【カオ転三次】最速で出会った俺らのガイア連合活動記録 作:Lilyala
神主のキャラがどくいも様の想像と違ったらごめんなさい。
「──ってのが、ここに来るまでの行動だな」
現在地、
先程の邂逅の後、案内された一室で神主にそう告げる。巫女達は犬神の霊気に当てられ、重度の筋肉痛の様な症状が見られたので休養を言い渡した。で、暇な内に顔見せしに来た、という訳だ。
「さっき君の式神を見せてもらったけど、そりゃそうなるよとしか言えないんだけど?」
「【アナライズ】無いからなぁ……自分の強さがわからん」
同じ〝転生者〟と言う事もあり、メガテン用語が使いやすくて困る。帰った時にボロを出さないと良いんだが。
「見てみる?俺なら見えるけど」
「いや、やめとく。目の前の存在が概念貫通してきそうだし、
「あらら、残念」
ちっとも残念そうに見えない仮称ハオ様は、そう言った後に真剣な表情に変えた。
「まさか分家なんてモノがあるとはね。確かに俺の家の規模を考えれば当然か」
「あんなデカい神社なら親戚付き合いとかありそうな感じだったけどな?本当に今まで知らなかったのか?」
「転生してからほぼ修行と異界を行ったり来たりしてたから……それにここは【覚醒】してないと厳しいからね。援軍に駆け付けてくれた人達も良く見掛けた人達だったから門下生なのかと」
「まぁ、俺の犬神程度で霊障に当てられるぐらいだしな」
こちらの視線に気付いたのか、ハオ様の隣に座る〝ネコマタ〟が笑みを向けてきた。
正直、アムールトラ*1が子猫のフリしてる様にしか見えない。四聖獣やってるって言われても信じるぞ。
「これでも抑えてるんだけどね?」
「龍が
「そんなに?」
「そんなに」
四文字とか明けの明星の転生体だと言われても信じるぞ。……とはいえ、だ。
「でも、俺はアンタと会えて良かったわ。もはや俺程度じゃどうにもならんかったからなぁ」
「君なら終末が来ても問題無かったでしょ。西洋の知識は浅そうだけど、
「俺の知識は経験が伴って無いからな。前世に霊力なんざ無かったし」
「えっ?無かったの?」
意外そうな神主の顔にふと思い当たる。
「え、まさか前世から霊力持ちだったのか?」
「うん。君も同類だと思ってたんだけど?」
「んな訳あるか。俺の一族は温故知新に真っ向から喧嘩売ってた少数派性癖が開祖ってだけで、俺の代より前にただの一般人だったぞ」
「待って。凄く気になる言葉が出たんだけど?」
気持ちはわかる。でも事実だしなぁ。
「うちの一族は古事記に真っ向から喧嘩売ったのが始まりなんだよ。
「もちろん。木花咲耶姫とセットで祀られてる事が多い女神だよね。神話的には余り良く扱われてないというか明確に不細工の神話が残っちゃってる可愛そうな女神」
「そうそう。その神話に喧嘩売ったんだよ。でもそれって貴方の感想ですよね?って具合にな」
「詳しく聞いても?」
「隠す様な話でも無いしな」
一度、入れて貰ったお茶で喉を潤す。茶菓子はお土産に買ってきた信玄餅だ。
「
「でもそれって俗説扱いじゃなかったっけ?」
「神話自体、元々民間伝承が元だろうしな。大本の話は俺にもわからんが、でも開祖の疑問も尤もなんだよ」
何せ現代まで誰も突っ込まないんだから。
「神話的には最終的に石長比売は幸せになったと解釈されているが、その時の名前は違う。同一視されてるだけだ。それに子が生まれた妹夫婦に対して
瓊瓊杵尊がヤったのにデキた子供を認知しなかったのもデカイ。人間性が信じられないのだ。神だが。
「強引だし、荒いけど、納得出来る解釈ではあるね」
「この世界なら分霊が本霊と違う行動を取った、で説明付くのが笑えるよな」
「確かに」
