【カオ転三次】最速で出会った俺らのガイア連合活動記録 作:Lilyala
掲示板ネタで使うかも知れません(笑)
感想返し↓
ショタオジが部屋ごと魔界に持っていった&接続やらはベルフェゴールの本霊がやれたのは閣下の配下だからですね。読んだ感じサーバーの置場所だけで、製作は書いてなかったのででっち上げた感じになります。
ちなみに主人公は置場所も管理者も誰だか知りません。これは他の悪魔やメシアからの拷問対策ですね。
ベルフェゴールの属性変更については、トイレの神様になりたくないから主人公に神話改編を頼んだ感じですね。
だから主人公も神話ごと消すつもりで動いてます。
俺の名は!
俺の名はセッツァー*1!セッツァー・ギャッビアーニ!ジョブはギャンブラーで、好きなものは真剣勝負。宝物はブラックジャック号*2!嫌いな物は腰抜けだ。
元々は名無しだったが、俺を見た他の転生者達が俺を見て『黒髪*3のセッツァーじゃん』と呼んだのでそうなった。
そんな俺は転生してから色々*4あって、転生者専用の掲示板*5に辿り着いた。
そして現在──
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
大勢の転生者達と座禅している。【富士山覚醒体験オフ会】と名付けられたイベントの参加者として、だ。
一般の登山路から少し外れたコテージで百人近くの
そんな彼らに不自然に思われぬ様に俺も同じく感嘆の声を上げて驚いたのだが、
ムラサキ、アイ、オオマチ。お前ら他の転生者に絵がバレるだろ。神主は美術2だから他の転生者が居る事に気付かれる。
そんな事を思っていると、神主が出てきて歓迎の言葉を述べた。
その後に今日泊まる場所への案内があり、その後に軽く式神達*7と触れ合い、飯をみんなで作って就寝。その翌日の体験会に参加している、という訳だ。
とはいえこの修行、予想以上に厳しい。
他の奴ならともかく俺は【瞑想】のスキル持ちでもある為、油断すると発動しそうになるのだ。
この場に居る大半の転生者は非覚醒者であり、万が一発動したら大惨事は免れない。だから【瞑想】に入るギリギリを維持しながらひたすら時間が過ぎるのを待つ。
────ぷぅ。
「ちょ、誰だ屁したの!」
「スマン。私だ」
「やべ、ツボに入った」
少し前までの静寂が嘘の様に転生者が騒ぎ出す。その流れに乗って俺も【瞑想】を止めて騒ぎに交じる。
だが、やはり覚醒する者としない者にはこういう場面で差が出る様で。
「………………ん?うわ、なにこれ!世界が広がる!」
騒ぎを気にせず瞑想を続けた者の一人が覚醒した。
「おめでとう、これで君も、今日から覚醒者だ」
神主が祝福の言葉を述べると、周りの人間が一斉に手を叩いて祝福する。
「おめでとー!やったな!」
「覚醒するってどんな感じ?」
「良いなぁ〜俺も覚醒してー」
「ちょ、そんな一気に言われても答えられないって!」
ワイワイガヤガヤ騒がしくなってる内に隠形を使って気配を消す。俺の様な
とはいえこれでサクラは必要無くなったな。俺は何時頃覚醒しようかねぇ。
────翌日。
今日は暗闇体験。結界の応用で視覚を封じられた部屋に閉じ込められ、正気を保つ修行──なのだが。
「こう暗いと眠くなるよな」
「わかる。俺も寝るとき部屋の電気を真っ暗に消してるからすでに眠いわ」
「zzz」
「誰か寝てる奴居ない?イビキが聞こえるんだが?」
「これ起こしたほうが良いのか?」
「放っておいて良いだろ。覚醒出来ないだけだし」
「それもそっか」
そこかしこから聞こえる雑談の内容的に効果は薄いだろう。とはいえ今回はあくまでも体験。こんな事やるよー程度な認識で良いんだし、こんなもんか。
それから暫くして、暗闇が急に解けた。
「目がーッ!目がーッ!」
「今日一で辛いわコレー!」
「ムスカごっこ乙」
「オメーもな」
両目を抑え、転がる転生者達。もちろん覚醒した人間は居なかった。
その日の昼食。百人近い人数で作ったカレーを食べながら周囲を見渡すと、たまたま覚醒組の中の二人と目があった。
花山薫似の男と渚カヲル似の二人がこちらを見て頭を下げるのに合わせてこちらも頭を下げる。神主は説明してくれたらしく、すぐにこちらから視線を外したので、こちらも外す。
再び辺りを見回す。もう少しで覚醒しそうな髪の色合いをしている人間がちらほらと見える辺り、転生者はマジモンの龍の卵だと納得する。
普通はこの程度の〝お遊び〟で覚醒なんてしない筈なんだがなぁ……俺の苦労はなんだったんだ。
そして昼食を食べ終えたら本日最後の修行体験の式神との触れ合いだ。
一反木綿に触ったり、腕に自信のある奴が全力で殴っても受け止められ、転がされるのを見ながら俺も近くの一反木綿に触れようとして──辞めた。
ベルフェゴール、お前まで来てるのかよ。
不自然にならない様に少しづつ距離を取り、別の一反木綿に触れる。質感は和紙なのだが、力を込めると下手な金属より固く感じるオカルト紙は伊達では無く、折り曲げようとしても非覚醒者では不可能であろう。
そんな感想を抱きながら周囲に合わせていると、転生者達が神主の近くで騒いでる事に気付いた。
