兄ちゃんをちゃんと、支えるんだから!』
『ホントかよ…』
『出た〜、尚ちゃんのブラコン。』
『命兄ちゃんも結構シスコンだよね。』
『『ブラコン(シスコン)じゃ無い!』』
『うーん、この。』
『此処を出たら、くれぐれも無茶しないようにね。』
『はい。』
『はーい!』
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許さない。
許さない。
例えどんな理由があろうとも。
人を殺めた者は必ず粛清されるべき。
例えそれが、どんなに親しい相手であろうとも。
例えそれが、愛の告白をされた相手であろうとも。
許されざるは罪である。
さぁ、幕を開けよう。
裁きのときだ。
皆よ、人を殺めた者を粛清せよ。
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────── 学級裁判 開廷 ──────
俺は、隣の遺影をじっくり見つめてから前に向き直る。
真実を見つけなければ、生き残れない。
例えそれが、仲間を殺す事になろうとも。
「まずは…検死結果から伝えようか。」
「は、はい……超高校級の、旅人、一ノ瀬満来、さん。死因は、その……胸を刺された、事による失血死と、思われ、ます。首に巻かれたロープは……死因では……無いと思われました。」
「じゃあ何故ロープが首に巻かれていたんだ?死因では無いなら意味が無いだろう。」
「アレじゃないかのう、何かトリックに必要だったのでは無いか?」
「トリックに使われた?ますます意味が分からんな。直接的に死因に使われたならともかく、死因が失血死であるなら何故ロープを使う必要があった。」
「そういえば……あのロープね、あの舞台の幕の裏側に繋がってたんだよね。それも、結構下の方まで引かれてた。」
「…ほう?」
「となると……犯人が、一ノ瀬さんを動けなくする為にロープを設置した上で、ロープを掴んだ瞬間に引いた…とかでしょうか。」
「……じゃあ、何故絞殺で済ませなかったんだ?」
「確かに…どうしてだろう。」
「あの太さのロープなら人を殺める事も出来るだろう。なのに何故、犯人はクナイで刺した?」
「……」
「どうしたんや、ソザ木。何か気付いたか?」
「……『そのロープでは、殺せなかったから?』」
「……!」
「……満来はああ見えて、死にやすそうで死なない奴だ。そう簡単には死なん…と思う。」
「なるほど……」
「大方、用具室に入ってロープまで用意して設置して殺そうとしたのに死ななくて、もだもだしてクナイをぶっ刺したのでしょうね。」
「……ん?」
「……有栖川」
「何故お前は、そんなに詳しく知っている?」
「……別に、あの状況であればその程度分かるでしょう」
「いや、俺でもあの場所は少ししか見れていないが、そこまでは分からなかった。何故お前は、そこまで情景が読める?エスパーでもなんでも無いのに。」
「……それは、」
「………アレを使うか」
「悟楽世くん?」
「何を…?」
「………」
キインッ
「……ッ、」
「…大丈夫?」
「大丈夫、だ。……犯人は、特定出来た。」
「ほう?……誰だ?」
「……お前だよな。」
「……有栖川。」
「私ですか?何故?」
「理由は俺でも説明出来ないが……事件の真相を説明しよう。まずお前はあの手紙……満来へ俺の名前を騙って・・・・・・・・手紙を書いて呼び出した。あの手紙、掠れまくっていたが一文字だけ視認出来た。……『楽』の字がな。」
「……この中で、楽の字が入るのはお前だけだな。」
「…あぁ。それで満来は忍者屋敷に入り、あの吊り下げられたロープを発見したんだろう。大方、好奇心で弄ったり持ち上げたりしただろうな。」
「やりそうですね…一ノ瀬さんなら。」
「そして満来がロープに手と頭をかけた所で……お前があのロープを引いた。そして首を吊る状態になったものの、満来はいくら経っても死ななかった。それに痺れを切らしたお前は気を失った満来を襲い……クナイを刺した。……何か、相違点はあるか?」
「……ありませんわ。」
「……どうして」
「…ホンット、貴女は自分勝手ですわよ。昔から…」
「……人の事を言えるのですかね、貴女。」
「…お互い様です。」
「そろそろ投票のお時間です。ご準備は宜しいでしょうか?」
「…あぁ。」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
投票に移行致します。
誰に投票致しますか?
アマガヤ ハルカ
▶アリスガワ キョウカ◀
✕イチノセ ミツキ✕
クオン アズネ
クルミザワ ハジメ
ゴラクセ ミコト
ソザキ
ソラミ ソラ
ツクバ ヒイロ
トキミネ アンジュ
ニノマエ シノ
ハカノ コマリ
ミトガラス トウマ
レイン
ワダチ チアキ
アリス・アマミネ・マークス
アリスガワサンに投票致しますか?
