【カオ転三次】最速で出会った俺らのガイア連合活動記録   作:Lilyala

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今回の章は色んな三次様のキャラを借りて構成されています。


名無しのガイア連合活動記録2

 

 

「セツニキ~頼むよ~!」

 

「わぁーったからくっつくな。連絡だけはしてやっから」

 

 

 溜め息を吐き出しつつスマホを取り出す。連絡相手はブーストニキだ。

 

 

『もしもし。俺だ』

 

『セツニキから連絡とは珍しいな?何かあったか?』

 

『大した事じゃない。あのシミュレーター*1が欲しいって俺らが煩くてな?十台ばかり頼めないか?』

 

『特許はオンライン上で公開してるし、山梨の製造班でも作れるだろ?』

 

『今すぐ欲しいらしいんだよ。代わりに代金は言い値で払うってさ』

 

『それが言える修羅勢スゲ~……とはいえ俺も暇じゃないんだよな。異界の管理もあるしさ』

 

『だよな。無理言って悪かった──』

 

 

『『『話は聞かせて貰ったぞ!』』』

 

 

 床を傷付けない様にヒーローポーズのまま降ってきたのは、俺らの中でもロボが好きな一団。何を言うか大体分かるが、顎で続きを促す。

 

 

「つまり異界を壊せば良いんだな!」

 

「あそこはブーストニキの管理異界だっつーの。壊すのは駄目だ。それだけなら切るぞ」

 

「あー!待って!もう一回!もう一回!」

 

「早くしろ。ブーストニキは忙しいんだ」

 

『いや、流石に聞く時間ぐらいはあるぞ……?』

 

 

 俺のログには何も無いな。

 

 

「時間さえあれば作ってくれるんだろ!?それなら作ってる間は俺らで管理するよ!異界を壊さない様に狩れば良いんでしょ!?」

 

「それだけじゃ駄目だな。ブーストニキが一族を慰安旅行に連れて行けるだけの時間も追加だ。それ以上はびた一文負けん」

 

 

『『『了解!』』』

 

 

『って事で、制作頼むわ。コイツらは今送る──もう行ったみたいだな』

 

『えっ!?嘘だろ──『『『来ちゃった♥️』』』マジかよ!』

 

 

 全員修羅木綿(ムラサキ型)持ちだから、国内なら【転移(トラポート)】圏内なんだよなぁ。

 

 

『じゃ、そういう事で終末来る前に慰安旅行でも行ってこい。せっかくの機会だしな』

 

『いや、それは助かるけど……良いのか?』

 

『抜けた分は俺がカバーに回る。ま、ゆっくりしていってね!』

 

『唐突なゆっくり!』

 

 

 ブーストニキの言葉を最後に通話を切る。くくく……流れで押し切ったぜ。しかも俺は異界で遊んでればプレイ出来る環境が手に入る。

 

 これが〝年の功〟って奴だ。

 

 

 

 

「って訳で、俺は暫く修羅道*2に籠る。その間お前らは好きにして良いぞ」

 

「着いて行っては駄目かしら?」

 

「主様。今回は自分も参加を希望します」

 

「仕事の方を疎かにしない範囲なら良いぞ」

 

「分かってるわ」「はい」

 

 

 本日の相方はセリスとアイか。原作を知ってると金髪コンビの様に感じるが、アイは白髪なんだよな。

 

 ちらほら東方組の式神()を見掛けるし、予想通りの人気っぷりだ。

 

 

「あの、主様?私の顔に何か付いていますか?」

 

「いや、最近はアイの本物を見掛ける様になったなって考えてただけだ」

 

「確か八雲藍でしたか。私を初めて見る時は優越感に浸る目をする娘が多いのですが、暫くすると羨む目に変わるんですよね」

 

「俺は問題ないが、髪色を変えたり、個性を追加する(黒子を付けたりする)のも安くないからなぁ」

 

 

 俺らだと日給どころか時給で行けるが、上層だと少し厳しい。遠征組ならさらに厳しい。

 

 

「私の偽物は見掛けないのよね」

 

「偽物言わない。俺達の嫁なんだから」

 

「私の原作的に弱かったら駄目じゃないかしら?将軍だったのだし」

 

「それでもだ。……いや、ちょっと待て。元ネタプレイしたのか?」

 

「ええ。スマホで配信されたからやってみたわ」

 

「私もやりましたよ?ムラサキ達もやっていた筈です」

 

「なんでまた?」

 

「貴方の原作だもの。……ちょっとイメージと違ったけれど」

 

「そらまぁ、そうなるだろうが……」

 

 

 原作だとスロットぶん回してナンボだったし。

 

 

「一周目の時はシャドウ*3を殺しちゃったのよね」

 

「ああ、私も殺したな。というかアレは気付けないだろう」

 