どれだけ真剣に考察しても、実は二人居たで終わる話。その事実に二人で笑う。
「ま、そっからは簡単だ。うちの開祖は石長比売を当時の価値観と正反対の美女化したんだよ。
具体的には米作りの神話と日焼けが下民の証とされていたから日焼けしていて、当時の妊娠時の年齢の低さから身長や年齢は高く設定、薄く丸い顔が好まれていたから彫りの深い女神にした。
纏めると程よく日焼けした欧州顔の巨乳美女。ソシャゲで良く見ますねぇ。俺は大好きだが。漸く時代が歴代当主の性癖に追い付いたとも言う。
ちなみにそのお陰と言うべきか、うちの神社には当時の価値観的には不細工*3扱いされていた巨乳美女が多く集まったらしい。そのお陰というべきか、うちの一族には日本人らしく無い顔付きや体格の子が多かった。家系図的には古事記編纂の少し後からなんだが。
「君の御先祖様、好き放題やり過ぎじゃない?」
「だって〝俺〟の先祖だぞ?」
「何でだろう。さっき会ったばかりなのに凄く説得力を感じる」
「俺ら神職ってのは言い方悪いが最古のドルオタだしな。自分の
「その言い分だとうちの神社、推し居ないんだけど?」
「
一緒にされるのが本当に嫌だったのか、仮称ハオ様が机の上の信玄餅を手に取って消えた。と思ったら直ぐに現れた。
「うちの御神体は信玄餅です」
「それで良いのか神主」
二人でゲラゲラ笑っていると、使いっぱしりにされたと思われる鬼が信玄餅を持ってやって来た。使う式神のレベルがたけぇ。
「まーうちはちょっと御神体置くの不味いんだよね。ここの異界については聞いてる?」
「十年ぐらい前にヤバい事になったってぐらいだな」
「その程度かー。まぁ、ぶっちゃけると『魔界』と繋がったんだよね」
「え、マジで?」
「マジで」
表情に嘘が無い……って事は
「え、その割にはここの霊圧低くないか?いや、外より全然高いが、直通ならこの程度で収まるもんでも無いだろ?」
「そこはまぁ、俺の一族が、ね?」
少しだけ寂しそうな表情と、自分だけが生き残った事に対する怒り。それに加えて諦観と義務感──これは遺言で何か託されたか。
「御神体を置いたらどんな影響が出るかわからないし、ここを長く空ける訳には行かないんだよね。だから終末が来る事がわかっても、ここの異界を原因にする訳には行かないから何も出来ないんだけど……」
ちらり、と俺の方を見る。猛烈に嫌な予感。俺は即断即決が出来る男だ!
「未来への飛翔ッ!」
「助けてくれると助かるなー?」
「せめて後ろの鬼を美女に変えろ」
ぼふん!と煙と共に美女に変わる、俺を捕まえた獄卒っぽい鬼。ついでに逃さんとばかりにネコマタが俺の膝の上に甘えに来る。正直、
完結後だからこそ出来る話でした。
本編じゃ拒否ったステを後書きで公開するスタイル。
【アナライズ】結果はどくいも様の★オレとシキガミがレボリューション!そのIVからパク……リスペクト精神です!
★ 転生者 <ナナシ> Lv12
万能型 火弱点 破魔耐性 呪殺耐性 身体異常耐性 精神状態異常耐性
スキル・丸かじり 吸血 吸魔 瞑想 ディア ハマ ムド パトラ 食い縛り 野生の勘
もうちょっとレベルが上がれば勝利の小息吹や小チャクラ、生命の泉やらチャクラウォークが生えます。
万能属性&吸収で粘って最終的には勝者になるけど、仲間は全滅してそうなキャラをイメージ。
まーわかる人はわかる悪魔がベースです。(光輝く瞑想を見ながら
ちなみに弱点の通りショタオジとカヲル君には絶対に勝てません。どうやっても無理。
【アナライズ】で陰陽術やらが出ないのは、本人が持ってる【スキル】では無く前世の知識の為です。決して書くのが面倒とか思ってませんよ!