▶YES
NO
アリスガワサンに投票致しました。
見事、クロを見つける事が出来ました。おめでとうございます。
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「お見事。超高校級の旅人一ノ瀬満来サンを殺害したのは、超高校級の令嬢有栖川鏡華サンでした。発見、おめでとうございます。」
「有栖川。」
「……」
「何故、満来だったんだ。」
「……」
「…お前は、満来を殺す理由なんて無かったはずだ。そもそも、何故俺の名前を……」
「……あの方が、貴方に愛されているのが、羨ましかったんです。」
「……」
「私は初日、貴方を彼氏にすると断言しました。それなのに…貴方は一ノ瀬さんばかり見ていて。それが、羨ましくて、妬ましくて。だから、殺したんです。」
「…有栖川、」
「……後は、あの女さえ消えれば私だけを見てくれるはずだったのに。どうして…どうして私を見てくれないのですか。私は完璧な女ですよ。何故、何故!」
「……ッ、」
「……先程から聞いていれば、ズケズケと勝手な事を」
「…は?」
カツカツカツカツカツカツカツカツ…
パァンッ
「な、にを」
「貴女、一ノ瀬さんが亡くなってから彼の顔を見た事がありますか?」
「悟楽世さんの、顔?」
「その反応、見ていないのでしょうね。すぐ近くに居るのですから、見なさいッ!今、直ぐに!」
「…今更、顔なんていつ、も」
「……!?」
「悟楽、世さん」
「何故、泣いているのですか?」
俺は泣いていた。
やるせない怒り、悲しみ。
満来を救えなかった悔しさ。
有栖川の気持ちに応えてやれない悔しさ。
全部、全部流れて行く。
止めたくても止まらない。
俺は、唇を噛む事しか出来なかった。
「…!?……!?」
「だい、じょぶ、だから」
「いやいや、大丈夫じゃ無いでしょ!?」
「あ、わたくし、は」
「……この方を泣かせた罪は重いですわよ。」
「う、」
「死んで償いなさいッ!」
「……ッ!」
「…そろそろ、行きますよ。」
「…はい。」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
GAME OVER
アリスガワサンがクロに決まりました。
おしおきを開始します。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ガシャンッ
ヒュウウウウウ…
ドシンッ
『あなたは1人前?映す価値なし?真剣!格付けチェック!
超高校級の令嬢 有栖川 鏡華 処刑』
2種のバイオリンの音色が流れる。
「…A」
ピンポーン!
2種のオーケストラが流れる。
「…B」
ピンポーン!
2種の盆栽が現れる。
「…B」
最後に、2種の肉を食わせられる。
「……!?」
1つ、口にした瞬間。
有栖川は噎せ返った。
あれは何の肉だ。
人肉……だったら、それは
ブブーッ
不正解のブザーが鳴る。
そして────────────
バクンッ
バクンッ
バクンッ
「……ッ、嫌っ!?」
後ろから、大きな大きな口が現れ────────
バクンッ
ブシャッ
有栖川は口に飲み込まれ、何時しか有栖川の居た場所には『映す価値なし』のレッテルが貼られていた。
──────おしおき、完了。
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「……」
「……お疲れ様でした。これにて学級裁判を閉廷致します。少しした後出発致しますので、やり残しがある場合はお早めにどうぞ。」
「……これが、まだ続くのですか」
「…脱出したければ、『私』を倒して下さいませ。」
「……」
「では、これにて失礼致します」
コツコツコツコツ…
フラッ
「悟楽世さん、大丈夫ですか。」
「大丈夫、だ。……少し、街に出る。」
「…行ってらっしゃい。」
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アイツらと別れた後、俺は街の床屋に着いた。
そして、髪を切る用のハサミを取る。
「……」
『みこちん、セミロングも良いけどさー。ショートとかボブも似合いそうだよね。』
『俺は好きで伸ばしてるんだ、今更変えん。』
『えー、絶対似合うのにー!』
『それにあまり短いとこれで結えん。』
『えー!ハーフアップにすれば良いじゃん!』
『面倒臭い。』
『えー、何それー!』
シャキンッ
シャキンッ
シャキンッ
シャキンッ…
……
………
「…今更、変えないなんて言ったのにな。」
スタスタスタスタ…
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『えー、まもなく発車致します。お忘れ物なきようよろしくお願い致します。』
「命は?」
「街に出ると言って来ないのですが…」
「ん?来たか?」
「あ、ホントだ!おーい、みこ…」
「おや」
「おお!」
「…!」
「あら」
「今、戻った。」
「髪、切ったのですね。」
「すごーい!似合ってるよ!」
「どうも。……ハサミも一応持って来てしまった。」
「まぁ、ええんとちゃう?使うかもしれんし。」
「…(うんうん)」
「じゃあ、行こうか。」
「あぁ。」
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「……」
すやすや…
「寝ちゃったね。」
「えぇ。夜遅かったですし、泣き疲れたのでしょう。寝かせてあげましょうね。」
「はーい。」
「それにしても……星が、綺麗ですね。」
「…うん、こんなに間近に見られるなんて思わなかった。」
「これからどんな星が待ち受けているんでしょう。」
「それは、誰にも分からないよ。…そう、誰にも。」
「……えぇ。」
俺達の旅は続く。
あの星に帰れるまで、どんな事が待ち受けているのだろう。
そんな事を思いつつも、俺は眠りについたのだった。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『…千璃、そちらはどうだ?』
『うん、何とか。行先は分からないけど、今は次の星を目指してるよ。』
『そうか…なるべく早く、帰れるようにするから。生徒達を頼んだぞ。』
『うん、義兄さんも無理しないでね。』
『あぁ。またな。』
『また。』
ブォンッ
『……末明、もうすぐだからな。』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
CHAPTER1
あなたとわたしのハジメテノ○○○○○
END
残り生存者数
14名
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ぼちぼち最後まで投稿したいと思います
よろしくお願いします