【カオ転三次】最速で出会った俺らのガイア連合活動記録   作:Lilyala

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ちなみに主人公が銀時ニキのアガシオンに使わなかった理由はあとがきに書いてあります。


追記


面白い感想もらったので他の三次作者さんにお裾分け!

これカオ転三次ならではだと思うw




アガシオン(エロ)を作ろう!~匠の技編~

 

 

「……コイツら本当に楽しそうに生きてやがるな」

 

 

 ま、エロの為に覚醒してくれるなら俺も文句は無いし、ショタオジも喜ぶから構わないんだが。

 

 とはいえ生体とゲルの両立は中々難しい。片方は筋肉が必要だし、もう片方は液体と微粒子が共にある状態の内、流動性の無い物──つまりゼリーや豆腐の様な物でしか無い。

 

 概念を利用した性器の再現は余裕なんだけどな。今度はゲルの触感が無くなってしまう。概念は融通が効かないのだ。

 

 

「ま、悩んでても仕方無いし、取り敢えず実験だ」

 

 

 脱け殻に【硬化】のスキルを追加して発動。石並みの固さになった。たぶん中で折れるか、ガリガリ削れる。

 

 追加で【軟化】を突っ込んで発動。今度は片栗粉を溶かした様な柔さになった。もちろん、締め付けは期待出来ない。極端過ぎる。

 

 【房中術】を入れるキャパシティを考えると、追加出来るスキルはそこまで多くない。突っ込んだスキルを抜き、白紙のカードに移す。

 

 続いて試すのは、脱け殻自体の加工だ。現状だと風船の様な物なので、サキュバスの素材を加工し、エロに使う部位の概念を再構成して突っ込む。

 

 うん、ゲル感が消え失せてただの女体になったな。……いや、ベースはこれで良いのか?

 

 あ、駄目だ。【変化】のコスト的に【房中術】を入れるキャパシティが無くなる。

 

 キャパシティ特化型のアガシオン──も駄目だな。今度は見た目がただのアガシオンになる。これじゃ息子は起き上がらない。

 

 開発が行き詰まったので、気分転換にデータベースを巡回する。ついでにエドニキ達やガイアマテリアル*1を始めとする、研究者俺達の所属している会社をお気に入り登録していると、興味深い記事を見付けた。

 

 前世でスポーツ関係の仕事をしていた俺達が、転生者特有の知識(知識チート)を利用して開発しようとしている素材についての論文だ。

 

 衝撃を受けると硬化する性質を持つこの素材──前世の商品名D3O*2は、サポーターやスーツ等に幅広く使われていたらしく、その性能は保証済み。

 

 将来的にはデモニカに流用出来るよ!と猛アピールしているので、期待を込めてスポンサー申請を通しておく。

 

 ついでにこの記事をギルニキ達富豪俺達や岩手支部、ついでにシノさんやガイアマテリアルにも送り付ける。俺が手助け出来るのはここまでだ。後は頑張れよ。俺達。

 

 さて、新たな発想を貰ったので実験再開だ。

 

 脱け殻の見た目を維持する【不変】以外の全てを抜き取り、雑多なMAGの塊(ガラス玉)に加工。ついでに【不変】を消し飛ばさないギリギリまで出力を落として残留MAGを【浄化】する。

 

 つまり、ゲル状態を維持したまま揉んだり挿れたりする度に少しづつ【硬化】すれば良いわけだ。なので、弄るべきは抜け殻でも魂でも無く、スキルの方。

 

 データベースの悪魔辞典を漁り、目的の悪魔を探す。……が、居ない。蜂系の悪魔ってそういや見たこと無いな。雀蜂の悪魔とか居そうなんだが。

 

 仕方無く今度はスキルの一覧を開き、目的のスキルを探す。お、あった。所持してる悪魔は──アナーヒター*3か。……うん、見たこと無いんだが?

