【カオ転三次】最速で出会った俺らのガイア連合活動記録 作:Lilyala
というかバイオハザード的なの書きたかったのにどうしてこうなった。
悪魔と人間の合体によるデビルシフターの製作、母体の肥大化、拡張による大量生産。多数を一つに纏めるレギオンのデビルシフター。
各地で暴れているメシア教から手に入る情報にブロントさん経由で入ってくる
ハッキリ言えば好き勝手やり過ぎてて纏まりを感じない。が、関係する情報だけ抜き出すと、見えてくる物もある。
手足を切り落として機械で生命維持。子を生む機械に変えたり、信仰製造機に変えたり、人間牧場を運営すること自体はメシア教過激派の基本となっているのだろう。
そこからさらに一歩、メシア教の考えに思考を染めていく。
子を生む機械に変えるのは、新たな信仰装置、母体として利用する為の素材作り。
四文字の神託をちゃんと受け取っているなら〝救世主〟や〝聖母〟が現れるタイミングは終末後だと気付きそうな物だが、たぶん生ませていれば何時か生まれるだろ!なノリでガチャを回してる気がしないでも無い。
流石にそこまで信仰という物を馬鹿にしてるとは思いたくないが……物凄く思いたくないんだが、たぶん排出率零のガチャに人命を課金してるんだろうな。糞が。
メシア教が糞過ぎて、どうしても過激派の考えに思考が染まらない。というか蕁麻疹まで出てきた。身体が完全に拒絶する程のストレスになっている。
それでも我慢して思考を染め直す。俺、これが終わったら手加減抜きで嫁を抱き殺すんだ。ゼッタイ。
推測に戻ろう。人間牧場に関する理由付けは済んだ。母体の拡張も生産効率を上げる為で良い。故に俺が次に考えるべきなのは、人造デビルシフターを作る理由だ。
あの時は然程気にせずにレギオンも
というかレギオンは分からんが、力天使の方は悪魔側の人格が残っていたから確定か?
だとしたら、俺が考えるべきはあんな存在を作ろうとした理由だな。
悪魔として使役するのでは無く、人造デビルシフターにした理由。利点を上げるなら、大気中のMAGが少なくとも活動できる点か。
流石に全力戦闘は無理でも、街に潜ませるテロ要員としては優秀だろう。
とはいえそれで終わるなら、目の前の館の存在理由が謎過ぎる。だからアイツらは
「確固たる〝目標〟があったのは間違いないと仮定して、その〝目標〟とは一体何なのか」
最悪に備える為に思考を走らせるが、何というかメシア教相手だと想定した〝最悪〟を空振りした記憶が無い。
ぶっちゃけた話、今回空振ってもいずれ想像し得る〝最悪〟を体現してくれそうなんだよな。
流石はメシア教!吐き気を催す悪とはお前らみたいな事を言うんだな!……思考がブレる。本当に思考をトレースするのが嫌らしい。
大きく息を吸って深呼吸。覚悟を決めて再びトレース。
たまたまレギオンのデビルシフターが生まれた訳では無く、望まれて生まれたパターンを想定する。
その場合の利点は何がある?
一つの体に複数の意思や肉体が混在する事が第一に上げられるが、その利点はなんだ?
