【カオ転三次】最速で出会った俺らのガイア連合活動記録   作:Lilyala

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色んな先駆者さんのフリー素材化されてるキャラを使ってみたいんですが、長野にも静岡にも誰も居ない様な気がする……。

ついでに立ちはだかるモブのキャラ被り避け確認&登場時期確認の作業。

現地人クラウドと黒札セフィロスとその式神の女装クラウドネタを思い付いたんですが、どなたかの作品ですでに使われてた記憶ががが。

まぁ、そんな訳で時々他の三次作品を徘徊してる作者が居ると思います。

ブロウタス様のイナバニキは使って良いのかなぁ。

ややや様の十勝支部の絡みやすさは異常過ぎる。

個人的にはHFOニキが好きです。

あ、本編は↓にありますよ。今回はこの作品の術と【スキル】の違いの説明がありますが、面倒なら後書きに話の流れ書いておくのでスルーでも大丈夫です。


お前は日本人を舐めすぎだ

 

 

「おやおやおや?先程までの威勢はどうしました?」

 

 

 空から降り注ぐ浄化の光(ハマオン)を躱しながら雪原を駆け抜ける。雪が音を吸い、光を反射する雪原が魅せる美しい光景が巻き上げられる土煙に隠される。

 

 能天使 パワー。メガテンではレベル三十から四十前後で登場する事の多い天使だ。たぶん目の前のコイツもそれぐらいだろう。その声に宿る自信に偽りは無く、今の俺から見れば格上の存在だ。

 

 

「逃げてばかりでは私に勝てませんよぉ?大人しくワタクシへ信仰を捧げてくれるならそれでも良いですけどねぇ?」

 

 

 返答の代わりに呪符を投げ付ける。が、即座に浄化の光(マハンマ)で払い落とされた。

 

 

(ろくでも無い手段なのは間違い無いが、アイツがどうやって顕現してるか突き止めないと、最後の〝詰め〟をしくじる気がするな)

 

 

 敵は過大評価し、自身は過小評価する。

 

 生き残る為に大切なのは、命を賭けても勝つ覚悟では無く、ゼロシステムで(最悪を全て想定して)動く事。

 

 僅かにでも可能性があるなら、それは起こり得る事だと想定する。その中で即断即決してきたからこそ、俺は一族の当主だったのだ。

 

 

 だから──俺の初手は〝これ〟だった。

 

 

「食らえや天使(鶏唐)!浅間山ボルケイノォォォ!!*1

 

「なっ────!正気ですか!?」

 

 

 雪の降り積もる浅間山の龍脈を操作、火山自体を活性化させて熔岩弾を射出。大噴火とまでは行かないモノの、それなりの規模の噴火を引き起こす。

 

 とはいえこのままでは周辺の被害が酷いので、山頂付近に全ての被害を集める。──具体的には噴煙で頂上を覆い隠し、降り注ぐ溶岩石は天使に叩き付ける。

 

 これだけの異常があれば、一般人がこの近くに来る事は無いだろう。台風が接近中に海に行くYouTuberの様な奴は知らん。自己責任だ。

 

 

(手応えはあった。まぁ、無駄だと思うが今のうちに探しますかね)

 

 

 噴煙が俺の動きを覆い隠している内にギンを召喚、()()()を頼む。暫くは派手に行くぜ。

 

 

「おやおやおや、先程までの威勢はどうした?蹲っていては俺に勝てないぞ?大人しく死んでくれるならそれでも良いんですけどねぇ?」

 

「ぐっ……調子に──乗るな下等な猿がぁぁぁぁ!!」

 

 

 咆哮と共に全方位に光が走る。その合間を縫いながら距離を取り、指に呪符を挟む。……もう再生が終わったか。

 

 

「ふぅ……私とした事が感情に任せて吠えてしまうとは。まだまだ未熟ですねぇ」

 

「未熟ってのは未来があり、成長する奴の為の言葉だぜ?お前らみたいな完成された先が糞な奴等が使って良い言葉じゃねぇよ」

 

「やれやれ。これだから異教徒は困る。ワタクシ達は主に愛されたこの世界で唯一の存在。そんなワタクシ達以外に未来なんてある訳無いでしょう?」

 

「ハッ」

 

「……何が可笑しい?」

 

「別に?世界に愛されたって割には随分と矮小な存在だと思ってるだけだ。ま、気にすんな」

 

 

 言葉と言葉の間に殺意を乗せ、お互いに【ハマオン(権能の光)】と【ムドオン(呪符)】をぶつけ合う。とはいえレベル差があるのか俺の方が分が悪いな。

 