「ネコマタ!ネコマタちゃんは何処ですか!」
「いや、さっきも説明したけど、ネコマタは悪魔だから覚醒しないと見えないよ?」
「そんなー!何とかならんのですか!」
「とは言われてもねぇ……」
困ったような様子の神主から逃げる様に隠れる。──が。
「主様がお困りにゃ〜ん?」
首根っこを捕まれ、ぷら〜んと神主の元に運ばれる俺。一応、何が起きてるのかわからない演技をしつつ運ばれていると、神主がにんまり笑い、俺の方を指差した。
「あ、ネコマタは今セッツァーニキに抱き着いてるよ」
「えっ!ずるい!俺もネコマタちゃんに触れたい!揉みたい!舐めたい!」
「いや、俺に言われても……」
挑発する様に俺に抱き着き、見えない事を良いことに色仕掛けするネコマタ。それを神主が正確に言葉で表現し、何故かヘイトは俺に向かう。
そんな悪循環の中──
「うぉぉぉ!目覚めろ俺の
余程見たかったのか、転生者の一人が覚醒した。そんな馬鹿な。
「お、おめでとう?これで君も──」
「うっひょー!ネコマタちゃ〜ん♪」
神主の言葉を遮り、ネコマタに飛び込む転生者。間に挟まれた俺は然りげ無く抜け出して距離を取り、ついでにネコマタも自分で距離を取る。もちろん、転生者を受け止める奴は居らず、石砂利が彼を削る。
『………………』
周囲の沈黙が痛い。とてもでは無いが、覚醒おめでとうとは言える雰囲気では無い。そんな空気を変える為か、神主がパンパンと手を叩き、注目を集める。
「覚醒には修行だけで無く、本人の強い意思も必要だからね。皆も彼の様に──いや、面倒だから普通に強い意思を持って」
『はーい』
多種多様な返事を返し、今までのやり取りは〝無かった〟事になった。
式神とのふれあいコーナーも終わり、星霊神社の温泉に浸かって身体の疲れを癒やしたら割り当てられた部屋へ向かう。男だらけの大部屋だが、部屋自体が拡張されていて狭さは感じない。
屏風に区切られた俺の寝床の広さは六畳ぐらいだろうか。屏風に掛けられている術のお陰で周囲の声も聞こえないので、もはや個室と言えるかも知れない。
そんな部屋で眠って、明け方に起きて着替える。
社務所から出て拝殿の近くで軽く身体を動かしていると、同じ目的の転生者が集まってきた。
「精が出ますな。」
「貧乏暇無しですわ。働いて無いけどな?」
「その年齢で働いてたら違法でしょう」
「違いない。けど、昭和はそれが許された時代でもあり、それをしなければ生きられない時代だったからな」
「おや?前世は長生きだったので?」
「一世紀と八年は生きたぞ?戦後は
そのせいでかなり貧乏になったが、後悔はしていない。子供は国の宝だからな。
「今では違法ですなぁ。子供達はそのせいで死ぬかも知れませんが」
「人の善意に外野が騒ぐからな」
老人トークをしながら身体を温めてると、近くで聞いていた若い転生者が声を掛けてきた。……男鹿辰巳*8か、パッと見だと一般人だし、わかる子は少なそうだ。
「セッツァーニキにグラ爺*9!暇ならやろうぜ!」
「んじゃグラ爺頼んだ。俺は観戦してるわ」
「おやおや、老人使いの荒い子だ」
二人が距離を取り、構える。その様子を見た他の転生者が集まってきた。
「おーおー燃えてるねぇ」*10
「実力的には男鹿ニキが不利だな。何処まで喰らいつけるか」*11
「み、皆怪我しないと良いけど……」*12
ジャンプとマガジンとサンデーの夢の共演!というか俺らって考えてみれば原作が発売される可能性があるのか。ただの羞恥刑では?
「お、男鹿ニキが突っ込んで行った」
「実力差は自分が一番理解してるだろうからな。攻める以外に有り得んよ」
確かに敵に対して〝待つ〟という行為は自分が上で無いと厳しい。カウンターは見切りや受けの技術が無いと出来るもんでは無いし、格上相手ではそもそも受けれない。
「それに対してグラ爺は凄いね。刹那の見切りってああいう事を言うのかな?」
「たぶん無手は本業じゃ無いよな?アレ」
「間合いの取り方的に剣な気がするね」
「右手ばかり見過ぎだぞお前ら。左手の動きを良く見てみろ」
「ほぅ──二刀流か」
秋雨ニキが感心しながらも、その眼に映る熱意的に自身ならどう対処するかを考えてる気がする。
「だぁっーくそっ!あったんねぇ!!」
「ほっほっほ。まだまだ若いのぅ」
右手だけで受け流し、左手は常にフリー。間合いの取り方的に長剣の間合いだが、左手は握りから見て長物。
薙刀──いや、槍だな。しかも長槍だ。元ネタが同じ武器を使ってた気がするが、本人が惹かれたのかそれともグラ爺の元ネタとなった流派なのか気になるな。
そんな事を考えていると、男鹿ニキが一回転して地面に優しく転がされた。即座に立ち上がろうとしたが、そこにはグラ爺の指先が。
「参った。俺の負けだ〜」
「うむ。儂の勝ちじゃな」
片方は大の字となって地面に寝ており、もう片方は汗すら掻いてない。それを見て観戦していた転生者が次々とグラ爺に挑んでいく。
最終的にグラ爺vs十人でやっていた気もするが、勝者はグラ爺だった。強いな、流石〝冥神〟だ。
やっと会えたね!という訳でうちの子はセッツァーニキです。予想以上に書くのが面倒なのでセツニキになってますし、掲示板だと賭博師になると思います。