はい!では始めていきましょうか!
前回は九十九由基となんだかんだあって師弟になって約一年経過後、「九州の猛者調伏編」最後の術師『岩切亥』を調伏しました!
今回はホモくんも15歳になったのでそろそろ高専に入学するか考える時期!
ちなみにホモくんの誕生日は7月15日。
高専入学時期の来年の春まではまだまだ時間があるのでじっくり考えましょう…と言いたいところですが流石に経験値的にもイベント的にも東京校一択です。
まず一番の利点は「五条悟」がいることです。
ステータス弱めの走者からすれば理不尽任務を「なんやかんやあって五条先生が片付けてくれた」で回避できる事、そして強めの走者からすれば毎日五条悟に戦いを挑んで経験値をがっぽり稼げるのがでかいですね。
何度ボコられても懲りずに勝負を挑めば五条悟は嬉しそうに応えてくれるのでホントあの人生徒にはダダ甘です。
そしてもう一つの利点は原作イベントへ積極的に関われる事。
ステータス弱めの走者からすればたまったもんじゃないですが「百鬼夜行」に「渋谷事変」、「死滅回遊」と経験値が馬鹿みたいに稼げるイベントが盛りだくさんです!
何度も言いますがこれはある程度以上に戦力になる走者限定の話、戦闘に自信の無い走者は大人しく京都校に行きましょう。あそこは渋谷事変が発生するまでは楽園です。
さて、説明はここら辺にして…今の説明の間にホモくんは九十九師匠との修行を終わらせてしまいました。現在1月20日です。
「縛りの期間は明日で満了!もう教える事も無い!今度北海道観光でも行ってこようかな!久しぶりに北に行きたくなってきた!」
「師匠は元気ですね……師匠」
「ん?もう喪太郎に教える事は無いよ?」
「いえ…俺はあの頃から強くなれたでしょうか…」
「……それ素で言ってる?」
「はい」
「近接戦闘で負ける気はこれからも無いけど…戦いを始めた距離次第では十分私に勝てる実力は付いてるよ!?
喪太郎は謙虚が過ぎて嫌味になることが多い、もう少し自分の実力に自信を持ちなさい!」
「……うっす」
「そういえば…喪太郎は高専には行くのかい?」
「最強の呪術師がいるんだからそりゃあ行きますよ!」
「うわ…すごい元気になった」
なんかやけに会話長いですね。
「師匠は五条悟苦手なんでしたっけ?」
「五条悟というか苦手なのは高専そのものだね。忠告しておくけどあそこの上層部はクソ以下の存在だよ。
正直関わり合いになりたく無いね」
「そんなにですか…?」
「そんなにです」
>上層部には気をつけよう……。
お、会話が終わりました。
これで九十九師匠とはお別れですね。
それでは家から高専に連絡を入れて東京校まで面談に行きましょう。
>東京にやってきた……!
初めての東京にテンション爆上がりのホモくん。
九州にも都会はありますがホモくんは修行バカ&任務バカなので観光など碌にしてきませんでした。なので実質初めての大都会。
家に現代的な服などほとんどないので着慣れた和服で東京までやってきたホモくんはめちゃくちゃ目立っています。
キョロキョロしながら待ち合わせの場所まで行くと黒塗りの車がありました。
「あっ…穂村家の喪太郎さんでしょうか?」
「はい!俺が喪太郎です!」
「では今から呪術高等専門学校東京校までお送り致します」
〜移動中〜
>呪術高専に着いた!
はい!呪術高専に着きました!
これから面談が始まるのですが…今回はせっかくなので五条悟に挑戦してみようと思います!
「学長の所まで案内しま…「少し良いですか?」…はい?」
「今日は五条悟は高専に居ますか?」
「…?はい、いらっしゃいますが…」
「ならちょうど良い!出来るだけ離れて下さいね!」
それじゃあちょっとだけ威嚇しましょう!
「呪力解放!」
ゴォッ!!
「ヒェッ……しっ失礼しましたぁぁーー!!」
説明してなかった気がするので改めて!
拡張術式『融』で刻んだ呪印には死者の魂に付随して術式と呪力が封じられています!
呪印の解放段階の一段階目…最も発動が速いのが術式の解放!そして二段階目…少し発動にラグがあるのが呪力の解放です!
さて…ホモくんも含めて最低でも一級術師相当の『穂村源太』と『穂村藍子』と『穂村尽助』の呪力が一気に解放されたことで流石にあのバカ目隠しでも気づくでしょう!
ヒュンッ…
「ハハッ!どっからツッコんだらいいかわかんねー!君、何しに来たの?」
>白い布を目元に巻いた男…五条悟が現れた!
はい、五条悟が釣れました!ここからはホモくんのコミュニケーション能力を発揮する時です!
「こんにちは!穂村喪太郎です!今日は呪術高専の面談に来ました!」
「…………そんだけ???」
すわ呪詛師の襲撃かと思って駆けつけたのに入学予定の生徒でめちゃくちゃ拍子抜けしてますね。
「五条悟さんで良いでしょうかっ!」
「そ、僕が五条悟だよ。五条先生って呼んでね。とりあえず学長のとこまで一緒に行こうか」
「はいっ!」
でっかい門から呪術高専に向かって歩き出す2人。
早速勝負を申し込みましょう!
「五条先生!」
「名前は…喪太郎だっけ?」
「はい!手合わせしましょう!」
「ハハッ!話飛びすぎでしょ!良いよ、校庭まで行こうか」
案の定あっさりOK貰えましたね!
それでは最初は全力で殺しに行ってみよう!