「二週目はバニシュデス*4とカッパ*5だったわ」

 

「私はげんじのこて*6とかいでんのあかし*7の二刀流で八回攻撃したな」

 

「何というか意外だな。俺の式神とはいえ霊器は女型だし、興味ないもんだとばっかり思ってた」

 

 

 正直、困惑の方が強い。

 

 

「貴方のプレイを後ろで眺めてるのも好きだけど、話に付いていけないのは悲しいじゃない?」

 

「まぁ、私達はオオマチの真似をしただけなんですが」

 

「あ~」

 

 

 オオマチは遊ぶ事をちゃんと〝知ってる〟んだよな。だから一緒に旅館地下のゲーセンで酒飲みながら脱衣麻雀した事もあるし、一緒にゲラゲラ笑った記憶もある。……ここまで言われたら仕方無い。

 

 

「じゃ、夜まで籠って、その後はゲームでもするか。パーティー向けのソフトなら幾らでもあるし」

 

 

 というかガイア連合の俺達ならどのゲームも無料でダウンロード出来る。利権は現在進行形で買い漁ってるしな。

 

 

「ふふ。言ってみるものね」

 

「そうだな。今夜は長くなりそうだ」

 

「油断して死んだら無しだからな」

 

『『了解』』

 

 

 ま、いざとなったらフォローすれば良いか。

 

 

 

 

「と、言うわけで。ゲーム大会の開催だ」

 

 

『『『 YEAHHHHH!! 』』』

 

 

 俺ら星祭所属者の大半が良く集まり、駄弁りながら寝落ちする場所。温泉二階に休憩所として作られた筈の大宴会場は、ハッキリ言えば俺らの〝集会場〟となっていた。

 

 ちなみに会議室はちゃんとある。たぶん星祭で一番使われてないが。暇人はここに湧くので仲間を集めるのもここで良いし、作戦会議もここで良い。

 

 今更、隠す様な事なんて無いのだ。

 

 

「今回の企画は俺が用意した数々の友情破壊ゲーを共にプレイする事で、仲間や式神との仲を深める(?)事にある。だから是非修羅場を生み出して俺の酒の肴になって欲しい」

 

「ちょ、セツニキひでぇ!」

 

「うっわ、ドカポンや桃鉄、イタストまで揃ってやがる……!」

 

「友情はコボルトよりも弱く、トーレナ岩よりも消えやすい……!」

 

「パラノイア*8や世界中のボドゲまであるぞ……!」

 

「Happiness is Mandatory」

 

「え、いきなり英語?」

 

「貴様!反逆者だな!ZAP!ZAP!ZAP!」

 

「有無を言わさぬ処刑。マジパラノイア」

 

「次の俺らは上手くやるでしょう」

 

「よっし!最初はパラノイアやるか!そこの壁組*9もこっち来いよ!一緒にギスギスしようぜぇ~?」

 

「え、あ、うん……」

 

 

 古参俺らの大半は今世で初めて友人を手に入れた奴等が多い。それ故に前世の自分(友達が居ない奴)を見付けるのが上手いし、誘うことに躊躇いが無い。この辺り、ガイア連合の緩さが良い方向に向かった結果だよな。

 

 

「こっちはF-ZERO99にするか。全員の嫁入れれば何とか出来るだろ」

 

「すげぇ!これオフライン対応なのか!」

 

「いや、これマリカとか他のレースゲームも多人数対応になってるぞ」

 

「オンライン以外で揃う事なんてまず無いのに何て無駄な機能……!」

 

「でも揃ったな」

 

『『『それな!』』』

 

 

 ゲラゲラ笑いながらガイアステーション*10を起動する俺ら。それを眺めていると、隣で〝奇跡〟が起こっていた。

 

 

「ふふふ。貴様の命も次のターンで最後よ」

 

「くぅ。それでも私は負けない!デスティニードロー!」

 

 

 その瞬間、女俺らの手が光り、デッキから光輝くカードを引いた。

 

 

「えっ!?マジで引けたんだけど!?てか何これ!?」

 

「ネタに世界が乗ったのは笑う」

 

「セツニキジャッジー!説明お願いシャッス!」

 

「〝運命〟関係の権能だな。文字通り〝引けない〟筈の運命を変えて〝引ける〟運命を引っ張ってきてるぞ」

 

「ちょ、マジモンのデスティニードローじゃん!とりま新しい権能おめ!」

 

「いや、こんなもんで目覚められても……!取り敢えずカードをセットしてターン終了!」

 

「くぅ……!こうなったら!俺のターン!シャイニングドロー!」

 

 

 その瞬間、俺らのデッキトップが光り輝く。

 

 

「二連続は笑う」

 

「これが遊☆戯☆王の世界か……!」

 

「これ書き換えてる途中に引いたら中途半端に混ざるのかな?」

 

