長いのでお時間のある時にどうぞ
注意
この小説は、ダンガンロンパシリーズの二次創作物です
以下の項目にご注意下さい
◆グロ表現
◆前作(白鳥論破)のネタバレ
それでも良い方はどうぞ
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CHAPTER3 どうでもいい事ほど中々忘れないのがヒトの運命
START?
▶YES
NO
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『あれ?あたし達…死んだよね?』
『そのはずですが…何故ここに?』
『おはよう。気分はどう?』
『貴女は…?』
『私達は酔郷学園の教職員だよ。現在はあんた達の面倒を丸ごと見ている。──────それでさ、今までに起こった事、覚えてるかな?』
『…えぇと、分からないです。』
『あれ?覚えてない?…いや、そりゃそっか。あのね、まずは──────』
『この状況に至った経緯から話した方が、良いかな。』
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「…?」
「あ、起きた。おはよー。」
「おはようございます。御加減は如何ですか?」
「…まだ、ねむい」
「あはは、確かにまだすごい眠そうだね。」
「でもそろそろ次の惑星に着きそうなので、起きた方がよろしいですよ、ナツさん。」
「…じゃあ、起きる。」
むくり…
「あと、どのくらいで着きそうなんだ。」
「うーん、まだアナウンスは鳴ってないんだけど…あと数十kmくらい?」
「…近いのか遠いのか分からん。」
「おそらく大分近付いているのでは無いでしょうか。次の惑星系が見えて来ましたからね。」
「そうか…」
ザザッ
『えー、御乗車の皆様にご連絡致します。まもなくモノモノ銀河鉄道は、グリーゼ667Ccに到着致します。御降車の準備を整えて下さいませ。』
「… グリーゼ667Cc?」
「……えぇと、確かスーパーアースとされている惑星ですね。」
「スーパーアースとは?」
「基本的な条件はハビタブルゾーンと同じですが……地球と同じく、岩石で出来た惑星の事を言います。それにグリーゼ667Ccは、生命が存在する可能性が非常に高い惑星かもしれないと言われているので…宇宙人が居るかは分かりませんけどね。」
「今までのどの惑星を見ても、誰1人居なかったから居ないんじゃないか。そもそもこの宇宙空間すら本物か分からんから微妙なラインでもある。」
「それもそうですね。」
ガタン…ゴトン…
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「着きました……が、」
シーン…
「何も無いぞ、何だこれは。」
「まっさらですね。」
「謎の空間は健在だけどね。」
ピピッ
『えー、皆様。右手奥をご覧下さいませ。』
一同「右手奥?」
キョロ…
「あれは…」
「エレベーター、でしょうか?」
「他に何も無いのに、何でエレベーターあるんだよ。」
『今回の惑星には、地下都市が御座います。皆様には、そこで一時生活をして頂きます。』
一同「地下都市!?!?」
「街と遊園地、図書館と天文台と来て今度は地下都市か…」
「また誰も居ないかもしれないね。」
「まぁ、その方が気が楽ですし良いでしょう。」
「そうであるな!さぁ、参ろうぞ!」
「元気だな、ホント…」
「ちかとし、たの、しみ。」
「せやな。何があるか分からんから、用心せなあかんで。」
「分かっておりますよ。羽目を外さないように。」
ガヤガヤガヤガヤ…
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ヴィーン…
ドンッ
ヴィーン…
一同「……広っ……」
「いや、広過ぎないか。」
「私達、ここを全部周り切れるでしょうか…」
「まぁ、別に全部周らんでもええんとちゃう?気になるとこだけ行けばええ。」
「そう、だね。」
「とりあえず、手当り次第行くか。」
「そうですね。」
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「相変わらず誰も居ないな……ん?」
『女達の友情の物語が、今始まる!○○論破シリーズ最新作、ドラマ『神無論破』、鋭意制作中!』
「…何だこれは。意味が分からん。」
「あ、ナツさん。何か見つけましたか?」
「日彩……何か良く分からんポスターを見つけてな。」
「どれどれ……○○論破シリーズって、何ですか?」
「俺も良く知らんが……一部の界隈で人気を博しているらしいな。何が面白いんだか…」
「なるほど…帰ったら、観てみたいですね。」
「嘘だろお前、あれ観たいのか…」
「えぇ、興味を惹かれまして。まぁ帰れたらですけど…」
