最強のエンジョイ勢が空を駆る   作:鉄血

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仕事が忙しいですわ・・・


ここまで作品を見てきた方へ

この物語は第三者視点ではなくフロイト視線で見てみてください。
そしたらよりもっとなるほどとなります。

AC勢はフロイトを含め、五人出てきます。
なお、内一人は肉体がない模様。
フロイトとラスティ以外は全員三週目です。
ちなみに、フロイトは一周目、ラスティは二周目。

ラスティはルビコン解放ルートを解放済み。
なお、火ルートではレイヴンと戦っていない模様

あれぇ?

さて、後二人は誰でしょう?



第ニ十五話

「で?」

 

「で?って、何がだよ?」

 

六月頭、日曜日。

一夏はIS学園の外───五反田の家にいた。

そんな中、織斑一夏と五反田弾は格ゲーの対戦中の中、弾はいきなり会話をふってきた。

 

「だから、女の園の話だよ。いい思いしてんだろ?」

 

「してねえよ。何回説明すれば納得するんだ」

 

「嘘をつくな嘘を。お前のメール見ているだけでも楽園じゃねえか。なにその楽園。招待券とかねえの?」

 

「ねえよバカ」

 

それどころか話し相手が少なくて困ってたんだよ。

 

「でももう一人の男性操縦者がいるんだろ?」

 

「そうでもないわよ」

 

弾のその問いに答えたのは鈴だった。

 

「あん?そりゃどういうことだ?」

 

首を傾げる弾に鈴音は答えた。

 

「もう一人の男性操縦者はとんでもない問題児なのよ。しかも一夏とも仲悪いし、千冬さんも手を焼いてるくらいなのよ」

 

「あの千冬さんが?・・・まじかよ」

 

ありえねーと言う弾に鈴は言う。

 

「前に一夏と試合があったんだけどね、その時、ソイツが乱入して私達を叩きのめしたのよ?ありえないわよ普通」

 

「うへぇー・・・まじか」

 

フロイトの事を聞いて顔を顰めた弾は一夏にトドメを刺した。

 

「はい、俺の勝ち!」

 

「おわ!きたねえ!」

 

「よそ見してたからだろ〜」

 

そう言って、弾は鈴音に振り向く。

 

「しっかしそのフロイトって奴、聞いた限りとんでもないやつだな」

 

「まあ、ね・・・あれは流石にやりたい放題し過ぎよ」

 

あんまり関わりたくないといった表情で鈴と一夏はため息をつく。

そんな二人に弾は言った。

 

「ま、そのフロイトって奴の事は飯食いながら───」

 

弾のその言葉は、けれど突然の訪問者に破られた。

 

「お兄!さっきからお昼出来たって言ってんじゃん!さっさと食べに───」

 

どかんとドアを蹴り開けて入ってきたのは弾の妹、五反田蘭。歳は一つ下で今は中三。

有名私立女子校に通っている優等生。

 

「あ、久しぶり。邪魔してる」

 

「久しぶりじゃない。元気にしてた?」

 

「いっ、一夏さんに・・・鈴音さん!?」

 

そんな彼等に気づいた蘭は急にたどたどしくなり、敬語になる。

 

「蘭お前なぁ、ノックくらいしろよ。恥知らずな女だと思われ───」

 

そう言いかけた次の瞬間、蘭の鋭い視線が一閃する。

 

「・・・なんで、言わないのよ・・・・」

 

「い、いや、言ってなかったか?そうか、そりゃ悪かった。ハハハ・・・・」

 

「・・・・・・・」

 

ギロリ、死に体にナイフを突き立てるが如くの視線を再度弾に送りつけ、蘭はそそくさと部屋から出ていく。

 

「あ、あの、よかったら一夏さんも鈴音さんもお昼どうぞ。まだ、ですよね?」

 

「あー、うん。いただくよ。ありがとう」

 

「い、いえ・・・・」

 

パタン。ドアが閉じる。

そして静寂が訪れる中、鈴音が言った。

 

「蘭の奴、一夏がいる時は相変わらずよね」

 

「ま、まあ、そんなもんだし・・・コイツはアレだし」

 

「・・・・なんだよ?」

 

「いやー、なんというか、御前はわざとやっているのかと思うときがあるぜ・・・鈴音も苦労してんな」

 

「・・・わかる?」

 

「?」

 

はあ、と溜め息をつく二人に一夏は首を傾げる。

 

「じゃ。ま、行こうぜ」

 

弾の部屋を出て一階へ。一度裏口から出て、正面の食堂入口へと戻る。

 

「うげ」

 

「ん?」

 

「どうしたのよ?」

 

露骨にイヤそうな声を出す弾の後ろから一夏と鈴音は顔を覗かせると、そこには先客がいた。

 

「なに?何か問題でもあるの?あるならお兄ひとり外で食べてもいいよ」

 

「なあ、聞いたか一夏、鈴。今の優しさに溢れた言葉。泣けてきちまうぜ」

 

「アンタ、日頃の行いが悪いんじゃない?」

 

「ひでぇ・・・」

 

「別に四人で食べればいいだろ。それより他のお客さんもいるし、さっさと座ろうぜ」

 

そう言って席に座ろうとした瞬間、食堂の入口が再び開かれる。

お客さんだろうか。もう少ししたらはち合わせるところだったと思った所で、そのお客さんの会話が四人の耳に入ってきた。

 

「こんなところあったんだ・・・」

 

「たまたま目に入った店だ。美味いかどうかしらん」

 

男の声に一夏と鈴音は聞き覚えがあった。

二人は食堂の入口に目を向ける。

そこには───

 

「お前───」

 

「ん?ああ、千冬の弟か。隣にいるのは中国の代表候補生だな。こんな所で会うのは意外だな」

 

そう言うのは無人機と瞬殺し、一夏達二人を相手して無傷だったもう一人の男性操縦者───フロイトだった。

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