 

 いや、原作に登場していたのは知っている。だが中層で見た記憶が無い。ピクシーやネコマタもそうだが、山梨の異界には現れない悪魔も多いんだよな。特に女型。

 

 仕方無く再び調べ直すと、今度は見たことある悪魔だった。コイツ、こんなスキル持ってたんだな。

 

 一旦、素材庫に移動して材料漁り。修羅勢の中ではボリュームゾーンに当たる中層入口近くに湧く悪魔なので、目的の物はすぐに見付かった。

 

 素材を手に取り、再び製造室へ戻る。そして持ってきた素材からMAGを抜き始めた。

 

 俺が持ってきたのは、ディオニュソスがドロップする葡萄の枝だ。ギリシア神話に登場する神で、豊穣と葡萄酒と酩酊の神であり、ダンまち*4にも登場しているからか、やけに知名度が高い神でもある。そして、コイツに関しては説明すると物凄く長くなる。

 

 元々はギリシア神話の神では無く、東方で葡萄酒を作っていた民族が信仰する神であり、酒という民衆に対して〝最強の武器〟を持つことからギリシア神話に取り込まれたという説もある。

 

 他にもオルペウス教の基礎となる異説があったり、紐神様*5がオリンポス十二神の席を譲った事で、オリンポス十二神とされている事もある。

 

 それを悪用して襲い掛かってくるのが、中層の最初の壁とされるディオニュソスだ。

 

 コロコロ切り替わる権能、耐性。多少の傷は出生時の再生、復活の神話から〝生命の神〟としての権能で回復。

 

 酒の神として〝バッカス*6〟と同一視されているからか、混乱とは違う【酩酊】なども使ってくる。

 

 そんな面倒な悪魔が、何故今まで話題に上がらなかったのかと言えば、コイツのドロップ品のせいだ。

 

 確かに戦うのは面倒で、ゲームの時の耐性だけで満足してる俺達を嘲笑う様な【狂乱】や【酩酊】などを使う悪魔だ。だが、コイツは酒を落とす。しかも、かなり上質なワインな上に覚醒者すら酔わせる〝力〟の有るワインだ。

 

 後の事は語るまでも無いだろう。そりゃ乱獲されるわな。今でも定期的に古参修羅勢も狩りに行ってるし、素材庫に寄付されるぐらい素材が余るのも当然と言える。

 

 抜き始めたMAGから〝再生〟と〝復活〟の神話を抜き出し、白紙のカードに入れる。この作業を何度も繰り返して『リジェネレート』のスキルカードを作り上げる。

 

 そして先程の雑多に混じったMAG玉から【硬化】を抜き出して再び白紙のカードに封じ込め、スキルカード化。これで準備完了だ。

 

 ここから行うのは、スキルカードの二身合体だ。

 

 まず始めに床に魔法陣を二つ描く。この二つに書き込んだのは〝部分抽出〟の魔法文字。さらに追加で〝融合〟の魔法陣を描き、三つを線で繋げば、邪教の館で良く見る光景から科学的機材を抜いた様な光景となる。

 

 その中央に立ち、魔法陣を起動。二つの〝部分抽出〟の魔法陣からMAGの燐光が光柱となって立ち上がり、繋げた線を通って〝融合〟の魔法陣へ注ぎ込まれる。

 

 二つの魔法陣の光が収まり始めたのと同じぐらいのタイミングで、今度は〝融合〟の魔法陣から光柱が天を衝き、収縮を始めた。──うん、上手く行ったな。

 

 出来たのは『強度逓増(きょうどていぞう)』のスキルカード。ダメージを食らう度に少しづつ強度が上昇するスキルだ。

 

 これを脱け殻に突っ込み、さらに〝縁〟を切った俺の血から【房中術】のMAG情報を抜き出す。

 

 先程、俺の〝素材〟はアガシオンに使えないと言ったな?

 

 

 あれは嘘だ。

 

 

 正確に言えば、()()()()()()使()()()()。使える限界まで〝概念〟を薄める必要がある。

 

 最後に余ったサキュバスの素材から人工精霊を作り出し、脱け殻に注ぎ込めば完成。

 

 完成したアガシオンを【アナライズ】持ちのモノクルで見る。

 

 

 ★造魔<〝色欲(ラスト)〟アガシオン*7> Lv10/38

 

 魔法型 電撃無効 氷結弱点

 

 スキル 房中術 消費MAG軽減 強度逓増 ディア パトラ ハマ ムド

 

 

 うん、俺の血を使ったお陰か呪殺弱点が消えたな。ついでに【ジオ】が消えて【ハマ】と【ムド】になり、レベル上限が大幅に上がったのも俺の影響だ。転生者の血、強すぎだろ。