「…それもそうだな。」
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「………」
ゴロン
実はこの星に来る間に見た夢で、『俺の正体』を思い出した。
俺の記憶にあるあの思い出は、全て作り話なのだと。
そして、彼奴ら…116期生の事も、空見の事も、そして…和田町の正体も。
だが、今この状況で話せる訳が無い。
いかにバレずに潜り込むか、ずっと考えて来たのだから。
きっと、死んだアイツらは俺の事など覚えていない。
だって、『ここ』から出たらそんな記憶など消されるのだから。
『ここ』に閉じ込められた『彼女』も、何れはここから脱出出来るだろう。
あとは────────────
「ここをどうやって、乗り切るかだな。」
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『──────あれ?』
ポロポロ
『何で、あたし、泣いてるんだろ。』
『誰か、誰か忘れちゃだめな人が居たはずなのに、』
『どうして、どうして』
『何で、思い出せないの……!?』
ザザッ
『─────────満来!』
『あたしの名を呼んでいた貴方はだあれ?』
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ザザッ
ピーッ
ザザッ
『鳴月……』
『何だ。』
『ボク達、ちゃんとお勤め出来るかなぁ。みんなを、ちゃんと支えられるかなぁ。』
『大丈夫だ、お前ならやれる。……
『!…そうだね!あ、そういえば…ホントは『鳴月』じゃ無いんだっけね、キミ。』
『…あぁ、そういえばそうだったな。』
『何だっけ、えーっと……』
『おいおい、相棒の名前を忘れたのか?俺の名は──────』
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スタスタスタスタスタスタ…
「鳴月、どしたの?」
「墓越と時峰が居ない。探しに行く。」
「こまと明珠が?……ボクも行くよ。何かあったらたまったもんじゃ無いからね。」
「あぁ。」
「…お2人とも、お気を付けて。」
「うん、行って来ます。」
タタタタタタ…
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何処だ。
何処に居る。
この星から出られる訳が無い。
だから、確かにこの地下都市に居るはずなんだ。
タタタタタタタタタタタタタタタタタ…
ガチャッ
バタンッ
ガチャッ
バタンッ
ガチャッ…
「……見つけた。」
こんな所で、死ぬなんて。
寂しかったろう。
苦しかったろう。
痛かったろう。
そんな事を聞いたって、応えは返って来ない。
時峰明珠は、地下都市の奥の奥の奥の部屋で──────
首から血を流し、地に伏したまま最期の華を飾っていた。
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許さない。
許さない。
可愛いあの子を奪った貴方を許さない。
こちらは素晴らしい一品です。
あのかの世界一有名な時計職人が作った、からくり時計となっております。
え?動いていない?
あぁ、これはこうやって動かすんですよ。面白いでしょう?
作った彼女の技巧は素晴らしいものです。
アタクシも会った事がありますが、とてもとても愛らしい方ですよ。
貴方様も、いずれお会い出来るでしょう。
だって、彼女は───────────────
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「こま、こま…!」
ここにも居ない。
何処に居るの?
何処に行ってしまったの?
何処にも居なくならないで、と言ったのはキミでしょ。
何でキミが居なくなるの?
死体でなんて、発見したくないよ。
ねぇ、何処に居るの?
ガチャッ
バタンッ
ガチャッ
バタンッ
ガチャッ
バタンッ
ガチャッ…
「なん、で」
独りは嫌だと言ったキミが。
何でこんな所で独りで。
墓越独楽李は、暗い暗い墓地の中で─────────
目から血を流して、最期の華を飾っていたんだ。
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許さない。
許さない。
臆病で優しいあの子を奪った貴方を許さない。
わたしには誰も味方は居なかった。
でも、お墓が、幽霊さんたちが慰めてくれたの。
幽霊さんたちはずっと、誰よりも優しくて。
わたしをいじめた人を、懲らしめてくれるって。
だから、わたしはそのお礼にお墓を守るの。
だから、わたしはお墓を傷付ける人はきらい。
お墓を傷付ける人には、スコップで成敗しちゃうんだから。
わたしを怒らせたら、こわいんだよ?
