何故かFクラスの俺のリアルな生活   作:にこちゃえもん

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2話

「おお神風。どうだ、Fクラスになった気分は」

 

校舎に入ろうとすると、歩く暴力兵器こと鉄人、いや西村先生が話しかけてきた。

 

「そんなこと聞かなくてもわかるじゃないですか。少なくとも嬉しいなんていう人はいないですよ。」

 

バカにとっては普通と思っているだろうが。少なくても俺はそんなことになりたくない。

 

「まあ、そうだな。次の振り分け試験は後のこともちゃんと考えろ。実際、お前はAクラスにいける実力があるとは言わない。だがな、Fクラスになることはなかっただろうな。」

 

そんなことを言ってくれるんだったらもう1度、振り分け試験を受けさせてくれたら良いのにな。でも、なんか元気は出てきた。

 

「でもまあ、Fクラスにはお前が知っている奴が結構いるぞ。だから、今年は今年で楽しめ。じゃあ、教室に行ってこい。」

 

最近、鉄人が優しく思えてきたが、気のせいか?

 

「あっそうそう神風。補習ではみっちり扱いてやるから

な。」

 

少しでも、優しいと思った俺がバカだった。やっぱり俺はバカか。バカといえば、同じクラスの奴といえば誰だろうか?

とりあえず明久か。いくら調子が良かったとはいってもバカだからなあ。

あとは、あまり思いつかない。明久がバカすぎるのかは知らないが他の奴は結構普通に感じる。

じゃあ教室に行こうか。

 

 

 

 

そしてー

 

 

 

 

 

Fクラスってどこにあるんだろうか?

行ったことがないし、見たこともない。目の前にはAクラスがあり、ここから見渡してもFクラスは見つからない。

 

もしかして迷った?

 

「あれ?竜矢じゃない。こんなところでどうしたの?」

 

周りをきょろきょろしていると優子が目の前にいた。

 

「ああ優子か。実はその、なんだFクラスの行き方がわからなくてさ探してるんだ。もうすぐ、チャイムが鳴るから急いでるんだけど。」

 

そう言うと優子は呆れたような目で俺を見てきた。これはまさしく、バカを見る目。

 

「Fクラスは旧校舎よ。自分の教室ぐらい覚えておきなさい。ああそうそう、愛子もAクラスよ。アンタもあんな失敗をしなかったら、Aクラスになれてた?」

 

この疑問形はもう俺にAクラスは無理だと言いたいのか。

 

「無理無理。俺がAクラスなんて無理に決まってる。まず全ての点数が良くないといけないのに、理数系でもなく、文系でもなく、副教科が得意でもない俺にはCクラスも厳しいだろ。」

 

すると優子は何故か笑い出した。

 

「アンタそんなこと思ってたの?別に全部、平均より高いアンタがCクラスにすら行けないわけないでしょ。ほら、そんなネガティブに考えずにさっさと教室に行きなさい。」

 

そういえばそうか。

俺はネガティブに考えすぎた。点数が得意教科以外大きく差がないのはある意味良いことか。よし元気出た。

 

「ありがとう優子。じゃあ。」

 

そして、教室に向かって歩いた。




次も頑張ります
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