「面白そう!俺は書き換えが終わる前に引くぜ──ちょ、いきなり高速化やめろ!」

 

 

『『『…………!』』』←笑い過ぎて呼吸困難。

 

 

 まだ始まったばかりだというのに、すでに大宴会場(この場)は混沌としていた。何でこんな面白人材ばっかり揃うんだ。

 

 ムラサキ達と飲みながら主にカードゲームを楽しみ、ちょくちょく巻き起こる騒ぎ(イベント)を眺める。

 

 ジェンガで〝不変〟の権能を手に入れた物、人生ゲームで〝未来予知〟の権能を手に入れた物。

 

 ドカポンに至ってはまだスキルだが、全員【殺意の領域】を獲得した様だ。流石はドカポン。友情破壊ゲーの代名詞は伊達じゃないな。

 

 

「私達だけで遊ぶものだとばっかり思っていたけど、これはこれで良いわね」

 

「そうねぇ。俺らの皆さんは見ていて飽きないわ」

 

「パラノイアってゲームは知らないけどさ。あれってあんな笑いながら揚げ足を取るゲームなのかい?」

 

「笑いながら出来ないならやらない方が良いらしい。確か主様がそう言っていたぞ」

 

「そうなのかい?」

 

「失言に対して即処刑するから、本来なら少しづつギスギスするんだよ。で、お互いに疑心暗鬼になった結果、殺し過ぎるとああなる」

 

 

 視線で促したのはパラノイア組だ。

 

 

「この程度の簡単な任務を達成出来ない貴方達は処分します。次の貴方達は上手くやるでしょう」

 

『『『ぎゃー!』』』

 

「というかチュートリアルで全員残機ゼロで全滅って殺り過ぎだろ!」

 

『『『こいつが悪い!』』』

 

 

 楽しそうに責任を押し付け合う姿は俺らって感じがするな。

 

 

「任務達成の為には協力が必要なんだが、パラノイアは笑いながらお互いを殺し合い、最後の任務失敗の処刑に耐え切り勝ちを狙う方が笑えるんだ。大抵は蹴落として生き残っても処刑されて終わるがな」

 

 

 仲間を蹴落とし、処分し、俺は生き残ったぞ……!からのUV様(GM)の処刑で終るからこそ面白いとも言う。インガオホーという奴だな。

 

 

「最初から任務は投げ捨てる物なの?」

 

「大抵はクリア困難な難易度になってるんだ。しかも、舞台設定的に敵対組織も外部からの敵なんてものも居ないからな。実は失敗しても何の問題も無い事が多いし、成功してもロクな事が無かったりする」

 

「何というか凄いゲームね」

 

「あれのGMは簡単だが難しくてな?普通にやるとつまらないんだよ。それをあそこまで笑いながらプレイさせたのは才能だと思うぜ」

 

 

 終末が来なかったら新たなるUV様に成れたかも知れないな。

 

 

 笑い声を聞きながら式神達と遊び、酒を飲む。たまにはこんな日も悪くない。

 

 

 

 

 

*1
ガイア連合魔改造バージョンの戦場の絆。製造班が突っ込んだ様々な機体を使用可能。本家様は電脳異界を使ってるが、この時代にはもちろん無いので普通にオンライン対戦出来る程度。一応メインの機能はシミュレーターだが、遊ぶ為に使われる事の方が多い。※ブーストニキのナーフは神薙改式様の許可アリ。

*2
星霊神社の異界の瘴気を横流しして構築しているので、修羅道で狩っても山梨異界の弱体化が可能。

*3
崩壊前最後のMAPで時間切れ寸前まで待つ必要がある。

*4
FF6の魔法のバニシュには姿を透明にする効果がある。物理に対して無敵になるが、魔法は必中となってしまう為、バニシュを敵に掛けてデスであの世に送る裏技がある。

*5
崩壊後の世界のとある場所でカッパ状態の時に最強クラスの性能を発揮する装備が手に入る。

*6
装備すると二刀流が出来る様になる。

*7
たたかうが四回攻撃になる。合わせて八回。

*8
TRPG。これに関してはリプレイ動画を見ると幸せになれるよ!

*9
まだ星祭のノリに慣れてなかったり、前世で友達を持てなかった組。基本的に少し離れた所に居るので分かりやすい。

*10
ガイア連合が権利を保有するゲームが全て遊べる家庭用ゲーム機。俺達は基本無料だが、一般的にはダウンロード販売形式となる。




この世界線でのブーストニキは、戦場の絆ACの開発者 兼 科学系統に強い俺達 兼
製造班所属のペルソナ(エジソン)ユーザーですね。

マキナにはまだ辿り着けてないので、戦場の絆ACは電脳異界を使った仮想空間で遊べる物では無く、アーケード+オンゲー程度まで劣化してます。
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