【カオ転三次】最速で出会った俺らのガイア連合活動記録 作:Lilyala
イメージとしてはAC4+fa+5足してオンゲー風味にしました。
「……良し。これで大丈夫な筈だ」
「お疲れ。助かったぜ」
「いや、俺も慰安旅行までさせて貰ったしな。これぐらい安い安い」
「さよけ。じゃ、お前ら。ワンプレイ交代な。喧嘩が起きたら鍛練場で決着つけろ」
『『『りょ!!最初は俺──おおん?』』』
誰が最初にプレイするかで揉め、速攻で鍛練場に消えていく俺ら。その隙に様子を窺っていた俺らがプレイを始める。
「良いのか、それで」
「良いんだよ。これで」
呆れ気味なブーストニキを連れて一階の共有スペースへ。適当に飲み物と茶菓子を頼み、話題は自然と御礼と俺らになった。
「頼まれてた【機械】関係のスキルカードと【メンテナンス】のカードだ」
「助かる。これ代金な」
「毎度!」
後で適当な仲居を捕まえて入れないとな。じゃないと毎回ブーストニキや製造班を呼ぶ羽目になるし。
「しっかし星祭の人間も所詮俺達だねぇ。てっきり戦闘以外は興味無いもんだとばっかり思ってたわ」
「星祭の大半は試験に落ちた修羅(笑)だからな。友達と遊んでたら修羅になった奴の方が多いんだ」
「そんなノリで成れる物なのか?」
「普通なら心が折れて遠征組になるんだろうが、前世今世合わせて初めて出来た友達だからなぁ。お互いに支え合ってたら知らぬ間にって奴だ。人数も多かったし」
「羨ましいねぇ」
コーラを飲みながらブーストニキがぼやく様に呟く。
自身の地元を捨てる程では無いが、羨ましいというのは本音ってところか。家族に恵まれなかった俺らにしてみれば、ブーストニキを羨ましいと思う奴も多いのだが。見事に隣の芝生が青い。
「そういやセツニキはやらないのか?」
「製造室に置いて貰った奴で乱入する予定だ。愛機もちゃんと用意したぞ?」
スマホから画像を引っ張りだし、ブーストニキに見せる。
「ブホッ!ゲホッゲホッ……!なんでこんなのにしたし!?」
「ふっ。ロボットとは見た目では無く性能だと言う事を教える為だ」
「いや、確かに元ネタ的に最強だけどぉぉぉ!!」
「ま、実際には原作程の性能は無い。
「何故そこに拘った!」
「天使って大抵飛んでるからなぁ。それに核を迎撃するなら性能の高い対空手段は一つでも多い方が良いだろ?」
「待って。温度差で風邪引きそうなんだけど?」
気持ちは良く分かる。
「まぁ、現実で配備する奴は良くある多連装ミサイルランチャーだ。だから安心しろ」
「何故最初からそれを装備しない……!」
「面白くないからだ」
「やっぱこの人も俺達だ!」
何を当然の事を。
そんな訳で動作を見たいと言ったブーストニキと二人で旅館の製造室に行き、シミュレーターを起動する。そこでふと思い出す。
「そういや岩手支部が面白いもん作ってたぞ」
「面白いもん?」
「ガンプラとかゾイドの完成品を3Dスキャンしてデータ化、それに対してすでにある似た機体を参考にパラメーターを自動で割り振り、使用可能な機体として登録出来る装置らしい。──ほれ、そこにある奴だ」
視線で指すのは、円形の台座と3Dスキャナーが一体となった大型装置。岩手支部にもシミュレーター自体はあるらしく、それのオプションとして開発したそうだ。
「ビルドファイターズが出来るのか。確かに全員が機械に詳しい訳じゃないもんな」
「パラメーターが自動割り振りな都合上、超大型機体なんかは相応に小型してしまうのが難点らしいぞ。ウルトラザウルスがガンダムと同じサイズだったそうだ」
「それは悲しいなぁ……よっし!俺が何とかしてやろう!」
シミュレーターの前でブーストニキが収納バッグから自前の
「さっきから思ってたんだが、収納バッグってオカルト品だろ?良く壊れないな」
「岩手支部の研究結果のお陰~あそこの支部って天才の発想を解析して一般人にも分かりやすくしてくれるから助かってるよ」
「ブーストニキが一般人……?」
「俺は一般人です~っと、出来た!さっそくやるか?」
「地下のゲーセンとは別口で二機あるし、二人で乱入するか」
「おっけー!生まれ変わったウルトラザウルス・ザ・デストロイヤーの力を見せてやるぜ!」
「じゃ、俺も〝あれ〟で出撃する」
「俺らが叫ぶのが目に浮かぶわ」
「叫んだら俺の勝ちだろ」
隣のシミュレーターに移動し、ネットワークに接続。続いて機体選択画面へ。