いわゆる脳内会議は出来るだろう。複数の視点を複数の意志が処理して本体?に情報を送る事も可能か。出来るかどうかは置いておくとして。
後は──鋼の錬金術師で語られていた主人公の父親みたいな
「んー……なんか一歩足りない気がする」
敢えて口に出すことで考えを纏めていく。
「人間をレギオンのデビルシフターにする事で、複数の人間を生かしたまま人間一人分の体積に纏める事が可能となる。利点は生命維持に使う機械の必要個数を下げられる事と、神話の性質上メシア教に反逆しても著しく成功率が低い事か」
人間牧場の圧縮という意味では悪くない。反吐が出るな。
「全部で十個の生命維持装置があるとして、その場合に稼げる信仰心は最大で十人分。装置に繋ぐ人間を十人纏めたレギオンにすれば、稼げる信仰は百人分まで増える」
可能か不可能かで言えば、可能だろう。悪魔のレギオンでは駄目だが、デビルシフターのレギオンなら扱いは人間だ。もちろん、信仰心を産み出す能力がある。
ただ、これだけで終わらないのがメシア教。というか、これが完成形だとしたらレギオンのデビルシフターが生まれた時点で終わってないと可笑しい。
つまり俺が浅間山に封印した十数年前に研究は終了しており、海外でもっと猛威を振るっている筈だ。
それが無いという事は〝目標〟に届いていないという証明となっている。
「この先、この先か。複数人を
いや、だから
考えてみれば、発想自体は
『俺だ』
『はいはい。で、どうしたの?』
『ちょっと聞きたいんだが、デビルシフターって人間が悪魔化──MAG化する事によって成り立つという認識で合ってるか?』
『本人の根源に戻るって言うのが本質だけど、セツニキの説明でも間違ってはないね』
『じゃ、もう一個質問だ。
『……霊力を物質化する事が可能な以上、不可能では無いって言うのが俺の意見かな。もちろん、そのままだと信仰心とかは産み出せないよ?』
『人間の魂と脳ミソがあったら?』
『
『……そっか。助かったわ、ありがとな』
『セツニキの受けた依頼ってそんなにヤバイの?』
『俺の仮説通りだとしたらかなりヤバイ。理論上、本霊すら地上で活動できるぞ』
『そんなに?』
『そんなに。というかゲームの時だとタダの雑魚だったレギオンの性質がヤバすぎる』
『……そういう事か』
どうやらショタオジも気付いたらしい。
『取り敢えず全力で対処するが、しくじったら後は頼むわ』
『了解。出来れば仮説が外れると良いね』
『厄介な事に流れの闇召喚士に乗っ取られてる疑惑があるんだよな。お陰でどんな悪魔が相手なのかすら分からねぇ』
『厄ネタ満載過ぎるねぇ』
『ホントにな』
それから失敗した後の段取りを話し合い、ついでに式神全員を呼び寄せる事を伝え、通話を切ってスマホをしまう。
纏めると、次のようになるか。
メシア教は高位天使を地上で活動させる為、人間牧場の効率化を目指していた。この指示が自発的なのか、それとも大天使による指示なのかは不明。今回の件には直接関係無いので横に置いておく。
その為にまず始めに目指したのが、悪魔と人の融合だ。宿主を食い殺す
あの時は闇召喚士達が〝合体の壺〟を持ち込んだと思っていたが、最初からあの場にあった可能性すら湧くのが糞過ぎる。真実は闇の中だが。
何にせよ人間を悪魔に埋め込む事に成功したメシア教徒達は、次の段階に進んだ。──埋め込む人間の効率化だ。
そこで目につけたのが、レギオンという群体の悪魔とデビルシフターという名の霊能者。
在野に居たのがたまたまレギオンのデビルシフターだった可能性もあるが、キリスト教徒だった事を考えると浅間山で戦ったアイツは
続いてレギオンのデビルシフターという可能性を見付けたメシア教は、それと平行して天使と人の融合を目指した。
その完成品が俺が初めて殺した転生者──人間と
デビルシフターでは無く融合体と断言出来るのは、ヴァーチャー自身の悪魔としての意識が残っていたからだ。たぶん確定だろう。
人と天使の融合を可能とし、レギオンのデビルシフターという理想の存在を知ったメシア教が次に目指したのは、両者の融合となる。
多くの人間を一つに纏め、それを大天使と融合させる事により、大天使を高位霊能者の様な存在へと変える。
その為に必要なレギオンのデビルシフターを量産する為の研究を行っていたのが、目の前の館だろう。
そして──その糞みたいな研究は完成してい
目の前の館から発する瘴気が強すぎるのだ。最近のGP上昇を考えても高過ぎる。
唯一の朗報と言えるのが、すでにメシア教徒達は死んでいるか実験材料になったと言う事か。
代わりに流れの闇召喚士が研究結果を手にして何かを行っているが。
さくしゃはのりといきおいでいきてます。
ぷろっとはそんざいしません。