最強のエンジョイ勢が空を駆る   作:鉄血

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第十七話

「エネルギー供給効率が悪いな。何が原因だ」

 

フロイトはそう言ってディスプレイを睨みつける。

 

「前にスラスターは変更してエネルギー効率は安定している。機体自体のシールドエネルギーの出力も問題はない。となると・・・」

 

フロイトは画面端───武器の一覧を見た。

 

「・・・これが原因か?」

 

打鉄弍式に装備された巨大な砲門。荷電粒子砲にフロイトは目をつける。

エネルギー武器は機体のエネルギーを馬鹿食いしやすい。かつてロックスミスにもレーザードローンを装備していたが、それを装備するだけでも機体にはかなりの負荷がかかっていた。

 

「・・・コレを外すか?もしくはジェネレーターを違うモノに変えるか?」

 

このまま運用すると流石に機体が持ち上がらない。そうなると───

 

「ジェネレーターの変更をする?」

 

「ああ」

 

流石にそのまま使っている打鉄のジェネレーターではこの機体が持ち上がらない。となると・・・

 

「・・・・・」

 

「・・・フロイト?」

 

フロイトは待機状態になっているラファール・リヴァイヴを見る。確かラファール・リヴァイヴの使っているジェネレーターは主に機動力にエネルギーに割いているのでエネルギー供給効率にはかなり余裕がある。

ならやることは───

 

「簪。ジェネレーターの取り外しと取り付けにどれくらい時間がかかる?」

 

「・・・えっ?えっと・・・本音を呼んで一緒に頑張れば一応、取り付けだけなら今日中には出来るけど・・・」

 

今日中とはいうが、それでも日付が変わるかどうかギリギリのラインである。

 

「なら今すぐソイツを呼んでこい。俺は今から準備する」

 

「準備?・・・それって」

 

簪が言い切る前にフロイトは言った。

 

「俺のラファールのジェネレーターをコイツに取り替える。開発企業は違うが・・・ジェネレーターくらいは何とかなるだろ」

 

「でも・・・それって学校の・・・」

 

フロイトが持つラファール・リヴァイヴは本来学校の備品だ。それを分解してそのジェネレーターを簪の打鉄弍式につけると言っているのだ。

そんなことをしたら先生のストレスがとんでもないことになりかねない。

 

「いいから呼んでこい。千冬や真那には俺が話をつける」

 

「う、うん・・・」

 

そう言ってフロイトに背中を押される簪はふと、明日の予定を思い出して立ち止まる。

 

「明日、クラス対抗戦にフロイトは行かないの・・・?」

 

「面白そうならいく。まあ、目当てはあの新しい代表候補生くらいしかないが」

 

そう言って道具を着々と準備するフロイト。

そんな彼を後に、部屋にいるであろう本音を簪は呼びに行った。

 

なお、無断でISのジェネレーターを入れ替えたことをフロイトから聞いた千冬の姿はブチギレたスネイルのようだったとフロイトはそう溢していた。

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