何故かFクラスの俺のリアルな生活   作:にこちゃえもん

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ストーリーの間に番外編を加えていこうと思います。
その前に、どうしたらうまく小説を書けるようになるでしょうか?

できれば、悪いところをコメントしていただきたいです。



それでは、本編へどうぞ、



8話

早くしないと作戦がパーになる。急ごう。

 

明久side

 

「もう終わりだ、Fクラスのバカ共。」

 

平賀君が結構酷いことを言ってきた。バカとはなんだ、バカとは。

 

「どうするの雄二。」

 

「まあ待て、もうちょっと時間を稼げば良いんだ。」

 

 

どういうことなのかわからない。でも雄二は神童と呼ばれていたらしいから今はこの言葉に期待するしかない。

ちなみに今残っているメンバーはえっと1、2、3………………………17人。そして向こうが、1、2、3、4………………………38人⁉︎

向こうはこっちの人数の2倍いる。どうやったら、突破できるの?

 

明久sideout

 

竜矢side

 

「よし、間にあった?」

 

「ああ、遅かったなあ。」

 

そりゃ全部の試験を受けていたんだからなあ。結構切り上げた方だ。

 

「もしかして雄二は竜矢のことを言っていたの?」

 

「そうだ。正直、俺は現在補充試験を受けることが出来ないし、お前らだけでは太刀打ちなんてできないだろう。」 

 

「でもあんな多い人数だよ。竜矢が来たからってうまくいくものなの?」

 

なんか、俺じゃ戦力にならないみたいな言い方だな。少し、悲しんでしまう。

 

「俺がなんにもせずにただ座っていただけだと思うか。立ち会いの教師を呼んで置いたんだよ。そうすれば、全ての教科で続けて戦うことができるだろ。」

 

まさにそのとおりだ。あらかじめ、雄二が考えた作戦というのはこうだ。

 

まず、Fクラスの中に、一人学力が高い奴がいるということ。それなら、そいつを代表まで連れていき、代表を倒すと平賀は思っているだろう。だが、こっちは裏を書き、俺が周りのやつを倒し、明久と雄二で平賀を倒す。これが作戦だ。

 

「よし、Fクラスのエースが出て来たぞ。一斉にかかれ!」

かかった⁉︎

 

「長谷川先生、お願いします。」

 

「承認します。」

 

「試験召喚!」

 

神風 竜矢

 

数学 421点

 

動きやすそうなRPGの主人公の格好をした自分のデフォルメされた召喚獣が出てきた。

これが初めての試験召喚になるのか。なかなか良い感じだな。

しかも今回は問題も良かったから400は越えれた。

じゃあ早速、

 

「堕天‼︎」

 

そう言うと、召喚獣の背中から羽根が生えてきた。こういう腕輪の能力か。

 

「作戦は成功だ。竜矢、頼むぞ。」

 

雄二の顔は喜びとかも無く、まるで、こうなることを予想していたようだ。

 

「よーし、かかってこいや。」

 

『『『おらおらおら。』』』

 

『何⁉︎ こんなに強いのか。こんなのに勝てるのか。』

 

「心配するなよ。腕輪を使うと点数も消費されるんだ。だからこっちが勝て……そういうことか。坂本はこうなることは予想していたのか。だからできるだけ多くの教師を呼んでいたんだ。」

 

平賀はやっと、状況を理解したようだ。

そう、腕輪は400点を超えた奴だけが使える。そして、使うと点数も消費されるため、基本、使うのは危険だ。しかし、立ち会いの教師が多人数いることで、俺は別の科目に切り替えることができる。そもそも、こんなにも、面倒臭い作戦を行った理由はDクラスは団体能力がどこのクラスよりも高いこと。それに、この試召戦争は初めてだった。だから、緊張感を持っている方が必ず有利になる。これが理由らしい。

なるほど、さすが、元神童。

それじゃあ、行きますか。

「おらー」

 

『『『ぎゃあ』』』

 

神風 竜矢

 

数学 120点

 

Dクラス生徒A

数学0

B

数学0

C

数学0

D

数学0

よし、結構減らせた。が、点数も減った。

 

「遠藤先生、お願いします。」

 

「承認します。」

 

すかさず俺は召喚フィールドの変更を頼んだ。

 

神風 竜矢

 

英語 406点

 

なんとか400を超えた。今度は腕輪は使わずに、

 

「おらおらおらおらおら。」

 

『『『『うわー』』』』

 

よし、あらかた倒せた。

ん?あれは逃げているのか?

あれって、敵前逃亡だよな。

 

「敵前逃亡は失格ですよ。」

 

遠藤先生が笑顔で言う。そのとき、

 

「敵前逃亡とは、最後まで戦おうとは思わないのか。まあいい、今から俺がその腐った根性を叩きのめしてやる。」

 

『やめてくれー』

 

まあ、良かった。あとは平賀だけか。

あれは明久か?平賀と戦っているのは。

 

「竜矢!明久がやられそうだ。」

 

じゃあお前が行けと言おうと思ったがあいつも点数が無いのか。

 

仕方ない。

 

「明久!代われ、おらー」

 

「うわーっ竜矢、危ないよ。」

 

「俺は明久に当たらないように心がけているのにそんな風に言うなんていけないことだと思わないのか。」

 

「心がけても実際に当たったらどうする嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼」

 

「まて⁉︎こっちに来るなあ嗚呼嗚呼」

見事、平賀に命中!さらに、明久は召喚獣だけでなく、本人もボロボロになっている。

そういえば、明久って、観察処分者だったな。まあ、平賀を倒したんだから、犠牲の1つぐらい構わんだろ。

 

「よっしゃー、俺らの勝ちだ。」

 

「ありがとう、竜矢。まさか2教科とも400を超えていたとはな。考えていた作戦よりは楽に進んだ。」

 

「この作戦を考えた雄二もなかなかだ。」

 

あーだこうだで俺と雄二が大笑いしていると、

 

『戦死者は補習』

 

『ちょっと待ってください鉄人、僕は味方に殺されたんですよ。それに勝ったし』

 

『問答無用!』

 

『放して〜』

 

明久が鉄人に連れられて行く。かわいそうに、

こうして、Dクラスとの試召戦争が幕を閉じた。

 

 

to be continued

 




今回のはDクラスとの試召戦争が終わるまでだったのでいつもの2倍くらいの字数でした。
次はできれば番外編を書きたいです。


それではまた、

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