◇◇◇ ◆◆◆ ◇◇◇
五条悟side
今日は珍しく任務が無いらしい。
「今日は金次も綺羅羅も居ないし暇だね〜…そだ、学長にちょっかいかけてこよ〜」
そう言ってその場から消え去る五条悟。
普段の任務先等の慣れない土地なら少し制限される『蒼』を利用した瞬間移動…これは慣れ親しんだ呪術高専内ならかなり小回りが効く物となっている。
「がくちょーう!今暇?」
「暇じゃない。今日は最後の新入生の面談の日だ。変な事はするなよ。」
「ふーん…」
新入生ね…今年は金次みたいな金の卵はいるかな〜…。
「来年は何人居るの?」
「4人だ」
「ハハッ!今年の倍じゃん!」
「それだけじゃない、今年は中々…」
ゴォッ!!
「「…っ!!」」
突如、校門の方向に強大な呪力が現れる。……宣戦布告か何かか?少なくとも傑ではなさそうだ。
「学長、ちょっと行ってくる」
「あ、ちょっと待…」
呪力が突如現れた校門前に向かって瞬間移動した瞬間、彼の六眼に映ったのは…。
天与呪縛…術式…腕と口に宿った別人の呪力に術式……!
「ハハッ!どっからツッコんだらいいかわかんねー!君、何しに来たの?」
臨戦態勢に移った五条悟の質問に答えたのは…。
「こんにちは!穂村喪太郎です!今日は呪術高専の面談に来ました!」
「…………そんだけ???」
明朗快活な少年の唯の自己紹介だった。
あまりにも拍子抜けな返答に少し…いやかなり驚いた悟だったが、呪術師なら教師を呪力の解放で呼び出すくらいのイカれ具合は最低条件だなと考え直した。
「五条悟さんで良いでしょうかっ!」
悟が一瞬考え事をした隙を見逃さずに畳み掛ける喪太郎。
悟は特に緊急事態では無くなったのでいろいろ考えるのは止めた。
「そ、僕が五条悟だよ。五条先生って呼んでね。とりあえず学長のとこまで一緒に行こうか」
「はいっ!」
軽く施設の紹介をしながら校舎に向かう2人。
説明が終わり、校舎が見えて来た辺りで喪太郎が話を切り出した。
「五条先生!」
「名前は…喪太郎だっけ?」
「はい!手合わせしましょう!」
手合わせね…死霊操術がどんな物か…楽しみだね!
「ハハッ!話飛びすぎでしょ!良いよ、校庭まで行こうか」
喪太郎の話の通じなさに呪術師として有望だなと感じる悟。
2人は校庭の真ん中で向かい合う。
「それで?どうする?」
「殺す気で行っても良いですか!」
「キマってんね!良いよ!殺す気で来な!」
「それじゃあ行きます!」
瞬間、彼の左手から11体の分身が生成される。
「懐かしいけど…ちょっと多いね」
分身の内4人が悟に殴りかかるが…無限に阻まれて動きが止まる。
「僕の術式は聞いてるかな?」
「「「「凄いですね!」」」」
「すごくうるさい」
そのまま術式の開示を始めようとした次の瞬間、五条悟は直感に従い掌印を結んでいた。
悟の視線の先には…全力で距離を取る分身達と…唯1人その場に残った分身が結ぶ掌印。
「領域展開『無量空処』」「領域展開『界淵自在』」
両者の領域の外殻が一瞬拮抗し…五条悟の領域が相手の領域を押し潰した。
「今の手応え…無害な領域か!マズったね!」
「「「「「かっ……!?!?」」」」」
領域の必中効果を食らった5体の分身が即座に泥のように崩れ落ちる。
そして…領域が崩壊した。
「さて…次は…!」
「五条先生!覚悟!」
「極の番『魔弾』!」×10
領域使用直後の術式が焼き切れた状態の五条悟に襲いかかる…マッハ7の呪力の弾丸が10発。
ちなみに魔弾は口から出している。
確実に当てる事を優先した魔弾は10発の内2発のみ五条悟の腕と脇腹に命中、残りの8発は背後の校舎や神社仏閣を貫き、即座に全ての魔弾が弾け飛んだ。
ドォォォォン………!
「痛っ…ハハッ!久しぶりだな!」
五条悟、伏黒甚爾との戦いから幾年ぶりかの…流血。
「どんどん行きますよ五条先生!領域展開『盛蠢愚軍』」
畳み掛けるように領域展開。
必中効果の付与された三種の式神の内、生物を喰らう『餓鼠』と呪力を喰らう『吸鼠』が五条悟に襲い掛かる。
「『落花の情』…っ!」
領域の種類を即座に看破し『落花の情』を発動する五条悟。『落花の情』が全ての『餓鼠』を叩き落とす中、カウンターの呪力そのものに喰らい付き、五条悟の呪力を削いでいく『吸鼠』。
「………」
久方ぶりの自身に届く術師の登場に、五条悟は無理をする事を決断した。
そう…脳を破壊し、即座に反転術式で修復する離れ業。
これによって五条悟の術式は回復した。
しかしただ領域を展開しても広範囲に展開した保険の分身に本体を移され勝負が振り出しに戻される。
そこで五条悟はアドリブで領域の範囲を地上のみに限定し半径50m…校庭と校舎の一部を覆い尽くす大きさまで拡大した。
「領域展開『無量空処』」
喪太郎は領域の必中効果により分身を維持できなくなり、全ての分身が崩れ落ちた。
「かっ…………!!」
領域が崩壊し、白目を剥いた喪太郎が校庭に立ち尽くす。
「"今回は"俺の勝ち。期待してるよ、喪太郎」
そう言って悟は喪太郎の額をデコピンした。