【カオ転三次】最速で出会った俺らのガイア連合活動記録 作:Lilyala
やっぱエヴァは格が違った!感想一杯で作者は嬉しいぜ!(違
ちなみにシンジニキは最低五十以上の修羅ロボ部&ラミエル出るならやらなきゃ!程度で決まった使いきりキャラだった。
即興で考えた設定はあるけど、これも終末後かなぁ。
前提知識として悪魔は〝概念生命体〟という特殊な生態系をしている。
基本的に誕生する仕組みは三つ。
一つ目は、魔界に居る本体が
人類の守護を目的とする場合もあるし、特定の個人を守る為に送る場合もある。逆に人類を虐殺する為の時もあるし、特定の人間を害する為に送られる事もある。
理由は様々、何を目的として送られるかは悪魔の気分次第。星祭ではこれを〝正規品〟として分類している。
ただ目的に沿って生まれる〝フルスクラッチ〟の悪魔なので、味方になるなら人類に都合良く、敵になるなら徹底的なメタ品だったりする事も珍しくないのが特徴か。
二つ目は、高位悪魔に有り勝ちな
ショタオジが式神に入れる悪魔も基本的にこのパターンとなる。ただ、一言だけ言いたい。
魔界に居る本霊からほんの僅かな情報組織を含んだ髪や爪を召喚ってどんな技術力だよ。
三つ目は、噂や伝承等を元にして人の発するMAGが凝り固まって出現する場合だ。口裂け女やターボババア、トイレの花子さんなんかはこの分類となる。
このパターンはある意味では全てが本霊と呼ぶべき存在である事が多く、魔界に本霊が居ない代わりに普通に偏在する。トイレの花子さん
長く伝承されたり、畏れられ続けた存在が現世を去って魔界に行くと、その時点で本霊となる事も特徴か。
分かりやすく言えば、元人間の悪魔はこちらだ。
長々と語ったが、そろそろ本題に移る。
低位の悪魔は基本的に現世の理からそこまで外れない。分かりやすく言えば、ゾンビは腐乱死体なので燃えやすい。水棲の悪魔は雷撃に弱く、火の悪魔は水や氷結に弱い。
人間の持つ普遍的な認識を越えられない訳だ。
しかし高位になると、今度は〝概念生命体〟という性質が悪さをし始める。
口伝や伝承、神話や伝説。書物やネットに転がってる記事に書かれていなければ、そもそも通りすらしなくなる。
それを何とかしようと探究ネキと探り始めたのが実験の始まりだ。
使った異界は山梨下層。ショタオジお手製と言う事もあり、様々な種類の悪魔が湧くので丁度良かったという事もある。利便性も最高だったのでお互いに異論も無く、弱点の記載されていない悪魔の
「探究ネキが言ってくれなかったら記憶の彼方だったな」
『私もこんな状況じゃなかったら忘れてましたよ』
あくまでも知識欲に乗っ取った実験だったので、今の今まですっかり忘れていた。最終的に【ガードキル】や【耐性破壊】や【デバフ】を叩き込み、そのままぶちのめした方が早いと結論が出たしな。
「セツニキ。〝サクサクールス〟って何?何処かで聞いた事がある気もするんだけど……」
「出展はリチャード・L・ティアニーの『The Unresponding Gods』だな。〝クグサクサクルス〟とも呼ばれてる『外なる神』だ。色々省いて説明するなら──クトゥルフ神話のマイナー神だと覚えれば良い」
「うへぇ……聞いたことある気がしたけど、そんな事は無かった!」
「メジャー級の存在感が可笑しいからなぁ」
自発的な核分裂によって誕生したアザトースの息子、または子孫ともいわれる外なる神。特徴は〝雌雄同体〟と〝共食い〟の神話持ちという事か。
アザトースとウボ=サスラを混ぜ合わせたような姿をしており、常に無定形でのたうちまわる泡立つ塊であるゲル状の物質として現われる。つまり、ゲテモノだ。
フジウルクォイグムンズハー*1やギズグス*2の親であり、ユゴス*3にて子孫たちと暮らしていた。
だが子孫達はサクサクルースの共食い欲があまりにも酷かった為、ユゴスから去ったと書かれている。
まぁ、そらそうだとしか言えんわな。今でも子供を産みその子供を食っているらしいし、唯一逃げられた落とし子はアザトースを囲む異形の神々に混ざって狂演を始めているし、どう転がってもクトゥルフなんだが。