あの人を、傷付けたらゆるさないからね。
もし、傷付けたなら───────────────
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CHAPTER3
どうでもいい事ほど██████████
ザザッ
ザザッ
誰にだって汚れようが死のうが護らなければならないものがある
START?
▶YES
NO
Now Loading…
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ピーンポーンパーンポーン
『えー………死体が発見されました。生存している方は死体発見場所にお集まり下さいませ。尚、此度は二箇所御座います。地下都市内最奥の家屋と、地下都市内墓地に御座います。一定の捜査時間の後、学級裁判を開始致します。モノファイルは御近くに置いてありますので、其方をご確認下さいませ。』
「二箇所…という事は、2体あるという事ですか?」
「た、ぶん」
「早く行くぞ、探しに行ったあの2人が見つけたんやろからな。」
「おう!参ろうぞ!」
「………」
「…どうした。」
「…別に。」
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「宇宙さん!」
「ひ、いろ」
「これは……墓越さん…ですね」
「どうしよう、こま……こまが」
「宇宙さん……一先ず深呼吸しましょう。吸って、吐いて…」
「すぅー…はぁー…」
「御上手です。……落ち着いたら、捜査を始めましょう。」
「…うん、やろう。」
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「ナツ!」
「…来たか。」
「……とき、みね」
「…そんな、」
「俺が来た時にはうつ伏せで倒れていてな……おそらく、不意打ちで殺されたんだろう。」
「そうかもしれないね。…検死は、任せて。」
「儂も手伝おう。…誰がこんな事を。」
「今はそんな事考えている暇は無い。始めるぞ。」
「う、ん」
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モノファイル一覧
【被害者】
超高校級の時計職人 時峰 明珠。
首から血を流してうつ伏せで倒れているのを発見された。
死因は頸動脈を貫かれた事による即死と見られる。
薬を使用された形跡は無い。
【凶器?】
傷口の形状から、何か先端の細いもので刺されたと思われる。
アイスピックが近いものと推測。
他の場所からそれらしき物が持ち出された形跡は無い。
【虹咲の証言】
昨日深夜、地下都市内のホテル内から外出する時峰明珠を見掛けたと言う。
ヘッドドレスや首から提げていた時計は付けていなかったとされる。
犯人がその後出て行ったかは不明。
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モノファイル一覧
【被害者】
超高校級の墓守 墓越 独楽李。
眼球から血を流して倒れているのを発見された。
死因は失血死か。
他に目立った外傷は無い。
また、薬を使われた形跡は無い。
【凶器?】
おそらく時峰明珠と同じ凶器だと思われる。
アイスピックが何処から持ち出されたものかは不明。
【犯人の落とし物?】
遺体の傍に、千切れた細い紐のようなものが落ちていた。
詳細は不明だが、犯人の物かもしれない。
用途は不明。
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ザザッ
ザザッ
『日彩!聞いてくれよ〜、███が〜』
『先生、俺の成績どうでした?また1位?』
『クッソー!抜かされたー!やっぱりあそこをもう少し復習しとけば良かったな…』
『俺な、お前らとは比べ物にならないくらい凡人だけど…それでも、俺はお前らと分かち合いたい。駄目か?』
『もうすぐ修学旅行だな〜!俺あそこ行きたいんだ、あのでっかいタワー!』
『お前ら、卒業してもずっと友達だからな!にひひ!』
ザザッ
ザザッ
ザザッ
『やだ…みんな、の、とこに、かえ、る、んだ』
ザザッ
ザザッ