 

「ハハハハハハッ!どうしました!?それが全力ですか!?ワタクシにはまだまだ上がありますよ!?」

 

「へいへい。すげーすげー。すごいなーそんけーしちゃうなー。だからこそお前は馬鹿なんだよ」

 

「何を言って────!?」

 

 

 再び襲い掛かる溶岩石に撃ち落とされ、地面にクレーターを作る天使(砂肝)に追撃の【ムドオン(呪符)】を叩き込む。

 

 手応えはかなりの物だが──やはり、即座に再生される。

 

 

「貴様……先程から何を考えているっ!?こんな事をして他がただで済むと思ってるのか!?」

 

 

 相手がメシア教(クソ)の天使じゃなければ、否定の余地の無い正論。だが──

 

 

「お前は日本人(この国の人々)を舐め過ぎだ。〝俺〟程度の龍脈操作で引き起こせる災害なんざ、この国ならすぐに鎮めるぞ」

 

 

 全国に存在する浅間神社の数は千三百(1300)以上。他の神社を含めれば()八千(8000)社になる。仏閣も含めて数えるなら十五(15)八千(8000)以上だ。霊能がすでに失われている神社も多いだろう。霊能が残っていても搾り滓の様なモノしか無い寺も多いだろう。──それでも。

 

 

「多くの天災を神として祀ってきた歴史が。焼け野原となった東京と広島を、戦後のこの国を少しでも良くなる様にと再生させたこの国が。天災と共に生き、天災と共に死んできた日本人(人々)が。たかが〝俺〟程度の災害に屈する訳が無いだろう」

 

 

 祈りは大気中の霊気(マグネタイト)に想いを乗せて、現世に〝奇跡〟を発生させる。一人一人は欠片程の霊力が無くても、全く無い訳では無いのだ。

 

 一寸の虫にも五分の魂と言う様に、この世界の生物には(マグネタイト)が存在している。

 

 それを非道な実験によって誰よりも知る天使(メシア教)が、誰よりもその可能性に辿り着けないのは笑い話にもならないな。

 

 

「さて、お喋りはここで終わりだ。お前に()()()の術を見せてやるよ」

 

 

 会話で稼いだ時間で張った五行陣。それをさらに各種霊符で補強し、最後に術の基点として足を踏み鳴らす。

 

 

「何が起こって──」

 

「そら、来るぞ。テメェを地獄に送る龍がな」

 

 

 強い地震と再び発生する大噴火。空高く吹き上がった()()が、龍の形を取る。

 

 当主がこの国の他の霊能組織に期待していたのは、この()()が出来る術者が日本には多く居たからだ。

 

 俺ですらまだ中級の真ん中、この術は龍脈と活火山という立地、霊的にもそれなりに優秀な場所で、祀神の緣が無ければ不可能だった。そんな俺より上の術者達は、下準備無しでこの()()の天変地異を軽く引き起こす。

 

少なくとも、我が磐長(イワナガ)の一族に残る書物にはそう書かれていた。

 

 そら、国防は他の組織に任せて大異界に集中する気になるわな。

 

 

「馬鹿な──極東の猿如きがこんな規模の奇跡を──!?」

 

「取り敢えず死んでおけ」

 

 

 腕を振り下ろすと同時に溶岩龍が天空から落ちてくる。それは確かに能天使(パワー)を溶かし尽くし、地面を這う様に火山に戻っていった。

 

 

 

 

 あれだけの術を叩き込んだにも関わらず、パワーの再生はすでに始まっていた。なので一旦距離を取り、隠形陣を貼って岩陰に隠れる。

 

 強さだけで言えば、パワーはハッキリ言って大した事が無い。確かに基礎能力は全て俺より上だが、戦い方が素人というか、群れの奴等が足止めして、その群れごと敵を倒してきた固定砲台(砲術師)に似てる気がする。

 

 霊質的には前衛というか近接型な気がするのに魔法系【スキル】主体な事も俺が戦えてる理由だろう。

 

 たぶん元は後衛系の精霊が天使となった感じもする。

 

 

 だが、あの再生能力だけは別だ。

 

 

 耐性や無効化とは違う、食らった後に再生される〝アレ〟は、あの程度の天使が持っていて良い()()では無い。

 

 四大天使の高位分霊ならそういう事もあると納得出来る。エジプトのフェニックスを始めとする蘇りの伝説持ちの低位分霊でもわかる。だが、両者は地元か世界が魔界に落ちない限り顕現出来ないし、維持する霊力も再生する霊力も足りないだろう。