「それで?現状の打開に役立つの?」
「ちょっと実験するわ」
念のために頭に護符を当てる。……反応無いな。
「怯えすぎじゃない?って言えたら幸せだったね」
『疑心暗鬼になって当然のレベルで仕込まれてますしね』
「気付けないのが怖すぎるよな」
とはいえ怯えてても仕方ないので【
「■■■■■ッッ────!?」
「……予想以上に通ったな」
『って事は確定ですね』
「いや、二人で納得してないで説明して?」
『『『こっちも余裕無いからはよッ!!』』』
「ああ。すまんすまん」
仮想モニターの通信先である探究ネキと視線で会話してどちらが説明するか話し合う。……まぁ、俺なんだが。現状、暇なのは俺の方だしな。
「低位だとあんまり意味が無いんだけどな?三桁越える様な高位悪魔だと露骨に神話補正が入るんだよ」
「それは知ってるから巻いてッ!」
「あいよ。──〝共食い〟の生態が神話や伝承にある奴は【ドレイン】系のスキルが〝弱点〟になるぞ。注意点は
『『『了解ィ────!!』』』
俺達の動きが露骨に変わる。というか後衛の奴等まで近接に移ってるな。
「オレサマ、オマエ──【丸かじり】ィィ!!」
「【房中術】習得してて良かった!【エナジードレイン】!【エナジードレイン】!」
「本当にそれな!【エナジードレイン】!」
『『『【エナジードレイン】!』』』
「■■■■■ッッ────!?」
ネフィリムが天を震わせる悲鳴を上げる。そこへ容赦無く俺らが突っ込み、ドレイン系スキルを叩き込んでいく。先程までとは一転して戦況は俺らの有利に。やはり現実となった世界ではドレイン系スキルの利便性ヤバイな。先程までの苦戦が嘘の様だ。
「ところでセツニキ。シエラ婆投入しないの?」
「風呂ってる最中に呼べと──」
「面白そうな雰囲気を感じて私が来た!!」
ババンッ!と力強く船内に繋がる扉を開け放ち、シエラ婆がヒーロー着地を決める。オールマイトか……何だかんだガイア連合に染まってるな。シエラ婆も。
「館内放送で粗方の状況は把握しておる。──という訳でセツニキッ!!合体技やるぞッ!!」
そんなもんねぇよ、と言うのは簡単だ。そういうのはまず練習してからやれと言うのも簡単だ。だから俺の返答はもちろん決まっている。
「やるか!」
『『『しまった!!セツニキも俺らだった!!』』』
ぶっつけ本番上等!大体、俺らはノリと勢いで生きてるんだ。今更躊躇う理由なんてぬぇ。
「ちょっとお前ら巻き込むかも知れんが各自で避けろよッ!!どうなるか俺も分からん!!」
「死んだ奴が悪いがワシらのルールよ!!」
「くっそっ!!意地でも生き残ってやんよ!!」
「ネフィリムも雑魚じゃないのに無差別爆撃とか──俺もセツニキ達のポジならやるから何も言えねぇ!!」
「合体技はロマンだから仕方ないッ!!」
『『『それなッ!!』』』
わーわー叫んでる俺らを無視して準備に入る。メインはシエラ婆、サポートが俺。空間を歪ませる程にMAGを圧縮し始めたシエラ婆の【存在吸収】を良い感じに運用すれば良い。
霊符をばら蒔いて増殖。呪符をばら蒔いて増殖。それを全てマニュアル操作で動かし、霊符はシエラ婆へのバフとして使い、呪符は島を覆う様に配置して効果範囲を広げる。
狙うは── 一網打尽。
この事件だけに貴重な終末までの時間を使う訳には行かんのだ。どうせ別の所で事件が起きてるだろうし。
「こっちは準備完了だ。──そっちは?」
「こちらも準備完了じゃ。──行くぞッ!!」
シエラ婆が圧縮し過ぎて黒い稲妻を走らせるMAGの塊を戦場の真ん中に投げ入れる。
ふわりと、そして緩やかに。術式の起点に落ちたそれが地面にゆっくり触れた瞬間──
世界が深紅に染まった。
暴露した修羅勢は昔、別の奴に嫁を暴露された過去がある。
こういう負の連鎖も俺達っぽいかなって最近思ってたり。
何処までも等身大のイメージがあるんだよなぁ黒札。
ちなみにそういう細かいイザコザを解消する為にセツニキ達が一騎打ちルールを決めて、今みたいな勝者こそ正義の修羅の理が出来た感じ。
こういう書かないだろうなって脳内設定を放出出来ると、最後って感じがする(笑)