普通の機体のみならず改造機から魔改造機までガイア連合のロボ好き共が好き勝手サーバーに上げてる関係上、膨大な量となった機体の中から目当ての機体を選択するのは狂気の沙汰と言える。
なので大人しく選択画面の右上にある検索バーを選び、絞り込みを選ぶ。
そこで SCHNECKE → SN と入力し、400フレーム以内にGERMANYと入力すると、目当ての機体を選択出来る。
これで準備完了。少しコックピット内で設定を弄り、隣のシミュレーターと通信を繋ぐ。
『こっちは準備完了。そっちは?』
『こっちもオッケー。お互いにコスト高すぎるし、無差別級の戦場にしか入れないな』
『まぁ、俺のはともかくそっちは当然だろ』
『ですよねー。そんじゃ乱入しますか!』
『おう!』
ブーストニキが慣れた手付きで乱入するフィールドを選択*1。さて、行きますか。
◇
『うっは!流石無差別!ガオガイガー*2とデンドロビウム*3がやりあってる横でマジンガー*4とダグラム*5が戦ってる!』
『他にも似たようなサイズで戦ってるし、同コスト帯で戦うのが暗黙の了解っぽいな』
『いや、そうでも無いみたいだよ?──ほら』
メインカメラが捉えたのは、カーチャン*6とグレートウォール*7の姿。随伴には
俺が突っ込む前に共通回線から罵声が聞こえてきた。正確には共通回線で叫ばれた言葉を画面右上に表示させて文字として読んでるんだが。
<お前ら本来はこっち側だろ!?なんでそっちに居る!?>
<カーチャンのカタパルトから飛び出したかったんや!だから俺は──俺達はお前らの敵となる!>
<くっそ!一瞬、分かる。って頷きそうになっちまった!>
<身体が闘争を求めたまま前世は死んだもんな!>
────緊急任務【アームドフォートを撃破せよ!】 この任務を受注しますか? YES/NO
『実は今世で触れたの初めてなんだが、良くある事なのか?』
『やる為に必要なマッカを結構な額に設定したから俺達だと月一ぐらい?超大型機体を動かしたい!とかレイドボスになりたい!って俺達の為に作った仕組みで、ラフレシアの操作とかブリティッシュ作戦とか出来たりするよ』
『へぇ。それでどうする?俺はミサイルを試せれば良いから参加するつもりだが』
『もちろんやるに決まってるだろ!他人の金で楽しい大型バトルなんだぜ!?』
『だよなー!』
という訳でYESを選択。
『
普通に参加してたら受けていたが、今回は要らない。後方でミサイルの試験だしな。
『AIも有人も行けるぞ!ついでに残弾数が無限になる。クールタイムは発生するけどな~』
『それだと討伐側が有利過ぎないか?』
『あっちも無制限で、しかもコスト制限無しだぜ!その代わり回復しない感じ』
『あー数の暴力で壊せって事か』
『オフコース!だから他の部屋でやってた奴等が集まってきてるだろ?』
カメラを動かすと、アニメや漫画やオリジナルまで含む、多種多様なロボットが勢揃いしていた。
<ちょ、誰だあれ作ったの!?www>
<嫌なヴァンツァー*8!www>
<おたけさんも居るじゃんwww>
<よし、対空は彼に任せようwww>
<<<異議無し!www>>>
<待った。後ろにウルトラザウルスデストロイヤー居ない?>
<うっわ、でっか!え、あれ使える様になってんの?>
<やべぇ!俺も使いたいけど死んで次の奴に席を譲りたくないぃぃぃ!>
<<<それな!>>>
『ふっ。やはり俺達なら叫んでくれると信じてたぜ』
『まさかミサイルだけはガチだと誰も思わないよなぁ。……あ、そうだセツニキ』
『ん?』
『リアルで使用可能な武器は評価申請しておくと楽だよ。ショタオジの許可と幹部クラスの権限無いと見れない特別なデータベースに自動で登録してくれるし、特許手続きの簡略化や報酬も出たりする』
『それって開発者は連名で行けるのか?』
『大丈夫。というかベルフェゴールの収入源の一つらしい』
『納得しかねぇな』
上手くやってんなぁ。アイツも。
『ガイア連合では銃とかミサイルとか
『その内、長門とか大和も現れそうだ』
『確かに』
ブーストニキと会話しつつ申請完了。ベルフェゴールと俺の連名で、登録名は〝多連装ミサイルランチャー・おたけさん〟だ。おたけさんとしか呼ばれない未来が見えるぜ。
『おっと。そろそろ任務開始だね』
『それじゃお互いに頑張ろうぜ』
『応ッ!』
さて、見せて貰おうか!ガイア連合製のスピリット・オブ・マザーウィルの力を!
◇
まぁ、こいつらはゲームしながら設計した科学兵器の実験してるんすけど!