『かえ、れなくて、ごめん、おれ』
ザザッ
『おまえ、らと、もっと、あそ、びたかった…よ…』
ザザーッ
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一同「!?!?!?!?!?」
「…どうした。」
「どうしたの?」
「……宇宙さん、ナツさん、貴方達は」
「一体、『何者』なんですか?」
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許さない。
許さない。
大切な仲間を殺したあなたを許さない。
例えどんな理由があろうとも。
人を殺めた者は必ず粛清されるべき。
例えそれが、どんなに親しい相手であろうとも。
例えそれが、誰かを守る為の何かであろうとも。
許されざるは罪である。
さぁ、幕を開けよう。
裁きのときだ。
皆よ、人を殺めた者を粛清せよ。
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────── 学級裁判 開廷 ──────
3度目の学級裁判が始まる。
増えた遺影を見つめ、俺は前に向き直る。
さぁ、真実を見つけよう。
「まずは、検死結果を頼む。」
「分かった。まずは超高校級の時計職人、時峰明珠さん。死因は頸動脈を貫かれた事による即死だね。他に目立った外傷は無かったよ。」
「……ふむ」
「そしてもう1人。超高校級の墓守、墓越独楽李さん。死因は眼球を貫かれた事による失血死…かな。他に目立った外傷とかは無かったけれど…」
「けど?」
「2人の共通点は、何か先端が尖っている物で殺害されたようなんだよね。多分、アイスピックか何かかな。」
「アイスピックか…ここにそんな物あったか?」
「周辺を組まなく探しましたが、そんな物はありませんでしたね…」
「ゆう事は、犯人がどっかから持って来た、って事やろか?」
「でも、もって、これる、かな?」
「今まで色々手に入れたりして来ましたが、持って来れる物など無かった気がしますね。」
「じゃあ、犯人が元から持っていたという事か?何の為に持ち込んだ?」
「………」
「…どうした久音、黙り込んで。」
「……別に、アイスピックとかじゃなくても、マイナスドライバーとかあるんじゃねーの。」
「いや、形状的にマイナスドライバーは無理だと思う。マイナスドライバーなら、もっと大きな傷口になるはずだからね。」
「…でもよ、」
「……久音、お前」
「何か知ってるな?」
「……」
「喋る気は無いか。…なら、」
キインッ
「……ッ」
「…無理しないでね。」
「…あぁ。これで犯人が分かった。犯人は…」
「久音、お前だ。」
「……は?」
「…いや、お前達、と言った方が良いか。」
「何言って、」
「お前は二重人格者なんだろう。大方、もう1つの人格の方があの2人を殺したんだろ。だからお前は、それを知らない。」
「……」
「どうなんだ?……そろそろ、出て来ても良いだろ。」
「…はは、」
「ははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!」
「……来たか」
「バレちまってはしょうがねえなぁ!そうだぜ、俺様が」
「俺様こそが!超高校級の殺人鬼、
《超高校級の殺人鬼 クオン・スライサー・アズキ》
「聞いた事があります。…全国各地で無差別殺人を起こし続けた、猟奇的殺人犯だって。」
「あぁ、そうだよ。あーあ、もう少しで皆殺し出来ると思ったのになー。」
「……」
「そろそろ、投票に移りますよ。」
「…分かっている。」
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投票に移行致します。
誰に投票致しますか?
✕アマガヤ ハルカ✕
✕アリスガワ キョウカ✕
イシカミ ナツキ
✕イチノセ ミツキ✕
▶クオン アズネ◀
クルミザワ ハジメ
ソザキ マドカ
ソラミ ソラ
ツクバ ヒイロ
✕トキミネ アンジュ✕
ニジサキ リンネ
✕ニノマエ ユキノ✕
✕ハカノ コマリ✕
ミトガラス トウマ
ワダチ チアキ
アリス・アマミネ・マークス
クオンクンに投票致しますか?