 

 取り敢えず完成したアガシオンと基本契約を結び、硬化逓増を試してみる。

 

 胸をプスプス刺していると、五回ぐらいで油粘土、十回も突けば、柔らかめの木材と同じ固さになった。

 

 流石にこれでは早漏以外は楽しめない。仕方無く同人誌でお馴染みの位置に〝ハート型〟の淫紋に偽装した呪印を刻み、スキルの効果を下げる。再びプスプス突き刺すが、まだ足りない様だ。追加で胸に黒薔薇を模した呪印を刻む。……うん、良い感じだ。これならミナミィネキも満足するだろう。

 

 アガシオンを指輪に封印してミナミィネキの店に納品。その帰り道、ふと我に返る。

 

 

「俺、何してるんだろうな……」

 

 

*1
石は転がる様作 DRUG FATE で設立された会社。専攻していた生物物理学・生物工学では無く、金属物理学の会社に来た事で驚天動地の事態を引き起こしたラケル・クラウディウス博士が居る。

*2
イギリスのスポーツ関係の会社が開発したプロテクション材。簡単に説明すると、衝撃によって分子が結合して固くなる。

*3
古代ペルシア神話の聖なる水の女神。名前の意味は〝純潔な者〟〝穢れ無き者〟の意味がある。他にもアルドヴィー・スーラ・アナーヒターという敬称を持っている。インドのサラスバティーとの共通点が多く、大乗仏教の観音菩薩の起源でもあるらしい。

*4
GA文庫から出てるダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか。

*5
ダンまちのヘスティア様のこと。

*6
ローマ神話のワインの神。ディオニューソスの異名であるバッコスがラテン語化した結果、生まれた神との説がある。

*7
爆乳ラミア型




他の俺達のお気に入りに野郎の血の入った物なんて持たせるのもな〜という配慮です。

まぁ、それを気にしたらガイア連合のアイテムは使えなくなるんですけど!


追記

まず、この作品はどくいも様のカオス転生ごちゃ混ぜサマナー(以下カオ転)の三次作品です。

読者の方の中には知らない方も居ると思いますが、どくいも様は某スレでカオ転の詳細な設定を語ってくれてます。

作者はそれを元にこの作品を書いてる訳ですが、笛吹だけでしか読んでない方だと唐突過ぎる!と思うような描写が多いと思います。

今回貰った感想もそんな感じですね。

で、感想で5000文字ぐらい(実は一話分に匹敵する文量)の返信書いた後に気付いたんですが、スレの方を読んでない人だと分からない話が多いな、と。で、消しました。

ここまで読んでくれてる方には説明不要ですが、主人公の霊能の根幹は仏教系の高位悪魔です。ついでに言えば、一族は日本と同等の歴史を紡いでました。

オカルト素人だった製造班がオカルトアイテムを作れた様に、主人公も覚醒した時点で霊能の根幹からアシストを受けてます。

だから術が使えましたし、前世の知識込みで正しい霊符作成が出来ました。

ただ初期の頃にここまで説明すると、ネタバレ以外の何物でも無いので伏せています。

一話目の前書きにやんわり才能のあるキョウジさんって書いてたのはその為です。

で、ここからが本題。

↑の説明、全部スレを読んでないと理解出来ないんですよね。

たぶん説明の中で笛吹しか読んでない読者の方が知れる情報は、俺達が高位悪魔の転生体って話だけだと思います。

それを頭に入れながら一話から読み直したんですが、確かに感想の通りだな、と。

ちなみにプロットを大幅超過してライブ感で書いてる最近の話と違い、初期の頃の設定はスレや本編や他の三次様を何度も読んで全部設定した(どくいも様の考えと合ってるかどうかは別として)ので、説明を書けと言われれば全部書けたりします。

ですが、作者の想定してる読者層にとっては既知の情報を何度も読まされる羽目になるので、潔く端折りました。なろうのテンプレ転生で後期の作品ほど神様との邂逅が省かれるのと同じです。

まとめると作者の想定するこの作品の読者層は、スレの方も読んでいるカオ転好きとなります。

なので笛吹のカオ転のみの方には通じないネタが多々あります。特にエロアガシオン!

これ、他の三次作者さんも同じなんじゃないかなぁ。
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