 

 だからこそ何かカラクリがある訳だが……

 

 

「ガァァァァァ!!何処行った糞ガキィィィィ!!」

 

 

 雪が溶け、岩肌が露出した浅間山を力任せに殴り、デタラメに【ハマオン】をばら蒔く天使を見ながらさらに深く()()

 

 東京からここまで約百九十(190)㎞。

 

 各地の教会に寄ったとしても、俺を追える速度で動けば霊力は枯渇する筈。でも、奴は動き、再生出来るだけのエネルギー(マグネタイト)がある。

 

 俺の様に地脈から霊力を吸い上げる技量は無いだろう。あれは才能というより鍛練の時間がモノを言う技術だ。

 

 符術の様に霊力を貯蔵している?あれは歴とした人間の技術であり、知っているとしても魔神や知識系の神だけだろう。

 

 残るは外法ぐらいだが──

 

 

「殺す殺す殺すコロスコロスコロスころすころすころすすすすすすすすす────!!」

 

 

 アイツ(パワー)にそんな術を使える知能があるか?という疑問が頭から離れない。

 

 魔術や魔法、儀式に奇跡、霊術に符術。呼び方は何でも良いが、術と言うモノには確固たる〝法則〟があり、これまた魔力でも霊力でもMAGでもエネルギーでもマグネタイトでも呼び方は何でも良いが、世界を構成している〝素〟の様なモノを燃料として使い、望む現象を起こしている。

 

 そして術というモノは、言い方は悪いが神や悪魔、妖やモンスターと呼ばれる〝見えぬ恐怖〟の権能を人間が理解可能な範囲まで解析した(落とした)技術だ。

 

 だから息を吸う様に本能で権能を使う悪魔達と比べ、頭を使いながら身体を動かす必要のある人間の術は基本的に弱いし、遅い。それを補助する為の道具が符や杖、宝石と言った物になる。

 

 対して【スキル】は〝見えぬ恐怖〟の権能に名を付けたモノ。

 

 メガテンを知ってる人間なら【ハマ】は破魔または祝福属性の【スキル】で、弱点を突くと即死させられる魔法の様なモノと理解している筈だ。

 

 何故、即死するのか?それを理解していなくても即死が発動するのが【スキル】で、理解していないとそもそも発動しないのが術だと思えばいい。その代償に対する対価として、術には強弱も範囲も効果も自由自在に組み立てられる可能性があるという訳だ。

 

 

 で、本題に入る。

 

 

 外法は基本的に【スキル】では使えない。

 

 名前が無いのだ。高位悪魔の【固有スキル】に外法っぽい名前はあるが、何度死んでも平気でマグネタイトが枯渇しない何てぶっ壊れ【スキル】は存在しないのだ。

 

 権能なら理解出来る。基本的に神話や伝説に似たような記述があれば、それは再現可能だ。

 

 それがこじつけでも、その権能を使うだけの〝素〟さえ用意出来れば、連想ゲームの様に使うことが出来る。

 

 だから権能の方だと思うのだが……能天使にそんな神話は記憶の限り無い。じゃあやっぱり外法なのか、というと──

 

 

「コロコロコロコロコロコロコロ──!!」

 

 

 あんな殺意の余りバグった奴が、そんな高等な術を使えると思いたく無い。

 

 取り敢えず、もう一度殺してみるか?そんな事を考えた俺の耳に()の遠吠えが聞こえた。

 

 

 「ミツケタゾォォォォォ──!」

 

 

 何故かギンの吠えた場所に走り出すパワー。その後ろを遠隔送還しながら付いていく。──そして。

 

 

「ココニ居ルノガァァァァ!!」

 

 

 同族が必死に守る、神が封印された異界へ消えていった。

*1
【マグナス】と【フレイラ】の混合属性




パワーが何故か神の封印されている異界に入った!


はい、という訳で詳しい説明行きます↓


権能 → 威力(効果)大 消費 小 速度 早

スキル→威力(効果)中 消費 中 速度 中

術 → 威力(効果)小 消費 大 速度 低


これが基本で、道具や知識や熟練度で全てが変わるのが術です。


ショタオジや四文字クラスだと↓

術 → 威力(効果) 世界 消費1速度 時々光を越える

みたいなイメージで書いてます。ぶっちゃけ権能と大差無い錬度の術になってますね。

主人公はスキルレベルの術者ですが、速度だけはそこらへんの悪魔の権能並に早い感じですね。数値に直すと↓

術 →威力(効果) 中 消費 中(有限) 速度 早(有限)

みたいな感じ。
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