▶YES
NO
クオンクンに投票致しました。
見事、クロを見つける事が出来ました。おめでとうございます。
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────── 学級裁判 閉廷 ──────
「お見事。超高校級の時計職人、時峰明珠さんと、超高校級の墓守、墓越独楽李さんを殺害したのは、超高校級の作詞家…いえ、超高校級の殺人鬼、久音・スライサー・亜月さんでした。発見、おめでとうございます。」
「久音。」
「あ?んだよ。」
「何で、あの2人だった。」
「…べっつにー?誰でも良かったんだよ。良い加減良い子ちゃんで居るのも疲れたしさー。誰でも良いから殺そーと思ってー。あの弱っちーチビを呼び出して、殺したんだよ。んでさ、最初はお前、お前殺そうとしたの。」
「ボクを…?」
「そーそー。そしたら通りかかったあの女が来てさー。俺様にこう言ったの。」
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『お願い、します…!あの人を、殺さ、ないで…!』
『あ?じゃあお前が殺されてくれんの?』
『…良いでしょう、こま、が代わりに、なります。その代わり、あの人には、手を出さ、ないで、下さい。』
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「馬鹿だよなー。お前の為に身代わりになるなんてよ。ま、その後はお前らの推理通りだわ。」
「…信じられません。」
「こま……」
「あー、でも」
「それだけじゃつまんねーから、やっぱお前殺すわ。」
「…は?」
「…何を言ってるんだ。」
「俺様これでも殺人鬼なんでさー、2人殺しただけじゃつまんねーんだよねー。じゃ、サクッと殺っちゃお☆」
「……ッ!」
「…避けろ!」
俺が、前に出る前に。
大きな影と、小さめの影が俺達の前に来て。
ドサッ
アイツを蹴り飛ばした。
「…望、凜希」
「…ってーな。もうちょっとだったのに邪魔すんじゃねーよ。」
「…みんな、を、ころさせ、ない。」
「アンタには悪いけどな、アタシらが生きてる限り…この子らには手ェ出させへんで。」
「チッ……じゃあまずテメェらから」
ガシッ
「…は?」
「…おいおい、何で止めんだよ梓音。俺様はお前の為に」
カランッ
「おい、梓音!やめろ、やめろって」
「…まさか」
「アイツ自身が抵抗してるのか?」
「……おい、シャショー……」
「何でしょう?」
「何でしょうじゃねーよ……早く俺を連れてけ……コイツが本気で手を出す前に……」
「久音……」
「良いから……早く……ッ!!!」
「……では、参りましょうか。」
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GAME OVER
クオンクンがクロに決まりました。
おしおきを開始します。
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ガシャンッ
ブィーーーン…
『殺人スライス・アイラブ殺人♡
超高校級の作詞家 久音 梓音/超高校級の殺人鬼 久音・スライサー・亜月 処刑』
久音の目の前に、人集りが現れる。
それを見るや否や、久音は次々に人々を斬りつけていく。
その顔は、快楽を示すような、それでいて苦痛を味わうような面持ちだった。
おそらく快楽は裏人格、苦痛は表人格の方だろう。
ある程度人が減った後、目の前に巨大なハンマーが現れる。
すると、久音の顔が青ざめた。
そして──────そのハンマーは、久音に降り掛かった。
グシャッ
グシャッ
グシャッ
久音は、何度も何度もハンマーに押し潰され──────
……
跡形もなく、肉片となった。
──────おしおき、完了。
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「──────…皆様、お疲れ様でした。一定の休憩時間の後、グリーゼ667Ccを出発致します。お忘れ物の無きようご注意下さい。…それでは。」
コツコツコツコツコツ…
「…こまも、明珠も、そして…梓音も、きっと、まだ死にたくなんて無かったよね。」
「…あぁ、そうだろうな。」
「……それでも、これは仕方ありませんから。」
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「……」
「ナツさん。」
「…何だ。」
「あの質問に答えて下さい。…貴方と宇宙さんは、一体何者なんですか?」
「…今は、答えられん。ただ、一つ言えるのは──────」
「お前達には、まだ知らなくていい事もあるという事だ。」
「…どういう意味ですか」
「そのうち分かる。……そろそろ、行くぞ。」
「…はい。」
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「……」
ガタン、ゴトン…
ガタン、ゴトン…
「…『お前』も、もう少し生きていたかっただろうに。」
亡くなった者は戻らない。
いずれ来る別れがあったとしても。
俺が『アイツの代わり』だったとしても。
俺は────────────
「全部、全部背負ってコイツらを支えるから、見守っておけよ。『俺』」
虚空の彼方に、俺と同じ顔の男に向かって、そう告げた。
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CHAPTER3
どうでもいい事ほど中々忘れないのが人の運命
誰にだって汚れようが死のうが護らなければならないものがある
END
残り生存者数
9名
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時計型ペンダント
時峰 明珠が普段から首から提げていたペンダント。
ペンダントとしてだけでなく、時計としても使えるスグレモノ。
帽子
墓越 独楽李が身につけていたベール付帽子。
小さな頃に幽霊さん達から貰った、とは本人談。
羽根ペン
久音 梓音/久音・スライサー・亜月が身に付けていた羽根ペン。
見た感じはアクセサリーだが、一応普通に羽根ペンとして使える…らしい。
お読み頂きありがとうございました。
次章もお楽しみ下さいませ。