クラス対抗戦が行われる日の朝。
職員室の一角で織斑千冬は大きな隈と死んだ目をして書類と端末を見つめていた。
一夏達がみたらこんな千冬姉は見たことがないと一同に答えるだろう。
「業務計画・・・始末書・・・整備費用・・・」
「お、織斑先生・・・だ、大丈夫・・・ですか?」
出勤してきた山田先生が恐る恐るといった様子で千冬に声をかける。
「・・・大丈夫に見えると思うか?」
「い、いえ・・・ちなみに・・・もう何徹目です?」
「5・・・・」
「ご、!?」
普通なら三徹目で心身に支障をきたすが、さらに二日プラスされていることに山田先生は顔を引きつらせた。
「・・・も、もしかしてですけれど・・・フロイト君絡みですか?」
「・・・・殆どがな」
やっぱりか。
前の学校でも何人もの先生がノイローゼになり、発狂したと聞いていたが本当のことらしい。
良く学校を退学させられなかったなと思うが、其のあたりはフロイト。
成績と金の力で黙らせた。
「山田先生・・・今日のクラス対抗戦は君に任せる。業務が終わりそうにない」
「わ、わかりました・・・」
何時にない雰囲気の千冬に山田先生は頷く。
というか今の織斑先生の姿を見ては流石に断れない。流石に五徹はないだろう。五徹は・・・
流石に世界最強と言われるブリュンヒルデも眠気には勝てないということか。
そんな中、ガラガラガラと職員室の扉が開かれる。
「なんだ千冬まだやっていたのか?寝ろと言っただろう」
「ほぼ貴様関連の業務なんだぞ・・・殺すぞ」
千冬から殺気が膨れ上がる。ストレスがヤバイのは分かるが、仮にも教師が生徒にソレを言うのはどうだろうか。まあ、言いたくなるのも分かるが。
そんな千冬にフロイトは気にすることなく、千冬のもとへ歩み寄る。
「ほら」
千冬の机に書類が数枚差し出された。どうやら機体報告の手続きらしい。その内容は・・・
「・・・学校備品のラファール・リヴァイヴのジェネレーター変更?」
「ああ。四組に更識簪って奴がいるだろう。ソイツの専用機のジェネレーターと俺のラファールのジェネレーターを入れ替えた」
「え”───」
「・・・・・・・」
「ああ。あといつもの、よろしく」
フロイトは変更手続きに関する始末書も追加で押し付けて、さっさと職員室から出ていってしまった。
静まり返る職員室の中、千冬は机に置かれた報告書と始末書を見つめる。
「・・・・フフ・・・フ・・・ハハハハ・・・フロイトオォォォォォォォォォッ!!!!」
「ヒッ!?」
絶叫に近い千冬の怒号が職員室に響き渡り、千冬が出ていったフロイトを追い掛ける。
最後に残された山田先生とその他の先生は・・・
「「こ・・・怖かった・・・・」」
皆でそう呟くのだった。
なお、スネイルにとっては日常茶飯事です
なんならペイター君が空気読まないせいで更に地獄になります
チームワーク、ドブに捨ててんなコイツら・・・